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カナタ
Chased temporary before revealing what’s permanent.
先日も取り上げた「永遠」を意味する単語permanentが出てきていますね。直訳すると「何が永遠か明らかになる前には、一時的なものを追いかけていた」という感じですね。
色んな人と付き合ったけど、最後には一人に落ち着いた、という話なのかもしれませんし、転職を繰り返したけど、最後には天職に巡り会えた、という話なのかもしれません。まあでも未来のことは分からないので、「今」最後だと思っているもの、それが永遠だと思ったものでも、将来的にはそうではないかもしれません。
そういえば余談ですが、どこで聞いた話かは忘れましたが、「変わらないものなんてない」ということの反論として「変わらないものなんてない、ということは変わらない」つまり全てのものは変わり続けるということが不変の法則なら、その法則自体が変わらないものである、という逆説的な話を聞いたことがありました。先日も話題にしましたが、永遠を表す二つの単語permanentとperpetualのうち、perpetual(絶え間なく動き続ける)の方に何となく似ていますね。
さらに余談ですが、何となく連想したのがザ・ブルーハーツの「情熱の薔薇」の冒頭の歌詞ですね。
永遠なのか 本当か
時の流れは 続くのか
いつまで経っても変わらない
そんな物あるだろうか
こんな感じで短い詩から色々と連想するのもまた楽しいものです。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Humility and humidity humble my humanity.
ラップなどでも使われる、いわゆる「韻を踏む」というやつで、語感の似た単語を4つ使っているところがいかにも詩的ですね。直訳すると「謙遜と湿気が私を謙虚な人間にさせる」という感じですが、これは意味を問うというより言葉遊びの意味合いが強いかなと思います。
もうちょっと深読みすると、今のこの過酷な暑さに耐えて精神を訓練することで、自分の人間性が鍛えられる、とも取れますかねえ。そうとでも考えないと、この連日の暑さはやってられないかもしれません。
#sixwords #6語の物語

カナタ
"Won't do" exceeds "to do" list.
『「やらないことリスト」が「やることリスト」を上回る』
exceedは「(数量的に)上回る」というニュアンスがあり、やらないと決めたことのリストの項目数が、やるべきことのリストの項目数を上回っている、ということですね。
これは自己啓発本などでも良く出てくる『「やることリスト」より「やらないことリスト」の方が重要』という話かと思います。人は本能的に、たとえ必要なくても、つい多くの選択肢を可能な限り残そうとしてしまう特性があると言われます。可能性を失うことは痛みであり、人は「痛み」に過剰反応してしまうからだと言われていますが、他の可能性を閉じないということは、逆に言うと「選択をしない」という選択をしていることになり、それによってさっさと選択をした時に得られるはずであった利益を失っているとも考えられます。何も諦めない人は何も得ることができない、なんて言葉もありますが、投資でもよく言われる「損切り」が重要だということですね。そうは言っても、「捨てる」「諦める」ということは、なかなかできないことではあります。
そういえば関係あるようなないような話ですが、ひと昔前に「人生がときめく片付けの魔法」という本が流行ったことがありましたね。これも確か「ときめかないものは役割を終えたものだから、感謝して捨てる」ことで「身の回りをときめくものだけに限定する」ことを実現し、人生をよりよいものにする、といった内容だったと思います。
「やらないことリスト」にせよ、「ときめかないものは捨てる」にせよ、ルールを決めてそれを守り、例外は認めない、という強さが必要かなと思います。まあでも、それが出来れば苦労しないよ、という声が聞こえて来そうではありますね。かく言う自分も、なかなか捨てられないタイプです。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Like the flowers, I cannot bloom.
省略された語を補うなら、
Like the flowers do, I cannot bloom.
