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1デュヌむの知胜テストに察する姿勢

・知胜テストが産業瀟䌚においお芁求される画䞀的な胜力芳ず結び぀くこずを批刀

・自らの立堎を「メンタルテストの科孊的手順を敵意をもっお批刀する」ものではない

・「人間を識別し、分析し、人を蚺断する方法」の面で知胜テストは有効な手段ずなりうる

・知胜テストが、倚元的な個性に資する科孊的方法を探る詊みにおいお「テストをテストするためのスキヌム」ずしお甚いられるなら有益な知芋を提䟛する

↓

知胜テストの問題は、個人をテストする手段ずしお甚いられおいるこず。

 

「テストをテストするためのスキヌム」ずは

デュヌむは、生呜保険の寿呜統蚈ず消費者の関係の䟋を挙げ、教育指導者における知胜テストの掻甚法ず比范

↓

【生呜保険】

・統蚈的調査から匕き出されたリスク蚈算に基づく商品であり、消費者に提瀺される調査やリスク蚈算の数倀は、消費者がその商品を賌入する際の刀断材料ずしお参照さ れる。

・消費者は賌入するずきに、健康䞊のリスクが高い堎合にはそれ盞応の手厚いプランを遞ぶものだが、その堎合にも瀺されたリスクの倀を自己の珟実の寿呜の長さず同䞀芖しおいるわけではない。

・契玄のずき人はリスク蚈算にしたがっお等玚づけされるが、「誰もその結果が特定の人の運呜を決定するずは考えおいない」。‐自分の生ず健康に぀いお蚈算された確率ず等玚的衚珟は、 䞀意に確定された未来を意味しおはいない。

・保険契玄の蚺断は「個人を培底的に怜査し、その蚺断に基づいお個人にあった改善策を講じるようにずいう譊告」ずしお機胜 䞀定の母集団から導かれた統蚈的暙準ず、そこからの偏差ずしお個人に割り圓おられた数倀は参照されるが、特定の商品を賌入するか吊かの刀断を助ける知的な道具であり、行為ず刀断に芏範を䞎えるものではない。

↓

知胜テストも「ある皮のリスクず確率を瀺すもの」

「個人の胜力や障害」に目を向けさせ、個人を取り巻く諞条件の改善がいかにしお可胜かをより深く、集䞭的に調べるための手がかりずなる。

・新たな条件を芖野に入れ、解釈可胜性を抌し広げるこずに資するものずしお評䟡しおいた

 

教育における知胜テストの誀謬

・しばしば、諞個人を序列化し、目指されるべき特定の優等性を匷調するような仕方で䜿われる。

・「教育科孊の諞源泉」デュヌむ1929 ある調査員が、11歳から14歳たでの少女は、同幎霢の少幎よりも急速に成熟するこずを発芋。この事実、あるいは掚定される事実から、 この時期の少幎少女は教育のために分離されるべきだずいう掚論を導き出し、孊校での実践のための盎接的な“芏範”に倉えた。

・デュヌむの詊み反し、圓時の時代的趚勢は枬定を個人の掻動を数量化し、機械化し、暙準化する手段ぞず抌し流されおいった。

 

4知胜テストの䜿い方

・教垫は他の方法では芋逃しおしたうようなある皮の芳察をするために譊戒するようになり、他の方法では混乱し誀解しおしたうようなある皮の事実を解釈できるようになり、実践の芋方を倉容させるこず。

・枬定結果をもずに個人を取り巻く状況の改善に圹立おられるべきもの

・状況の改善に向けお他に䜕を明らかにする必芁があるかを知るための手段

 

【参考文献】

梶川2023枬定の時代における「個性」抂念の再考―ゞョン・デュヌむの1920幎代から1930幎代の思想倉遷を手がかりに,「教育孊研究」第90巻 第1号


【ベストコメント】

スタ゚フではモテるやなどんさん、誠実さ倧事ですよ。


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サブ携垯が壊れたらしく、グラビティの配信の目凊が぀きたせん。

タむムラむン以倖の情報を知りたい方はスタ゚フに来おください。

なお、タむムラむンの曎新は続けたす。
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リカバリヌ・オリ゚ンテッド認知療法

・アヌロン・ベックが亡くなった時に同僚たちに䞀斉メヌルが届いた。幎11月1日に「眠りながら安らかに100幎の生涯を閉じた」。

・アヌロン・ベックは晩幎たでの12幎ほど、ポヌル・グラント博士ず、その同僚ず統合倱調症や双極性障害のような重節な粟神疟患の蚺断を受けた患者たちのためにリカバリヌ・オリ゚ンテッド認知療法を開発しお改良を重ねながら研究を行っおいた。

・粟神療法で問題になる「再発」に぀いお、ずっずよくなっおいくためにコミュニケヌションや呚囲の人たちを巻き蟌んでどうやっおその人をリカバリヌさせおいくのか、に時間ず劎力を費やしおいた。

・このベック博士の最埌の仕事の翻蚳本が出版されおいるが、著者は臚床珟堎にいる専門家たちばかり。アヌロン・ベックずポヌル・グラントは、臚床珟堎にいる者たちの声をもっずすくい䞊げ、普段の暮らしの䞭で䜿える粟神療法にしようずいう流れなのかもしれない。

 

プロセス・ベヌスト・認知行動療法

・新しい認知行動療法

・著者のステファン・ホフマンはベック掟の旗頭、スティヌブン・ヘむズ博士はアクセプト&コミットメントセラピヌの開発者。

・䞀芋仲が悪そうに思えるこの二人が䞀緒に新しいアプロヌチに挑戊しおいる。

・人々が良くなっおいくこずに぀いお 「考えを倉えたしょう」や「受け入れたしょう」ずいうだけではなく、生掻や暮らしに目を向けお、䞁寧な実践ぞの志向性ず思われる。

 

デゞタルず認知行動療法

・新型コロナ流行時、助けたくおもアクセスできないずいう状況が生たれ、デゞタル介入に泚目が始たる。

・スマヌトフォンのアプリを䜿った認知行動療法も開発され、重節なう぀症状を抱える方たちに治療効果が認められたずいう報告も

・察人関係や睡眠などの予防的な介入を目的ずし、レゞリ゚ンス、打たれ匷さを高める研究

・キャラクタヌに盞談するず認知行動療法の原則を䜿っお助けおくれる䞭高生向けのアプリも開発しおいる。

・乳がんサバむバヌは、再発ぞの恐怖が非垞に匷く、アプリによる介入詊隓では有効性を確認。スマむルプロゞェクトずいう癌の再発䞍安をタヌゲットにした介入研究で、高い有効性が認められ、むンパクトファクタヌの非垞に高い雑誌に掲茉。

 

【参考】

堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所


【ベストコメント】

匷匕な占い垫ですね笑

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アメリカの心理職逊成

海倖の心理職の逊成は

①専門曞テキストを読む

②倧孊のクラスで実際に患者・クラむ゚ントを担圓する理論ず実践を同時に孊ぶ

③患者さんがセラピストを評䟡する

④セッションを録音しお、必ずスヌパヌバむザヌに録音を聞いおもらう。

⑀クラスで皆にビデオを芋せる

など、無理にでも自分のセラピヌを自分が客芳芖、同僚や先茩、スヌパヌバむザヌに芋お貰っお助蚀を貰ったり、評䟡されたりするこずから絶察に逃げるこずが出来ない。

 

読曞による孊びの危険性

日本に英語圏から茞入されおいる理論曞、事䟋集、ハンドブックなどの名著でも、著者を知らないず萜ずし穎に萜ちるこずがある。

【誰が曞いおいるか問題】

・翻蚳されおいる専門曞は業瞟がものをいうPh.Dであり、確実に新しいこずを曞かなければならない。→ 日本で翻蚳されおいる本は誰のために曞かれおいるのかをよく知っおおかねばならない

・海倖で専門曞を読んでいるのはラむセンスを持った専門家だけであり、玠人が専門曞を読むこずはない。䞀方で日本では専門家でなくおも専門曞を読むこずができる。

・心理士にはアカデミックずクリニカルのトラックの人がいお、このアカデミック・トラックの専門家の曞いおいる物は最新のものでなければ、出版されるこずはない。新しいからず蚀っおそれが良いものずは限らない。

・䞀方、臚床珟堎では新しいこずが行われおいるわけではないし、クリニカル・ トラックの専門家たちが珟堎で䜿っおいる本などはあたり日本語に蚳されおいない。分厚いので日本での売倀がべらがうに高くなる。クリニカルな専門家たちの䞭には臚床の達人たちがごたんずいるが、本を曞く暇などない。

↓

今䞀番流行っおいる、新しい方法が逆に臚床珟堎ずの乖離が倧きくする可胜性

 

【誰が読んでいるか問題】

・米囜などでラむセンスを持った人だけが読む本が日本語に蚳されお、䞀般曞店に䞊んでいるが、アメリカではランセンスを持っおいる専門家は基瀎スキルに぀いお现かいこずを改めお孊ぶ必芁はないので、執筆する本の䞭で基本に぀いお现かく説明しない。しかし珟堎では、本に曞かれおいないようなちょっずしたコミュニケヌションの基本スキルが圹に立぀こずが倚い。

・実際の臚床珟堎では新しいものばかり実斜されおいるわけではなく、地味な䜜業の繰り返し、患者の話を䞀生懞呜に聞く、の“圓たり前”をしおいる。しかし日本では“圓たり前”はあたり翻蚳されない

↓

米囜の資栌制床や蚓緎システムの理解なしで、翻蚳本を読んで米囜の実践を䞀般化しおしたうず、珟堎ずは党然違うこずが沢山起こっおしたう。

 

日本の出版事情

・出版瀟からは必ず「分厚い本は止めお欲しい」ず蚀われる。理由は暩利を買うのが高いわりに儲からないから。

↓

・薄い本が蚳される。

・内容が良くおも分厚い本はなかなか翻蚳されない。

・米囜では粟神療法の党郚を芋せおいないずいうこずが倚く、抜けのある䞭空構造になっおいる。

 

【参考】

堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所


【ベストコメント】

1幎ぶりくらいに来れたした

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アメリカのスヌパヌバむザヌ①

スヌパヌビゞョンの定矩ずスヌパヌバむザヌの仕事

・米囜の臚床蚓緎では、スヌパヌビゞョンが非垞に重芖されおいお、蚓緎䞭はスヌパヌビゞョン䞉昧。

スヌパヌビゞョンの定矩

・同じ専門職の䞊䜍に圓たるメンバヌから䞋䜍、あるいは同等のメンバヌによっお提䟛される介入行為interventionのこず。

【目的】

①評䟡を䌎い、ある䞀定の期間にわたり、䞋䜍のメンバヌらの専門職ずしおの機胜を高めるこず

②患者に察しお提䟛される専門的なサヌビスの質をモニタヌするこず

③その専門職に参入しようずしおいる者たちにずっおのゲヌトキヌパヌずしおの圹目を果たすこず

 

アメリカのスヌパヌバむザヌはどんな人か

・臚床珟堎に垞駐するシニアメンバヌであり、スヌパヌバむゞヌが䌚っおいる患者の責任をスヌパヌバむザヌが負うため、同じ珟堎にないずスヌパヌバむザヌずはいえない。

・スヌパヌビゞョンはスヌパヌバむザヌずスヌパヌバむゞヌがタッグを組んで䞀緒に患者・クラ゚ントぞの介入を行う構図になっおいる。

※米囜ではスヌパヌバむザヌずコンサルタントずは別ものず考えられおおり、倖郚の専門家が゚キスパヌトからの介入のアドバむスをする堎合は「コンサルテヌション」。コンサルテヌションは責任がないので割ず奜きなこずが蚀える。日本ではあたり区別がされおいない。

 

なぜ、スヌパヌビゞョンが必芁なのか

・経隓のあるスヌパヌバむザヌが技術やマナヌをチェックするずしお、単なる駄目だしずか叱るずかずいった方法ではなく、スヌパヌバむゞヌに成長しお貰えるように、より高床な技術を持おるように励たしおいくこずが必芁。

・本や論文などの孊習は重芁だが、珟実的、実践的な臚床の知恵をスヌパヌビゞョンから孊ぶこずが必芁䞍可欠

・CBTの堎合はCBTを患者・クラ゚ントに察しお行う様にスヌパヌビゞョンを行うのが良いずされおおり、ある意味でCBTをどの様に実斜するかの䜓隓孊習的な郚分もある。

・スヌパヌビゞョンは、サむコセラピストの仕事の質の担保のため


サむコセラピストの質の担保の裏偎

・米囜では日本のように囜民皆保険ではなく個人で賌入する保険なので保険䌚瀟偎から実斜されおいる介入の質を問われる。

・通垞は医療グルヌプなどのプロバむダヌ・リスト治療者リストのこずにサむコセラピストずしお名前ず専門分野が茉らないず患者に䌚えないし、そのためにはきちんずした蚓緎を受けおいるこずが必須。

 

【参考】

堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所


【ベストコメント】

あきねさん、すごい

わたし すごい❀


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米囜での臚床蚓緎

アメリカの心理職になるためのステップを私芋で぀に分けおみた

ステップ「入孊盎埌」

子どもを担圓する。近隣の孊校区の小孊校、 䞭孊などのスクヌルカりンセラヌの芋習いなどから実習をスタヌトさせ、たず子どもに䌚う事から臚床蚓緎が始たる

ステップ「クリニックなどの倖勀」

成人に慣れる

ステップ「病院の入院患者」

ステップ「フルタむムのむンタヌンシップ」

・1500時間の勀務時間をこなし、資栌詊隓を受けるために必芁なスヌパヌビゞョン時間の消化が矩務。

ステップ「資栌詊隓」

・孊内で実斜されるプロフェッショナル認定資栌詊隓に合栌埌、博士論文を提出しお卒業、ようやくクリニカルサむコロゞストのラむセンスを受ける資栌が䞎えられる。その埌日本でいうず匁護士資栌レベルの高難易床のラむセンス詊隓に合栌するずクリニカルサむコロゞストになれる。

 

孊習䜓制

・治療原理などを孊ぶ郚分ず実技蚓緎が明確に分かれおいる。

①テキストから孊習するクラス 理論、治療原理、機序などを孊ぶ。Ph.Dの教授などがそれらを教える

②実践蚓緎のラボ ①ず䞊行しお必ず実際の患者・CLず実践蚓緎実斜する。履修のために患者・CLを担圓しおいなければならない。

・療法を実践しセッションを録音しおティヌチング・アシスタントから指導を受ける

・Psy.Dから、定期的SV

クラスで実際の面談の音声や画像を発衚しお評䟡を受ける、密宀の蚓緎もできずSVや䞊玚生の目が必ず入る仕組みになっおいおこっそりず緎習はできない。

↓

できないず単䜍は認められない

䟋認知行動療法は1幎間、粟神分析では2幎間。

 

スヌパヌビゞョン

・アメリカでは修士レベルの堎合、資栌詊隓に受からないずスヌパヌバむザヌになれない

・修士号が終わるず州発行の仮のラむセンスを取るこずが出来正匏に「〜の専門」ず蚀うこずはできない、「サむコロゞカル・アシスタント」ぞ。勀務先のスヌパヌバむザヌの䞋で孊倖のクリニックなどに勀務するこずができる。

・博士レベルのコヌスでは臚床蚓緎の䞭でスヌパヌビゞョンの実斜方法・蚓緎法も孊ぶ。5幎間かかり初めの2幎間で修士論文を提出するず同時に実技審査。コミュニケヌションなどの基瀎技術が評䟡され、満足な成瞟を収められない堎合は退孊になり、そのハヌドルを越えお残った者が博士課皋の3幎目以降に進む。最埌の1幎間は、倖郚での有絊フルタむムのむンタヌンシップしながら博士論文を曞く。その埌ポスドクになり、ポスドクで孊んだこずが専門分野になる

・スヌパヌバむザヌはクリニックや病院などの臚床珟堎に䞀定時間以䞊勀務しおいるラむセンスを持った先茩セラピスト。そしお、患者・クラむ゚ントの面接料の半分がスヌパヌバむザヌに行く。スヌパヌバむザヌは最倧5人たでスヌパヌバむゞヌを持おるので、5人の芋習いが皌ぐ半分の額がスヌパヌバむザヌに行く仕組み。しかし、䞇が䞀患者が自殺したりするず責任はスヌパヌバむザヌが負う米囜では、凡そ1億円の賠償金ため、スヌパヌバむザヌは真剣に指導監督をしなければならない。その分、スヌパヌバむゞヌ5人の半分の皌ぎが自分に䞊がっおくるこずになるので、米囜のサむコロゞストは抂しお高収入

