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Yachi

Yachi

写真撮影、寺社、仏像、京都、滋賀、英会話が好きです。
写真撮影
仏像
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仁和寺の隣の住宅地の中に、ひっそり大仏さんがあるとは知らなかった。
轉法林寺という名前も実は初めて知った。
お庭と庫裡と本堂、それに鐘楼を兼ねた楼門。
誰もおらず、開いた扉から本堂に入った。

3階分はあろうかという広々とした空間に、それでも狭いとばかりに阿弥陀さんが座っている。
光背の先まで7.4メートル。確かに大きい。しかも木像という。
内陣、外陣ともに普通の広さはあるのに窮屈さを感じる。

顔は大きめ大味な造形。燻された金色が風格を感じさせる。圧倒的な存在感だ。
外陣の後ろにはお釈迦さんの50センチくらいの立像があり、赤と青の垂れ幕が壁に大きくかけられている。
二河白道を表している配置だそうだ。
確か先週正行寺で聞いた話だ。なるほどと合点し故事をなぞる。
そして阿弥陀さんと会い見える。
ゆらりとなびく線香の煙の後ろに阿弥陀さんの構図。
誰もいないお堂で静かに過ごす時間は平穏だ。
時折太鼓と囃子が聞こえてくる。
そろそろ秋、か。

2025/10/19
#京都 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい
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偶然見つけた八幡市文化財特別公開。
石清水八幡宮のすぐ近くに紅葉の寺があるとは知らなかった。
善法律寺は街道沿いにあり、駅から歩いてゆくと紅葉が見えるので迷うことはない。
境内は広くないが、十数本の紅葉が密度高く植えられている。山門から奥を見るも良し、本堂へ続く飛び石から見上げるも良し、本堂から庭を見るのも良い。
本堂の本尊地蔵菩薩は平安のもので、高御座に鎮座している。由緒を聞いて納得したが初めて見た。
彩色はなく、木の肌が素朴に見えるもので表情も捉えにくい。やや痩せ気味のスタイルであるが、しっかりとした彫りを見せる。
そのほかにも鎌倉仏の愛染明王や不動明王を間近に見ることができる。それぞれ1メートルほどの坐像で見応えがある。
さらには廃仏毀釈で預かることになったということ平安仏の千手観音もあり、どれも比較的保存がよく、一見の価値がある。

盛りの紅葉と良い仏像でお腹いっぱいと言いたいところだが、2日しか販売されないという亥の子餅を食べ損ねたのが悔しい。

2025/11/30
#京都 #紅葉 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい
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禅宗の土間のような空間の奥に阿弥陀如来立像があり、手前の人天蓋がステンドグラスになっている。
模様は蓮のようなので和ではある。
壁面はキャンパス地で、一部は仏の坐像の図がびっしりと貼られている。
ご住職に話をたっぷりとうかがい、とりあえず納得。

不思議な空間だが、阿弥陀さんはそれと見てすぐわかる鎌倉仏。
像高は1メートルほど。脇侍はあったかどうかわからないらしい。
スタイルが良く、彫はシャープでしっかりとした造形だ。
しゅっとした顔立ち、細かい表情を持たせた指先など、品の良さが目立つ。
全身の箔がよく残っていて、少しすすけた金色がなかなか風格と趣きを感じさせる。
また、衣の袖の薄さは、丁寧に作られたことがよくわかる点だろう。

寺を建築という観点から見れば、ここにその風情を求めることはできない。
しかし、広い空間の中で、見上げればステンドグラス、目の前には作りが確かな仏像がある。
それも悪くない。

ご住職、書道の先生から、是非とも御朱印直書きのお手前を習ってください。
来年を楽しみにしていますよ。

2025/10/11
#京都 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #寺
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壇の上の阿弥陀三尊を至近から仰ぎ見る。
像高は1メートルくらい。すっきりとした造形で、彫りはシャープ。
3体とも箔がよく残り、煤けた色合いに金属光沢が重厚感を出している。
阿弥陀如来は、簡素な衣文の表現ながらていねいに仕上げられていて、なかなかの存在感。
両観音は,相対して衣文は細かく柔らかさが伝わり、質感の表現がとても良い。
しかしながら、と言ってはなんだが、3体とも顔の表情が異なっているのが不思議に思える。特に勢至菩薩は、他よりも顔がふっくらしているのが面白い。

市中に大和座りをしている脇侍を伴った阿弥陀三尊があるとは知らなかった。
他の参拝者がおらず、気を張らずに見ることができるのが良かった。

2025/9/28

#京都 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい
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住職についてお堂に入り、焼香を済ませると、厨子が開扉された。
それを内陣の真近から観音様を見る。

1.8メートルの像は堂々たるもので、質感、風格、造型のどれをとっても美しい。
ところどころに箔が残り、あとは漆が鈍く黒光りしている。
ふくよかなな肉づきではっきりした顔立ちは、表情に迷いがなく、まっすぐ前を見据えている。
どことなく女性的な印象を受ける。
それは,しっかりと先端まで作り込まれた手指のせいかもしれない。水瓶を持つ左手、すらりと伸びた右手。どちらの指もとても細く長くしなやかに、自然に曲げられ、その様にはうっとりする。
少し離れて見ると、目が合う。憂いが感じられるその雰囲気もまだ良い。