という感じで、直訳すると「その花が咲くようには、私は咲けない」という感じでしょうか。
もう少し補足すると、flowersが複数形で定冠詞theが付いています。ひとつ考えられるのが、この詩を読んだ作者の目の前にはお花畑があり、それを見て自分との比喩を詩にしたためたのかもしれません。もう一つの可能性としては、the flowersが「周囲で成功した人たち、輝いている人たち」の比喩なのかもしれません。いずれにせよ、作者は咲けなかった、失敗した、こんなはずじゃなかった、という失意の中にいるのでしょう。
花の比喩で言うと、花は自然の摂理に従って種から芽吹き、成長して花開き、そして散り種を残します。当たり前のように繰り返されるこの自然の摂理のようには自分は咲けなかった。これは人間であればたとえば両親のいる幸せな家庭に生まれて愛されて育ち、大学を卒業して結婚して家庭をつくり、子をなして育て、やがて子は巣立ち、静かな老後を迎える、ということが「当たり前」だとされたなら、自分は上手くいかなかった、ということなのかも知れません。まあ実際にはこれってけっこう難易度が高くて、当たり前ではないんですけどね。
いずれにせよ、世間や他人との比較からの自己否定感、社会不適合感、疎外感、孤独感などを詠った詩と解釈できそうです。嫉妬と言ってもいいかもしれません。なお、そうしたネガティブな思考を緩和するための心構え(嫉妬した時、された時の対処法)は一つ前の詩の紹介の時に書いたので、よければそちらも読んでみてください。
そういえば全然関係ないのですが、花の比喩で思い出したのですが、有名な建築家クリストファー・アレグザンダーの著書に次のような一節があるそうです。
If you want to make a living flower, you don't build it physically, with tweezers, cell by cell. You grow it from the seed.
「生きている花をつくろうとすれば、ピンセットで細胞を一つ一つ物理的に組み立てるのではなく、種から育てるであろう」という感じですね。
つい「あの花になりたい」と思うこともあるかと思いますが、残念ながらすぐになれるわけではなく、「種から育つ」というプロセスを経る必要があるということは、あらためて意識しておくと良いかもしれません。格好だけ真似したとしても、その人にはなれません(そういえば昔、Appleの創始者の一人として有名なスティーブ・ジョブズの外観を真似した起業家がいましたが、実は詐欺だった、なんて事件がありました)。ローマは1日にしてならず、ですね。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Precariously teetering on edge of success.
こちらも解釈の余地があまりなさそうなので、6語にするために省略されたであろう語を補ってみます。
I am precariously teetering on the edge of success.
直訳すると「私は危うく成功の縁に揺れ動いている」という感じです。いま成功している人も、あっという間に転落してしまう可能性がある、というのは昨今のスキャンダルなどを見ていると分かります。あるいは今まさにあなたが上手くいっているのであれば、それを失う怖さというのも実感として分かると思います。
成功が安定しない理由は色々とあるかと思いますが、一つは嫉妬されることですね。他人の不幸は蜜の味、なんて言葉もありますが、他人との比較でしか自分の幸福を感じられないという人は多いと思いますので、幸福な人を貶めてやろうと考える人は多いものです。なので成功を安定させる一つの方法としては「嫉妬されないようにする」ことが挙げられます。謙虚でいること、成功で得たものを他人にも共有すること、幸福を見せびらかさないことなどが挙げられます。まあでも人間には承認欲求がありますので、なかなか難しくはあるのですが。
もうひとつ成功が安定しない理由としては、成功を外部の評価に委ねてしまうということが挙げられます。外部に評価を委ねると、それは自分ではコントロールできません。たとえばミシュランの星を得たレストランであっても、評価されなくなったら(星を失ったら)失敗と見なされますよね。あるいは何らかの順位(人気ランキングとか)や目に見える数字で評価されるもの(年収は分かりやすいですね)もそうですね。こちらについては「外部の評価を気にしない」「他人との比較をやめ、自分で自分を評価するようにする」ということが挙げられます。頑張った自分を自分自身で褒めましょう。比較するなら過去の自分と比較しましょう。こちらもなかなか難しくはあるのですが、どうしても他人と比較して嫉妬してしまうことがあれば、その嫉妬の対象となる人が成功の影でどんなに辛い思いをしているかを想像してみましょう。あるいは今回紹介した詩のように、あなたが羨む人は成功しているように見えて、常にそこからの転落を恐れているかもしれません。そう思うと少し気持ちも楽になるのではないでしょうか(ただし、こういう嫉妬心は思うだけにして、口にしたり書いたりするのは避けた方が無難です)。
#sixwords #6語の物語

カナタ
In a perpetual state of toe-stubbing
直訳すると、足の指をぶつけている状態がずっと繰り返されている、という感じでしょうか。意訳するなら、小さな不運や失敗なんかがずっと続いている、という感じですね。なんか嫌な感じですが笑 人生なんてそんなものかもしれません。
ちなみにperpetualは「永遠に」と訳されることがあって、同じ訳が当てられるpermanentとの違いが日本人だと分かりにくかったりしますね。ニュアンス的にはperpetualは「しつこく(絶え間なく)続く」という感じで、permanentは「変わらない状態が続く」という感じです。perpetualの方は動いている状態が続くイメージ、permanentは静止している状態が続くイメージですね。単語を覚える時は単純に訳語を一対一で覚えるのではなくて、その単語が表すイメージも合わせて覚えると良いかもしれません。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Vet bill pricier than engagement ring.