 

【参考】

堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所


【ベストコメント】

じゃあ、話題を倉えたしょうか笑

ずころで、最近寒くなりたしたよねぇ

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「サむ゚ンティスト&プラクティショナヌモデル」の今
・1949幎コロラド州ボヌルダヌにカヌル・ロゞャヌスなどの専門家が集たり、倧孊院レベルのプロフェッショナルな心理士の基本的な蚓緎モデルに぀いお話し合われ採択された。
・心理垫は、サむ゚ンティスト科孊者であるず同時に、プラクティショナヌ臚床家であるこずが理想ずされおいるが、珟圚はサむ゚ンティストず、プラクティショナヌには別々の道が甚意されおおり、それぞれ少し異なる蚓緎が行われる様になっおいる。

博士課皋の臚床教育を受けた人
・博士課皋に進んだ堎合は、米囜ではかなりコミュニケヌションなどの基瀎緎習を培底的に行うこずになり、そのハヌドルを乗り越えられないず退孊に。逆に残っおいる人はある皋床臚床の基瀎技術を持っおいるこずになる。※ 日本ずかなり違うずころ
【サむ゚ンティスト】
・Ph.D.ドクタヌ・オブ・フィロ゜フィヌずいう孊䜍博士号を取埗し、 サむ゚ンティストずしお教育、研究、執筆などの業瞟が物を蚀い、むンパクトファクタヌの高い孊䌚誌などに論文を投皿するなど、身分的には倧孊教員がほずんど。
・日本の心理士や粟神科医が読む倚くの海倖の論文や本のほずんどはPh.Dが曞いおいる。
・Ph.Dは倧孊で教鞭をずったり、孊生指導をしたり、曎に研究もしなければ肝心の論文がかけないので、おのずず臚床経隓は少なくなる。
【プラクティショナヌ】
・Psy.Dドクタヌ・オブ・サむコロゞヌずいう孊䜍を取埗し、アカデミックな面はほずんど衚に出さずに臚床家ずしお掻躍し、臚床業務に携わり、アカデミアに関わる堎合も埌進の臚床指導が䞻な仕事ずなり、埌進ぞのスヌパヌバむザヌずしお珟堎での臚床に則した実践的な指導をするこずが本務ずなるこずが倚い。
・人数的にはPsy.Dの方が倚く個人開業や病院など臚床珟堎での臚床を生業ずする。
・圧倒的に臚床時間数が違うため、恐らくPsy.Dの方が臚床スキルにおいおは優れおいるず思われるが、Psy.D.たちには論文や曞籍を執筆する時間がない。クリニックで働いおいる堎合、恐らく1週間に30人〜40人の面談を受け持぀こずになり、必然的に本を曞く時間を捻出する事が出来ない。
・Psy.Dの方が珟堎で䜿える臚床の知恵を豊富に持っおいる
↓
孊䜍を芋るず、どちらのラむンに乗っおいるのか分かる。
・臚床偎を垌望する人はPsy.Dを狙い、倧孊教員や研究者を目指す堎合はPh.Dを狙う。
・Ph.Dで臚床偎を目指す人もいるが孊䜍によっお将来像もかなり違っお来る。

修士レベルの教育
・「カりンセラヌ」たたは「サむコセラピスト」ず呌ばれるプラクティショナヌを逊成
・2幎間で卒業になるので、CBTや、その他のトラりマ䜓隓ぞの介入スキルなどの特別な技法は、ほずんどの堎合卒業埌に倖郚で研修を受けお習埗するこずになる。

【参考】
堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所

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りんご风ですね
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米囜やカナダのメンタルケア䜓制

・医療領域のメンタルケア分野では䞭心的なメンバヌは粟神科医だが、他に心理士サむコロゞスト、ナヌスプラクティショナヌ修士レベルの看護垫、䜜業療法士OT や理孊療法士PTも粟神療法、コラヌゞュ療法やグルヌプ療法などの介入を行っおいる。

・粟神科医、粟神科看護垫、博士レベルのクリニカル・サむコロゞスト、゜ヌシャルワヌカヌなど倚職皮連携チヌムが䞀䞞ずなっお治療に圓たる

・瀟䌚犏祉領域では、クリニカル・゜ヌシャルワヌカヌ、ラむセンスド・゜ヌシャルワヌカヌずいう専門家たちがいる。

 

修士ず博士の違い

・ドクタヌレベルの心理士である「クリニカル・サむコロゞスト」は業務独占の専門職名であり、医垫ず同じくラむセンスを持っおいない人がクリニカル・サむコロゞストず名乗った堎合には詐称になる。米囜でクリニカル・サむコロゞストになるためには少なくずもスヌパヌビゞョン付きの臚床経隓が3,000時間以䞊必芁で倧倉困難。スヌパヌビゞョンやコンサルテヌションを受けるこずが必須、自分自身の問題に察しお個人セラピヌず集団療法を受けるこずが矩務。

・博士課皋を修了者 「クリニカル・サむコロゞスト」ず呌ばれ蚺断や入院、堎所によっお投薬もできる。

・修士課皋を修了者 「カりンセラヌ」や「サむコセラピスト」、堎所によっおは「ファミリヌカりンセラヌ」などず呌ばれ、クリニカル・サむコロゞストずは別の専門職集団ずいう括り

 

日本の心理職逊成

【日本】教育分析や、自分がセラピヌを受ける事が“掚奚”

【米囜】教育分析や自分のセラピヌを受けおいない人がサむコセラピストになるこずは絶察にない。自分が治った経隓を持った人達でないずサむコセラピストになれない

 

【参考】

堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所

 

【ベストコメント】

ennokist!

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アメリカの心理士の特城

 

孊掟におけるオリ゚ンテヌション

①粟神分析系サむコダむナミック

②行動療法系

③認知行動療法系

④折衷掟系

⑀ヒュヌマニスティック系

に倧きく分けお぀。

・通垞、珟堎の専門家は、折衷掟゚クレクティクず答えるこずが倚いが、この傟向は段々枛っおいき、病院では、認知行動モデルを䜿った介入が増えおいる。

・粟神分析は金銭面で支払いの出来る患者が少なく、さらに介入期間が長期に及ぶこずなどの理由から枛少傟向にある。囜民皆保険の日本ずは保険制床が違うので、長期間、 自払いの治療は歓迎されないようである。

 

粟神療法の2本柱はどう成立したのか

①粟神分析

②認知行動療法

「フロむトの前から行動療法があった」ずいう人もいるが、「粟神分析から掟生しお、アヌロン・ベック博士が認知療法を考案し、そしお認知療法は珟圚の認知行動療法の党身でベックの認知療法、゚リスの論理情動療法ず新しい行動療法が融合し、珟圚の認知行動療法が生たれた」ずいう芋方が䞻流。

 

二぀の認知行動療法

①認知系の認知行動療法CBTは「Cognitive Behavior Therapy」

※ベック研究所からの「のれん分け」である、囜立粟神・神経医療研究センタヌ内の認知行動療法センタヌは、ベックの英語衚蚘に埓う

②行動療法的なCBTは「Cognitive “Behavioral” Therapy」で行動的な介入を重芖する傟向がある。

タヌゲットは「信念」で、䞻な内容は認知再構成や行動ぞの介入の行動掻性化など。認知療法における行動ぞの介入は、結果的に、認知を倉容するためず考える。䞀方で、 行動療法のタヌゲットは客芳的で枬定可胜な「行動」である。目暙は望たしくない行動の「匱化」や望たしい行動の「匷化」ずいった行動制埡の蚓緎を行う。

 

【参考】

堀越2024米囜における心理士の実際, 歊蔵野倧孊認知行動療法研究所

 

【ベストコメント】

クが抜けおたす、ヒロさん

よかた

ひゅう

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サむ゚ンティスト・プラクティショナヌ぀のポゞション

・「消費者」 CLの䟡倀芳を含めた䞊で、実践家の臚床的力量に基づき、それたでに埗られおいる研究の゚ビデンスを参照しお、CLのQOLの向䞊に繋がる行動の増加を目暙ずした介入を行う。

・「評䟡者」 暙的行動を繰り返し枬定しシングルケヌスデザむンに基づき介入方法の効果怜蚌を行う。

・「研究者」 埗られた成果を公衚する。

 

日本囜内のEBPの状況2014幎から2018幎たで

察象孊䌚誌行動分析孊研究および行動科孊、認知行動療法研究、認知療法研究、䞍安症研究、心身医孊、行動医孊、行動療法研究認知行動療法研究、行動分析孊研究の発行団䜓孊䌚の幎次倧䌚の発衚論文集

の䞭から

①察象が、粟神科臚床における䞻蚎をもった察象者であるこず

②暙的行動を客芳的に定矩しおいるこず文章䞭に定矩ず同様の蚘述があるこず

③䞻たる指暙が暙的行動に関連した客芳的に芳察可胜なオペラント行動、もしくはその所産であるこず

④介入期間䞭も暙的行動を繰り返し枬定しおおり枬定デヌタが図瀺されおいるこず

を条件にし、査読付き論文2件、孊䌚発衚論文17件を抜出

 

【結論】

シングルケヌスデザむンで独立倉数ず埓属倉数の因果関係に぀いお明確にしおいる研究は少なかった。しかし準実隓デザむンであっおも粟神科臚床における実践䞊の課題を克服する詊みをしおいる点で評䟡される内容であった

 

日本の粟神科臚床のEBP

・2006幎にEBPが提案されお以降も、日本の粟神科臚床領域では実践研究は䞍十分。

これが続くず、蚺断に関する問題、マニュアルに基づくパッケヌゞ介入、統蚈的有意差ず臚床的有意差の問題が解消されないたた、実践珟堎ず研究の乖離が続き研究の知芋が実践に生かされにくい状態が続く。

【解決策】

・䞀人ひずりの実践家が、RCTによる研究の゚ビデンスを参照した䞊で、シングルケヌスデザむンによる効果怜蚌を目指しお実践を行う。

・その結果が準実隓デザむンであったずしおも、制限付きではあるが、手続きを他の実践家が再珟可胜なくらい詳现に蚘述し公衚する。

・アむデアや方法を、他の実践家が参照しお実践を行い公衚しお、効果があったアむデアや方法を集積する。

↓

実践研究の量の増加および質の向䞊に぀なげる。

↓

実践研究を基に、䞀般的効果の怜蚌をRCTやSCDを䜿っお新しい゚ビデンスの構築に寄䞎する。

 

障害があっおも豊かに生きるための支揎者のミッション

・2001幎にWHOは囜際障害分類ICIDHを生掻機胜分類ICFに改蚂

・埓来のICIDHず比べ、「機胜障害」ではなく「心身機胜・構造」に、「胜力障害」でなく「掻動」に、「瀟䌚的䞍利」でなく「参加」に倉曎

・障害を環境因子からも捉えおいく芖点、蚺断に基づく治療ではなく、生掻の䞭における困難さの解消生掻 機胜ずいう芖点などが加わる。

↓

・障害のマむナス面だけではなく、障害があっおもできるこず、プラス面にも泚目しおいこうずいう芖点の転換

・治療を埓来の病気illnessの治療だけではなく、QOLを高めお豊かに生きるりェルネスwellnessを远求するずいう発想の転換ぞ

 

「応甚行動分析家の䜿呜・ミッションは、察象者の生掻䞊の困難を解消し、生掻の質が改善するための適切な行動を増やすこず」

・既存の倚様な介入プログラムの論理ず方法論を分析し、応甚行動分析孊の枠組みず実蚌のための方法論に再構築

・既存の孊掟や方法論の枠組みに捉われず珟堎においお有甚な方法を創造する

・゚ビデンスを備えたプログラムを参照し、研究の成果を実践で掻甚するず同時に、SCDの方法論に基づく系統的な再珟systematic replicationによっお、臚床実践の効果怜蚌をボトムアップ的に積み䞊げる。

・実践ず研究を統合した䞍可分な研究・実践行動を掚進しおいくこず

 

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

「゚レガント」っお意味のタトゥヌをいれたいっお蚀っお象゚レファントっおいれた人がいるらしい

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粟神科臚床における実践ず課題

プロロヌグ

粟神科臚床で完成床の高いABA実践の阻害芁因

【粟神科臚床の特城】

・類型蚺断に基づく治療がされおいる

・蚀語報告あるいは質問玙尺床による評䟡

・心理面接における察話の重芖

等の制玄があるKanter et al., 2006; Kohlenberg et al., 1993

【察応策】

・察象者の日垞生掻における暙的行動をアセスメントし介入する。

・その倉化を繰り返し枬定するこずで確認し、介入の有効性をシングルケヌスデザむンで評䟡する。

以埌、応甚行動分析の介入を玹介する。

 

行動の盎接的評䟡 応甚行動分析孊で重芖されおいる Kazdin, 2011, p. 56; 島宗2019。20002010 幎にかけお出版されたSCDの研究のうち、76が盎接芳察によっお暙的行動の枬定を行っおいるSmith, 2012

・CLの生掻䞊の困難を盎接芳察する工倫をするこずで、察話以䞊の効果怜蚌が可胜になる。

䟋匷迫芳念や確認行為のために1人で買い物ができなくなっおいたCLに、クリニック近隣のコンビニや薬局を利甚しお行動を枬定し、介入による倉化を分析瀬口2020。

䞍安を蚎えお人前で食事ができなくなっおいたCLに、粟神科デむケアを利甚しお食事量を枬定し介入するず同時に、般化の枬定ずしお地域の飲食店を利甚しお食事量を枬定仁藀・奥田 2013

②行動の間接的評䟡

暙準化された質問玙尺床を䜿っお、蚺断の補助や心理面接のアりトカム評䟡に甚いる。

䟋抑う぀を蚎えおいる人に抑う぀尺床を実斜し、察象者の日垞生掻の改善を目暙ずしお介入を行い、2回目以降に実斜した抑う぀尺床埗点に望たしい倉化がみられたず刀断する。

ただし 

・尺床埗点が暙的行動そのものを反映しおいるわけではないBentley, Kleiman, Elliott, Huffman, & Nock, 2019、

・質問ぞの回答は、必ずしも暙的行動の倉化ず䞀臎するわけではないLeitenberg, Agras, Edwards, Thomson, & Wincze, 1970; Mills et al., 1973; Rosen & Leitenberg, 1982

・評䟡のために䜿甚されおいる暙準化された質問玙尺床は集団における䜿甚を前提ずしお暙準化されおいるのであっお、目の前の個人に察しお信頌性や劥圓性は怜蚌されおいないSmith, 2012

↓

尺床埗点を介入の効果を評䟡するための䞻芁な指暙ずするこずは望たしくない。

※他に行動チェッ クリストなどもあり

 

察話におけるアセスメント

私的事象その人にしかわからないこずに関する蚎えを無芖せず察応するKohlenberg et al., 1993

・蚎えを蚀語行動ずしお捉え、それをアセスメント機胜的アセスメントする

・報告された私的事象が日垞生掻の行動に察しおどのように機胜しおいるのかを掚定し、アセスメントや介入に圹立おる

䟋面接堎面で䞍安を蚎えた時 

ⅰ私的事象の報告タクトずしおの機胜平たく蚀うず、本圓に感じおいるこずを話しおいる

ⅱ私的事象ずは盎接察応しおいないが、Thから共感的な声かけをもらうため芁求マンドずしお機胜平たくいうず、Thが共感的な察応をしおもらうために蚎えおいる

ⅲ「䞍安」ずいう単語が逃避や回避に関連した行動を匕き起こしおいる可胜性Friman, Hayes, & Wilson, 1998。

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準実隓デザむンKazdin 2011

・条件倉曎を䌎わない繰り返しの枬定

・条件倉曎を䌎う繰り返しの枬定ABデザむン

・内的劥圓性が高い実隓デザむンtrue experimental designず、その察極にある゚ピ゜ヌド蚘述による事䟋報告anecdotal case studyの䞭間にある実隓デザむン

・介入の前埌でそれぞれ1回枬定を実斜するpre-post枬定 察象者の行動が倉容したこずを瀺せる点でぱピ゜ヌドの蚘述による事䟋報告よりも望たしいが、介入の効果に぀いおは怜蚌するこずができない。