ところが住職はじっくりと見る時間を与えてくれず、厨子が閉められてしまった。
あ、というまもなく。
しかし、新たに参拝の方何やってきて、扉は再び開かれた。

もちらん、居座ったさ。

2025/9/6#京都 #寺 ##仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりたい
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禅定寺は集落を見下ろす高見にあった。
本堂の前の庭には、様々な草木が植えられ、四季それぞれに楽しめる。
軒下に入ると風が涼しく感じられ、ツクツクボウシの合唱を聞くと、晩夏であること何実感できる。が、日向は勘違いしたかのように暑い。
目当ての十一面観音は宝物庫の中にある。
中は期待通りに快適な温度湿度。
失礼だが床に座って見ることができる。しかも貸切。
像高約3メートル。太くはないがふくよかな肉づきで、ふっくらとした顔の表情はやわらかく、少し女性的な印象を受ける。目はしっかりしており、視線を合わせると自信を与えてくれる感じだ。
全体に動きは少ない。それが安定感を出しているのかもしれない。
衣文は単調で、立体感もやや乏しい。一方存在感は大きい。それはサイズのためではなく、造形がしっかりしているからだろう。

ここは仏像の背面に回ることができる。光背はもちろん、像の背中も見ることができ、きちんと作り込まれている様子を確認できる。

寺の由緒や仏像の説明は、ボタンを押せば何度でも聞くことができる。
3回ぐらいは聞いたでしょうか…

そのほかの像も含めて、涼しい中で好きなだけ見ることができるのはなんと素晴らしい。

2025/9/6

#京都 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #
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前にも来たことがある。
その時は単に五大虚空蔵菩薩としか思わなかった。ふと、もう一度しっかり見ようと思い立ち、観智院を訪れた。
山門をくぐる前からその向こうに百日紅が見える。夏らしい。つまり暑い。
汗が引かないまま客殿を抜けていく。廊下はときおり心地よい風が通る。しかし庭に面した側に来ると日向で風が吹いても気休めにならない。
そして本堂に入り、座って一息つく。扇子を止めることなく五大虚空蔵菩薩を見る。
1メートルほどの像が、こちらも1メートルほどの鳥獣の上に座っている。
シンプルで素朴な造形だが、雰囲気が明らかに日本のものではない。
鈍く黒く光る細身の体躯に、面長の顔で、玉眼。しかし、真っ直ぐに前を凝視する小さな瞳が放つ光が、像を超然たる印象に引き締めて、凛々しさを与えている。表情はあまりないが、賢さをたたえている、というのは失礼だろうか。一方、デフォルメされた鳥獣との対比がシュール。
5体が居並ぶ様は堂々たるもので、像高以上に大きく感じられる。内陣に入ることはできないので、造形の詳細を確かめることはできない。
だが、おそらくこの距離で、一視野に5体を入れて見ることが大事なのだろう。

1対5では、分が悪すぎる…

2025/8/24

#京都 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりたい
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アプリは夕方に豪雨の可能性ありと言っていた。その通り東山近くは真っ赤。
京都が近づくにつれ視野いっぱいに積乱雲が迫ってくる。間違いなくこいつだ。
運の良いことに、清水五条に着いた時は雨は上がっていた。少し暑さはマシだ。
しかし清水寺までは思ったよりも遠く、登り切ったときには汗だくだった。ぽつりぽつりと雨粒が当たる。そそくさと券を買って本堂に逃げ込む。感心するのは、毎年券面のデザインが変わる事。来る甲斐があるというものだ。

今年は燭台の位置が違う。内陣にその熱がこもっている。ちと暑い。
古札を返し、新しいものをもらう。
さて、内々陣から千手観音を仰ぎ見る。薄暗い中に浮かび上がる金色の姿は神秘的とも言える。全身金色なのだけど、蝋燭の炎で揺れる影が派手さや安っぽさを感じさせない。
その印象は二十八部衆にも当てはまる。よく見るといくつか違う顔が混じっていて、同時代のものだけでないことがうかがえる。
狭いない内陣で通り抜けるように人が流れる中を、壁に張り付いてじっくり見ていると邪魔になるのはわかっているが、年に一度なのだから大目に見てください。
じっくり堪能した後は、内陣から見ることを忘れない。千日詣りという行事の雰囲気を感じることができる。
賑わっているけれども、暗い中を進む人の頭の影の向こうに観音さんほかが居並ぶ。
厳かに、親近感を持って参拝できる、一年に一回の貴重な機会をしばらくは楽しもう。

2025/8/16

#京都 #寺 #仏像 #盆 #仏像好きな人と繋がりたい
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矢田寺は丸通りの中にあり、行き交う人は多い。標識も出ているが、立ち寄る人は少ない。
提灯は灯りが入っていて、それらに囲まれた狭小な空間は独特だ。
端的に言って、お盆の時期なのでこのお寺に来た。この時期の御朱印は送り鐘のみ。もちろんそれをいただいた。

本尊は地蔵菩薩。像高2メートルとあるが、内陣に入れないのでスケール感に乏しい。
顔は大きめで目の周りの表情は平安の頃のものを思わせる。生地の起伏と、照明の陰影からはっきりと読み取れないが、目を固く閉じているようだ。
その像は火焔の中に立っている。それはこの像の縁起に因むもので、おそらく他では見たことがない。

訪れる人は少ないので賑わいは聞こえるものの、ゆったりとした時間を過ごすことができる。数メートル四方の提灯に囲まれた空間は居心地が良い。

2025/8/15

#京都 #寺 #仏像 #写真好きな人と繋がりたい #盆
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暑い暑いと言っても仕方がないのだが、やはり暑い。

聞けば仁和寺の観音堂が久しぶりに公開されているという。
仁和寺ということは、山門をくぐって中門まで距離がある。そして影がない。
とはいえ…仕方がないなあ。日傘だけではしのぐことはできないけど。

前回の公開時も来た。その時は内陣裏の壁画も見ることができた記憶がある。その時は仏像に特に興味は無かったのだけど。
あらためて千手観音と二十八部衆プラスを見た。勢揃いしている様は圧巻だ。
千手観音は全身金色で、表情からして古いものではないのだろう。仏像というより、フィギュアの雰囲気がある。どうも固定観念的に箔が落ちて古さを感じさせるものというイメージが自分の中にあるようだ。
ただ、眷属についてもそれは言えることで、平安,鎌倉のものではないだろう。
壇の後ろの壁に目を向けると、白衣観音と観音様の絵が、そして銅の壁にも三十三観音が描かれている。
三十三の観音づくし、そんな空間を共有する気持ちで向き合えるところだ。
それはそれで良し。なかなか贅沢。

よく見ると、千手観音の脇侍の不動明王と降三世明王の方が、小さいながら味があるかも、と言っては失礼か?