vetは「獣医」ですね。直訳すると「獣医からの請求が婚約指輪より高い」、もうちょっと意訳すると「ペットの治療費は婚約指輪より高い」という感じでしょうか。
ペットを飼った(そして看取った)ことのある人ならご存知かと思いますが、ペットの生涯にかかる費用というのはそれなりにかかるものです。特に老年期の治療(延命と言ってもいいかもしれません)をどこまでするか(嫌な言い方をすると、寿命はある程度お金で買うことができます)の判断は、正解がないので悩ましいですね。まだペットを飼ったことがないという方は、買う前にそういう悩みがあることは知っておくと良いかもしれません。
余談ですが「vet」のような「ある職業を一つの単語で表す」ような単語って、知らないとどうしようもないので、覚えるしかありません。そういえば昔TOEIC対策の勉強をした時に「TOEICで良く出る単語」として覚えさせられた「plumber」という単語を良く思い出します。「配管工」という意味なんですが、そんな単語、普段使わないよね? 覚えて意味あるの? と当時は思ったんですが、そういえばスーパーマリオブラザーズのマリオとルイージの職業は配管工なんですよね(マリオの映画を見てて「あ、plumberだ!」と思いました笑)。そんな感じで意外なところで役に立ったり? もすることがあるので、多分使わないだろうなあというマニアックな単語でも、覚えておくと良いこともあるという一つの例としても見ていただければと思います。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Monophobia: don’t leave, but go away.
孤独恐怖症。行かないで、でも離れて。
これはまあ、解説は不要でしょうか。孤独恐怖症だからと言って、べったりくっついて欲しいわけではなくて、適度な距離感を保って欲しいということですね。これは逆に孤独が好きな人であっても当てはまると思います(ずっと一人でいたいわけじゃなくて、たまにはだれかと話したいこともある)。
矛盾する二つの表現(「行かないで」「離れて」)を同居させて、その間にある微妙な何かを伝えるのは詩的な表現としてはよく使われるのですが、そう言えば先日ご紹介した「ニュージャージー出身(派手で下品なイメージ)だけど、カトリック育ち(上品でお堅いイメージ)の女の子。どっちも当てはまる」という意味の
Catholic girl. Jersey. It’s all true.