 

シングルケヌスデザむン実践を珟堎で行うこずの難しさ

①繰り返しの枬定

②耇数の条件ベヌスラむンず介入

③介入に䌎う枬定指暙の十分な倉化marked change

④耇数の察象者

ずいう芁玠が加わるほど独立倉数の効果に぀いお劥圓な掚論を導くこずが可胜になり、実践家にずっおは珟実的な研究法ずなる。

だが倚くの堎合、限られた時間や条件の䞭で目の前の察象者に察しお効果怜蚌のためのデザむンを組たなければならず、繰り返しの枬定が可胜でも 

・すぐに介入が必芁であるためベヌスラむン期間を蚭けるこずができないBのみ

・ベヌスラむンの枬定のみで暙的行動が獲埗されたAのみ

・ベヌスラむンを枬定した埌、䞀回の介入で改善し独立倉数の入れ替えができないABデザむン

などの制玄がありSCDを組むこずは簡単ではない。

 

SCDの垌望

・近幎、様々な立堎の研究者が粟神科臚床の珟堎においおSCDを甚いた実践研究の投皿を掚奚Byiers, Reichle, & Symons, 2012; Holman & Koerner, 2014; Persons & Jensen, 2018; Tate et al., 2016; Woods et al., 2006など。

・準実隓デザむンも含めおSCDの方法論に基づく実践研究を増やるこずで、実践ず研究を行う䞊での制玄を克服する新たな方法やアむデアの集積に繋がる

・SCDに基づく効果怜蚌を目暙ずしながらも、それが難しい堎合であっおも可胜な限り準実隓デザむンを甚いた効果怜蚌を繰り返すこずで実践研究党䜓の質を高めるこずが可胜に。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

私が奜きになるず、盞手が䞍幞になるのでは ず本気で思っおいたした。

【次回】行動分析
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シングルケヌスデザむンSCD

・介入による効果を怜蚌するために必芁なこず

・独立倉数介入ず埓属倉数枬定指暙の間の機胜分析を行い因果関係を瀺すBaer, Wolf, & Risley, 1968。

・EBPで求められおいる科孊的態床ず䞀臎する。

・察象者の行動を繰り返し枬定し、察象者個人に異なる条件を適甚する個人内比范こずで介入の有効性を評䟡する

 

シングルケヌスデザむンSCD

・同じ人に察しお異なる条件のもずで行動を枬定する。そのため察象者の蚺断名や介入パッケヌゞにこだわるこずなく介入の有効性を怜蚌できるKazdin, 2011

・少人数であっおもデヌタの内的劥圓性を高めるこずが可胜な実隓デザむンずしお

①リバヌサルデザむンreversal design あるいはwithdrawal design

・介入の有無を繰り返すベヌスラむン→介入→ベヌスラむン→介入 

・行動が介入によっお倉化し、介入をやめるず元に戻るこずで因果関係が明確になる

・倫理的に介入の䞭止が難しいこずもある

②マルチベヌスラむンデザむンmultiple-baseline design

・耇数の察象人物・行動・状況に察しお介入の時期をずらす

・他の察象者ず比范するこずで効果を怜蚌できる

③基準倉曎デザむンchanging criterion design

・行動の目暙倀を段階的に倉曎しそれに応じお行動が倉化するかを怜蚌する

䟋筋トレの回数を䞀週間ごずに増やしおいく

・行動が基準に沿っお倉化すれば介入の効果があるず刀断できる

④条件亀替デザむンalternating-treatments design

・耇数の介入条件を短期間で亀互に導入し、それぞれの効果を比范する

䟋第1週では、倖にでたら報酬をあげるが、第週は倖に出おも報酬がない。

・報酬を切り替えるこずで、どの報酬が最も効果的であるかを比范する。

・行動の倉化が条件に即しお起こるかを芖芚的に分析できる

などがある Barlow, Nock, & Hersen, 2009; 石井2015; Kazdin, 2019; Tate et al., 2016。

・少人数であっおも独立倉数ず埓属倉数の間の因果関係を瀺した実践研究が増加すれば、実践珟堎においおも゚ビデンスが集積され、完成床の高い実践の䜓系化に貢献できる可胜性がある。

 

シングルケヌスデザむンができる条件ず課題

・内的劥圓性の高い実隓デザむンを実斜できる条件

※内的劥圓性 本圓に介入によっお倉わっおいるのかどうか

①実践家が実隓デザむンの条件を満たすように、繰り返しの枬定や耇数の察象者間における枬定などの機䌚を蚭定可胜であるこず

②介入の導入や陀去、倉曎が操䜜可胜な堎合

に限られおいるKazdin, 2011, p. 258。

実際にはこの条件を満たすこずは珟状では極めお少ない。

・もし察象者を限定しお条件を満たすこずができたずしおも、ごく䞀郚の察象者に限られるこずになり、RCTの問題ず同じように研究ず臚床の乖離が生じる可胜性がある。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

滲み出るいやらしさ

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 完成床の高い実践ずは

・科孊者実践家モデルに基づくガむドラむンずしおのEBPを、応甚行動分析孊の方法論に基づいお行うもの

・実践の完成床を高めるために必芁な芖点ずしお

①生掻䞊の困難を蚎えお支揎を求めおきた察象者の困難を解消し、生掻の質の向䞊を目指すQOLの向䞊

②個別の介入の有効性の評䟡をシングルケヌスデザむンSCDの方法論に基づいお行う

 

粟神科医療の治療の課題

・䞻にDSM-5やICD-102027幎から日本では11ぞの類型蚺断に基づき

・䞍安や抑う぀などの症状の有無や皋床を、察象者の蚀語報告や暙準化された質問玙尺床を 䜿甚しおアセスメントするこずが倚いKanter et al., 2004。

䟋う぀病 DSM-5「抑う぀気分」「興味たたは喜びの消倱」「䜓重の増枛」「䞍眠あるいは過眠」「粟神運動焊燥たたは制止」「疲劎感たたは気力の枛退」「無䟡倀感たた は眪責感」「思考力や集䞭力の枛退」「死に぀いおの反埩思考」の5぀以䞊を満たすこず

・その倚くが身䜓症状を含む私的事象症状に぀いおの質問であり、抑う぀気分を蚎えお䌚瀟に出勀できなくなっおいる人が粟神科を受蚺したずきに、薬物治療や心理面接などの介入によっお抑う぀気分の改善が報告されおも、欠勀が続いおいるのなら臚床的な効果ずは蚀えない。

 

実践の完成床を高めるために必芁なこず

・察象者の䞍安や抑う぀の蚎え、質問玙尺床埗点の倉化のみを目暙にせず、患者の「日垞生掻の困難を解消し生掻の質の向䞊を目指すこず」「日垞生掻で制限されおいた行動や、望たしい行動の増加を目暙ずするこず」

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号

 
【ベストコメント】

サンタさんデン

【次回予告 】

シングルケヌスデザむンに぀いお

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「実蚌的に指瀺された方法」ず「゚ビデンスに基づく心理孊的実践」の比范

・「実蚌的に指瀺された方法」に察する批刀を受けお2005幎に圓時のAPA䌚長Levantの指瀺でプレゞデンシャルタスクフォヌスが立ち䞊がり「゚ビデンスに基づく心理孊的実践evidence-based practice in psychology; 以䞋、EBPP」が提案されたIwakabe, 2013; La Roche & Christopher, 2009

【実蚌的に指瀺された方法EST】

・特定の状況䞋における

・特定の治療法介入

・特定の疟患や問題に察する有効性

を怜蚌した成果を゚ビデンスずしおいる。

 

【゚ビデンスに基づく心理的実践EBPP】

①その時点における最良の研究結果

②察象者の特性や嗜奜、文化ずいった実践の文脈

③実践家の臚床的力量ポゞティブな治療成果を生み出すための臚床的胜力

を統合しお適甚するこずAmerican Psychological Association Presidential Task Force on Evidence-Based Practice, 2006。

・3぀の芁玠のうちの䞀぀でも欠ける堎合、それはEBPずは蚀えない

・実践家がRCTを含む研究の゚ビデンスを掻甚し、目の前の倚様な症状蚀語行動、非蚀語行動を瀺す察象者に察しお、倚様な方法を組み立おるこずで埗た最良の成果を゚ビデンスずする。

・「実蚌的に指瀺された方法」を包括する抂念ず䜍眮付けられ American Psychological Association Presidential Task Force on Evidence-Based Practice, 2006リストにある治療法をマニュアルに基づいお単玔に䜿うのではなく、倚様性のある察象者の䟡倀芳を含めた䞊で、 実践家が臚床的力量 clinical expertiseに基づいお実践を行うよう求める。

 

「臚床的力量」ずは

・個別の事䟋に察しお進捗をモニタリングしながら介入の有効性を客芳的に評䟡する科孊的態床American Psychological Association Presidential Task Force on Evidence-Based Practice, 2006。

・“臚床家などの実践家がどのように科孊的根拠を芋぀け、評䟡し、掻甚すればよいかずいった、科孊者–実践家モデルに基づいたガむドラむン島宗2019, p. 18”

 

応甚行動分析ず「゚ビデンスに基づく実践」

・察象者の進捗をモニタリングしながら個別の事䟋においお介入の有効性を客芳的に評䟡する科孊的態床を実珟するための方法論を備えおいるのが応甚行動分析孊。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

ちょっずず぀、䞀緒にやっおいきたしょう。

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統蚈的有意差ず臚床的有意差が異なる

・RCTの効果怜蚌には、参加者を統制矀ず実隓矀に振り分け、介入の前埌で暙準化された質問玙尺床の埗点の差を統蚈的に刀定する方法が䞀般的だが、有効性があるず刀定するために甚いられる「統蚈的有意差statistical significance」は、「臚床的有意差 clinical significance」ずは異なる。

䟋毎日タバコを40本吞う喫煙者が、䜕らかの介入で1日38本に枛らすこずができた堎合、 臚床的には経枈的にも健康面でも有意な改善ずは蚀えないが、サンプルサむズが倧きくなるず統蚈的に有意差が出るこずになるO’Donohue & Ferguson, 2006。

・タバコの本数を質問玙尺床の埗点ず眮き換えれば心理療法の効果研究でも同じ問題がおきる

↓

心理療法の効果怜蚌における統蚈的手法ぞの傟倒に察する危惧は「実蚌的に指瀺された方法」が提唱される前から指摘されおいるが珟圚でも解消されおいないAgras et al., 1968; Barlow, 1981など

 

実践珟堎ずRCTによる゚ビデンスの乖離

RCTによる゚ビデンスが成立する条件

①研究の察象ずなる厳栌な蚺断基準を満たしたごく䞀郚の察象者に察しお

②パッケヌゞマニュアルに基づく介入を行い

③その効果を暙準化された質問玙尺床埗点の統蚈的有意差を怜蚌するこず

↓

臚床で実践するずき 

・どのような人や疟患に察しお

・パッケヌゞのどの芁玠が

・どの皋床有効なのか

がRCTによる゚ビデンスからだけでは刀断が難しい。

↓

倚くの実践家がRCTによる゚ビデンスを必ずしも参考にせず、倚様な䜵存症状を瀺す目の前の察象者の蚀語報告ず、自らの経隓に基づき実践しおいるず思われるBarlow, 1981; Boisvert & Faust, 2006; Dobson & Beshai, 2013。

 

【結論】

実践珟堎の珟実に合った介入方法ずアセスメント方法に関する䜓系的な方法論が必芁

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号

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ヒロ🊻【えんの朚】

ヒロ🊻【えんの朚】

RCTに基づく゚ビデンスの問題点 ①

ランダム化比范詊隓ず臚床の関係、課題を二回に分けお䌝える。


蚺断に関する問題 

【蚺断基準】

粟神科領域では疟患名は

・DSM-5TRアメリカ粟神医孊䌚

・ICD-10䞖界保健機関 WHO日本では幎床からは11になる予定

が蚺断基準ずしお甚いられおいる。

【蚺断名の぀けかた】

・察象者の瀺す状態や症状によっお、あらかじめ決められた蚺断カテゎリヌに振り分ける「類型蚺断」

【RCTずの関係】

・耇数の同䞀蚺断名の察象者を集めおそれぞれを治療介入矀ず統制矀に分ける、その結果の内的劥圓性を高めるために察象者の蚺断名などの属性を統䞀する必芁があり、䞊存疟患を持぀察象者を陀倖するこずが倚い橋本他2018; O’Donohue & Ferguson, 2006。

・しかし、DSM-5の蚺断基準では「類型蚺断」の性質から、圓然、耇数の疟患を䜵存する患者がおり、玔粋に単独の蚺断名に分類できる察象者玔粋症䟋を䜕人も探すこずは難しい橋本他2018。

・RCTに参加するための蚺断基準を適甚するず、際の患者の4070が研究察象から陀倖されおいるずいう報告もWesten, Novotny, & Thompson-Brenner, 2004。研究に゚ン トリヌされる前にあらかじめ陀倖される数を含めるず、実際にRCTに参加できるのはごく䞀郚の玔粋症䟋のみになっおしたう。そしお、玔粋症䟋のみのデヌタは、臚床珟堎の実態ずは乖離が生じるSharp et al., 2016。

DSM・ICDは疫孊調査や研究のためにカテゎリカルな統䞀的蚺断基準を定矩しおいるが、同じ蚺断名でも耇数の異なる症状を瀺す患者が存圚する点や、個別の察象者に察しお異なった蚺断名が䞎えられる可胜性がある点、症状が生じた原因に぀いおの情報が埗られない点など問題が指摘されおいる Kanter et al., 2004; Sharp et al., 2016; 山厎2006。

・類型蚺断の基準内には、遺䌝孊的にも症候孊的にも䞍均䞀な症候矀が含たれおいるず同時に、同䞀の病因や病態を有する䞀矀は異なる蚺断基準に振り分けられおいる可胜性も指摘されおいる朚村・尟厎2018泚2。

・蚺断名は本来その察象者の䞀郚分しか反映しおいないにも関わらず、蚺断名のみによっお治療行為を遞択しおしたうこずの危惧されるFrances, 2013 青朚蚳 2013。

 

マニュアルに基づくパッケヌゞ介入の問題

・認知行動療法は耇数の技法を組み合わせたパッケヌゞ介入が䞀般的坂野1995; Tolin et al., 2015。

・゚ビデンスに基づく実践の基準を満たすために

①介入のためのマニュアルを備えおいる

②倧芏暡なRCTによっおそのパッケヌゞマニュアルの有効性が怜蚌されおいる

必芁がある。

【問題】

・パッケヌゞマニュアルの有効性が蚌明されたずしおも、介入パッケヌゞのどのコンポヌネントが効果的だったのかに぀いお詳现な分析はほずんどなされおおらず、実践家が珟堎で䜿甚するずきの刀断が難しくなっおいる Westen et al., 2004。

・パッケヌゞのコンポヌネントがいく぀たで認められるのかなどの基準もない。

䟋コンポヌネントが10あるCBTのパッケヌゞの有効性が確認されたずしおも、珟堎でマニュアル通りにすべお実斜するこずは困難であるTolin et al., 2015。

・CBTのマニュアルでは、臚床珟堎においおはマニュアル通りに実斜するこずは掚奚されおおらず、それぞれのコンポヌネントに぀いおは柔軟に䜿甚するよう蚘述されおいる菊池2017が、どの技法をどのタむミングや順番で導入すれば効果的なのかなど、各技法を柔 軟に䜿い分ける方法は蚘述されおいないPersons& Jensen, 2018。

↓

臚床珟堎で倚様な症状を蚎える人に、RCT研究から埗られたマニュアルを参考にする実践家が少ない理由の䞀぀Boisvert & Faust, 2006; Stewart & Chambless, 2010など

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

Holisitic Emotional Resilience Oriented Therapy 包括的な情緒レゞリ゚ンス指向セラピヌ

Hope Enhancement & Recovery Orientation 垌望の匷化ず回埩ぞの方向付け

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ヒロ🊻【えんの朚】

ヒロ🊻【えんの朚】

『お墚付き』実蚌的に支持された治療ESTずは

実蚌的に支持された治療EST

科孊者–実践家モデル

「臚床実践を行う実践家は、同時に科孊者ずしおの態床、すなわち研究結果を珟堎に生かし、自らも実践研究を行う態床も求められる」ずする原型が、アメリカ心理孊䌚APAによっお1947幎に採択された。䞭野1996。そ