日が傾き始めて、少し日差しが和らいできたかな。よさ、歩いて帰ろう。

2025/8/3
#寺 #京都 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい
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予報では38度。
そこまで気温が上がる前に帰りたい。どのみち昼になれば蓮の花は見頃を過ぎる。

しかし大覚寺なー、駅から遠い。冬なら歩いても全く苦にならないが、この季節は勘弁して欲しい。
時間はかかるが、京都駅からバス。
開門前に到着したのだけど十分暑い。クマゼミに混じってアブラゼミも鳴いている。

さて、蓮の花は咲いているということで少し期待。
大沢池をパッと見て、見つけた蓮はまさに対面。池を半周歩いていかないといけない。
天神島の手前に白い蓮が群生していたものの、なかなか良いところに良い具合の花がない。

日傘をさして歩いてゆくといよいよ日陰がない。野っ原だ。
そして蓮、そして川鵜が岩の上。黒いのに暑くないのか。
開けているので五大堂を背景に蓮の花を見ることができるのは良し。けど川鵜も入る。どうやっても入る。仕方がないなー。

半周を過ぎると木陰に入り、空気も涼しげなものに変わる。樹冠の下にいるだけで明らかに気温が違う。
残念ながら蓮からはどんどん離れていき、景色自体は楽しめるが、見たいものがあるわけでなく、足を止める理由もない。
ほどなく入り口に戻ってくる。さすがに2週目はないなー。
本格的に気温が上がってくる前に帰ろう。うん、そうしよう。

とは言いながら、JRの駅まで歩いた。これは失敗した。

2025/7/21

#寺 #蓮 #写真好きな人と繋がりたい #京都
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いつの間にか蓮が咲く時期になった。
先週は勧修寺に行ったが、熱帯睡蓮が旺盛で正直今一つだった。
やはり法金剛院か。仏像あるし。

1年ぶりに訪れた。まずは丈六の阿弥陀さんがあるお堂へ。
全体的に箔が多く残り、かといって華美さはなく良い風合いが漂う。
ふっくらとしたやや四角い輪郭の輪郭の顔、表情は厳しさと慈悲深さの間で、引き締められた唇が寡黙な雰囲気を出している。
どっしりとした安定感のある体躯、大ぶりな各パーツが大きさを感じさせる。
少し不思議なのは、二重円光背の外側に舟形光背が合体している。円光背は黒ずんでいるのに、舟形の方は箔が綺麗に残っている。そこには飛天がいくつかあしらわれているのだけど、何か阿弥陀さんと風合いが異なるような。

まあ、細かいことは抜きにして、おおらかな丈六の平安仏(藤原)を間近で見れることに感謝。

蓮は、またしても少し早かったようだ…
暑くなってきたし、帰る。

2025/7/13

#寺 #仏像 #蓮 #写真好きな人と繋がりたい #京都
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安土あたりは雨が降っていたが、米原に着くとすっかり止んでいた。
まさにその様な雨後のタイミングを狙っているやってきたのだ。

檜に囲まれた山門の前は、たっぷりと水分を含んだ空気に満たされている。
境内一面のイワヒバも緑色がとても鮮やかだ。

さて、庭はというと、噂に違わず池ができている。澄んだ水の底に沈んでいる苔は、これもまた彩度が高い緑色だ。
松の枝からときおり落ちるしずくが、池に再現性のない波紋をいくつも作るのだけど、水が透明なので水底の苔が一瞬歪むのを捉えるしかない。
三尊石、島、橋、松、灯篭と見るものも多い。それらが緑の中に散らばっている。さらに、点々と白い花が見える。クチナシとはなかなか珍しい。おそらく、晴れていれば香るのだろう。

苔と水が際立ち、開け放たれた座敷には緑と土の匂いが充満している。
そして静か。誰もいない。

ゆっくりとぼーっとするのが心地よい。
電車の時間だけは気を付けておいて、もう少しここにいよう。

2025/6/15#滋賀 #寺 #苔#写真好きな人と繋がりたい #雰囲気
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たかつきは滋賀にある。
英検が終わった午後、その駅から近くの向源寺へ行った。しばらく仏像を見に行ってなかったし。

建物がまばらな開けた境内はすでに青紅葉で、時折梅雨の走りのような弱い雨が降る。
本堂を抜けて収蔵庫へ。
扉が開く途中から、正面やや左手の十一面観音が目に入る。
一瞥して、像高195センチの八頭身のモデルのような見事な均整のとれたプロポーションにはっとさせられる。
ほとんど木の素地だが、脚の衣文にわずかに箔が残る。全体が黒ずみ、経年を感じさせるのだが、表面に虫食いなどはなく、とてもきれいな肌を見せる。
眉からすっと通る鼻筋は雅で、固く結ばれた唇は気高さを感じさせる。
首元から垂れる髪は淀みなく手首、そして足元へと伸び、動きのある表情はとても自然だ。
背面、二の腕の臂釧 (ひせん、もちろん調べて書きました)。衣文、衣の裾など細かいところに至るまで造形は精緻で丁寧だ。
360°どこから見ても破綻がない。どこから見ても美しい。

どれだけ見ていても飽きることはない。
しかし、電車は1時間に1、2本である現実は変わらない。駅に急がなくては。
また来る!

