

小説にしては短く、ポエムにしては長い、独白にしてはファンタジーで、愚痴にしては現実味がない。
誰かに見てもらいたいけど誰かに伝えたいわけじゃないそんな文章を綴る星です。
勿論、書きかけでも供養でも構いません。
この星は自己満足を中心に出来ています。
管理人からのコメント
✮必ずアナウンスを一度読んで下さい。
✮素人の一次創作/二次創作でも許容できる方のみの搭乗を許可します。
✮活動進捗等の個人の状況は別惑星もしくは惑星を指定しない各々の投稿でお願い致します。
✮GRAVITYの規約違反とならない程度の投稿のみとさせて頂きます。(違反となった場合は投稿が出来ないかもしれません)
✮この星はフィクションの投稿のみ許可します。
(思想の衝突を防ぐため)
✮上記含め変更の可能性は御座いますが、その際は周知させて頂きます。

べな🐦🔥
空は赤黒く、地平線は靄で霞む。
激しい戦争の後のような岩が剥き出しの荒れた地には苔一つ生えていない。
この世界はどうしてしまったのだろう。
いったい誰が、何のために。
僕たちの世界はたった数日でこんなにも変わり果ててしまった。
誰がこの世界を“そうぞう”しただろう。
ワケノワカラナイモノが溢れたこの世界は人々の頭をパンクさせ、そうして今生きる人々に苦悩を与える。
きっと僕らは神様に棄てられた。
ただのガラクタに成り下がったつまらない玩具はやがて処理される運命にある。
目の前にいるワケノワカラナイモノを見上げた。
黒くて、錆びた鉄や腐った肉のように臭くて、表面は何か蠢いていて、兎に角大きいそれは目のない顔で僕を嘲笑する。
「人間て、そんなに美味しいの?」
釣られて笑いながら、僕は目を閉じた。
肯定するように空気が震える。
「それなら、残さず食べてね……勿体ないから」
やがて消える風を切る音と、胎内にいるような温もりと共に僕の意識はそれと解け合っていった。
__願わくば静かな終焉を。
#ss

❄️


べな🐦🔥
#ss
朝から屋敷が騒がしい。
それは人が多いから、という訳でもなかった。
そんな時、庭の渡り廊下を曲がろうとしたところに向こう側の通路で使用人(メイド)が数人集まって話しているのを見つけたのだ。
何処かそわそわとした雰囲気を使用達から感じ取った私は、私抜きで屋敷で起こった何かを語られているのが不快に思い、興味本位で立ち聞きをした。
「聞いた? 領主様が近くの離宮にお客人を迎えるって話」
「貴族の誰かがいらっしゃるの?」
「既に給仕の選別もなされたらしいわね」
「ええ、残念だわぁ……」
「なんでよ? 皇族貴族様のお世話なんて稀に引き抜きの機会はあったとしても、下手なことできないじゃないの」
「もしかして貴女知らないの!?」
背の高い、長い髪を高い位置で纏めている使用人が驚きからやや大きめの声を上げた。
それを他の者達が慌てたようになだめる。
「ちょっと、声が大きいって……!」
本人もやり過ぎたと思ったのだろう。声を落として少し身を屈めた。
「でもこれを聞いて大人しく出来る女もいないわよ……」
「で、一体誰が来るって言うの?」
「あー、これは町の住民には知らされていない事なの。その意味が分かるわね……?」
更に声を一つ落として口に指を当てる。
その声を聞き逃すまいと自然を装い廊下を歩いて近寄った。
お父様でさえ私に教えて下さらなかった事。その情報がどれだけ極秘なものなのか。
最後まで聞く意味があるものだと伝わってきた。
「__さま。お嬢様……?」
「な、何かしら……!」
肩をとん、と叩かれて我に返った。
振り返ると侍女が安心したような表情でこちらを見ていた。
「良かった。何処かお具合が悪いのかと思いましたが、顔色も大丈夫そうで……。いつもは寒いと外の通路は使わない筈の貴女が珍しいですね。庭に何か小動物でも迷い込んでいまして?」
そう言って渡り廊下の中央の庭を眺めやった侍女に見当違いにも程があるわ、と慌てて捲し立てた。装いはすれども少々歩みが悠長過ぎたようだった。
「べ……別にほんの気まぐれよ……! なんだって良いじゃないの!」
「あら……そうお怒りにならないで下さいよ。ふふ」

アルネ
「白いコブシとワンピース」
春の午後。
菜の花が一面に広がる道の向こうに、藁葺き屋根の農家がぽつんと立っていた。
遠くには青く霞む山並み。
その手前で、コブシの白い花が静かに咲いている。
その道を、彼は歩いていた。
久しぶりに帰ってきた故郷。
菜の花の匂いも、風の冷たさも、
何もかもが昔のままだった。
ふと、コブシの木の下に人影が見えた。
白いワンピースの女性が、山を見上げている。
胸が小さく鳴った。
「…まさか」
彼は声をかけようとして、足を止めた。
女性が振り向いた。
一瞬だけ、目が合う。
そして――
お互い、わずかに微笑んだ。
それだけだった。
言葉は出なかった。
いや、出さなかったのかもしれない。
あれから何年も経っている。
それぞれ違う町で、違う人生を歩いてきた。
彼女は軽く会釈すると、
菜の花の道をゆっくり歩き去っていった。
黄色い花の波の中に、
その姿が少しずつ溶けていく。
彼は振り返らなかった。
ただ、遠くの山を見ていた。
そのとき、風が吹いた。
コブシの白い花びらが、
ひとつ、彼の肩に落ちる。
昔、二人でここを歩いた春の日を思い出す。
言えなかった言葉。
選ばなかった道。
それでも、胸のどこかで思った。
――あの春は、きっと本物だった。
菜の花が揺れる。
そして風は、何事もなかったように、
青い山の方へ流れていった。 🌼