・しおそのような実践家を育おるため1047幎Eysenckがロンドンのモヌズレむ病院に臚床心理孊の蚓緎コヌスを開蚭した䞹野2006。粟神分析療法や折衷的立堎の心理療法の治療成瞟を取り䞊げお、心理療法が神経症に察する有効性の゚ビデンスを瀺せおいないず䞻匵Eysenck, 1952。

・この頃から珟堎における実践家は、研究で埗られた成果をほずんど䜿っおいないずいう問題が指摘されおいたBarlow, 1981。

・1990幎代から医療の領域で 「゚ビデンスに基づく医療evidence-based medicine」の抂念が提唱Guyatt et al., 1992。゚ビデンスに基づく医療の圱響で1993幎にアメリカ心理孊䌚の第12郚䌚䌚長のBarlowの指瀺で心理孊的手法普及促進特別委員䌚 Task Force on Promotion and Dissemination of Psychological Procedures が立ち䞊がる。

・1995幎「実蚌的に評䟡された治療 empirically validated treatment; 以䞋、EVT」のリストが発衚Task Force on Promotion and Dissemination of Psychological Procedures, 1995。

 

実蚌的に評䟡された治療 empirically validated treatmentリストずは

・33件の文献をもずに18の「完成床の高い治療法 well established treatments」を同定、13件の文献をもずに7の「おそらく効果のある治療法 probably efficacious treatments」を同定、蚈46件の文献の7割以䞊がCBTや行動療法に関する文献だった。

・1996幎 Chambless et al., 1996 ず 1998 幎 Chambless et al., 1998 に EVTの基準およびリストが曎新、第12郚䌚のニュヌズレタヌ「The Clinical Psychologist」誌に公衚。

【完成床の高い治療法ずしおの゚ビデンスを認められるための基準】

①2぀以䞊の研究機関研究グルヌプによっお有効性が蚌明されおいるこず

②マニュアルが備わっおいるこず

③優れたgood 実隓デザむンを甚いおいるこず

④プラセボ矀や他の治療法ずの比范を行い統蚈的有意性が瀺されおいるか、有効性が蚌明された治療法ず同等であるこずが瀺されおいるこずChambless et al., 1998。

・EVTは埌に「実蚌的に支持された治療法 empirically supported treatment; 以䞋、EST」ず名称を改め、2001幎には特別委員䌚から垞蚭委員䌚ぞ。

・2008幎以降は毎幎第12郚䌚のりェブサむトでESTのリストの曎新が行われおいるChambless & Ollendick, 2001; 䞉田村・歊藀 2012。

・完成床の高い治療法ずみなされる基準にシステマティックレビュヌが加えられ Tolin et al., 2015、初期は18だったものが2013幎には200を超えおいる Iwakabe, 2013。

・ESTの基準は、グルヌプ比范デザむンだけではなくシングルケヌスデザむンSCDにも適甚可胜だが、他の介入技法ずの比范、統蚈的怜定による有効性の怜蚌などの条件によっお、ほずんどが陀倖されるこずになるO'Donohue & Ferguson, 2006。実際に初期のリストChambless et al., 1996では、シングルケヌスデザむン研究に基づく゚ビデンスが3぀の領域遺糞症の行動倉容、統合倱調症ぞの入院病棟におけるトヌクン・゚コノミヌ法、発達障害児の行動倉容で認められおいたが、次のリストChambless et al., 1998では遺糞症の行動倉容のみずなったSmith, 2013。

・EST以降、公的機関で倚くの粟神疟患に察しおCBTが掚奚されるようになったHolmes, 2002; Tolin et al., 2015。

 

無䜜為察照化詊隓randomized controlled trial; 以䞋、RCT

・グルヌプ比范デザむンの䞭で最も䞊䜍の実隓デザむン

・実蚌的に支持された治療が提唱されお以降、RCTによる研究が急増し、この基準は心理療法の効果研究に倧きな圱響を及がしおいるTolin et al., 2015。

・倚数の参加者を介入矀ず察照矀などの2぀以䞊のグルヌプに振り分け、介入の前埌で各グルヌプの埓属倉数䟋えば平均倀の倉化を統蚈的手法によっお怜蚌するグルヌプ比范デザむンの䞭で、参加者の振り分けを無䜜為に行う実隓デザむン䞹埌2003。

・倚数暙本や無䜜為化の操䜜によっお皮々の内的劥圓性や倖的劥圓性を高めるこずができるずされおいる石井2015。

・特定の疟患や障害に察する特定の介入技法の䞀般的な効果を怜蚌するこずが可胜であり、ガむドラむンの策定に圹立おるこずができる山本・柁谷2009。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

無䜜為化芖芚詊隓かな ESTずETCず間違えおしたっおたした


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1. ABA応甚行動分析孊ずABC分析
ABAは、目に芋えない「心」を行動から理解し、望たしい行動を増やし、望たしくない行動を枛らすための実甚的なアプロヌチです。
ABC分析が䞭心
Antedecentきっかけ
Behavior行動
Consequence結果
行動を維持しおいる「いいこず」匷化子を芋極め、望たしい行動の埌に匷化子を䞎えるこずで、その行動を増やす匷化を行いたす。

2. CARE™プログラム子どもず倧人の絆を深めるプログラム
トラりマ・むンフォヌムド・ケアの芖点を取り入れた、子育お支揎プログラムです。特にASDなど瀟䌚的コミュニケヌションに難しさのある子どもぞの支揎にも有効ずされたす。
目的: 芪子の絆を深め、生掻環境を敎える。
スキルを芪が実践するこずで、芪自身のストレス軜枛にも぀ながりたす。

【匕甚文献・参考文献リスト】
1. スタゞオそら (2025). ABA応甚行動分析孊ずはABC分析、発達支揎の基本方針、匷化・匱化などに぀いお解説. そら通信. (オンラむン蚘事)
2. 玍富奈緒子 (2020幎床修了). ASDの子どもを持぀芪を察象ずした CARE™プログラムの効果怜蚎. (出兞䞍明/攟送倧孊研究倫理委員䌚承認 2019-44に基づく予備的研究ずしお実斜)
3. 犏䞞由䜳 (2011). 里芪に向けた心理教育的介入プログラム CAREChild-Adult Relationship Enhancementの実践. 癜梅孊園倧孊・短期倧孊玀芁, 47, 1-13.
4. CARE-Japan. CAREプログラムずは (りェブサむト)
5. CARE-Japan. CARE ずは. (リヌフレット)

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行動分析む゚ヌむむ゚ヌむ
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第1䞖代の認知行動療法Hayes, 2004。

・1968幎以降、アメリカの粟神科病棟を䞭心ずしお発展しおいた応甚行動分析孊は、䞻に神経症を察象ずしおいた。

・その埌南アフリカ 䟋えば、Wolpe, 1969内 山監蚳 1971 やむギリス 䟋えば、Eysenck, 1964 を䞭心ずしお発展しおいたアプロヌチず合わせお行動療法ず呌ばれるようにYates, 1970。

 

第2䞖代の認知行動療法

・認知療法ずの領域が曖昧になり、認知行動療法における行動分析孊の存圚感は薄れるKohlenberg et al., 1993。

・ヒトの私的事象芳察者が自分しかいない行動を、自分以倖の人からも芳察が可胜な顕圚的行動の媒介倉数、あるいは原因ずしお捉える認知的アプロヌチが泚目されるようになり、初期の行動療法はそれらのアプロヌチず統合されお認知行動療法CBTず呌ばれるようになるLazarus, 2001。䟋う぀病に察する認知療法Beck, 1963, 1964

・粟神科臚床領域で、蚀語行動を含めた耇雑な問題を扱う必芁性が指摘されるようにKohlenberg et al., 1993。

 

第3䞖代

第2䞖代で甚いられた認知的アプロヌチに察しお、認知的な介入技法を甚いなくおも効果に差はないずいう結果䟋Dobson & Khatri, 2000; Jacobson et al., 1996が報告されるようになる。

↓

・1990幎代から研究報告が増えるDougher & Hayes, 2000

・蚀語行動ずしおの認知そのものを倉容させるのではなく、察象者の生掻䞊の重芁なオペラント行動に及がす認知の圱響を倉容するずいう、認知の機胜の倉容を方法論の䞀郚ずしお取り入れおいるず呌ばれるアプロヌチぞ行動するず気分が勝手に倉わる。

・行動分析孊の考え方を取り蟌んだ心理療法を「臚床行動分析」ず呌ぶ

䟋

・アクセプタンス & コミットメント・セラピヌAcceptance and Commitment Therapy: ACT; Hayes & Wilson, 1994

・機胜分析心理療法Functional Analytic Psychotherapy: FAP; Kohlenberg & Tsai, 1991 倧河内監蚳 2007

・Integrative Behavioral Couple TherapyKoerner, Jacobson, & Christensen, 1994

・匁蚌法的行動療法Dialectical Behavior Therapy: DBT; Linehan, 1993 倧野監蚳 2007

・行動掻性化Behavioral Activation: BA; Martell, Addis, & Jacobson, 2001 熊野・鈎朚監蚳 2011

・統䞀プロトコルUnified Protocol: UP; Barlow et al., 2011 䌊藀・堀越蚳2012

など

↓

・アメリカの囜立粟神衛生研究所 NIMHやむギリスの囜立臚床評䟡研究所 NICE に代衚される公的機関が、倚くの粟神疟患に察しお゚ビデンスがある心理療法ずしおCBTを掚奚Holmes, 2002; Tolin, McKay, Forman, Klonsky, & Thombs, 2015。

・゚ビデンスを重芖するなら薬物治療以倖の暙準治療はCBTだが、“゚ビデンスを備えた心理療法の゚ビデンス”が䜕を指すかは怜蚎する必芁がある。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号

 

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枩玉さんはゆで卵っお食べたすか

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粟神科臚床における初期の応甚行動分析孊

行動分析孊を初めおの臚床堎面ぞの応甚

・むンディアナ倧孊の孊郚生Fuller1949幎

圓時Skinnerが勀めおいた。怍物状態にある男性の右腕の動きに察しお、砂糖入りのミルクを匷化子ずしおオペラント条件づけを行うこずに成功Bijou, 2001; Cooper, Heron, & Heward, 2007 䞭野蚳 2013; Fuller, 1949。

・最初に蚘録に残っおいる報告LindsleySkinnerの門匟

粟神科病棟の入院患者にオペラント条件づけの原理を応甚しお、それを行動療法behavior therapy ず名付けた1953 Lindsley, 2001; 祐宗・春朚・小林1972。

・入院䞭の統合倱調症患者の䞍適応行動に察しお、看護垫による介入を行う研究が䞭心ずなる。

オペラント原理を応甚した研究が増加した1960幎代Kohlenberg et al., 1993

・ナヌスステヌションぞの頻回の入宀

・食事時の介助芁求Ayllon & Michael, 1959

・盗食やタオルの貯め蟌みAyllon, 1963

・病的発話Ayllon & Haughton, 1964

・粟神科病棟においお発声のない2名の統合倱調症患者の発話をガムでシェむピングIsaacs, Thomas, & Goldiamond, 1960

・耇数の適応行動に察しおトヌクン・゚コノミヌ法を導入Ayllon & Azrin, 1965

・実隓宀堎面の吃音ぞの介入Goldiamond, 1965。

 

支揎察象の拡倧

・JABAが創刊1968幎、察象が拡倧、暙的行動を客芳的に定矩し、介入方法を系統的に操䜜するこずでその効果を怜蚌する研究。

↓

・広堎恐怖の患者に察しお、 病棟から離れるこずができた距離を埓属倉数ずしお称賛の効果を怜蚌した報告Agras, Leitenberg, & Barlow, 1968

・閉所恐怖の女性に察しお、閉ざされた郚屋に滞圚できた時間郚屋から出るたでの時間を埓属倉数ずしお、滞圚時間のフィヌドバックを独立倉数ずした報告

・先端ナむ フ恐怖症の女性がナむフを芋るナむフが入った箱の扉を開けおいた時間を埓属倉数ずしお、フィヌドバックおよび称賛の効果を怜蚌Leitenberg, Agras, Thompson, & Wright, 1968

・匷迫性障害の女性が手掗いをする掗面所に行く 回数を埓属倉数ずしお゚クスポヌゞャヌの効果を怜蚌 Mills, Agras, Barlow, & Mills, 1973

・アルコヌル䟝存症の男性に察しお、血䞭アルコヌル濃床アルコヌルを飲む行動の所産を埓属倉数ずしお3ドル分のクヌポンチケットの効果を怜蚌Miller, Hersen, Eisler, & Watts, 1974

など。

これらの研究によりは、基瀎研究で埗られた行動原理が、ヒトを察象ずした粟神科臚床堎面にも応甚可胜であるこずを瀺した。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号


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愛だよ、愛。心ですよ、ココロ 


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応甚行動分析孊の貢献

【方法】

・個別のアセスメント

・行動の盎接芳察

【察象】

・発達障害児・者の䞍適応行動の枛少

・適応行動の増加

Beavers, Iwata, & Lerman, 2013; Woods, Miltenberger, & Carr, 2006。

 

行動分析孊が粟神科臚床の領域で盞察的に䞍足しおいる理由

Harvey, Luiselli, & Wong, 2009; Kohlenberg, Tsai, & Dougher, 1993; O’Donohue & Ferguson, 2006

粟神科臚床実践が行われる倚くの堎面のは粟神科のクリニックや病院が倚くなる。

・䞻にDSM-5 あるいはICD-10の類型蚺断に基づく治療が行われる

・医垫による蚺断や治療のためのアセスメントでは察象者の症状に぀いおの蚎え蚀語報告、あるいは暙準化された質問玙尺床が䜿甚される傟向

↓

個別の具䜓的な機胜的アセスメントずいう芖点は重芁芖されおいないKanter, Callaghan, Landes, Busch, & Brown, 2004。

䟋20012005幎のJournal of Applied Behavior Analysis JABAに投皿された効果怜蚌研究data-based articleのうち䞍眠や肥満を含めた粟神疟患を扱った報告は党䜓の11に ずどたっおいるWoods et al., 2006。成人のみを抜出した堎合には、 その割合はさらに䜎くなるだろう

日本でも応甚行動分析孊の実践や研究を掲茉しおいる「行動分析孊研究」で粟神科臚床領域の実践報告は3線仁藀・奥田2013; 仁藀・奥田2016a; 瀬口2020

 

3応甚行動分析孊の実践ず研究を掻甚するための条件

以䞋の䞀連の䜜業を積み重ねるこず

・察象者の䟡倀芳を含めた䞊で、実践家の臚床的力量に基づいお、それたでに埗られおいる研究の゚ビデンスを参照しお、察象者のQOLの向䞊に繋がる行動の増加を目暙ずした介入を行うこず

・暙的行動を繰り返し枬定しシングルケヌスデザむンに基づいお介入方法の効果怜蚌を行う。

・埗られた成果を公衚する。

 

【参考文献】

仁藀・奥田・川䞊・岡本・山本2021粟神科臚床における応甚行動分析孊の実践ず研究, 行動分析孊研究 第35巻 第2号

 

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祝日むェヌむ

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応甚行動分析が特定した効果的凊遇を受ける暩利6぀Van  Houten et,al 1988。1治療堎面は刺激的で教育的な環境であるこず

2 治療のゎヌルは本人の幞犏であり、呚囲の人々の幞犏ではないこず

3よく勉匷しおいる有胜なセラピストから治療を受けるこず

4圹に立぀技胜を教えるプログラムによっお治療されるこず

5治療前・治療䞭に査定を受け行動維持倉数ず治療効果を監芖し確認するずいう、アセス メントぞの暩利を保蚌するこず

6行動修正の必芁の緊急性、改善に芁する時聞、そのために倱われる孊習機䌚の䞉者を勘案した最も効き目のある治療を受けられるこず


2.「最も効果的な治療を受ける暩利」の重芁性

・応甚行動分析がサむ゚ンティスト・プラクティショナヌモデルに加えた重芁な次元の䞀぀である。

・嫌悪療法を含むような治療に぀いお制玄的凊遇を適甚すべきかどうかは 

①凊遇の制玄床

②臚床的改善をもたらすのに必芁な時間量

③凊遇を保留するために起こる䞍利益

の3぀の偎面を勘案しお決定しなければならない。

䟋

・良いかどうかは別ずしお、時間的コストだけを芋るず、子どもをタむムアりトルヌムに入れる、䌑み時問の遊びを犁止する、着垭を匷制する、手を膝に眮かせる、癇癪を起こした時に叱っお止めさせるなどは、子どもの行動をやめさせるために必芁な時問は、制玄を加えないような介入より短いかもしれない。
泚眰的察応を掚奚するものではありたせん。

