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ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】

1.MBCTのマインドフルネス

・メタ認知的経験を重視する

・「評価しない」 というマインドフルネスの態度は,エクスポージャーと組み合わせることで,効果をより発揮する (Sisemore, 2012)。

・身体感覚に能動的な注意を向ける手続き (呼吸瞑想,ボディースキャン,歩く瞑想など)

・さまざまな心理的症状に著効を示す実証的知見が多くあることから,身体感覚をはじめとした自己関連刺激を用いることが必ずしもエクササイズの効果を弱めるわけではないと考えられる。自己注目を誘発する自己関連刺激を注意訓練に取り入れた研究では,社交不安症の症状に効果を示した例もある (富田ら,印刷中)。

・エクスポージャー中、情報の正しい(適切な)入力を目的としている

 

2.MCTのマインドフルネス

・メタ認知的知識をトレーニングや行動実験的な取り組みの焦点

・注意訓練では生体内の刺激に注意を向けることは推奨しない。理由として,身体感覚は最も典型的な自己関連刺激であり,対象モードによる処理が行われやすくなるため(Wells, 2009)

例)パニック障害の介入に注意機能を促進するMCTのエクササイズ(注意訓練法) をリラクセーションと併用した場合,注意訓練の効果が十分に発揮されなかった。→ 身体感覚に集中するリラクセーションの作用によって対象モードを促進したことが,注意訓練の効果を妨げた

・注意訓練における転換的注意に関するフェーズは特徴的な注意のトレーニングであり,MBCTなどでは転換的注意そのものを直接的に促進するトレーニングは見当たらない。

・介入手続きで自己注目を誘発しないことが一貫したポリシー

・自己関連刺激を用いたトレーニングを一貫して行うことはない

・自己注目に誘発されやすい身体感覚などの自己関連刺激(思考・感情・感 覚など) を用いながら,それらの刺激から「距離をおく」態度の実現を目指している。それがエクスポージャー中の有益なスキルともなる (Sisemore, 2012)。

・エクスポージャー中の情報プロセスの適切さを目的としている

 

3.共通点

・特定の刺激に注意を向け続ける選択的注意に関連したトレーニングがある (Verni, 2015)。

・転換的注意を促進する意図は共通性がある。雑念などの想起に対して注意が逸れた時には,注意を元に戻す(MCTでは音に注意を戻し,MBCTでは呼吸に注意を戻す)。この時に適用される注意機能は能動的な転換的注意である。

・注意訓練中の「分割的注意」フェーズは,ディタッチト・マインドフルネスを実行するための基礎的機能として位置づけられその意図は

1) 注意を分割することで自己注目に必要になる注意資源を枯渇させること

2) 注意を分割するというメタ認知的方略を意識することにより,メタ認知モニタリングが活性化されやすいこと

1)は MBCT同様でメタ認知的気づきや意図的活動に注意資源を割りあてることで,自動処理的な症状を悪化させる処理に注意を割りあてる資源が少なくなることを目的としている。

2)はMBCTのマインドフルネスのエクササイズの一つである「観瞑想」に類似した認知プロセス。観瞑想では,身体内外の全ての刺激に対して観察的態度で注意を向ける手続きを適用しており,分割的注意を土台にしたメタ認知モニタリング (熊野, 2012)

・エクスポージャー中に注意機能の操作に焦点をあてている点である。

 

【参考文献】

今井(2021)メタ認知療法からみたマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4


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