もそうでしたね。白と黒の間には無限の色が広がっているのです(ミスチル)。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Slices of happiness before year ends
「年末までに味わう、いくつもの幸せの断片」
これを聞いて真っ先に思い浮かべたのが、「シュトレン」というドイツの菓子パンです。これをクリスマスに向けて少しずつスライスして食べるのがドイツのクリスマスでは定番だそうです。日本だとクリスマスケーキといえばイチゴのショートケーキが定番ですが、国によってクリスマスの過ごし方が違うのは面白いですよね。
余談ですが、日本ではクリスマスにケンタッキーを食べるという話をすると外国の人(特に欧米の人)に驚かれるという話をよく聞きますね。欧米ではクリスマスに七面鳥を食べますが、日本では七面鳥は入手しづらいのでその代わりとしてチキンを食べるのが普及したという説が有力ですが、どうなんでしょうね。そういえばクリスマス以外だとバレンタインチョコなんかも欧米にはない風習ですね。まあ、日本では宗教的な意味はなく、季節イベントのひとつという扱いなので、それでも良いのかもしれません。
さらに余談ですが、クリスマスは冬の寒いイメージがありますが、南半球だと季節が反対になりますので、南米やオーストラリア、ニュージーランド、アフリカの南部あたりは真夏のクリスマスになるようですね。実はまだ一度も赤道を越えたことがなく、南半球には行ったことはないのですが、いつか真夏のクリスマスというのも体験してみたいものです。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Recovery does not look one way
「回復の仕方は一つではない」という感じでしょうか。
これはまあ、解説は不要でしょうか。回復の仕方は人それぞれで、遅い人もいれば速い人もいます。また繊細な治療が必要な人もいれば荒治療が向く人もいます。いずれにせよ、その人を尊重し、その人に合った治療法を選択できると良いですね。
そういえば余談ですが、「ファクトフルネス」という本の中に『「悪い」と「良くなっている」は両立する』という話が出てきます。今は状態が良くないが回復してきている、という状況はありえる、という当たり前の話なのですが、つい人はどちらかだけを見てしまい、「悪いものは悪い」と解釈したり、「良くなっているのだから良い」と見てしまいがちだということでした。
この本はひたすら「世界は少しずつ良くなっている」ということをデータで示す、という内容なのですが、だからと言って世界は必ずしも楽観視して良い状態ではない、ということも忘れてはいけないとも言っています。悲観しすぎるのも楽観すぎるのも良くないので、『「悪い」と「良くなっている」は両立する』ということは忘れないようにしたいですね。
#sixwords #6語の物語
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カナタ
Dear younger me, I love you
「親愛なる若かりし頃の自分へ。愛しているよ」
これは色々と解釈の余地のある詩ですね。もし過去の自分に手紙を送ることができたとして、その書き出しの文章に当たるのですが、もしかしたらこの詩の作者は過去に大きな失敗や人生の困難があったのかもしれません。それでも振り返って未来の自分がそれを肯定的に捉えることができた、ということを過去の自分に伝えることで、同時に今の自分に対する受容のメッセージとした、と捉える考え方が一つあります。
もう一つは「もしかしたらあの時誰かに愛されていたなら救われたのかもしれない」という後悔の念と、それを(自分自身を愛することで)自己救済する、といった意味かもしれません。いずれにせよ、過去の選択によって今の自分が形作られていますので、自己憐憫(自分を可哀想だと思うこと)に浸らずに、それを糧に未来を良くする方向に考えるようにしたいですね。
余談ですが、過去の自分に手紙を送った場合、それを読むことで行動が変わったなら、現在の自分とは別の自分になっている可能性がありますね。このタイムパラドックスを扱ったSF作品はいくつかありますが、自分は「シュタインズ・ゲート」(原作はゲームで、アニメ化されています)を思い浮かべました。「シュタインズ・ゲート」は「過去にメールを送れる装置」と、「それによって変わった世界(世界線)に移動できる能力を持った主人公」が、望む未来になるように苦闘する物語でしたが(もうちょっと複雑な内容なのですが、ネタバレなので省略)、なかなか面白いので未見の方は是非。
#sixwords #6語の物語

カナタ
The bare minimum's already so demanding.