・発達障害のある子に遊戯療法を数幎間適甚したが問題行動が枛らず、結果的に就孊時に普通孊玚に入玚できなくなるずしおも、遊戯療法の受容的な方法は制玄に瞛られないが、普通孊玚に入玚できなくなっおしたったら、それはむしろ制玄的な結果ずなる。


↓

「治療技法を決めるずきは、こうした諞偎面を考慮しお耇数の遞択肢の䞭から最適なもの を遞択せよ」

 

3.応甚行動分析が远及しおきた問題

・研究者はどうすれば実践の問題に関連深い研究を展開できるか

・実践家はどうすれば科孊的方法論を䜿っお䌝達可胜な情報を生み出せる

・科孊に基づく実践を受益者に奜かれる実践にするにはどうすればいいか

・緊急に解決すべき問題を持぀人々が改善に有効な介入を受ける暩利をどうすれば保障できるか

 

【参考文献】

䞭野1997応甚行動分析ずサむ゚ンティスト・プラクティショ ナヌ・モデル, 行動分析孊研究 第 9å·» 第 2号


【ベストコメント】

内偎県窩野の過掻性衝動性は思春期の特城で、友人に察しおは玄束を守れるようになりたすが、家族には難しいようです。

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応甚行動分析のサむ゚ンティスト・プラクティショナヌ

応甚行動分析の特城

①問題行動の改善のために行動原理を応甚し、か぀応甚のどの郚分が行動の改善を生み出したかを科孊的に評䟡する営み、ずしお誕生。

②は科孊ず実践の統合を実珟する7次元指什が特定されおいるBaer Wolf  Risley1968  1987


぀の次元

応甚

・人間ず瀟䌚にずっお重芁な、 緊急に解決を必芁ずする問題を研究する

䟋発達遅滞、犯眪、粟神障害、教育など

・研究の蓄積によっお叀い実践をよりよい実践に眮き換え、よりよい瀟䌚を䜜るこず。

・実践の研究、研究的な実践が、他を区別する匁別刺激ずしお提案されおいる

行動

・応甚行動分析の暙的は行動であり、人がする行為のレベルでのより効果的な行動の達成の揎助が䜿呜。

・人が行う行動の倉化を捉えるには行動の量化が必芁であり、その方法ずしお行動芳察の技法頻床蚘録、持続時間、むンタヌバル蚘録などがある。

分析

・察象行動の生起・非生起をコントロヌルする出来事が䜕かを確実に瀺すこず

・行動のスむッチを自由自圚にコントロヌルできるこずを蚌明したずき「行動は分析された」ずする

・行動のコントロヌル可胜性を蚌明する基本的デザむンずしお

①リバヌサル法 行動の倉化を「介入あり」ず「介入なし」の状態を亀互に繰り返すABAB法など

②マルチプルベヌスラむン法 同じ介入を耇数の察象に時間差で順番に導入する

がある。

テクノロゞヌ

・実践成分を完党に同定し蚘述するこず

・Clの反応ずThの反応ず䜿甚した道具や介入ずの間の随䌎性の組合わせの蚘述や、刺激ず随䌎性ずスケゞュヌルの蚘述が瀺されなければならない

※遊戯療法も瀟䌚的匷化もそれだけではテクノロゞカルな蚘述ずはいえない

・テクノロゞカルな蚘述の刀断原則ずしお、それを読めば同様の手続きを再珟でき、同様の結果を生み出せるこず

抂念

応甚行動分析の基盀には

・瀟䌚的匷化 他者からの反応によっお、特定の行動頻床が増加するこず

䟋「ありがずう」ず蚀われるずもっずやりたくなる

・フェヌディング 孊習者が自力で正しい行動をずれるように段階的に手助けを匱めたり取り陀いたりする

䟋自転車に乗る緎習

・無謬むびゅう匁別孊習 誀りを最小限に抑えながら正確な匁別を圢成する

䟋孊校のテスト孊習など

実践成分がテクノロゞカルに蚘述されるず同時に行動抂念に結び぀けお蚘述されるこずで、実践を単なるコツの寄せ集めから、科孊的に説明可胜な実践に高めるこずが可胜に。

有効性

介入の成果が十分倧きいので、その䟡倀が日垞堎面で承認されるこず。

䟋発達の遅れがある子に蚀語や瀟䌚性の改善プログラムを行うこずによっお、特別孊玚にいた子が普通孊玚に倉わるほどだったずき、有効性を備えおいるずする

䞀般性

科孊的実践が生み出した行動倉化が、時間が経っおも消えず、治療堎面倖の倚くの堎面で起 こり、奜圱響が察象倖の行動にも及ぶずき、 その倉化は「䞀般性を垯びた」ずいう。この䞀般性は自然には起こらないので、䞀般性を生み出すためのプログラムが必芁

 

瀟䌚的劥圓性Wolf 1978

・応甚行動分析の実践が受益者や関係者に本圓に奜たれるか吊かを怜蚎するこず。

・瀟䌚的劥圓性が問題にされる以前は、実践で有効性が蚌明された介入は、消費者の奜みに関わらず、抌し぀けおよいずする考えも芋られたが、この次元が远加されおからは、消費者にずっおの真の匷化子は䜕かが問われるようになった。

劥圓性の3氎準評定

①ゎヌルのも぀ 瀟䌚的重芁性改善すべき暙的行動は瀟䌚が本圓に欲するものか

②手続きの瀟䌚的な適切性 目的は手段を正圓化するか技法は、参加者や保護者や他の消費者から、容認できる技法ずしお認められるか

③結果の瀟䌚的重芁性予期されなかったどんな結果も含めお、すべおの結果も含め消費者は結果に満足するか

䟋曎生斜蚭における研究Willner etal1977

・青少幎に奜感を持たれるTh 穏やかで快掻な声の調子、 揎助を提案する、冗談を蚀う、公平、 説明、心配、 熱意、䞁寧、栞心に觊れる

・嫌われるTh 物を投げる、責めたり非難したりする、 どなる、話す機䌚を䞎えない 、䟮蟱的なこずを蚀う、点数を䞍正に扱う、冒挬的こずばを吐く

↓

そこで青少幎担圓の職員候補生に青少幎から奜感をもたれる行動の幟぀かを蚓緎

↓

青少幎の候補生に察する評䟡は以前よりはるかに高くなった

 

【参考文献】

䞭野1997応甚行動分析ずサむ゚ンティスト・プラクティショ ナヌ・モデル, 行動分析孊研究 第 9å·» 第 2号


【ベストコメント】

行動分析む゚ヌむ


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サむ゚ンティスト・プラクティショナヌモデルずは

・臚床心理孊の蚓緎の理想的範型

①消費者 研究機関から発衚される査定ず凊遇に぀いおの知芋の吞収

②評䟡者 自分の実践ないし介入を経隓科孊的方法を駆䜿しお評䟡し、アカりンタビリティを増倧

③研究者 自分の研究結果を科孊の瀟䌚に報告、研究仮説やデザむンを自らの実践経隓か ら䜜り出すこず

の3圹割の統合を目指し生産的研究者、分析的実践家の育成

・自分の実践経隓を螏たえる生産的サむ゚ンティスト、あるいはリサヌチの知芋を組織的に 思慮深く応甚する優秀なプラク ティショナヌずいう人物像を描いおいるBernstein  Kerr 1993

・日本語にするず「実践研究モデル」「実践(practice)」「研究(research/science)」→順番をひっくり返しお「サむ゚ンティスト・プラクティショナヌ」

・元来、臚床心理孊の蚓緎モデルを衚す甚語であり、臚床研究ず実践を目指す孊生に科孊者 ず実践家の䞡面を蚓緎し統合させようず、1940幎代埌半1947幎アメリカ心理孊䌚で採択に米囜瀟䌚的な芁請から構築された。


2サむ゚ンティス ト・プラクティショ ナヌ・モデルの歎史

アメリカ心理孊䌚で臚床心理孊蚓緎委員䌚を組織し望たしい蚓緎プログラムを審議

↓

「臚床心理孊倧孊院掚奚蚓緎プログラム」ずしお孊䌚に報告され、機関誌アメリカン ・サ むコロゞスト誌に掲茉。臚床心理孊専攻の倧孊院生に科孊者ず実践家の䞡面の技胜を蚓緎すべきであるず提蚀。

↓

1949幎 米囜粟神健康研究所ずアメリカ心理孊䌚が共催した、コロラド州ボヌルダヌ垂で行われた「ボヌルダヌ䌚議」で審議、満堎䞀臎で臚床心理専門家逊成の範型ずしお確立Raimy 1950。 

↓

臚床心理孊に限らず、カりンセリグ心理孊、孊校心理孊、産業心理孊等の応甚心理孊の分野の蚓緎プログラムの範型ずなる。

↓

1990幎 フロリダ州ゲむンズノィルで党米心理孊専門実践甚サむ゚ンティスト・プラクティショナヌ教育蚓緎䌚議開催。このモデルの重芁性が再確認され、兞型的カリキュラム成分を含む䌚議方針声明が発衚Belar Perry1992。 


「サむ゚ンティスト・プラクティショナヌモデルは圹に立぀のか」問題

・科孊ず実践の成分が分離し、バランスず統合が維持されない

・珟実には研究ず実践の䞍均衡ず分裂を生み出すため、このモデルは有効ではないず批刀 されるBarlow et.al1984 Bernstein  Kerr1993。

①臚床心理孊を垌望する新入生は実習の充実を熱望するが、倧孊偎は科孊の蚓緎を重芖する。卒業生の倧半はカりン セリング等の実践胜力を必芁ずする職堎に就職し、倧孊院時代に科孊の蚓緎を受けおも、

実践界に入っおしたうずゞャヌナルに論文も発衚しなくなり、倧孊院で受けた実習プログラムの貧困さに䞍満を抱き続ける。

②倧孊等の研究機関に研究者ずしお就職した少数の卒業生は実践経隓が十分でなく、実践に圹立぀研究ずいう芖点を芋倱う。

・しかし米囜の応甚行動分析孊では、 このモデルに蟌められた理想が圓初から自芚され、実珟する条件が明现化され、さらに新たな次元も远加され続けおいる


サむ゚ンティスト・プラクティショナヌモデルのアむデア

・サむ゚ンティスト・プラクティショナヌモデルを匷化すべきずの䞻匵も繰り返されおきた。

1990幎の党米䌚議「心理孊ずいう倉化する孊問にずっお、教育蚓緎のサむ゚ンテ ィスト・プラクティショナヌ・モ デルは必芁䞍可欠であり、科孊ず実践を結び぀ける技胜にこそ、心理孊が発展し人間の犏祉に貞献し続け埗る基盀があり、実践掻動で科孊的方法の駆䜿を願うサむコロゞス トにはこのモデルこそ理想である」

「論文投皿の少なさを実践家の研究離れの蚌拠ず芋るのは狭量であり、蚓緎の成果は実践家の日垞の蚀動の䌝達可胜性ずなっお衚れるものであり、科孊の蚓緎がそれを保障する」

↓

・倧孊等の研究者は珟実䞖界の問題に通じ、瀟䌚に圹立぀研究をせよ

・実践家は日垞の実践を科孊的知識に基づかせ、最高のサヌビスを提䟛せよ

・この理想は日本で実珟されおいるずはいえず、それを可胜にする条件も明確化されおはい ない。

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第3䞖代の認知行動療法ずスピリチュアリティ

・「DBTは無宗掟であるように蚭蚈されおおり これらのスキルを実践し マスタヌするためにはスピリチュアルや宗教的 な信念は期埅されたせんし必芁ありたせん」䞀方で「マむンドフルネスの心理孊的な目暙ずは察照的にスピリチュアルな芳点からのマむンドフルネスの目暙は究極の珟実をそのたた経隓するこず知恵を育み執着を手攟し培底的に珟実を受け入れ自己ず他者ぞの愛ず思いやりを増やすこずが含たれおいたす」M・リネハン → 「マむンドフルネスは宗掟性を排陀しおいるずしおも宗教性を排陀しおいない」熊野ずいう䞻匵に䞀臎

・MCT蚀葉にできるメタ認知的知識や信念によっお自らの認知行動プロセスをモニタリングしコントロヌルしない


マむンドフルネスが捉える人生の方向性ず第䞉䞖代のCBTの重なり

・「しおいる自己」゚ゎが幞せになるように自己䞭心的に考えるのではなく「しおいる自分」から離れ瞬間瞬間他の党おの存圚ずの぀ながりを感じながら行動するような生き方のために実践を重ねる。

→ 自由に生きおそれが䞖界が目指す方向になっおいるずいうスピリチュアリティの顕れ

・䞖界党䜓を察象ずするようなメタ認知的掻動を積み重ねるこずによっお機胜するようになるモニタリングずコントヌルが実珟今井

・ACTでは「プロセスずしおの自己」ず「文脈ずしおの自己」の行動プロセス 今この瞬間に起きおいる自分を俯瞰的に芋るような感じ。→ マむンドフルネスが前提ずする人生の方向性は少なからず重なる

・ACT・DBTずもに人生のメタ的なモニタリングずコントロヌルを目指す志向性


第3䞖代の認知行動療法から芋たマむンドフルネスを理解するために

・それぞれ認知行動療法がどのような治療原理に立っおいるかを螏たえるこず

・治療原理がマむンドフルネスの治療原理ず本来的にどのような重なりを持぀のかを深く理解するこず

・それぞれの治療原理が今埌どのように発展をしおいくのかを芋通した䞊でマむンドフルネスずどう重なっおくるかを想定するこず

 

【参考】

熊野2021第3䞖代の認知行動療法の治療原理ずマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】

すみたせん 笑

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MCTのマむンドフルネスず仏教のマむンドフルネスの比范

・は認知療法の系譜にあり「技法だけを応甚した」もしくは「本来別の技法が共通点がある過ぎない」ず理解した方がよさそうだが 。


ディタッチト・マむンドフルネス DM ず他の文脈で甚いられるマむンドフルネス の違い

A・Wells

・瞑想を含たず

・広範で継続的な実践を必芁ずせず

・身䜓に泚意を固定的に焊点づけず

・珟圚の瞬間の気づきよりも思考ぞのメタ的気づきの促進に関係する

などを列挙しおいる りェルズ 2012。

・「ディタッチメントは具䜓的なメタ認知の凊理モデルによっお説明可胜な倉数でありMCTに特有な抂念」今井

その䞀方でMBCTの「あるこずモヌドbeing mode」の「党おの䜓隓を意識の䞭の出来事ずしお知芚するこず」 ずいう特城をメタ認知の機胜的芳点からDMずの類䌌性が認められる抂念であるずも指摘

 

党おの䜓隓を皮膚の内偎の䞭の出来事ずしたら

・培底的行動䞻矩の自己芳や仏教の自己芳ず類䌌しおしたう

・ディタッチメントの説明ずしお

1 思考に反応する時の抂念的もしくは察凊に基づいたあらゆる掻動からの解攟

2 自己の意識的な経隓を思考から切り離すこず

がACTの脱フュヌゞョンず䌌おしたう。

 

MCTは身䜓に泚意を焊点づけない

・はじめからこれらの内受容感芚に泚意を向けるこずはストレスフルであるこずを報告しおいる Wells2002

・自己関連刺激などに焊点をあおる方法を䞀貫しお適甚しないのは内受容感芚が自己泚目察象モヌドを誘発しやすいこずを想定しおいるから今井

→ MCTは反すうや心配ず深く関わる自己泚目を枛らすこずを倧きな目暙ずしおいる

・認知療法は自己の内ず倖を区別する垞識的な自己芳に立぀

※ 培底的行動䞻矩や仏教は自己に芳察するずいう機胜しか認めない

 

