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人間不信の星
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他人との関わり合いの中で、期待したり信頼したり好きになったりして、裏切られたり嘘をつかれたり絶望して、他人を信じられなくなった人たちのための惑星です。
他人なんて信じなくてもいいんです。むしろ信じないことを前提にしたほうが、楽に生きることができます。他人の顔ばかりうかがって、他人がどう思っているか気にしてばかりの生活とはもうおさらば。
これからは自分自身と向き合って、自分がどうしたいか、自分がどうあるべきかに目を向けていきましょう。
最後に残るのは自分だけです。その自分がどういう人間なのか、確りとした考えと意志のもとに立ち上がることができれば、他人がどうこうとか気にならなくなるでしょう。
他人を信じず、頼らず、自分のことは自分で何とかしていく。そんな強い自分になるために、人間不信の星を活用してみてください。
人は信用できない生き物です。その再確認と、そのために自分たちが頑張っていること、自分なりの生き方、それを分かち合いましょう。
人間不信をやめないままで、他人と関わり、すれ違ったままでも生きていけるすべを、共に探していきませんか?
昭和の星
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銭湯、駄菓子屋、風鈴屋
目覚めよ!高度成長期の子供達!!
世代関係なく、昭和に興味のある人も是非お立ち寄りを。ボチボチやりましょ😄
通信制高校・大学の星
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通信制高校・大学在学中の方、興味がある方や卒業者もぜひぜひ、ご参加ください .ᐟ 気軽につぶやきOKです .ᐟ.ᐟ ✌️
昭和歌謡の星
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人生はワンツーパンチ👊
汗かき べそかき 歩こうよ
腕を振って 足を上げて
ワンツーワンツー🎶
休まないで 歩け ~~~🎶
的な惑星でございます。
惑星の皆様が気兼ねなく過ごせて、たまに刺激的な行事なんか出来たら最高ですね✨️
美容と健康発信の星
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今日は〇〇した!等、皆さんの健康法や美容法を
惑星と連携して投稿しましょう❣️
★こんな使い方がオススメ★
・ダイエットの宣言、経過報告
・自分の健康法&美容法を共有
・他の方がやっている健康法&美容法が得れる
一緒に美しく健やかに生きましょう⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
公式配信の星
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公式配信のお知らせ惑星!
たくさん入ってくれると嬉しいです📻
信州の星
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🍃「 爽やか信州 」を発信して行きましょう。
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マサヤス 龍之介
#サザンが1番
☆『桑田佳祐の90年代 .2』
アルバム『Southen All Stars』の続き。♬ナチカサヌ恋歌 原由子の愛らしいキューティーヴォイスの艶やかさ、伸びやかさが清々しい一曲。
サザンオールスターズの紅一点はやはりどのアルバムでも光っていてそれだけでベスト盤が作れちゃうほど。今回のアルバム『thank you so mach』でも♬風のタイムマシンにのって と云う鎌倉、由比ヶ浜や小動岬など鎌倉エリアを歌詞を随所に織り込んだ軽快なサザンメロディを唄っている。♬ナチカサヌ恋歌 は沖縄音階で作られた桑田のポップスが或る高みに達した悠久のメロディである。こんなに愛らしく美しい沖縄メロディを私は知らない。それを原由子のヴォーカルで表現したところに益々の価値がある。
♬OH、GIRL(悲しい胸のスクリーン) 桑田のマイナーキーが好きなら絶対に押さえておくべき逸品。桑田の歌謡曲ソウルなハートが上手に邦ロックに乗っている。グッと来るポイントはサビ前の…黄昏を連れてくる 二番なら…恋はまた訪れる の箇所である。ソコが1番桑田っぽいメロディラインだからだ。これは"聴かせる"桑田佳祐のマイナースペシャル5遷に推挙したい一曲で、このアルバムの丁度折り返しには最も相応しい選曲である。そしてこのアルバムにはそれをも凌ぐ傑作桑田マイナーキー曲がもう一曲所収されているのだがそれはまた先のお話である。♬政治家 サザンとしてこれほど辛辣な政治風刺歌は初めての試みとして永く記憶に留めるべき名曲だ。小貫信昭もこの曲の重要性を説いている。サウンド面も滑らかにしてビートが効いているが硬質ではなく、その辺は小林武史の起用が功を奏しているところである。
…危機議員達のパラダイス
銭乞う日のアリバイ
バレるような折りは御苦労
俺はラッキー 知れずハッピー
いい暮らしと大枚抱いてノホホン
営利議員だけのシンパサイズ
潤おう手にマーチャンダイズ
受ける法の網はどうしよう…
俺はラッキー
知れずハッピー
先人は愛人抱いてオロロン
啓蒙は低級党じゃ暗い…
寄らば大樹の影のように
色はGRAY o Come on!!

OH, GIRL(悲しい胸のスクリーン) [2024 Remaster]