2025/6/1
#滋賀 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #寺
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満開のサツキに彩られた蓬莱庭園を期待して訪れた。
近所のサツキはすでに満開だったから。

あにはからんや、ほとんど咲いていない。五分でも、三分でもない。こればとても残念。
ようやく良いタイミングで訪れる機会を得たと思ったのだが。

とは思いながら、丈六の釈迦如来坐像があるのは知らなかった。案内によれば天平の頃のものという。
もちろん修復はされてきたと思うが、眉から鼻筋までのはっきりとした顔立ちを間近で見ることができるのが良い。
ところどころはげているものの、全身が金色に光っている。
何より良いのは、光背がシンプルな円光背であるところだ。顔の後ろでぱあっと光ってる感じ。
訪れる人も少ないながら、庭に仏像にと、見るものに飽きない。

サツキ見たかった…

2025/5/18

#滋賀 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #仏像好きな人と繋がりたい #庭
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本堂の隣の観音堂にも見るべき仏像がある。

戸が開け放たれて、十分な光が入り、六体の仏像全てが明るく見える。
その中でも目を引くのが中央の、県内最大とされる十一面観音だ。像高は2メートルと少し。確かに大きい。

衣文は平面さを感じるものの、全体の造形は指の表情に至るまでとても繊細だ。
明らかに一木造りとわかる木目がとても美しい。
ややのっぺり顔で、薄目に厚い唇がしっかりした表情をつくり,ずらりと流れるように全身のフォルムへつづく。
ガイドの山口さんによれば、初めは彩色が施されていたとのこと。
見慣れているからというのは確かにある。けど、素地の風合いはなんとも言えない味わいがある。この方が好みだ。

2025/5/5

#仏像 #滋賀 #寺 #仏像好きな人と繋がりたい
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35年ぶりの開帳と聞けば行かないわけには行かない。
正福寺という寺は正直知らなかったし、こんなにご近所にあることも知らなかった。

上り坂の参道を上がると旗が掛かった山門をくぐる。
今回の開帳は本堂の落慶を記念してのことなのだ。
記念行事の最中で、それほど広くない堂内は30人ほどの正装した檀家さんたちで埋め尽くされていた。
やや場違いに感じつつ、本尊の胎蔵界の大日如来を見る。
周りの喧騒を意に介することなく厨子の中に座す1メートルほどの姿はまさに安穏。
やや角張った面持ちの、それでも目鼻立ちはすっきりしている。装飾はよく残り、箔もよく残りまだ金色が確認できる。
静かに瞑想するが、スマホのシャッター音はひっきりなしだ。

厳かな儀式が執り行われているのだが、なんか和やか。

2025/5/5

#寺 #滋賀 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい
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ちょうど良い時分に訪れた。ツツジが満開だ。
それは山門をくぐった時にわかった。

三尊石の後ろの垣のツツジは満開で目に鮮やか。
庭を囲む楓の葉擦れの音が耳に優しい。
年々早くなる暑気が来るまでの短い間、初夏の爽やかさを存分に楽しもう。

とは言いながら、昨年夏に来た時は本堂のお釈迦さんはじっくり見なかった。お庭が目的だったからというのも理由かもしれない。

お釈迦さんというのは後で知った。仏像を見た時にはよくわからなかったのだ。厨子も光背もない簡素な像で、高さは1メートルほど。
装束や顔立ちは日本の雰囲気とは違って異国の雰囲気が強い。右手を下ろし、左手は膝の上で印を結んでいる。
やや煤けているものの、金色がよく残っている。
かすかに開けられた眼は、庭から差し込む陽光の眩しさのせいと考えるのは気の回し過ぎか。
明るい雰囲気の中に置かれた仏像は、構えることなく見ることができて良い。

2025/4/29#寺 #京都 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりたい
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像高2メートル弱、見降ろされる。

一階分くらいある厨子の中で、狭そうに座る不動明王。にぶく黒く光る像は、写実的、丁寧かつ大ぶりな衣文の造形で人間味を感じさせる。左右で色が違う玉眼の大きな眼が放つぎろりとした視線は、蝋燭のちらちらと光を照り返して怪しいゆらめきをたたえている。

内陣の間近から見ることができるので木肌の様子も細かくわかる。その表面はなめらかとは言えないが、とてもきれいで傷や割れなどは見られない。
これまで修復されたことがあるそうなので、そのおかげでかもしれないが、経年の畏怖よりも、睨まれる威圧の方が強い。

間近で見て、感じるにふさわしい像といえよう。

2025/4/27
北向山不動院

#寺 #京都 #仏像 #不動明王 #仏像好きな人と繋がりたい
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三十三間堂の賑わいとは対照的にほぼ人がいない法住寺。
まだ八重桜が見頃なのに藤も咲いている境内を抜けて本堂へ上がった。
暗くて細かいところがよく見えないが、すらりとした体躯にふくよかな面持ち、ホリは深くやや大きめ。
迦楼羅炎は燃え上がる感じでなく、頭の後ろで渦巻く感じで特徴的。
薄暗い内陣でLEDの蝋燭の灯りで、起伏が陰影となって浮かび上がる。祀るというにはこのくらいがちょうど良いのかもしれない。