manacuba
こういう想像力が文学的想像力なのだ。
世界文学の趨勢はディストピア文学である。
人々の欲望を観察すれば、容易にディストピアが浮かび上がる。
フェミニストの欲望こそ、ディストピア文学に相応しい。
私はディストピアを描き、現実の社会に対抗する。
それは、ディストピア文学の伝統である。
リスパダールの認可が取り消された日本社会もディストピア文学の対象である。
manacuba

アルネ
森のてっぺんにあるツリーハウスの丸窓に、ぽっと灯りがともる。
「今日は人間界も静かじゃのう」
ちゃぶ台の上の湯のみから湯気が立ちのぼる。中でふうふうと息を吐くのは、もちろん 目玉のオヤジ だ。
縁側では 鬼太郎 が下駄をぶらぶらさせながら、森の気配に耳を澄ませている。
木の葉のこすれる音、遠くのふくろう、橋の下を流れる小川。
「でもさっき、泣き声が聞こえたよ」
鬼太郎がぽつりと言う。
そのとき——
コン、コン。
木の幹をたたく小さな音。
現れたのは、道に迷った豆だぬきだった。
「人間の子どもが、森で泣いてるんだ……」
鬼太郎は立ち上がる。
オヤジは湯のみからぴょこんと飛び出した。
「やれやれ、茶が冷める前に戻るんじゃぞ」
月あかりの中、二人はするりと木から降りる。
ツリーハウスの灯りだけが、ぽつんと森を照らしていた。
やがて——
森の奥で震えていた少年の前に、そっと現れる鬼太郎。
「大丈夫。出口はこっちだよ」
不思議と怖くない声。
少年の手を引き、森の外へ導く。
戻ってきたころには、夜はすっかり深い藍色。
「やっぱり茶は冷めたのう」
「また淹れればいいさ」
ツリーハウスに、くすりと笑い声。
ランタンの灯りがゆらりと揺れ、森はまた静けさを取り戻す。
人間界と妖怪界のあいだ。
大きな木の上には、今夜もあたたかな灯りがともっている。

manacuba
manacuba
(べなさん、辛い別れがあったよ)

べな🐦🔥
魂という括りが
僕と君を繋ぐが
並みの感情が湧いて
Thorn Haloは黒に染まった
背中越しの体温は
徐々に冷えて逝くが
並みの感情は燃えて
背の翅は灰に消え去った
生命は棘に守られて
忘れられた涙が乾いた頃
互いを互いで塗り潰し
残った色は赤と青
互いの血で交わした杯は
互いの身体を作り変える
君のことは嫌いじゃないが
僕は僕が大事なんだ
気持ちの残骸に気付いても
見て見ぬふりをするんだ
半身という括りが
君と僕を繋ぐが
激の情に流されて
Thorn Haloを断ち切った
一体化した腕は
千切れ解けていくが
激の情に絆され
中途半端に繋がったまま
声明は誰かに届くか
覚えられた言葉が潰えた頃
互いを互いで縛り合い
残った愛は絡まった
互いの臓腑を戴せた杯は
どれが僕だか分からない
君のことは何でもわかる
自分のことがわからない
伸ばした手はどちらのものか
結局無視をしたんだ
君と僕の互いが違えても
今日という日は変わらない
ふたりを棘でくっつけて
おいて行かれないように
ふたりは永遠に同じシーンに留まる
それがお決まりの焼け切ったドラマ
奇跡も無いし希望もない
そんなふたり
天秤よどうか傾いてくれ
#ss
#小さなものがたり

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3人回答>>
2025/09/05 17:44
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この星は、皆さんの優しさでできています。
行き場のないひとりごとを呟く場所になれたらと思い、作りました。
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空と雲をこよなく愛して
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じゃんじゃん投稿出来る惑星となっております🥰
₊✼̥୭ ࿐⋆*₊✼̥୭ ࿐⋆*₊✼̥୭ ࿐⋆*
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ここは嘘八百の星です。
本当のことを言ってはなりません。
ここで書き込めるのは「嘘」のみです。
日常的についた嘘、ふと思いついた嘘、自分がかつてつかれた嘘、大小なんでもいいのでどんどん書き込んでいってください。
目指すは嘘八百個。
ちなみに
主が気に入った嘘には「👍」マークがつきます。
皆さんも気に入った嘘はいいねや「👍」マークを押していきましょう。
2025/07/23 追記
嘘八百個到達いたしました、
もうつけるだけ嘘をついていきましょう。
2026/03/14
ほら吹き800人突破いたしました。
みなさん引き続きよろしくお願いします。
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親愛なるグラのみなさま
【ジャンルがないというジャンル】
新しい星を創ってみたので、良かったら参加してみて下さい!投稿のジャンルは問いません!盛り上がるように頑張ってみますので、良かったら応援よろしくお願いします!
【投稿好きの人たちに】
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共感が共感を呼びさらに共感を…そんな賑やかな一期一会のハブになれればいいなぁと思ってこの星を創りました。
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べな🐦🔥