bare minimumは「必要最小限」とか「最低限」といった意味になります。そしてdemandingは「注文が多い」とか「要求が厳しい」という意味です。それを踏まえて訳すと「最低限クリアすべき条件でさえ、すでに高すぎる」という感じでしょうか。
おそらくこの詩の作者は、何らかの「最低このくらいはやって欲しい」という条件を突きつけられたけれども、それがとても高いものだった、という経験をしたのでしょう。いわゆる「足切り」の要件を満たさないと、そもそも門前払いされてしまうという厳しい世界は、世の中には結構あるものです。そういえばその昔、大学受験の時に受けたセンター試験(今の共通テスト)の結果によって、受験さえできなかった大学があったのを思い出しました。(今でも共通テストの結果による足切りってあるんでしょうか)
あとは職業によっては何らかの資格が必要だったり何らかの試験に合格する必要があったりしますよね。たとえば裁判官・検察官・弁護士になるには司法試験、医者になるには医師国家試験に合格する必要があります。これもまた「最低限クリアすべき条件でさえ、すでに高すぎる」の一例ですね。
それ以外に思いつくのが、婚活で相手に求める要件とかでしょうか。よく言われることですが、厳しめの条件を指定すると、あっという間に婚活市場の上位数%になってしまうということもあるそうです。これでは少子化になるのももっともですよねえ。もし何らかのハードルを課す側の立場にいる人は、ある程度ハードルを下げて妥協することも考えると良いかもしれません。
あと全然関係ないのですが、この詩を読んだ時に、何故か槇原敬之の「どうしようもない僕に天使が降りてきた」か頭の中に流れてきました笑
#sixwords #6語の物語

カナタ
One knock, two knocks, door opens.
「ノック1回、ノック2回、ドアが開く。」
この詩の面白さの説明が難しいのですが、最初に1回、次に2回とノックは合計3回しているのですが、最初の1回目は「行動を起こす」、おそらくためらいもあったけれど、意を決してノックした、という緊張感のようなものが伝わります。
次の2回のノックは、ためらったものの行動を起こしたので、それをやり切る(欧米ではノックは3回を1セットとして行うのが一般的です)ための「追加の行動」になります。最初の戸惑いを打ち消すように、ノックしている人の「やり切るんだ」という意思を感じさせる表現ですね。
そして最後にドアが開きます。ためらいながらも行動を起こして、それをやり切ったからこそ、道が開けた、と捉えられるかなと思います。全体としては躊躇から行動へ、そして行動が変化をもたらす、という一連の流れを表現した詩なのかなと思います。
新しく何かに入門する時の緊張感であったり、面接で部屋に入る前の緊張感であったり、あるいは片思いの人に思いを伝える緊張感であったり、そういうものを想像させる、良い詩だと思いました。最初の一歩を踏み出すのは、なかなか勇気がいるものですよね。もちろん上手くいくとは限りませんが、ドアをノックしないことには何も始まりませんので、一年の初めということもあり、何らかの新たな扉を叩いてみるのもよいかもしれませんね。
#sixwords #6語の物語

カナタ
We can’t all be lifestyle influencers.
直訳すると「誰もがライフスタイル・インフルエンサーになれるわけではない」という感じですね。文法的な話をすると、いわゆる部分否定の表現になります。
ライフスタイル・インフルエンサーとは何かですが、「この人みたいな暮らしをしてみたい」と思わせるような情報を発信している人、という感じかなと思います。自分にそういう興味がないせいか見たことはありませんが笑 TikTokとかにはけっこうそういう人がいるみたいですね。
もとの英文に戻ると、そんなキラキラした生活を誰もが送れる訳がない、という少し皮肉を含んだニュアンスか、それに比べて自分は凡庸だという自嘲気味なニュアンスも含まれるかもしれません。
SNSを見ていると、ついつい幸せそうな他人が目に入って、それと自分を比較して惨めな気持ちになることもありますね。一言で言うと嫉妬なのですが、自分が幸福かどうかの尺度を他人との比較で考えない方が良いかもしれません。
あとは、SNSで見えている他人というのは、その人のある一面でしかない、ということはあらためて意識しておくと良いかもしれません。たとえばSNSに上げられた豪華な食事をいつも食べているわけではなくて、普段は質素な食事かもしれません。素敵な恋人がいるように見えて、実際はうまく行っていないかもしれません。どうしても嫉妬心が消えない時は、そういう「裏の苦労」を想像してみるといいかもしれません(まあでもそれは品のいいことではないので、あくまで想像に留めて、口に出したり書いたりはしない方が良いでしょう)。
#sixwords #6語の物語

カナタ
When you love, you sometimes lose.