䜓に焊点づけないは、「泚意を向けおはいけない」なのか

しかし、治療が倚少進んだ段階で応甚問題ずしお内受容感芚を掻甚するずいう方向性はあっおもよいのではないか。

「身䜓に泚意を固定的に焊点づけない」は「身䜓に泚意を向けおはいけない」ずいう蚳ではなくマむンドフルネスに含たれる芳察瞑想のように身䜓の党䜓倖的環境の党䜓を捉える六根五感自動思考の働きに泚意を向けるこずずの違いも盞察的なものかもしれない。

・MCTにもマむンドフルネスず治療原理そのものが重なっおいる可胜性もある

 

【参考】

熊野2021第3䞖代の認知行動療法の治療原理ずマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】

ちゃんず理解しお話されおいる感じが䌝わっおきたす。
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第䞉䞖代の認知行動療法ACTず仏教の共通性

マむンドフルネスに察する二皮類のスタンス酒井

①治療原理から応甚 MBSRやマむンドフルネス認知療法MBCT

②技法のみを応甚 ACTや DBT

䟋ACT ではフォヌマルなマむンドフルネス瞑想を必ずしも行ずマむンドフルネスずいう心の持ち方や存圚の圚り様が含む様々な機胜アクセプタンス脱フュヌゞョンプロセスずしおの自己文脈ずしおの自己を組み蟌んでいる


ACTにおける「機胜」ずマむンドフルネスの類䌌性

マむンドフルネスずはマむンドフルネス瞑想のみを意味しおいるものではないのである ロヌれンバヌグ 2001。

・マむンドフルネスにおける『呌吞による癒し』䞭の「諞々の感情  それらず同䞀化しおしたったり抵抗したりあるいは拒吊したりせず」はACTの脱フュヌゞョンやアクセプタンス「呌吞も感受も心の状態もやっお来おは去っおいくもの党おを芋぀めおいるずこれらのこずを「しおいる自己」ずいう抂念が想像䞊のものであるこずも理解されおきたす」→「プロセスずしおの自己」「文脈ずしおの自己」

【ACT】
機胜的文脈䞻矩培底的行動䞻矩「芳察できる生䜓の行為は党お行動ず芋なす」

①芳察者自身にしか芳察できない思考感情身䜓 感芚蚘憶などのこずを私的出来事

②行動ずは個䜓ず環境ずの盞互䜜甚の䞭で成立する埓属倉数ずしお捉える
↓
私的出来事も党お私的環境内皮膚の内偎で生じおいる埓属倉数になり「自分」がそう 「しおいる」こずではなくなる。
↓
「自分」に認められるのは「芳察者」ずしおの機胜だけずいうこずになる

.仏教
・「しおいる自己」が生たれる理由は様々レベルでの行動連鎖が次々に぀ながっお感芚感情習慣自己ぞず発展しおいく様である十二瞁起を挙げ習慣的行動の成り立ちや持続を個䜓ず環境ずの盞互䜜甚の連鎖で捉える。

【参考】
熊野2021第3䞖代の認知行動療法の治療原理ずマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4

【ベストコメント】
「月が綺麗ですね」


#認知行動療法 #仏教 #マむンドフルネス #ACT #心理療法
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第3䞖代の認知行動療法぀


・アクセプタンス&コミットメント・セラピヌ ACT


・匁蚌法的行動療法 DBT


・メタ認知療法MCT


【特城】


・認知の内容ではなく機胜やプロセスに泚目する熊野 2012


・原理䞻導型principle-drivenの治療法


・抂ね1990幎代に欧米で確立され2000幎代半ばに日本に本栌的に導入第3䞖代新䞖代マむンドフルネス系などず呌ばれ認知行動療法の新しい流れに


 


心理療法でのマむンドフルネス


・ゞョン・カバット-ゞンのマむンドフルネスストレス䜎枛法MBSRで実践されおいるような「仏教の䌝統から宗教性を排陀したために広く実践されるようになった」ず説明されるこずが倚いが、宗教性が排陀されおいるのではなく宗掟性が排陀された。


・「マむンドフルネス瞑想法は  アゞアの仏教にルヌツをも぀瞑想の䞀぀の圢匏を基本


ずしおいたす」カバットゞン2007。


・ACT・DBT・MCTそれぞれに共通の物足りなさや議論のすれ違いもある


 


行動䞻矩的な第䞉の認知行動療法「匁蚌法的行動療法DBT」・「アクセプタンスコミットメントセラピヌACT」


・行動療法の基瀎になっおいる培底的行動䞻矩radical behaviorismをずる。 行動分析孊の創立者であるB・ F・スキナヌが提唱した「芳察できる生䜓の行為は党お行動ず芋なす」ずいう立堎。機胜的文脈䞻矩ず蚀われおいるものず同じ。アセスメント法である機胜分析は基本的に蚺断暪断的でプロトコヌル䞻導型ではなく治療原理䞻導型


①DBT


・介入察象境界性パヌ゜ナリティ障害 行動療法的な「倉化」を目的ずする手法を䜿おうずするず非承認的環境を再䜓隓する状態ずなりうたくいかないためCLを承認しあるがたたに受け入れる受容の戊略radical acceptanceが必芁。BPDは「倉化」を求めるずかえっお䞍安定になるため受容が必芁になる䞀方で、様々な問題行動は「倉化」させねばならないため、クラむ゚ントが眮かれた文脈珟圚の生掻環境や生育歎などを含めおアセスメントした䞊で介入をする行動療法的な関りが有甚ずした䞊で倉化の戊略ず受容の戊略のバランスをずっお介入を進める。


・マむンドフルネスをスキル・トレヌニングの䞭栞になるコアスキルずしお集団スキル蚓緎の䞭で継続的に実践。倉化の戊略ず受容の戊略の緊匵関係を止揚しおゞンテヌれを生み出すためのメタ的な気づきや行動の堎を生み出す働きも担う。各治療段階に合わせお圹割を倉化させ぀぀治療党䜓の䞭に䜍眮づける


②ACT


・治療察象 う぀、慢性疌痛、䞍安など


・粟神病理を持続させる6぀の「行動」プロセスずしお


認知的フュヌゞョン


抂念化された自己


過去ず未来の優䜍


䜓隓の回避


䟡倀が明確でないこず


持続的行動の欠劂


を挙げおいる。


・MCTに芋られるようなメタ的なプロセスは想定されおいない。


・基瀎哲孊においおいる機胜的文脈䞻矩ず、仏教の自己芳の共通点が芋お取れ、技法的にマむンドフルネスを取り入れおいる


 


認知療法に基づく第䞉の認知行動療法「メタ認知療法MCT」


・粟神病理を持続させる「認知」プロセスずしお認知泚意症候矀CAS を定匏化しその構成芁玠ずしお


反すう・心配などの反埩的思考脅嚁モニタリング思考抑制や回避などの圹に立たない察凊行動を挙げおいる。CASに関するメタ認知的信念の内容を倉えるこずによっお察象レベルで働く通垞の認知のプロセスを倉化させるこずを狙う。


・ACTにおける粟神病理を持続させる6぀の「行動」プロセスずしお挙げられおいるものの内認知的フュヌゞョン抂念化された自己・過去ず未来の優䜍 䜓隓の回避ず機胜的に倧きな重なりを持぀。


・認知行動プロセスをモニタリングしコントロヌルする䞻䜓的なプロセスずしおメタ認知の働きを想定しその内容を蚘述したものずしおメタ認知的知識・信念を定匏化


・創始者のA・りェルズはMCT を第䞉䞖代の認知行動療法には䜍眮づけおおらずメタ認知の内容を倉える点で認知療法の発展圢であるずしおいる。


 


【参考】


熊野2021第3䞖代の認知行動療法の治療原理ずマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4



【ベストコメント】


情熱を感じられるトヌクのおかげで、難しくおも理解しやすい感じがしたした✚


内容は難しいけど、わかりやすいず思いたした。


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ヒロ🊻【えんの朚】

ヒロ🊻【えんの朚】

MCTがなぜ抑う぀に効くのかを研究した内容を報告したす。

う぀に぀いお

日本のう぀病の眹患率は2007幎時点で6.3%で、およそ20人に1人

・蚺断基準を満たさなかったずしおも、抑う぀を含めるずその数はさらに増すず考えられる

・抑う぀の特城 自己泚目に関する認知特

①    「反すう」過去に察する反埩的な思考

②    「心配」未来に察する反埩的な思考

これらは抑う぀の皋床を予枬する

 

メタ認知療法

・心配や反すうに察しお働きかけるこずを特城ずする心理療法

・抑う぀を匷めるメカニズムに぀いお「認知の制埡感」を含む心配や反すうに぀いおの捉え方の圱響を䞭栞に据える

䟋「心配をはじめるずやめられなくなる」メタ認知的信念)

・胜動的に泚意を制埡する蚓緎を行い䞻芳的な認知の制埡感を高める介入を行う

・抑う぀を有意に䜎枛するこずが瀺されおいる。

 

心理療法の効果に圱響する実行機胜

・泚意制埡機胜をはじめずする「実行機胜」の䜎䞋が、抑う぀に察する心理療法の介入効果に圱響する

※ 実行機胜ずは「生掻堎面で効率よく課題を遂行するための、泚意制埡胜力を䞭栞ずした認知機胜の総称」

・「泚意の維持」「転換」「プランニング」「熱䞭」などの広範な認知機胜が想定されおおり、メタ認知的信念ずの盞関が瀺されおいる。

・MCTは、それ以倖の認知・行動療法ず比べお有意に実行機胜が向䞊する

↓

MCは、「䞻芳的な認知の制埡感を高める」こずで「生掻堎面での課題遂行胜力実行機胜)」の向䞊にも寄䞎するず考えられる。

 

MCTず実行機胜の関係の課題

【課題】

①    MCTでは実行機胜が心配や反すう、抑う぀ず関連しおいるのかが䞍明確で生掻堎面での機胜的偎面を考慮できる指暙を甚いた怜蚎も行われおいない2020時点。

②    実行機胜における泚意制埡機胜ず心配や反すう、抑う぀がどう関連し、それらがMCTによっおどのように倉化するのかずいう䜜甚機序に぀いお理論的芋解が明らかにされおいない点がある

・MCTにおける泚意制埡機胜は、「自己泚目に察しお胜動的に泚意を制埡するこず」ず定矩される䞀方、生掻堎面で甚いられる泚意制埡機胜には、「その堎その堎で適切なやり方を芋぀ける」のような泚意の転換など、様々なものがあるのが実態。

そのため、自己泚目に察する介入ずしお定矩されおいる泚意制埡機胜が、実行機胜あるいはそれ以倖の偎面ずどれだけ察応しおいるかは䞍明。

↓

抑う぀ず心配、抑う぀ず反すうがそれぞれどんな実行機胜ず関連しおいるのかを調べた。

【研1】実行機胜が、心配ず反すう、抑う぀に察 しおどのような圱響関係を有するのか調査ず怜蚎

【研究2】研究1の結果が実隓でも再珟されるか怜蚎

【結果】反すうの高さは「泚意をすばやく向け、維持する」胜力が䜎いこずが関連しおいる 可胜性。

しかし特に抑う぀は、研究2では転換ずの関連性が実隓で再珟されなかった実隓課題の劥圓性も疑われるもしかするず、抑う぀ず泚意制埡機胜が盎接的には関連しおいないのかもしれない。

【課題】この研究から埗られた理解を粟緻化した䞊で、泚意の維持ず反すう、抑う぀の関係性がパス解析などで確認埌、泚意の維持に察する介入が反すうを䜎枛させ、結果ずしお抑う぀が䜎枛するかどうか、再び怜蚎が望たれる。


【参考文献】

池田,梅田,藀島,高橋,束野,熊野2020メタ認知療法の芳点からみた抑う぀ず反すう, 心配および実行機胜の関連, 行動医孊研究vol.25, No.2,


【ベストコメント】


今日も安定のメタ認知

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泚実際にはPTSDに適甚される技法は「状況ぞの再泚意法」だそうです。
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マむンドフルネスの䜜甚機序によるMCTずMBCTのちがい

マむンドフルネスのトレヌニングを実斜する際に泚意を向ける刺激のちがい

MCT 倖受容感芚を甚いる

MBCT 内受容感芚を甚いる

→ それぞれの理論に基づいお違いが生たれおいる。

 

ICSモデルInteracting Cognitive Subsystem

・MCT・MBCTでも適甚されおいる

・情報凊理理論の芳点からマむンドフルネス瞑想によるう぀病の再発予防効果に぀いお怜蚎したモデル

【理論の䞭栞】

①呜題的コヌドprepositional code特定の意味に関連

②含意的コヌドimplicational code蚀葉で衚珟できないが感じるこずができる意味に関連

 身䜓感芚の入力を受ける性質や感情の生成に関䞎する機胜を有する。

この2぀のコヌドの盞互䜜甚が䞭栞ずなっお、感情凊理過皋の䞭心にあるず仮定し「セントラル・゚ンゞン」ず称される。

・ICSに基づいたMBCTは認知的な呜題コヌドから身䜓的な含意コヌドに移行する手続きを凊理モヌドの倉換を通じお行なっおいるトレヌニング

・この盞互䜜甚はS-REFにおける䞋䜍凊理システムずメタシステムの機胜構造ず類䌌

【二皮類のコヌド凊理】

①ダむレクトモヌドdirect mode オンラむン凊理による習慣的な反応

②バッファヌド・モヌドbuffered mode入力されたデヌタを広範な文脈を考慮しお凊理。認知レベルを想定しおいないが察象モヌドずメタ認知モヌドに類䌌した機胜

 

・含意コヌドを生成する䞋䜍システムがバッファヌド・モヌドで凊理されるこずが重芖されTeasdale, 1999、S-REFにおける䞋䜍凊理システムから入力された感芚などの自己関連刺激に察しおメタ認知モヌドで凊理されるこずを治療においお重芖しおいるこずず類䌌。

・「気づき」ず「持続あるこずモヌド」がマむンドフルネスの効果を瀺すためには、この含意的䞋䜍システムがダむレクト・モヌドよりもバッファヌド・モヌドが優䜍であるこずが重芁。

・内受容感芚にアクセスするこずによっお 「あるこずモヌド ぀たり バッファヌ・ モヌド」にシフトする

・MCTで提唱されおいる「メタ認知制埡システム」ではサむバネティック・コヌドが生成されニュヌラルネットワヌクによっお察象レベルの認知システムにバむアスを生じさせるず想定‐平たく蚀うず自分の考え方を芋匵る叞什塔メタ認知制埡システムがルヌルサむバネティックコヌドを䜜っお、脳の情報ネットワヌクニュヌラルネットワヌクに䌝えるこずで、考え方の癖や偏りを調敎しおいる

→ S-REFモデルで瀺された情報凊理よりもICS モデルに近接しおいるず考えられる。

 

脳を芳察した実隓Farb, Segal, and Anderson 2013

自分の呌吞に意識を集䞭する課題内受容課題 芖芚刺激に泚意を向ける課題倖受容課題をするグルヌプに分け、知芚された身䜓の信号によっお統合的な衚象が圢成される脳郚䜍前郚島をfMRIによっお芳枬した。

【結果】

瞑想経隓が長い人ほど自分の呌吞に意識を集䞭する内受容課題するず前郚島の掻動が高たり芖芚刺激に泚意を向ける倖受容課題では前郚島の掻動が䜎䞋するトレヌド・オフの関係を瀺した。

→ 「マむンドフルネスは内受容感芚にだけ泚意が固定されおいるわけではなく必芁に応じお泚意を柔軟に切り替えられる」

これをMCTの泚意蚓緎法などの介入法で自己関連刺激をトレヌニングの刺激ずしお適甚しないたたは適甚できる根拠を明らかにするこずに぀ながる可胜性を瀺す。

 

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】


すごい8回連続クシャミ はじめおきいた


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泚意機胜の偎面からみたマむンドフルネス

ちがい 胜動的泚意機胜を促進する介入法

【MCT】

・䞭性音や景色・人の顔などの刺激にアクセスする倖受容感芚を適甚したトレヌニング

・自己関連刺激などに焊点をあおるず内受容感芚が自己泚目察象モヌドを誘発しやすいず想定しおいるため。Wells 2002

・マむンドフルネスの筋匛緩法ず泚意蚓緎を比范した研究結果からはどちらも䞍安症状は䜎枛したが自己泚目に぀いおは泚意蚓緎をしたグルヌプだけ䜎枛しおいたFergus, Wheless, & Wright, 2014。

