

夏休みの宿題といえば読書感想文…
日本の学校に通ったことのある人ならば、
きっと書いた経験をお持ちのはず。
嫌々読んでたあの本
何を書けばいいんだ?!と悩んだ学校開始前夜
感想というよりあらすじ紹介になってたあの年
結構書いたぞと思ったらまだ200字だった絶望
そんな経験もあるあるのはず…(私だけ??)
大人になって書いてみたら、
意外と1000字があっという間で、
こんな星もアリなのか?と作ってみました。
・購入記録
・積読記録
・読了記録
・もちろん読書感想文
投稿してみませんか??
搭乗条件は
・本が好き
・非公開でない
・5つ以上投稿がある
・over17
お待ちしています
アメジスト
読書記録です
啓蒙主義
ロイ・ポーター著
見市雅俊 訳
ちくま学芸文庫
ヨーロッパは16世紀は宗教改革、宗教戦争の時代、17世紀には三十年戦争もあり、全般的危機の時代でした
17世紀のピューリタン革命などをきっかけにして、批判的知性に目覚め、学問において新しいことを試みる風潮が広まりました
この流れで、17世紀のニュートンらによる科学革命と19世紀の産業革命をつなぐ、歴史的な架け橋というのが18世紀啓蒙主義の歴史的意義だそうです
三十年戦争やピューリタン革命以降の世俗化する時代において、伝統的な宗教教義から離れて、人間と自然と理解するようになった時代、それが啓蒙主義です
世の中のあらゆることを理解することにより、世界は進歩すると信じ、知的活動を繰り広げていく、それが結実したのが百科全書派と言えると思います
啓蒙主義の風潮が科学の知識を「公共財」にして、科学技術関連の出版は急激に増え、技術革新が促され、産業革命を準備したと言えるようです
また18世紀は世界中を探検するようになり、時空両面にわたる世界の広がりに刺激され、無邪気な知的好奇心が全面開花した時代です
1753年に開設された大英博物館は、その「博物学の時代」の結晶です
#読書
#読書感想文
#啓蒙主義
#ヨーロッパ
#歴史

アメジスト
読書記録です
人類はどこから来て、どこへ行くのか
エドワード・O・ウィルソン 著
斉藤隆央 訳
ちくま学芸文庫
本書のタイトルは、ポール・ゴーギャンの有名な絵のタイトル「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」からとられています
なぜ人間は社会性を持つのか
著者は、子供たちと親や祖父母の世代が一緒に過ごす「世代の重なり」と、「分業の体制が進み、利他行動が頻繁に見られること」の二点をもって「真社会性」と定義しています
グループ間の競争ではグループの他のメンバーを助けようとする利他的形質を多く持っていることが有利につながります
一方で、メンバー間の個人的な競合では、利己的行動をすることが有利となります
ただし、利己的行動というのは行き過ぎると評判を落とし、他のメンバーからの協力を得られない、場合によっては処罰されます
なので、グループ内で生きていくためには、他メンバーの信用を勝ち取る必要があるので利他的に動こうと作用します
人間というのは利他と利己のバランスによって成り立っている存在であると言えそうです
帯の謳い文句
人間を人間たらしめた決定的要因は何か?
文明は協力によって築かれた
というのが著者の答えのようです
ただ、自然科学者にありがちな宗教の否定は残念に思いました
たしかに宗教は排他的になる事も多いですが、その一方で克己心や利他的精神を育み、未来に希望を持たせるのも宗教です
#読書
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#人間学
#社会性
#文理融合

アメジスト
読書記録です
地図で読むアメリカ
ジェームズ・M・バーダマン
森本豊富 著
朝日新書
米国のイメージはおおざっぱに
ニューヨークは「ウエスト・サイド・ストーリー」
南部は「風と共に去りぬ」
中西部は「大草原の小さな家」
西部はマカロニ・ウェスタンの西部劇
ロサンゼルスは「ビバリーヒルズ青春白書」
でしたが、本書を読んで
米国についての解像度が少しは上がったような気がします
印象深かったのはアパラチア地域の悲惨さです
もともと痩せた土壌で採れるのは、カラス麦、ライ麦、トウモロコシ程度
工業化の流れで、東部の資本家たちによる乱開発の犠牲にあい、森林伐採で土地を荒らし、地下資源の収奪によって環境破壊を招いたそうです
かつては炭鉱で栄えたけど、見捨てられた地域といったところでしょうか
北東部のハーバード大学、イェール大学、MITなどのエリート臭は、プロテスタント入植者の勤勉さに文化的起源があるそうです
ハワイはリゾート地としてのイメージしかありませんでしが、物価が高いこと、ホームレスがたくさんいて社会問題になっていることに驚きました
南部のミシシッピ、アーカンソー、ルイジアナは、全米の中で最も平均余命が低く、在学者数が少なく、個人所得の中央値が低く、州民の健康状態が低く、貧困率は人口の20%もあるという悲惨な地域であるとははじめて知りました
プレーリーの肥沃地帯は大規模農業が行われており、自営農家の自立心が高いこと、共同体の道徳心が根強いこと、小さな政府志向があることが特徴のようです
五大湖周辺地域は、鉄鋼や自動車産業の衰退によって貧困化している地域で、反エリート感情、東部エスタブリッシュメントに反発する感情が強いようです
米国は地域別、ルーツが違う人々が、決して融合することなく、それぞれが文化として独立している、その集合体がサラダボウルとしての米国であるということが分かりました
#読書
#読書感想文
#米国
#地理
#サラダボウル

