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糖衣ㄘゃƕ💊

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歯ブラシくわえたままの娘が不安定なところにいるを見てるだけで支えも止めもしないのも意味不明だし、私が手離せないし距離もあるのにそのままその場を離れて別室行くのも意味不明だし、私が「止めさせて!危ないから歯ブラシ取り上げて!」と猫撫で声じゃない声で言ったのでご立腹なのもほんとに意味不明
自分が食べるピーナッツを買おうとしただけで、もし誤飲すると肺炎を起こして最悪死ぬから家に持ち込むことすら非常識!危険な母親!と私にキレたくせに、ピーナッツよりよっぽど直接的に娘の命に関わる状況を見過ごしてるよ。
なんで私が大声出したか分かる?
娘はまだ2歳、親がやめさせないと本当に危険なことも分からないの。歯ブラシ咥えたまま洗濯かごの中で立つのを許すなんて有り得ないの。そのまま転んだら冗談抜きで死ぬし、手の届かないところに片付けてあるピーナッツを娘が出してきて誤飲して誤嚥性肺炎で死ぬよりよっぽど確率高いよ?
しかもこの間、ごねてチャイルドシートに乗らない娘をそのまま車外に置いて車を発進させたよね?ちゃんとミラー見てたって言うけど、そういう問題じゃない。子ども一人で、見てる人もいないのに、その隣で車を動かすことは有り得ないの。私が大荷物もって玄関出たら娘が一人で地べた座ってて車はそのすぐ脇を動いてるから思わず叫んだわ。
ねえ、誰が危険だって?絶対やめて!危ないから!と言われてうるさそうにしてたけど、私に言われなきゃ何が危険かも分かりゃしないくせに。
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待ちに待った席替えで思いもよらない特殊ルール発動。どうなった?待ちに待った席替えで思いもよらない特殊ルール発動。どうなった?

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さっき横断歩道渡っていいよって合図したのに渡ろうとしたら急発進して曲がってきてたクソババアいた
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はるまき

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ちくわマン

作者、はるまき



第一章 『弱肉強食・転』
第一章3 『人類の敵』


 「おい、どうする人間。このままだとお前の友人が食べられるぞ?」

 ちくわは笑いながらそう言った。
 やはり、ちくわにとっては人間の命などどうでもいいのだろう。
 俺がアオイを助けに行こうとした瞬間、ちくわが俺に問いかけた。

 「おい、いいのか人間。今お前の姿を見られたらお前はフードモンスターとして処分されるかもしれないんだぞ?」

 「いちいちうるせーんだよ、ちくわ野郎!何が言いたいんだよ!!」

 ちくわと喧嘩をしてる間に、りんごはどんどんアオイに迫っていく。
 
 「俺の姿は見られても良い!ただ、アオイが死ぬ世界線だけは嫌なんだ!」

 そう言って、ハヤトはりんごに向かって走り出し、りんごを蹴り飛ばした。
 りんごはハヤトの蹴りを受け、後ろに倒れ込んだ。
 
 「おぉ、すげぇ。これがフードモンスターの力か。人間の頃とはまるで違う」

 「おい人間!来るぞ!」

 りんごは起き上がって、ハヤトを殴りつけた。
 
 「おぐぅ!」

 ハヤトはりんごのパンチを受け、吹き飛ばされた。
 ハヤトは道路まで吹き飛ばされ、りんごはハヤトを追ってハヤトに回し蹴りを喰らわせた。

 「ふげぇぇ!何すんだよ、この回し蹴りんご野郎!!!」

 ハヤトはりんごの足を掴みりんごを転ばせようとするが、逆にりんごが足を振り回してハヤトを上空へ吹き飛ばした。

 「うわぁぁぁ!!!」

 ハヤトは情けない声を出しながら、上昇し続ける。
 りんごは地面を強く踏み、高くジャンプした。
 そして、上昇し続けるハヤトの背中にかかと落としを喰らわせ、そのままハヤトは地面に突き落とされた。