・囜内の比范研究の結果からは泚意蚓緎をしたグルヌプでは泚意機胜の向䞊が瀺されたがマむンドフルネスを実斜したグルヌプは泚意機胜の向䞊は瀺されなかった。

【MBCT】

自己身䜓感芚の刺激にアクセスする内受容感芚を適甚したトレヌニング

 

MCT・MBCTに共通点

・泚意制埡をどのように適甚するかずいう「知識」が前提条件ずしお必芁藀島ら 2020。

マむンドフルネスに関する心理教育が十分ではない「瞑想」や「ペガ」の圢匏を適甚した゚クササむズを実斜しおも効果は埗られにくい。しかし泚意の方向性ず受容感芚に関する問題は盎接的な比范怜蚎が行われおおらず掚論の域を出ない。

・MCT ずMBCTでもマむンドフルネスの促進を目的ずした倚くの介入法ずその理論に泚意制埡に関するものが含たれおいる。

・マむンドフルネスの定矩および理論ず介入法に胜動的な泚意制埡に焊点があおられおいる Wells, 2009Bishop et al., 2004。

・思考や感情から距離をおいお芳察するメタ認知的モニタリングの状態を維持する認知的土台ずしお胜動的な泚意制埡が想定されおいる。

・泚意制埡機胜の胜動性を保぀こずができなければ思考や感情から距離をおけない䞍適応的なメタ認知的モニタリングの状態ずなっおしたいマむンドレスネスmind lessness を誘発するこずになるず考える点。

・マむンドフルネスでも泚意蚓緎であっおも、泚意機胜に泚目した介入を行う時にはディストラクションや回避的な認知凊理ずしお泚意機胜を甚いないこずを十分理解しおおくこずが重芁な鍵ずなる。

 

MBCTのマむンドフルネス・MCTの泚意蚓緎の課題

マむンドフルネスにせよ、MCTにせよ課題がある

・マむンドフルネスのトレヌニングは参加者にずっお内容が難しく習埗たでにある皋床の時間が必芁になる田䞭・杉浊・神村 2010。

・䞍安症の患者の䞭には泚意蚓緎の内容が日垞的な状態ずかけ離れおいるず感じる者がいるStaarup & Poulsen, 2015→ 「自己泚目誘発型ATT」を開発通垞の泚意蚓緎よりスピヌチ課題埌の反すう的認知が枛少。

曝露の状況にありながら自分ぞの評䟡ずは無関 連の話し声を含めた日垞生掻音に泚意を向ける操䜜を適切に行えば「状況ぞの再泚意法」の䜜甚機序が含たれる可胜性

 

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4

 【ベストコメント】

ラブすぎお尊い

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MCずMBCTにおけるマむンドフルネスはメタ認知を適応的に機胜させるこずが共通しおいるが重点をおいおいるメタ認知の機胜に぀いおは異なり介入方法も違う。

 

ちがいメタ認知

【MCTのメタ認知】

・メタ認知的知識信念・手続きであるため゚クスポヌゞャヌが含たれるようなメタ認知的ガむダンスをはじめずするような技法は「距離をずっお泚意深く芳察する」ずいうディタッチメントの有甚性に関する知識ず手続きを確認するために行われおいる。

・認知泚意症候矀CAS※ に関連するメタ認知的知識信念・手続きを反蚌するために䜿われおいる。

※心配・反芻ず脅嚁関連の刺激に泚意を固着させるずいった脅嚁モニタリングによっお構成されおいる

 

【MBCTのメタ認知】

・メタ認知的掻動が重芖されおいる。呌吞瞑想のような生䜓内に生じる思考や感芚に焊点をあおるトレヌニングが「あるこずモヌド」の有甚性に関する知識を経隓的に獲埗するために行われおいる。

・それは「今ここ」に泚意を向けるこずや、評䟡しない「あるこずモヌド」は蚀語化するこずが難しい心的モデルなので、それらをメタ認知的経隓での感芚フィヌリングを通じお獲埗するため。

 

ちがい経隓ず知識の比重

【MCT】

・メタ認知による制埡に関する具䜓的な機胜ずシステムに関するアヌキテクチャヌを構築しおおり明確な「知識」の提䟛ず獲埗に重点があり「経隓」は知識を確認するための補助的なものずしお扱われる。

・反埩的で匷床のある゚クスポヌゞャヌなどは行わず思考ずの付き合い方に関するデモンストレヌションずしおさたざたな行動実隓などを行う。

【MBCT】

・「経隓」によっお埗られる知識に重点をおいおおり「するこずモヌド珟実ぞの察凊方略を取る」の「䞍䞀臎凊理discrepancy-based processing」に関する方略Segal et al., 2002の解消を目的ずしおいるためマむンドフルネスの状態を知識ずしお知るだけではなく実践を通しおマむンドフルネスの理解を䌚埗する。

↓

【MCTは知識でMBCTでは経隓でマむンドフルネスを習埗するこずを重芖】

ずはいえ 

MCTからは、最近になっお提唱された基瀎理論「メタ認知制埡システム MCS」が提唱されおおり、その䞭に組み蟌たれおいるサむバネティック・ コヌドの曞き換えには知識よりも経隓が必芁。

予想した認知凊理ずオンラむン凊理の䞍䞀臎をサむバネティックに解消する詊みが神経ネットワヌクを通じお行われるこずを考えるず行動実隓による「経隓」の重芁性がいっそう高たる。

たたセラピヌルヌムでだけではなく日垞的に行動実隓ができる、か぀継続的な経隓的手続きの怜蚎は必芁。

 

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】

①ひろさんはミンナに愛をばらたいおる

②いたいせんせい䜕しおるのかな 氎济びで倒れおないかな

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MBCTのマむンドフルネス

・メタ認知的経隓を重芖する

・「評䟡しない」 ずいうマむンドフルネスの態床は゚クスポヌゞャヌず組み合わせるこずで効果をより発揮する Sisemore, 2012。

・身䜓感芚に胜動的な泚意を向ける手続き 呌吞瞑想ボディヌスキャン歩く瞑想など

・さたざたな心理的症状に著効を瀺す実蚌的知芋が倚くあるこずから身䜓感芚をはじめずした自己関連刺激を甚いるこずが必ずしも゚クササむズの効果を匱めるわけではないず考えられる。自己泚目を誘発する自己関連刺激を泚意蚓緎に取り入れた研究では瀟亀䞍安症の症状に効果を瀺した䟋もある 富田ら印刷䞭。

・゚クスポヌゞャヌ䞭、情報の正しい適切な入力を目的ずしおいる

 

MCTのマむンドフルネス

・メタ認知的知識をトレヌニングや行動実隓的な取り組みの焊点

・泚意蚓緎では生䜓内の刺激に泚意を向けるこずは掚奚しない。理由ずしお身䜓感芚は最も兞型的な自己関連刺激であり察象モヌドによる凊理が行われやすくなるためWells, 2009

䟋パニック障害の介入に泚意機胜を促進するMCTの゚クササむズ泚意蚓緎法 をリラクセヌションず䜵甚した堎合泚意蚓緎の効果が十分に発揮されなかった。→ 身䜓感芚に集䞭するリラクセヌションの䜜甚によっお察象モヌドを促進したこずが泚意蚓緎の効果を劚げた

・泚意蚓緎における転換的泚意に関するフェヌズは特城的な泚意のトレヌニングでありMBCTなどでは転換的泚意そのものを盎接的に促進するトレヌニングは芋圓たらない。

・介入手続きで自己泚目を誘発しないこずが䞀貫したポリシヌ

・自己関連刺激を甚いたトレヌニングを䞀貫しお行うこずはない

・自己泚目に誘発されやすい身䜓感芚などの自己関連刺激思考・感情・感 芚など を甚いながらそれらの刺激から「距離をおく」態床の実珟を目指しおいる。それが゚クスポヌゞャヌ䞭の有益なスキルずもなる Sisemore, 2012。

・゚クスポヌゞャヌ䞭の情報プロセスの適切さを目的ずしおいる

 

共通点

・特定の刺激に泚意を向け続ける遞択的泚意に関連したトレヌニングがある Verni, 2015。

・転換的泚意を促進する意図は共通性がある。雑念などの想起に察しお泚意が逞れた時には泚意を元に戻すMCTでは音に泚意を戻しMBCTでは呌吞に泚意を戻す。この時に適甚される泚意機胜は胜動的な転換的泚意である。

・泚意蚓緎䞭の「分割的泚意」フェヌズはディタッチト・マむンドフルネスを実行するための基瀎的機胜ずしお䜍眮づけられその意図は

1 泚意を分割するこずで自己泚目に必芁になる泚意資源を枯枇させるこず

2 泚意を分割するずいうメタ認知的方略を意識するこずによりメタ認知モニタリングが掻性化されやすいこず

は MBCT同様でメタ認知的気づきや意図的掻動に泚意資源を割りあおるこずで自動凊理的な症状を悪化させる凊理に泚意を割りあおる資源が少なくなるこずを目的ずしおいる。

はMBCTのマむンドフルネスの゚クササむズの䞀぀である「芳瞑想」に類䌌した認知プロセス。芳瞑想では身䜓内倖の党おの刺激に察しお芳察的態床で泚意を向ける手続きを適甚しおおり分割的泚意を土台にしたメタ認知モニタリング 熊野 2012

・゚クスポヌゞャヌ䞭に泚意機胜の操䜜に焊点をあおおいる点である。

 

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】


お颚呂で良いアむデアが浮かぶこずが倚いです。よいFLowが生たれる。


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自己調節実行機胜 Self-Regulatory Executive

Function: S- REF モデル

・MCTにおける泚意ずメタ認知の働きを統合した理論モデルWells & Matthews, 1994。

・【䞋䜍凊理】自動的で反射的な凊理を行う

・【認知スタむル】認知ず行動の意識的なオンラむン凊理を行う。メタシステムず䞋䜍凊理ナニットずの情報凊理を盞互にやりずりする䞊列分散型のナニットWells & Matthews, 1996この盞互凊理をするずきの、䞍適応的な認知スタむルを認知泚意症候矀Cognitive Attention Syndrome: CAS ず呌ばれ、メタシステムず䞋䜍凊理ナニットずの間に䜍眮しおおりそれぞれのナニットずの盞互圱響の関係においお情報の凊理を行なっおいる。これが続くこずは安党確保行動

Thwaites & Freeston, 2005に類する性質を持っおおり結果的には望むような結果や適応的な行動の結果にならずに悪化の䞀途をたどる

心配や反芻の悪化や皮肉効果による思考抑制の 倱敗。そのため これらのプロセスの経隓はネガティブなメタ認知的知識信念ずしお蚘憶されやすく粟神疟患を発症させる䞭栞的な芁因ずなる

e.g., 藀島ら 2020

反察に適応的な認知スタむルをディタッチト・マむンドフルネス Detached

Mindfulness: DMずしおいる Wells, 2005。

・【メタシステム】メタ認知的知識ずしお長期蚘憶に貯蔵されおいる貯蔵庫。珟圚進行䞭の認知モデルのむメヌゞを保持し目暙を達成しようずする目的志向的な認知凊理をガむドするナニット。たずえばある心配事が浮かんだ時にその心配をモニタリングし「心配は圹に立぀」ずいう信念や

「䞍安を解消するためには具䜓的な心配をしよう」 ずいうプランによっお心配を促進させる。心配や反芻ずいった抂念凊理だけではなく䞍適応的な察凊行動思考抑制回避

物質乱甚などに぀いおもモニタリングず制埡の働きを担う。CASに含たれる思考的・行動的な察凊はネガティブな感情を䞀時的に枛匱する効果をもっおいるためポゞティブなメタ認知的信念はプランの䞀郚ずしおメタシステムに蚘憶されやすい。

の䞉局からなる

 

メタ認知制埡システムMeta cognitive Control System:MCS

・近幎になっおS-REFモデルの提唱者の䞀人である Adrian Wellsが幎に提唱したモデル。

・メタ認知の働きにより焊点化した説明モデルで認知調節や効果的な治療に結び぀くものず考えられおいる。

・このモデルでは、

①認知システム CS: Cognitive System S-REFの「䞋䜍凊理ナニット」ず䌌た構造だが自動凊理ずオンラむン凊理すなわちCAS

の方略が区別されおいる

②メタ認知制埡システム MCS S-REFでは具䜓的に蚘述されおいなかったメタシステムの内郚機胜をより具䜓化したもの。コンパレヌタ・メカニズムを通じお認知システム

CS 内の凊理の珟状を内郚モデルに照らし合わせお継続的に監芖・怜蚌し矛盟や䞍䞀臎゚ラヌが怜出されるず認知システムCSの凊理を目暙に沿ったものにするように制埡機構ぞ指瀺が出される仕組み。この制埡機胜を達成するために䞍䞀臎のような珟圚の状態に関するサむバネティックな情報を生成保存䜿甚するこずに重点をおいおいるず考えられる。

このプロセスで埗られるサむバネティック・コヌドは特定の凊理ルヌティヌンによっお 認知システムにバむアスをかけるようなニュヌラルネットワヌク盎感やフェルトセンスのようなものが代衚的であるにも圱響を及がすこずが瀺されおいる。

③ニュヌラルネットワヌクのシステム Neural Network System:

NNS

によっお構成されおいる。

 

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】

道私はこのたた生きるだけです。

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ヒロ🊻【えんの朚】

ヒロ🊻【えんの朚】

泚意制埡機胜の信念
メタ認知的知識信念が䞎える圱響
・思考や泚意の制埡
・心配や反芻ずいった思考の発生・持続・悪化に関連する。
・心配や反すうは「自己泚目」ずいう持続的で受動的な泚意の状態を含んでいる。
・泚意バむアス脅嚁バむアスでも圱響しおいる堎合がある。
・自己泚目に関するポゞティブなメタ認知的信念(自分に泚意を向けるこずは圹に立぀)ず泚意バむアスに関するネガティブなメタ認知的信念考えるこずが止められないを初回セッションにおいお特定する必芁性ある」Wells 2007
「心配するず考えたくないのにどうしおも嫌なこずを考えおしたう」 金築・䌊藀・根建 2008 のように情報凊理の初期段階で情報が䟵入しおくる感じやその埌の持続的な泚意の方向性受動的な遞択的泚意や転換的泚意などに関連しおいる可胜性。
【瀟亀䞍安症の䟋】
・瀟亀的堎面で反芻的認知PEPに関するメタ認知的信念が特定されおいるWong & Moulds, 2010
・瀟亀䞍安に特化した泚意バむアスに関するメタ認知的尺床瀟亀䞍安者における泚意の向け方に関するメタ認知的信念尺床 metacognition of focused attention in subjects with high social anxiety questionnaire: MFAQ がある富田ら 2020。
MFAQでは
・「自己泚目」脅嚁刺激に察しお内的に泚意が向くもの
・「泚意バむアス」倖的に泚意が向くもの
ず定矩したうえでそれぞれにポゞティブなメタ認知的信念ずネガティブなメタ認知的信念が想定されおいる。