拝観順路に沿って進むと小さな庭を見ることができる。季節ごとに咲く花木が植えられていていつ来ても楽しめそうだ。ここに桜の木が一本あり、まだ見頃と言える頃合いだった。
この桜、梅の源平咲きのように、白い花と紅い花が付いている。これは初めて見た。
寺の方に桜であることを確かめると、朝に参拝に来た人も同じことを尋ねたという。

正直、これは知らなかった。
自分しか参拝者はいない。独り占めだ。

2025/4/19

#桜 #寺 #京都 #写真好きな人と繋がりたい #仏像
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花の見頃は待ってくれない。
わかっているのだが、昨日は所用があった。
そして夜に雨。

数年前にここを知ってから、山桜の古木が咲いているところを見たかった。幹にびっしりと生えた苔の風格は一見に値する。

寺の方から昨夜の雨で散ったと聞いた。池に浮かぶ花びらを一瞥してわかった。
来年来る楽しみが増えたと負け惜しみを言っておこう。

本堂の障子を張り替える方からは青葉の季節も良いですよ、と。
近々来るかあ…

2025/4/10

#桜 #滋賀 #寺 #写真好きな人と繋がりたい #山桜
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電車を降りて、疏水に沿って歩くと桜の中に埋もれて観音堂を見ることができる。
いかにも春らしい景色だ。
十数分緩やかな坂を登ると山門に着く。
大きな本堂が見えるものの、桜は意外と少ない。
その横を抜けて三重塔の方へ。
天気も良く、順番に場所を譲りながら写真を撮っている、ので逆側に回ってみた。
この時間はこちらの方が良さそうだ。

そして観音堂へ向かった。
そこで初めてわかった。遠目とは違って、境内に桜がない。
あー、もちろん内陣まで入って如意輪観音のお前立ちは見ました。小さい像ですが、とてもまとまりが良く、京都市中のお寺の仏像を思わせるような端正な印象です。

さて、観音堂横の階段を上がり展望が見渡せるところへ。
ここからだと境内ではなく、その周りに桜があるのがよくわかる。
琵琶湖、さらには比叡山山頂の展望台も見える。
春らしい景色だ。人多し。

2025/4/6

#桜 #滋賀 #寺 #写真好きな人と繋がりたい #雰囲気
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降り注ぐ桜の花はボリウム感満点。
樹冠の下に入れば、周りは全て枝垂れ。

人も多し。海外からの方もとても多い。
Shall I take pictures for you?
と声かけて写真を撮り、その後ポジションを確保する。

皆さん、よく知ってらっしゃる。

2025/3/29 本満寺

#京都 #桜 #写真好きな人と繋がりたい #お花見 #寺
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1週間前は、梅が満開で桜の蕾はまだ膨らんでいなかった。
近くまで来たので、期待せずに寄ったところ、満開ではないか!

鳥居に覆い被さるように垂れる枝いっぱいに花が咲いている。個々の花が集まり、さながら雲のように見える。
まさに、圧巻。
しかも、久しぶりに梅と同時に咲いた。

良き。

2025/3/29

#京都 #神社 #桜 #写真好きな人と繋がりたい #雰囲気
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ようやく梅が開花した。
覆い被さるような枝ぶりは健在だ。
椿も満開。
とくれば、梅の横の樹ももうすぐ。
数年ぶりにコラボが見られるかもしれない。
これは楽しみ。

2025/3/24

#京都 #梅 #神社 #写真好きな人と繋がりたい
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まだ梅…

2025/3/21

#京都 #梅 #桜#写真好きな人と繋がりたい
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今年は剪定具合が良いようで花が多いです。

2025/3/21

#京都 #梅 #写真好きな人と繋がりたい #寺
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ぐるっと回って最後は智恵光院へ。
ここには枝ぶりが良い枝垂れ梅がある。

そして、そのすぐ横にお地蔵さんがいる。
しかも、六臂!
合掌、錫杖、蓮蕾、宝珠、水瓶と、他の地蔵では見ないものもある。
なぜ?
由緒書きによると、京都の六地蔵巡りをまわるのはなかなか簡単ではない。それならば、一体に六体分全てを彫り込めば良いとなり、一刀三礼のもと彫られたものという。しかも小野篁によって。

像はガラス戸の奥にあり、反射があってとても見にくい。しかも仏天蓋が立派すぎて顔のところまで垂れ下がっていて、その表情はさらに見にくい。
像高は1.5メートルくらい。やや四角い輪郭の顔で弓形の眉から鼻筋がくっきりとしている。
肌は白さが残り、裙にも箔が残る。
隣公園で遊ぶ子供たちの声を聞きながら、静かにただ祈る。

今年は六地蔵巡りをしてみようか。

そうそう、お賽銭箱が遠いのだ。戸で仕切られた1メートルほど先の床が投げ入れる口になっていて、賽銭はどうやっても上から放物線を描くことになるのだ。案の定、投げた銭は桟ではじかれて賽銭箱の外へ。

なんか納得できん。

2025/3/21

#京都 ##仏像 #梅 #写真好きな人と繋がりたい #仏像好きな人と繋がりたい
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若王子神社の境内には一本だけ梅の木がある。
それほど大きくない木だけど、毎年それを見に訪れる。

木には品種が書かれた札がかけられており親切。

なぜ毎年来るのか。
それはこの木の源平咲きや絞りを見るためだ。
どこに赤い花がつくのか、白い花弁にどのように差し色が入るのか。
元は赤色の花の木だそうだが。

今年は遅めだけど、ちゃんとあった。それがわかれば満足。

あまり人が来る神社ではないので、ゆっくりと見ることができるのがとても良い。

2025/3/15

#京都 #神社 #梅 #写真好きな人と繋がりたい #雰囲気
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石庭の前は満席でとてもにぎやかだ。
それを横目に本堂を目指す。
建てられてから古くない本堂内は、桧の香りが残っていてひんやりしていた。
ガイドさんが説明してくれるのだけど、何とも味気ないもので正直興にそぐわなかった。