 「お前弱すぎるだろ、人間。俺の体をまったく使いこなせてないじゃないか」

 「うるせーよ。だったらお前が戦ってくれよ、ちくわ野郎」

 「何で俺が人間の手助けなんかしてやらなきゃいけないんだ……..?いや、良いだろう。俺が戦い方を教えてやるよ、人間」

 ちくわは何かを思いついたようにニヤけ、体の所有権がちくわに渡った。
 
 りんごがちくわに殴りかかった瞬間、ちくわはりんごの両腕を掴み、そのままりんごの両腕を引きちぎった。

 「ほら、見てるか人間!これが俺の戦い方だ!はは、俺もまだそこまで戦闘経験は無いが、お前より1000倍は戦うのが上手い!」

 ちくわは自慢げに言いながら、りんごの両腕をりんごの両目に刺した。
 りんごは両目を潰され、何も出来なくなっている。
 ちくわはその隙を狙い、りんごの腹に蹴りを入れ、りんごを吹き飛ばした。

 「おかしいな。腹を貫くつもりで蹴ったんだが、やはり俺の体は弱体化しているのか」

 りんごは両目と両腕を再生させ、自分の腹を手で貫き、中からりんごの汁のようなものを出した。
 そして、りんごはその汁をこちらに飛ばし、その汁がとてつもないスピードでちくわに向かっていく。

 「おいおい、液体ってあんなスピードで投げられるのかよ」

 ちくわはりんごの予想外の行動に困惑しつつ、そのりんご汁を避けた。
 しかし、そのりんご汁は軌道を変え、再びちくわに向かっていく。

 「嘘だろ嘘だろ!!液体って操れるのかよ」

 ちくわはそのりんご汁を手で受け止めたが、そのりんご汁の威力はかなりのもので、ちくわの胴体に穴を空けた。

 「ぐはっ!あのりんごのせいで俺の体に穴が2つ出来ちまったじゃねーか!」

 りんごが再びりんご汁を撃ってこようとしてきた瞬間、ちくわは余裕の笑みを浮かべる。

 「そっちがその気で来るなら、俺も本気を出してやろう。遊びはここまでだ」

 胴体に空いた穴を再生させながらちくわはりんごの方に頭を向け、撃ってきたりんご汁をそのまま飲み込んだ。

 「うえっ、まっず」

 ちくわは飲み込んだりんご汁を吐き出し、その吐き出したりんご汁がさっきよりも速いスピードでりんごに直撃し、そのままりんごは自分のりんご汁で体が爆散した。

 「自分の汁で殺される気分はどうだ?」

 ちくわはりんごを煽りながら、そのまま体の所有権をハヤトに渡した。

 「どうだ、人間。俺はお前ら人間とは格が違うんだよ」

 「あっそ」

 ハヤトは興味無さげに返事をし、アオイの方を向く。

 「ひぃぃっ!化け物ぉ!近づくなぁ!お前らのせいで、俺の妹が死んだんだぞぉ!死ぬべきなのは妹じゃなくて、お前らの方なのにぃ!」

 アオイに近づいた瞬間、アオイは俺から逃げようとした。
 当然だ。
 俺の体は今、ちくわなのだから。

 「おいそこの人間、安心しろ。俺はお前など食う気はない。この人間のエネルギーを常に吸ってるから、人間を食う必要がないんだよ。例えで言うなら、スマホに充電器を常に差しっぱなしの状態って感じだな」

 「そ、そんなの信用できるわけないだろ!この化け物め!」

 「いちいちうるせぇな〜。殺すぞ!」

 「ひぃぃぃ!!!」

 アオイは泣きながら逃げて行った。
 そりゃ、フードモンスターに妹が食われたんだから、フードモンスターが目の前にいたら逃げるに決まってる。
 こんな姿じゃ、ハヤトだと気づいてくれるわけも無いし。
 つまり俺は、人類の敵になってしまったというわけだ。

 「何だよ、冗談のつもりで言ったのに。悪いなー人間。俺のせいでお前の友人が逃げちまった」

 「ふざけんな、クソちくわ野郎!!」

 「何だその態度は。言っとくが、俺がいなかったらお前もあの人間も死んでたんだからな?感謝しろよ、人間。あんまり感情的になんなよ?」

 気に食わないが、確かにちくわの言う通りだ。
 もしもちくわに体の所有権が無かったら、俺もアオイも助からなかった。
 もしかしたら、アオイが死んでいた世界線もあったのかもしれない。

 「あれれ〜?りんごが出たっていう報告があって来たのに、何で報告に無かったちくわまでいるの〜?まぁいいや。ちくわを殺した後にりんごとちくわも食べよぉ〜っと」

 突然、背後から謎の女の声がした。
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