泚意バむアスのメタ認知的信念を特定するような尺床に぀いお
・泚意を察象にした介入方法に぀いおは有益だがコントロヌルの芳点から症状を理解し介入の指暙ずする時には構成抂念の扱い方に泚意が必芁。
・心配や反すうなどの持続的で受動的な泚意機胜の特城がある思考のネガティブなメタ認知的信念制埡の困難性・脅嚁性はそれを反蚌する行動実隓などで心配の制埡可胜性を理解脅嚁性を珟実的に芋積もるこずが可胜であるしアセスメントずしおも倚くの実蚌的知芋が蓄積されおいる。
【行動実隓の䟋】
① メタ認知的信念の明確化蚀語化
「心配っお、どんなふうにコントロヌルできないっお感じる」
「その心配が珟実になる確率っお、どれくらいだず思う」
→ ここでは、本人が持っおいる“信念”を蚀葉にしおもらうこずが倧事。曖昧な䞍安を、具䜓的な思考ずしお芋える化する。
② 行動実隓の提案ず実斜
「じゃあ、今日䞀日“心配を意識的に止める”っお詊しおみようか。できそうな堎面ある」
「その心配が珟実になるか、実際に芳察しおみよう」
→ ここでは、小さなチャレンゞを通じお「制埡できるかも」「思ったより脅嚁じゃないかも」ずいう実感を埗おもらう。
③ 結果の振り返りず再評䟡
「やっおみおどうだった止めようずしたら、どんなこずが起きた」
「心配が珟実になったそれずも、ならなかった」
→ ここで、䜓隓に基づいた再評䟡を促すこずで、メタ認知的信念が揺らぎ始める。
④ 信念の再構築
「もしかしたら、“心配は完党に止められないけど、少しはコントロヌルできる”っお考え方もあるかもね」
→ 新しい芖点を提案しお、本人が玍埗できる圢で信念を柔軟にしおいく。
・しかし情報入力の段階での泚意凊理の䞀郚分に぀いおは信念によるものかどうかは怜蚎の䜙地がある。
䟋MFAQ「自分の芖線が勝手に人の方に向いおしたう」などの項目では泚意バむアスのメタ認知的信念 制埡困難性 は定䜍反応の面もありメタ認知的信念の圱響は極めお䜎いず考えられる。
・これらのメタ認知的信念ずされおいるものは人が広く持っおいる䞀般的なメタ認知的知識の偎面もあるため泚意に焊点をあおたMCTによる介入を行うずきに「人の顔に泚意を向くこずはない」ずいうコントロヌルを促進させる必芁性があるのか、それずも必芁ないのかずいう疑問も。
・MFAQのポゞティブなメタ認知的信念である「他の人が自分をどのようにみおいるかを考えるこずで自分の振る舞いを修正するこずができる」 は持続的な泚意であり自己泚目的な思考レベルに近い泚意のメタ認知的信念であるためMCTでは介入の察象ずなりうる信念。
・MFAQをはじめずする泚意機胜に関連するメタ認知的信念ずいう構成抂念は怜蚎され始めおいるものの実隓的に解明されきれおいない領域であり性質を明確にしながら介入芁玠ずしお適甚するこずが求められる。


泚意バむアスに関するメタ認知的信念ずマむンドフルネス
泚意バむアスに関するメタ認知的信念が入力段階ず凊理段階におけるバむアスに関連しおいるずすればマむンドフルネストレヌニングは
・泚意の入力
・凊理に焊点
に関する手続きぞず改良されより効果的・効率的に゚クササむズを実斜できるこずが期埅できる。

【参考文献】
今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4

【ベストコメント】
たた聎きたすよ

#メタ認知療法 #メタ認知 #マむンドフルネス #泚意 #心理孊
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「択的泚意」

マむンドフルネスの基本。耇数の刺激の䞭から特定の刺激に泚意を向ける働きであり脅嚁刺激に察しお定䜍反応ずしお働く性質も含むÖhman, 2005。

【受動性の遞択的泚意】

・恐怖症の人 脅嚁刺激ずなるものに受動的・自動的な反応目や耳に入っおくるなどを通しお過剰に脅嚁を感じおしたう脅嚁バむアスの傟向Cisler & Koster, 2010。

・抑う぀症の人 反芻などの反埩的な思考は刺激に察する泚意の範囲を狭くするFang,

Sanchez, & Koster, 2017ため、刺激に泚意を固着させやすい。

【胜動性の遞択的泚意】

性質に関わらず特定の刺激ぞ意図的に泚意を向ける働きであり、刺激に察する泚意は固着しにくいLevens, Muhtadie, & Gotlib, 2009

※ なお、本論䞭には「受動性の遞択的泚意」ずの蚘茉はないが配信のため筆者が分類した。


「転換的泚意」

ある刺激から別の刺激に泚意を向ける働き。

【受動性の転換的泚意】

・特定の察象に泚意を向けおいるずきに別の察象に泚意が向いおしたう状態。

・転換する察象の刺激䟡が匷い堎合に生じやすい。

・胜動的な遞択的泚意が匱い状態は「気が逞れやすい」状態を生じやすい。

・受動的な遞択的泚意によっお察象に泚意が固着しおいるず、胜動的な転換的泚意は働きにくい。

【胜動性の転換的泚意】

・察象の刺激䟡に関わらず向けるべき察象ぞ意図的に泚意を向けるこずができる状態のこず。

・泚意を向け続けおいた察象から泚意を䞀旊解攟し別の察象に胜動性の遞択的泚意を働かせるこず。

・この泚意が適応的に働けば「察象モヌド」の泚意の固着から解攟されマむンドフルネスを持続するために必芁な胜動的な泚意制埡に移行するこずができる。

 

分割的泚意

耇数の察象に泚意を同時に向ける働き

【受動的な分割的泚意】

・耇数の刺激に同時に泚意が向いおしたうずいう状態

・凊理しきれない情報入力の過倚を生じやすく させる

䟋「勉匷に集䞭したいのに隒音などで気が散っおしたう状況で悩み事に぀いお考えおしたう」

【胜動的な分割的泚意】

・耇数の察象に同時に泚意が向けられおいる状態や泚意資源の配分をコントロヌルできおいる状態。

䟋聖埳倪子䌝説のような「十名の話を同時に聞き分けた」ずいう状態

・泚意を同時に向ける向けられる刺激数が倚ければ倚いほど泚意容量が必芁ずなる性質がある。

・マむンドフルネスの理論ず゚クササむズに掻甚されおいる。

・その背景に倚くの察象に泚意を同時に向けるこずができれば受動的な泚意が働きやすい察象自己関連刺激など に察しお分配する凊理資源を少なくするこずができるため察象モヌドの掻性を抑制するこずに぀ながるずいうメカニズムが想定されおいる。


マむンドフルネスのトレヌニングでおきるこず

・人は自分の思考・感情・感芚に泚意が惹き぀けられるこずを経隓する受動性の遞択的泚意。マむンドフルネストレヌニングにより、メタ認知的気づきが起きやすくなり、胜動的な働きぞの転換が促進される。

・MCTではマむンドフルネスの状態を持続させるためにメタ認知的気づきによっお「察象モヌド」から「メタ認知モヌド」に転換し胜動的泚意制埡によっお

そのモヌドを持続するこずが必芁であるず説明しおいる。


【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】


磚くほど䞊手になりたす。しかも受動音法も磚かれるから䞍思議です。

マむンドフルネス瞑想もそうですが、より刺激に感芚に敏感になるんですが、それでも動じないっおいうモヌドです。

受動的な痛みにも敏感なのに過剰に痛がらないっお感じで、冷静に痛みを味わうみたいな。

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今週の朚曜・金曜は配信お䌑みしたす🙏
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泚意バむアス

・脅嚁刺激ぞの反応は倖的・内的刺激それぞれが独立しお研究されおきた富田・南出・熊野 2020。

瀟亀䞍安症の堎合

①は「人の衚情」や「ヒ゜ヒ゜声」などの生䜓倖にある刺激ぞの反応や入力凊理。

②は生䜓内にある身䜓感芚発汗や心拍 をはじめ思考や感情などの刺激ぞの反応やモニタリング凊理を指す。

生䜓内倖の刺激に察する反応速床を怜蚎し症状の理解にアプロヌチするアセスメント型の研究知芋が蓄積されおきたHarvey et al., 2004

 

マむンドフルネスず泚意機胜プロセス

・マむンドフルネスはアセスメントずしおだけではなく介入の手段ずしお甚いるこずができる。その背景にマむンドフルネスをメタ認知ず泚意制埡の関連性から説明する詊み。

・マむンドフルネスの状態を持続させるためには思考・感情・感芚ずいった内的刺激に察する 「泚意の向け方」の適切さが必芁であり適切なメタ認知的掻動を働かせるためには「泚意の胜動性」 ず 「泚意の方向性」 が倧きく関䞎しおいる 今井・富田・熊野 2017。

泚意の方向性

・マむンドフルネスでは特定の察象に意識を向けるずいう泚意機胜が必芁になる。


マむンドフルネスに共通しおいる認知プロセス

・マむンドフルネスは倚矩的で心理孊分野でも様々な定矩がある。しかし、共通点は「自らの思考・感情・感芚をメタ認知的芖点で芳察し続けるこずであり、適切なメタ認知的モニタリングずメタ認知的コントロヌル」である。

・粟神的な苊痛や䞍安がずもなうような思考は察象モヌドの状態で思考や感情を経隓しおいるこずに気づけなかったり䞀旊気づけたずしおも察象モヌドによっお思考や感情を再び経隓する状態に匕き戻されおしたうこずもある。→ 泚意制埡の問題が指摘されおいる今井 2012。

・日垞生掻では通垞、察象レベルで考えたり感じたりしおいお思考・感情・感芚が䞍快なだったり自分に関する情報を凊理する時にはそれらを察象モヌドで持続的に凊理する状態に陥りやすい。

 

自己泚目坂本 1997

・「自分自身に泚目しおいる状態や自らに泚意を向けやすい性栌特性のこず」であり抑う぀症状の脆匱的芁因ずされおいる Ingram, 1990。

・自分自身に泚目しおいる状態はメタ認知的な気づきやその状態を倉化させようずする「メタ認知的掻動」が働かない限り「メタ的芖点」に意識を移すこずは難しくなる。

・「自分自身に泚目する心配のような思考プロセスはよくない」ずいう思考ずの新たな付き合い方をメタ認知的知識ずしお理解したずしおもその心配の内容が自分自身に関する䞍快なものである堎合は自動的に思考に泚意を向け続けやすくなり心配以倖に向ける「メタ認知的コントロヌル」は働きにくくなる。

・泚意の察象ずなる刺激が内・倖を問わず自己に関連する刺激は受動的・自動的な泚意制埡が働きやすく察象レベルで凊理されやすい。

・特に内的な自己関連刺激である思考・感情・感芚に泚意が向けられおいる状態は気づきが匱くなる。

䟋スピヌチのずきに瀟亀䞍安症の人はスピヌチがうたくできなかった時のこずを考え続けたり恥ずかしい気持ちや身䜓感芚を含む䞍安に泚意を向け続けるため そのずきの状況を思い浮かべるこずに没頭しおしたい、自己泚目に気づけない状態に陥りやすい。たた メタ認知によっおこれらの状態に䞀時的に気づいたずしおも知らず知らずのうちにたた自己泚目に陥っおしたうこずもある。


マむンドフルネスをうたく掻甚するために必芁なこず

・胜動的で柔軟な泚意制埡胜力を前提ずしお杉浊 2007今井ら 2017、受動的・自動的な泚意制埡から胜動的な泚意制埡によっおメタ認知的芖点を維持するこず

・自分自身の呌吞や日垞生掻音のような受動的制埡が働きにくいものに泚意を意図的に向け続ける緎習をする。これにより垞にモニタリングず制埡を行うようにする。

・メタ認知的モニタリングを適切に機胜させるための胜動的泚意制埡が必芁。

 

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4


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愛しさず、切なさず、糞井重里

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メタ認知療法ずマむンドフルネス認知療法の埩習

🧠 メタ認知療法MCTMetacognitive Therapy

抂芁

心の問題は「思考そのもの」ではなく、「思考に察する認識メタ認知」に起因するず考える療法。

う぀、䞍安、匷迫などの症状は、過剰な反芻rumninationや心配worryずいった思考パタヌンによっお維持されるずされる。

これらの思考パタヌンを匕き起こす「メタ認知的信念䟋心配すれば問題を防げる」を修正するこずが目的。

特城

認知の内容よりも「認知のプロセス」に焊点を圓おる。

思考をコントロヌルする技術泚意の切り替え、思考の距離化などを蚓緎する。

比范的短期間で効果が期埅できる構造化されたアプロヌチ。

 

🧘‍♀ マむンドフルネス認知療法MBCTMindfulness-Based Cognitive Therapy

抂芁

認知行動療法CBTずマむンドフルネス瞑想を融合させた療法。

䞻にう぀病の再発予防を目的ずしお開発されたが、䞍安障害や慢性痛などにも応甚されおいる。

「今この瞬間」に泚意を向け、思考や感情を評䟡せずに受け入れる姿勢を逊う。

特城

自動的なネガティブ思考に巻き蟌たれず、距離を取る力を育おる。

呌吞や身䜓感芚ぞの泚意を通じお、自己ぞの気づきを高める。

グルヌプ圢匏で行われるこずが倚く、8週間のプログラムが䞀般的。

 

ちがいその「マむンドフルネスアプロヌチ」

・「マむンドフルネス」の想定が異なる

MBCTのマむンドフルネス瞑想 メタ認知の適応的・䞍適応的な偎面を理解するためにメタ認知的掻動の状態を実際に経隓しながら理解知識化しおいく。メタ認知的感芚ずいう非蚀語的な経隓に重点をおいおおり、蚀語化による知識ずしお獲埗するのが困難なメタ認知的感芚を重芖。呌吞瞑想を甚いたマむンドフルネス・トレヌニングでは経隓的に理解するこずが掚奚されおおり 䌊藀 2018 この過皋で埗られるものがメタ認知的感芚である。

MCT マむンドフルネスによる経隓は知識を確認する目的のために実斜されるWells, 2009。蚀語化による知識においお獲埗できるメタ認知的知識を重芖しおいる。マむンドフルネスの状態を長期的な経隓によっお獲埗するこずを必芁ずはしおいないWells, 2009

・予想泚意を向けるこずができそうだ

・点怜この泚意の向け方でいいのか

・評䟡泚意を適切に向けられおいる

のプロセスに焊点をあおるために曝露法を適甚した行動実隓を経隓させながら適応的なモニタリングに関するメタ認知的知識を獲埗し おいく「メタ認知的ガむダンス」が実斜される。

「思考を䌎わない気づき」や 「䟡倀刀断を䌎わない受容」は難しいし矛盟しおいるず指摘 Wells, 2009


ちがい「メタ認知的コントロヌル方略」

・メタ認知コントロヌルずは 

「目暙蚭定」 心配しおいる状態に気づいたら距離をずっおみる

「蚈画」 心配が始たったらどのように心配から距離をずるか考える

「修正」 もう少し意識的に思考や感情から距離をずろう

で構成される䞉宮1996。

・メタ認知的知識の内容やメタ認知的信念の匷さに圱響され、メタ認知的知識の内容が思考の持続性や脅嚁性を匷めるような䞍適切なものだず䞍安などの症状を高めるよう働く。

そのためメタ認知的掻動に焊点をあおたマむンドフルネスのトレヌニングを行うために 適切なメタ認知的知識の獲埗が必芁

 

MCT メタ認知的知識に重点をおきながらメタ認知的掻動経隓のトレヌニングを通じおその劥圓性を怜蚎するこずでマむンドフルネスの状態を促進する。

MBCT メタ認知的掻動 経隓 をトレヌニングするこずによっお埗られるメタ認知的感芚に重点をおきながらメタ認知的知識を獲埗するプロセス

 

結論

・どちらにせよ知識ず経隓は必芁であり最初のうちは感芚であれ知識であれ意識しお乗るこずが求められ、最重芁なこずは「思考は思考である」ずいうメタ認知的知識を理解する こず。

・蚀語的理解や感芚的理解の胜力に合わせた治療法を遞択する

䟋MBCTはメタ認知的な機胜に぀いお「芖点」ずいう衚珟で説明されるこずが倚くこれらを 「評䟡しない」 や「今ここ」 ずいう条件の䞋で甚いるこずが定矩にもなっおいるがこうした状態を経隓から理解するこずに難しさを感じる堎合は MCTのように具䜓的な知識ずしお説明するこずで治療導入がスムヌズになる可胜性がある

逆に「理解はしおいるけど思考や感情ずメタ的に関われない」 ずいう堎合には MCBTのように経隓的な理解を目的ずしたトレヌニングがよいかもしれない。

【参考文献】

今井2021メタ認知療法からみたマむンドフルネス,心理孊評論 Vol. 64, No. 4

【ベストコメント】
平和孊ずいう孊問で゚クスポヌゞャヌずいう蚀葉を䜿いたした。
゚クスポヌゞャヌは今たでの自分を投げ捚おお、新しい堎所ぞ行っお䜕を感じるかの、珟地実習のこずを指したす。

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ヒロ🊻【えんの朚】

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犏島県の奥の方にある【諞橋矎術通】に行っおきたした。

ここはダリの䜜品が䞭心で、たるで異次元。

冬は閉通しおしたうらしい。

゜フトクリヌムは、犏島の牛のミルクで䜜られお、爜やかか぀濃厚でコクがあり矎味しいのですが、トッピングはなんず 「アリ🐜」です。

アリは味がないけどサクサクしおたした。
なお甲殻類アレルギヌのある人は泚意だそうです。
GRAVITY
GRAVITY19