直訳すると「あなたが愛するとき、あなたは時々失うこともある。」意訳すると「愛するということは、失うというリスクを伴う。」という感じでしょうか。
これはまあ、解説は不要でしょうか。おそらくこの詩の作者は何らかの愛の対象を失ったばかりなのでしょう。恋愛、家族愛、あるいは何らかの趣味や仕事などの時間をかけて情熱を注いだ対象が、何らかの理由である日突然(あるいは徐々に)失われる経験は誰しも持っているかと思います。
あるいは、失うことを恐れては愛することも出来ないので、「それでも愛するんだ」という作者の覚悟を謳った詩なのかもしれません。まあでも、愛が深いゆえにその愛の対象から疎まれるということもあります。愛は相手があってのことですので、長く続けるには距離感もまた大事かなと思います。これもまた難しいことではありますが。
あとは詩的なテクニックの話としては、前半の3語と後半の3語はそれぞれ文を成していて、動詞が「love」と「lose」と一文字違いの単語を用いている点が挙げられます。いわゆる「韻を踏む」というやつですね。似た語感の動詞なのに、loveはポジティブ、loseはネガティブな単語ですので、その対比を際立たせたる効果もあるかもしれません。
もうちょっと穿った見方をすると、「lose」には「負ける」という意味もあります。愛が負けることもある、とすると、三角関係的なものも想像するかもしれません。三角関係といえば夏目漱石の「こころ」が有名ですが、「先生」と「K」は1人の「お嬢さん」を争い、その結果「先生」は勝利して、「K」は自殺してしまいます。その後、残された「先生」と「お嬢さん」は結婚しますが、「K」は自殺することで「お嬢さん」への(K自身の)愛を守ったと「先生」は考え、それゆえに絶対に「K」には勝てない(「お嬢さん」を心から愛することができない)ため、それに勝つには「先生」も自殺するしかない、という考えに支配されていき、明治天皇の崩御に殉死するという形でそれを実現します。愛を勝ち負けにしてしまうと、こういう悲劇を生むかもしれません。
愛は白か黒かの勝ち負けではなくて、その間にある無限のグレーの中にあるのかもしれません(ミスチル)。正解はありませんし、倫理的に許されないこともあるかとも思いますが、色々な愛の形があっても良いのではないかなと、個人的には思います。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Surviving with grace is noble pursuit.
これは訳すのが難しいですね。直訳調に訳すなら「品位を保ちながら生き延びることは、高貴な志である。」、もう少し意訳すると「品位を保ちながら生き抜くことは、最も価値のある挑戦である。」という感じでしょうか。
解説すると、これは「生きるか死ぬかという場面で品位を保てるか」ということを問うているのかなと思います。たとえば何らかの災害に遭った時、自分が生き残るのを優先するか、それとも人を助けるのか、と言ったことを思い浮かべると良いかもしれません。
この詩を読んで連想したのが、先月にオーストラリアのビーチで起きた銃撃事件ですね。多くの人が逃げ惑う中、銃撃犯の1人に向かって走り、格闘して銃を奪い取った人がいたそうです。目の前で人が殺されていくのを見かねて自然と体が動いたそうですが、これはなかなか真似できそうもありませんね。
また東日本大震災の時に南三陸町の職員が防災無線で最後まで逃げずに避難を呼びかけ続けて、その職員自身は津波の犠牲となったということもありました(これを美談として良いものかは、なかなか難しい問題ではありますが)。これ以外にも東日本大震災ではさまざまな「災害時でも品位を保った」エピソードはたくさんあったかと思います(いっぽうで災害時とはいえ残念な話もまた多くあったと思います)。
というわけで、さすがに銃撃犯に立ち向かったりといったことは誰もが出来ることではないのですが、品位というか「自分はどうありたいか」は普段から意識しておくと良いかもしれません。そうは言ってもいざという時に動けるかというと、なかなか難しいことではありますが。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Mincing. Mixing. Mingling. Meals. Music. Memories.
