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manacuba
かつて私の記憶の中で球体は一日の多くを熱と光を地上に送り届けるために費やしていた。
真昼と呼ばれる時間が私たちが暮らすこの地域でもあったのだ。
そうして球体を表す言葉は、冬に積もった雪を溶かす灼熱で季節の到来を告げる印であり、女たちから体を包み隠すものを奪う誘惑の光であり、全ての生命に命を吹き込む天空の偉大な球体であった。
それが今ではどうだろう。偉大な球体は光で私たちの目を焼くことをやめ、私たちはあの黒い球体をこの一対の目で捉えている。
私たちの毎日は暗い。私たちは失われた可能性を知る。太陽は神だと崇められた時代もあったのだ。
いや、いけない。その言葉は使ってはいけないのだ。
あれを指し示す言葉は、「黒い球体」である。
光は失われて、私たちは生活の彩りと豊かさを失っただけではなく、かつての「黒い球体」を語る言葉を失ったのだ。
そうして偉大な時代に書かれた詩の多くも忘れられていった。
人が目に映るものしか語れなくなれば、言葉の芸術は終わる。
私が一冊の詩集しか書けないのであれば、球体が偉大であった時代を描き、人々に希望を語り継ぐだろう。
私は最後の詩人。神から見捨てられた人々の最後の希望。
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