本尊の釈迦如来坐像は50センチほどの高さで、すらりとした体つき、すっきり整った顔、抑揚のある衣紋など典型的特徴がうかがえる。
良い具合に年を経ていて、全体が程よくマットな仕上がりで、渋く箔が残っている。それが陰影を柔らかい印象にしている。

表情は瞑想しているように静かだが、太い眉を思わせるところが力強さも兼ね備える。
まとまっていながら、存在感のオーラがもやーんと放出されている感じ。

この像は鎌倉時代のものらしいが、龍安寺の元となった円融寺は平安期の創建、そして龍安寺となったのは室町時代、本尊となった経緯には何か話がありそうだが、その辺りについてはガイドさんは、知りませんの一言で終わった。

正直に申し上げて、いまいち。

2025/3/8

#仏像 #京都 #京の冬の旅 #仏像好きな人と繋がりたい #龍安寺
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小さな本堂には20人ほどが座って居る。
京都学生ガイド協会の学生が滑らかに寺の説明を聞きながら本尊を見る。
アフロ、いや五劫思惟阿弥陀如来だ。金戒光明寺と同じく、デフォルメされたかのような姿だ。ふっくらとした頬、むちっとした首筋となで肩。五劫という時間がそうさせるのか?

説明の最後は観音堂の十一面観音だった。筋肉質なのだという。
本堂と観音堂は中で繋がっていたので、そのまま移動。
仏像を目の前にして少々驚いた。市中の像にしては、珍しく優美さがない。ちょっと芋くさい顔立ち。
そして確かに筋肉質、細身だが余分な肉がなくがっしりした体躯。少し短い腕。しかも、意識高い系の目鼻立ちがはっきりした男顔、身長1.8メートル。明らかにマウント取ってきてる。

これは文句なしにかっこいい。

衣文は彫りは浅く、対照的な部分が多い。それらは時代相応なのだろう。
しかし肌の色が何となく明王みたいに赤っぽく見えるのは気のせいか?
ガイドの方も同意見だが、その理由はわからなかった。
それに対して裙は木の素地が経年で黒くなった良い風合いを醸し出して居る。
むしろドヤ顔兄さんなので、少しチャラくレザーのパンツを履いて居るように見えないこともない。
いかん、どうやっても自意識強すぎ兄ちゃんに見える。
そこまでの自信はどこから来るのか。
うらやましい。

2025/2/16

#仏像 #京都 #仏像好きな人と繋がりたい #寺 #京の冬の旅
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商店街の中で丈六の阿弥陀如来を見ることができるのは何とも不思議な感じがする。
開けっ放しの本堂は、周りのざわめきがほぼそのまま聞こえてくる。

ちょうど読経のところに来た。明るめの節のお経が堂内に響いている。

お堂に入るための段を上がる時から、ぱっちり見開かれた目がこちらを見ている。
諭すでもなく、圧するでもなく、見つめている。
全身が黒いせいで白目が目立つ。
近寄って見るのも良いが、光背を含めて一視野で見ようとすれば、少し離れたほうが良いかも。びっしりと仏に埋め尽くされた舟型光背は、その大きさとは逆に意匠がとても細かい。

銅鑼の音と共に読経が終わると一瞬無音になったが、すぐに通りの喧騒が聞こえるようになった。

2025/2/11

#仏像 #京都 #仏像好きな人と繋がりたい #寺
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宝蔵寺の寺宝展を見に来た。
本堂を通りぬけていくのだが、本尊の阿弥陀三尊の右手に地蔵菩薩を見つけた。
子安地蔵というらしい。ご利益を得ようと両手首に真っ赤なよだれかけが結ばれている。

1メートル少々の像で、白顔、修復されたとのことで截金や彩色がきれいだ。
すらりとした体躯になで肩で、静かに目を閉じている。
錫杖を持つ手は自然な感じで力みを感じない。

何となく仏像という雰囲気を異に感じるのは、プロポーションのせいかもしれない。
八頭身の小顔、デフォルメの少ない四肢、彫りが浅く周期性が見られないリアルな衣文など、とても生身を感じさせる。

2025/2/11

#京都 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #寺 #若冲
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三千院の山門を過ぎて緩やかに下りはじめるその先に、雪降る白景色の中にお堂がひとつ。それが勝林院だ。

離れていても本尊の阿弥陀如来が見える。
靴を脱いで声明が流れるお堂に上がる。床が足裏から体温を奪っていく。戸が空いているので空気もほぼ外。

さて、丈六の阿弥陀如来。さすがにでかい。間近なので仰ぎ見る形になる。いや、明らかに上の方から見下ろされている。目が合うのですよ。
鎌倉仏らしい、少し面長に見える男顔。全身の箔が如来の風格を漂わせている。サイズは大きいが、決して大味ではない。
また、光背も像に合わせて大きく、てっぺんが手前に反っていて、こちらに落ちてきそうだ。
ここは裏手にも回ることができる。ぜひそうするべき。正面からだとやや厳しめの表情は、横から見ると優しくも憂いの表情にも見える。

本尊の両脇には、不動明王と毘沙門天が居る。もちろん両仏も上から見下ろしている。玉眼なのでめっちゃ見られている感が強い。
不動明王の光背は外套のごとく側面から正面に回り込んでいて、どの角度から見ても火炎の中に立っているように見える。初めて見た。
毘沙門天はぎゅっと口元を引き締めて、寡黙ながらこちらを睨んでいる。見守っている?