「刻む。混ぜる。歓談する。食事。音楽。思い出。」
解説すると、最初の二つの単語は、何か料理を作っている様子が想像されます。その次の三つの単語はパーティーを想像しますね。そして最後が、楽しかった思い出となるわけです。
また訳してしまうと分からなくなってしまいますが、6語すべてMから始まるのがポイントですね。いわゆる韻を踏むというやつで、食材を切ったり混ぜたりする音や、会話のざわめきや音楽といった様々な音をリズミカルに表現しているとも考えられます。
パーティーの準備、開催、そしてそれが楽しい思い出になる、という一連のプロセスを6語に上手く落とし込んだ、なかなか良い詩ではないでしょうか。日本語の俳句もそうですが、こんなに短い文からでも活き活きとした情景を読み取れるというのも、短文詩の魅力の一つですね。
#sixwords #6語の物語

カナタ
Unreconciled History Will Create Violent Reckonings.
直訳的には「和解されていない歴史は、暴力的な形での清算を生み出すだろう」、意訳すると「和解されないまま放置された歴史は、やがて暴力的な形で決着を迫るだろう。」という感じでしょうか。
これを見て連想するのは「進撃の巨人」ですね(以下ネタバレを含みます)。禍根を残したままの和睦、つまり145代フリッツ王による不戦の契りや、地ならし後の(アルミンが代表する)エルディアと世界との和平交渉は、いずれまた次の戦争を生むことになりました。悲しいかな、そうして歴史は繰り返されて行くのでしょう。
これはちょうどいまベネズエラで起きていることにも言えますが(これは非常に複雑で、単純に何が正義で何が悪かとは言えないものですが)、間違いなく言えることは将来に禍根を残すということでしょう。じゃあどうすればいいのか、どうすれば良かったのか、エレンがそうであったように、何とも言えないもどかしさがあります。我々に出来ることと言えば、こうして物語として語り継ぎ、次世代に何かが変わることを期待するくらいでしょうか。歴史は繰り返しますが、全く同じことの繰り返しではないと信じて。
#sixwords #6語の物語

カナタ
New Year's Resolutions: Reflect, Heal, Expand
「新年の抱負。振り返る、癒す、広げる。」
My word for this year: intentionality.
「私の今年のテーマは『意図を持って生きること』」
My new resolutions are my handlers.
「新年の抱負が、私をうまく操っている。」
新年ということもあって、今年の抱負的な投稿が3つありましたので、合わせて取り上げてみました。
一つ目は「反省する・癒す・挑戦する」という感じでしょうか。何事も(上手く行っても行かなくても)振り返って「もっと上手くできるようになるにはどうすれば良かったか」を考えるのは大事ですね。またそうは言っても自分を責めすぎるのも良くないので癒しも重要です。また新しいことに挑戦するのも大事ですね。
二つ目ですが、自分もわりと流されるタイプなので、自分の意思で行動するように心がけてみるのもいいかもしれません(が、そうは言っても性格なので、なかなか難しいですね)。
三つ目ですが、こういう「新年の抱負」を立てることで自分を変えるように意識する(自己暗示にかける)のも、時には有効かもしれませんね。紙に書いて壁に貼っておくのもいいかもしれません。休みもあと一日ですので、自分も一年の抱負を何か考えてみようかなと思います。
#sixwords #6語の物語

カナタ
New Year. More wrinkles to love.
俳句風に訳すなら「年明けて 愛すべき皺(しわ)が また増える」という感じでしょうか。
six wordsの投稿サイトは「6語の詩」に合わせて写真やバックストーリー(詩を詠んだ背景)も一緒に投稿できるのですが、(おそらく)詩の作者と思われる人物の笑顔の写真と、バックストーリーとして作者は2003年以来癌で2度の手術をしていること、それから20年以上が経ち手も顔もしわくちゃになったけれど(その皺も)愛おしく感じること、人生は貴重で瞬間瞬間を楽しんで欲しい、といった文が添えられていました。
病気、特に癌になると世界を見る目が変わるとは良く言われることですが、幸いなことに自分はまだそうした世界観が変わるような大きな病気をしたことがありません。いずれにしても人生は一度きりですので、あとで後悔しないように、やりたいことは元気なうちにやり切ってしまいたいものですね。
この詩は1月1日に投稿されていたのですが、元旦らしい良い詩ですね。ここ数年は年の初めに目標を立てることもなく過ごしているのですが、一年の初めにバケットリスト(死ぬまでにしたいことのリスト)を見直すのも良いかな、と思わされました。
#sixwords #6語の物語
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