共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

アメジスト

アメジスト

こんにちは。
読書記録です。

海賊の世界史
古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで
桃井治郎 著
中公新書

p12に載っているアレクサンドロス大王に捕らえられた海賊が、自分がやっていることは大王がやっていることと本質的に同じであり、一方は大艦隊でやっているので皇帝と呼ばれ、他方は小さい舟でやるので海賊と呼ばれているだけだという話は考えさせられます。
本書では西洋の海賊の歴史と並行して、ローマとカルタゴの戦争、イスラムによる征服と十字軍、レコンキスタ、オスマン帝国とスペイン帝国の覇権争い、スペインとイギリスによる新大陸侵略が述べられており、国家というのも略奪と戦争の歴史であり、テロリズムや海賊と本質的に同じであるということが認識できるようになっています。
トランプ大統領がやっている力の外交、覇権主義的な外交は、暴力性を伴っているという意味で国際テロリズムや海賊と同等であるということです。
公正といえる秩序なしに、大きな権力を持って世界を支配しようとするトランプ大統領こそがテロリストと言えるでしょう。

海賊には夢があります。
身分秩序からの自由
しがらみや社会的束縛からの解放
暴力装置で人民を抑圧する国家権力への反逆
様々な事柄が管理される現代だからこそ、海賊の秩序に対する反逆者、国家に対する個人としての側面、管理に対する自由の側面に魅力を感じます。

第4章の大航海時代やカリブ海の海賊列伝は百花繚乱で面白いです。
未知の世界である海の向こう側に、成功や名誉、冒険、自由を求めて戦った夢の物語です。
フランシス・ドレーク
ヘンリー・モーガン
キャプテン・キッド
ウッズ・ロジャーズ
バーソロミュー・ロバーツ
黒ひげティーチ
女海賊のアン・ボニーとメアリー・リード
などたくさんの海賊が紹介されています。

私掠行為は、国家の駆け引きである非公式の戦争だから、海賊たちに私掠船になるように勧めて、都合が悪くなると海賊たちは処刑されるという哀しさも知ることが出来て勉強になりました。

#読書
#読書感想文
#海賊
#世界史
#ロマン
GRAVITY2
GRAVITY16

コメント

クワガタ1975

クワガタ1975

1 GRAVITY

確かナニワ金融道という漫画だったと思うのですが、国家は一番権力を持ったヤクザだ、みたいなセリフがあったのを思い出しました。 このパクスアメリカーナを支える親分、他の大国と比べてマシな部分もありますが、まあ酷いところもかなり多いですね[冷や汗]

返信
アメジスト
アメジスト
国家がヤクザかどうかというのは、人民の生活を保障する秩序を守るための権力なのかどうなのかですね。 日本も国際社会もそうでありたいですね。
1 GRAVITY
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

こんにちは。