皆さん、それぞれに目力が強い。

勝林院、冬の静かでぴしっとした空気の中で見るにふさわしい。

2025/2/9

#仏像 #京都 #仏像好きな人と繋がりたい #雰囲気 #雪景色
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雪道を走ってやっと善水寺に辿り着いた。
近道は雪で通行止めだったのだ。

なんと、国宝の本堂は屋根の檜皮の葺き替え工事中で見れなかった。残念。

幸いにも本堂の中は入ることはできた。ついさっきまで八日の護摩供だったので中には香が強く残っていた。
外陣で手を合わせていると、寺の方が内陣を案内してくれた。

秘仏の薬師如来の厨子も国宝であり風格あるもので、それを囲むように帝釈天と梵天、四天王、十二神将が並んでいる。
それを数十センチという至近で見ることができるのだ。

内陣の空気は冷え冷えとして、空気が止まっている。何も音はしない。
二天は2メートルほどの像高で平安らしいぽってりとしたふくよかな顔つき。ややしっかりとした体躯に対照的な衣文。彩色はほぼない。だが、丁寧な造形は見ていて飽きない。
四天王も良い。これらも像高2メートルほどで平安のもの。ややかたさを感じるが、それぞれが動きのあるポーズ。小顔なところが、何となく現代風。でも表情は明らかに平安風。
十二神将は約1メートルの小柄なもので、鎌倉のものらしい。それらは傷みが激しくかけている部分も少なくない。それでも皆個性的な躍動感のあるポージングで味がある。
自分は波夷羅大将のカメラ目線のどや顔が好みだ。

内陣の裏手には聖観音、阿弥陀如来、僧形文殊菩薩、不動明王、兜跋毘沙門天など多くの美仏を、これらも数センチまで寄って見ることができる。静かに、じっくりと。

檜皮の葺き替えは十月まで。紅葉の季節には新しい屋根を見ることができるだろう。

2025/2/8

#滋賀 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #寺 #
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毎年年始に護王神社を訪れているが、今年は遅くなった。
ちょうど節分祭をやっていて、赤鬼と緑鬼が徘徊していた。
この後豆蒔きとのことだが、それはパス。

なんといっても目的はお守り。
えー、今年から足のお守りでなく、足腰のものにアップグレードしました。

これで足腰が健勝であれば安いもの…

2025/2/2

#京都 #節分 #GRAVITY日記 #足腰のお守り
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巳年ゆかりの日體寺を訪れた。

ほとんどの人は清水寺の行き帰りで、ほとんど見向きもしない。その道沿いに日體寺がある。

戸を開けて声をかけると、どうぞご自由に、と。

本堂を入って奥に、目指す妙見大菩薩があった。
像高は30センチもない。作りは精緻で、彩色も程よく残っている。
いかめしい玄武に乗った菩薩像だが、顔つきは童子のそれで、ハリが違う。それに剣を持つ右手も、蛇を握る左手もなんだか若々しい。
半跏像なのだけど、左足は前に投げ出されている。足の裏が正面を向いているのだ。
聞けばとても古い像であるとのことだが、なぜそのポーズなのかはわからないと言う。

南南東を守る妙見さん、とってもやんちゃぽい。

あ、財運 なで巳様もなでまわしましたよ、もちろん。

2025/2/2

#仏像 #京都 #仏像好きな人と繋がりたい #寺好きな人と繋がりたい
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15分ほどかけて、地蔵さんの石仏が並ぶ上り坂と階段を登り切ると、視野一杯に本堂が現れる。

他に訪れる人はなく、お堂は静まり返っている。
しかし,その中は意外と寒くない。風が遮られるからか。

薄暗い中、本尊の聖観音の御前立ちを見る。小柄で華奢な雰囲気のすらりとしたラインが綺麗だ。
薄暗い中に浮かび上がる姿が、やや緊張しつつも平穏な雰囲気を感じる。

それだけでない。聖観音の他に四天王や阿弥陀如来と、賑やかしとしては十分なメンバーが揃っている。
四天王は平安の様相が色濃く残る表情で、顔のパーツがぎゅっと中心に寄っている。衣服はまさに異国のそれである。聖観音とは逆に動きを感じさせる。
一方の阿弥陀如来は、きりりとハンサムで磐石の安定感を呈する。

さらには、内陣とその裏にも回ることができ、武装の忿怒大黒天や色々な時代の様々な仏像を至近で見ることができる。

質と量の点で申し分ない仏像を、心ゆくまで静かに見ていられる。なんと贅沢。
もっと雪深い時に来ることができれは、ことさら厳かな空気に触れることができるに違いない。

2025/1/13

#滋賀 #寺 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい
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雪の中のお堂を見たいと思って金剛輪寺に来た。
スマホの情報と違い、ほとんど溶けていた。

かなり落胆しつつ、千躰地蔵が並ぶ本堂へ続く坂を15分ほど上がる。

仁王門をくぐると,本堂、鐘楼、三重塔が見えた。
ぜひ、雪の中の景色を見たかった。檜皮の反りが堂々とした重厚感のある本堂は、間違いなく白景色の中で存在感を顕すだろう。
彩色がなくなって木の素地となった三重塔も映えるに違いない。
見渡せば紅葉の木がたくさん。紅葉の頃は圧巻の景色となるのだろう。

庭園もなかなかのものだった。
山肌に滝を表現した幾つもの大岩は豪快で目を引く。また、皐月の刈り込みは空間的な広がりを与えている。
それらにまだ残る雪が色の変化をもたらし、雰囲気のある景観を作っている。
この時期の花といえば山茶花だが、寒緋桜が控えめに彩りを添えている。
さらに、複数回に渡り造園された池が奥行きのある構図を作り、それぞれの季節への期待を膨らませる。
春、新緑、紅葉、そして雪景色。
どの季節に来ても違った趣きを楽しめる庭はそれほど多くない。