アメジスト
読書記録です
コーヒーでめぐる世界史
増田ユリヤ 著
ポプラ新書
新書らしくコーヒー片手に気軽に読める内容となっています☕️
ポイントは、17世紀後半から18世紀にかけてヨーロッパ各地にコーヒーが広まり、カフェやコーヒー・ハウスが社交の場や公共のテーマを議論の場になったところですね
これが近代以降のヨーロッパの市民文化の原点になったように思いました
日本では公共のテーマを議論する場なんてないですし、社交の場そのものがないですからね
日欧の文化的隔たりの大きさを感じました
コーヒーの飲み方は
トルコではコーヒーはリキュールを入れて、ロクムという甘いお菓子とともにいただく
アルコール入りなので、ほんとに大人の飲み物なんですね
エスプレッソの国イタリアでは基本的にブラックで飲むなど
国によってコーヒー文化の違いが知れたことが面白かったです
#読書
#読書感想文
#コーヒー
#歴史
#比較文化論


ルスバ
読みながら、2周しなきゃ意味を理解できないんだろうなと、うっすら察せてしまうとこ。
アメジスト
読書しました
今日がメンタルヘルスデーというのは偶然ですけど
精神病に関する医学=哲学論
フィリップ・ピネル著
影山任佐 訳
講談社学術文庫
著者のフィリップ・ピネルは、近代精神医学の祖とされる人物です
フランス革命の時代に活躍した人物で、ビセートル病院とサルペトリエール病院の医長を歴任し、看護人ピュサンとともに、「狂人」と呼ばれ鎖に繋がれた精神病者を解放し、人道的な治療を始めたと言われています
精神病は治療可能な狂気である
患者のうちには理性が働き続けているとみて
本書では精神病者に対して、食事や労働などの生活習慣を整えることや心にアプローチする療法を提案しています
p109の事例にみられるように
規格化を推進したというよりも、看護人の機転と配慮があるやりとりによって場を収めていることが印象的でした
ピネルの功績は、精神医療・看護において患者との対話を重視したことだと思います
精神病というのは「理性を見失っている状態」であるとみて、そこから連れ戻す、「理性は回復できる」という信念に基づいて、患者に対して「賢明に計算された自由」を与え、「秩序ある優しさ」をもって患者と対話する
患者と社交し、患者の感情に配慮する
そうすることよって心へアプローチする
それによって近代精神医学の扉を開いた記録であることが本書の意義であると思いました
#読書
#読書感想文
#精神医学
#古典
#ヒューマニズム


ルスバ
内観するもんばっかだな。
書とスマホ捨てて街へでろ。

ルスバ
15巻から突然、フランス革命前夜みたいになってきた。
巨人そっちのけ。

Sora
読書記録です
昔書いたものを添削して書きました
前作の衝撃から続編である本作へと読み進めたが、それはこれまでの自分の「理解」がいかに表面的な誤解に過ぎなかったかを痛烈に思い知らされる経験となった。本書は、抽象的で難解になりがちな哲学の本質を、誰の目にも明らかなほど明快かつ平易な言葉で解き明かしている。読者は対話の妙に引き込まれ、自ずと深い思索の領域へと没入していくことになるだろう。アドラー心理学の真髄である「愛と自立」の厳しさと温かさを突きつけ、読者を哲学の深淵へと心地よく誘ってくれる、極めて実効性の高い傑作である。

アメジスト
読書しました
精神科医がものを書くとき
中井久夫 著
ちくま学芸文庫
精神科医のエッセイ集です
体系的に書かれているわけではないから
分かりにくいですけど
あらゆる精神疾患の根底にあるのは対人関係の病であること
対人関係というのは他人がどう思っているかの読み合いだから神経を消耗させる
被害妄想に陥ったり、自己価値感情がすごく落ち込んでしまうなどして精神疾患にかかるのは
本能的に対人関係を求めざるをえない人間の脳の宿命であるように思いました
対人関係への耐性の弱さというのは精神疾患にかかるリスクを高めますが、経験を積んで治るかどうか、治らない場合もあるようです
精神疾患の場合は薬物療法は万能ではなくて、本当に治すためには心理療法、精神療法が必要なようです
神経伝達物質を抑えるとかの話だけではなくて、学習をして成功体験を積むことが精神状態を良くするために必要だからなのでしょうね
精神疾患の予後が良くなるかどうか
まわりの人々による物質的・心理的支援に恵まれるかどうかが大きなウエイトを占めているのかもしれません
#読書
#読書感想文
#メンタルヘルス
#ソーシャルサポート
#エッセイ

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