足を運べば、その時々の印象的な景観を楽しむことができるだろう。

2025/1/13

#滋賀 #寺 #雰囲気 #GRAVITY日記 #寺好きな人と繋がりたい
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雪解けが進む清岸寺へ。

本尊は聖観音の坐像だが、その厨子の横の照明が当たらない壁際に、像高60センチほどの十一面観音立像がある。

暗い視野の中に、すらりとした曲線基調の体躯が華奢な印象を与える。
スタイルは教科書的何だけど、腕と胴の太さのバランスがやや自然さに欠ける。
その素朴さが、かえって親しめる。
全体に彫りが浅く、衣文も起伏は小さい。
しかし,表現は丁寧でとても細かい。想いを感じる。
顔も同じような表現で、各パーツはあっさりしていて、影になっているので線が数本のようにも見える。
なのに、だ、表情がとてもうららかで温和だ。
見ていると気分が明るくなる。

ときどき、雪が降る屋根から落ちる音が聞こえる。
次の音が聞こえるまで見ていることにしよう。
寒々…

2025/1/12

#仏像 #滋賀 #仏像好きな人と繋がりたい #雰囲気
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東山駅から10分ほどの幾つもの寺が並ぶ通りに大蓮寺はある。

六日まで公開される夜叉神明王と十二神将を見に来た。
四臂の夜叉神明王は像高70センチほどで、彩色されていたのかはすでにわからない。戒める力強い姿に憤怒の表情。しかし、何処か親しみが持てる。
勢揃いしている十二神将はそれよりひとまわり小柄で、彩色はほぼ残っていて素晴らしい。かなり古い物と思われ、異国情緒に富んだ顔つきと衣装がとても新鮮に感じる。

忘れてはいけない。本尊の阿弥陀三尊、薬師如来の他に、千手観音がある。
等身大の素朴な作りの体躯で、衣文の表現は簡潔だ。それゆえにふっくらとした顔のラインは穏やかさを与え、目元はとてもやさしい。口も自然な感じで閉じられている。
静かに、穏やかに。

例年より遅れているとのことであるが、蝋梅の蕾はもういつ咲いてもおかしくないほど膨らんでいた。二、三週間後に花を観に来よう。

2025/1/5

#仏像 #京都 #謹賀新年 #仏像好きな人と繋がりたい #
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甲賀の檜尾寺を訪れました。

こちらも三が日に開扉される観音さまがあります。
等身大の千手観音で、均整のとれたプロポーションのどしっと安定感がある姿が印象的です。
やや角張った面立ちは男性的です。

先代の住職さんの時までは、一代で一度ぐらいしか厨子の開扉はなかったそうです。
そのため化仏、四十二臂、持物のすべてが彫仏当初からのもので、箔もほとんど残っていて、芸術的な美を感じます。

頼もしく凛々しい姿は、見る者に圧倒的な存在感を与えます。美しい。

2025/1/2

#仏像 #滋賀 #仏像好きな人と繋がりたい #GRAVITY日記 #正月
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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、元旦から、ですが、三が日はいくつか開扉されるお寺があります。
その一つ、穴生の盛安寺に行ってきました。もちろん、あの十一面観音が目的です。

街道筋からは雪を被る比良山系が見えます。
穴生積みの石垣と山門が住宅地の中に忽然と現れます。

ご住職に挨拶して御朱印帳を渡し、庭を見てから観音堂へ。

人の背丈より少し小柄な体躯で、衣文は対称的で、彫はやや浅め。
穏やかに閉じられた目は、静かな祈りを感じさせます。
厳しくないものの、引き締まった口元は強い意志の現れでしょうか。

素朴さが、かえっていつまでも見ていたい魅力です。

2025/1/1

#滋賀 #仏像 #仏像好きな人と繋がりたい #寺
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明けましておめでとうございます㊗️

2024/1/1

#初日の出 #謹賀新年 #滋賀
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なんか…大晦日なんだけど、仏像見に行ってきました。
山科の岩屋寺へ。
境内を掃除している方に鍵を開けてもらって本堂に上がらせてもらった。
この時期、本尊不動明王の厨子が開扉されるのを知ったからだ。
その方から寺の由緒を伺い、参詣の仕方の間口が広がった気がする。
不動明王は像高40センチほど、1200年前からの本尊だそうだ。
その表情は豊かでとても起伏に富んだ造形だ。
さらに目ヂカラがとても強い。眉間の深いシワがそれを強めている。
小ぶりだが、ピリッとしたお不動さん。
鳥のさえずりだけが聞こえる穏やかな日に静かに仏像を見る。良き。

今日の参詣は自分だけだそうだ。
そうだよなー。

2024/12/31

#仏像 #京都 #仏像好きな人と繋がりたい
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幸先詣ということで西教寺へ来た。
八臂の弁財天を参る。

で、本尊の,阿弥陀さん。平安、丈六です。
大体毎年一回見に来てる。
どっしりとして、やや平面的だけどふくよかな体躯。
静かで柔らかな表情。
ほどよくいぶされた彩色が、黒と金の空間に溶け込んでます。良いです。
時折風が吹くと建屋が軋んで線香の煙がなびく。
とても寒々とした静かな空間。独り占め。

今年はこれが最後でしょう。
来年も良い仏像を見れますように。

2024/12/27
#滋賀 #仏像 #寺 #雰囲気 #仏像好きな人と繋がりたい
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これで雪の興聖寺も大丈夫👌

2024/12/27

#GRAVITY日記 #冬が来る #滋賀
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