マサヤス 龍之介
#サザンが1番
☆『桑田佳祐の90年代 .1』
1990年に入ってすぐの1月13日、サザンの9枚目のアルバム『Southern All Stars』がリリースされた。実質的には次のアルバムになる『稲村ジェーン』のサントラと同時進行で制作されたらしい。桑田佳祐のファーストから共同製作していた小林武史や素晴らしいガットギターを随所で披露した小倉博和が音作りに大きく貢献している。アルバムタイトルについては昨年出版された小貫信昭著『いわゆる「サザン」について』によれば…前作から4年半という歳月を経て…原点に還るという意志も見受けられる。…と記しているが、40年以上も桑田佳祐に取材してきた割に底が浅いな、と云うのがこの本を読んでの第一印象である。そうしたフレコミで発行前から宣伝されていたので、どれだけの大部の書になるのかと期待していたが、実際書店で平積みされたのを見たときに…え?となった。総ページ254ページ。書き飛ばさなければサザンの46年の歴史を振り返るのは無理である。本書の内容についてはそれなりのものにはなってはいるが、データブックとしてはイマイチである。
アルバム2曲目の♬愛は花のように (Olé! は映画稲村ジェーン でも使用された楽曲でフォルクローレやサルサミュージックに強くインスパイアされた桑田の紡ぎだす新たなジャンル曲として新鮮に耳に響く。歌詞もスペイン語なのが心地よい、
♬忘れられたBig Wave は桑田が仲良くなったばかりの山下達郎に敬意が表しているかのような一人多重コーラスを披露して聴く者の度肝を抜いた。当時日本生命のCMで桑田本人も出演してこの楽曲が使用されたが、余りに斬新なこの曲に釣られて、決めあぐねていた私は生保契約をニッセイに決めたのは云うまでもない。
♬You は現在でもファンが必ずスキに入れるほどの名曲として位置づけられる楽曲である。普遍的なメロディラインは誰もが魅了されるし、サビのキメ…I Remember You はカラオケで唄っていても気持ちよい。この部分はエアーサプライと云う指摘もあるが、ドラムの打込音とともに別に気にはならない。しかしガイドメロディが無いと出だしからつまづくのでカラオケで歌う際はご注意されたい⚠️

YOU

マサヤス 龍之介
#サザンが1番
☆『1990年代の桑田佳祐 .11』
1992年7月18日に2枚同時リリースされたシングルは♫涙のキッス に軍配が上がる。オリコン週間チャート7週連続1位という快挙を遂げた。
ただこの両シングル共に言えるのはシングル曲とカップリング曲が双方共にメロディタイプとノベルティタイプに配されているという絶妙なバランスが取れている点であろう。♫涙のキッス のカップリング曲は♫ホリデイ~スリラー『魔の休日』より で中間和音のポップスだが、詞がもう少し何とかなりそうだが、サスペンスドラマ好きには嬉しいかもしれぬ。桑田はこの手のサスペンスを題材にした作品がこの後も各アルバムに1曲は入っている。
一方、♫ シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA のカップリング曲は♫君だけに夢をもう一度 というおよそシュラバ…とは真逆のメロディアスでアップビートな実に魅力に富んだ楽曲となっていた。この曲はこの前年には既に完成されており、年末の横浜アリーナにおける年越しライブでもお披露目された。この時の模様をテレビ中継で観ていて私は衝撃を受けた。桑田という御仁の特にこうしたメジャーキー楽曲の進化は年々肥大していて、それが決して脂肪太りではなく上質な筋肉質に鍛え上げられているが如くのバリエーションとなって輝くような楽曲がリリースの度に披露される、これはサザンファン引いてはすべての音楽ファンにとって極上この上ない幸せと言わざるを得ないことなのである。
私の"岸辺🏝"音楽ルームで屡々(しばしば)掛けるこの楽曲のライブVarsionは実にこの年越しライブの模様をエアチェックしたものだが、私は♫君だけに夢をもう一度 に限ってはこのライブ音源がシングルよりもベストである。
wikiにも小貫信昭の著書にも書かれている事だが、この楽曲は当初はこの7月のシングル曲として書かれたものだったらしいが、…更なるアレンジの改良点がみつかり、シングルカットは断念した。…とあるが、桑田の並々ならぬ楽曲に対する熱意は素晴らしいと思う。が、♫君だけに夢をもう一度 の'91-'92年越しライブ時のラフで粗あらな演奏のえも言われぬグルーブ感はこの日の演奏の中でもピカイチであった。特に山本拓夫のテナーサックスのサウンド効果が無かったら私の感動は'92年7月のシングルリリースまでお預けだったかも知れない。
次回はいよいよ、『世に万葉の花が咲くなり』に迫る。
続

君だけに夢をもう一度 [2024 Remaster]

マサヤス 龍之介
#サザンが1番
☆『1990年代の桑田佳祐 .13』
アルバム『世に万葉の花が咲くなり』の作品解題を続ける。3曲目♫せつない胸に風が吹いてた
は桑田の曲袋の豊かさを堪能出来る逸曲だ。この3月にリリースされた最新アルバムにしてもそうだが彼がこれほど長期間に亘り作曲家として君臨出来ていることにサザンファンのみならず、全ての音楽ファンは脱帽しているに違いない。普通大抵はアイデアが枯渇するか半ばでリタイアするものだ。或いは相当な長期間のインターバルを置いてリリースと云う例が普通だと思うのだが、桑田佳祐はサザンの活動休止の間にもソロや何らかのプロジェクトで第一線に立ち続け、しかも必ず新曲を引っ提げていて尚且つ数曲を一気出し!その楽曲には必ず何処かとのタイアップが絡むので、PRにも事欠かないと云う勝のスパイラルとなっている。この音楽寿命の長さを保つものは一体何か?
どうしてこうも、磐石なメロディセンスが保持できるのか?不謹慎を承知の上での提言だが、これは先々桑田の死後にでも桑田の遺骸は簡単に荼毘に伏さず、例えばその脳は学術的にも是非標本として分析して欲しいものである。その位、桑田の作曲キャリアは充実していると言っていい。
そうした桑田のメロディセンスが最も卓越したポップスとして表れたのがこの3曲目だと思う。
桑田の紡ぐ歌詞の字数の多さが特徴的なのは過去に何度となく指摘したが、この曲の構成は最初のAメロをリフレインしてBメロ=サビ、2コーラス目が終わって得意のCメロディは全て英語で表現されて、その後又Bメロに戻りそのリフレインでフェードアウトしてFIN、と云うのが通例だがこの楽曲ではCメロの後にAメロの終曲部を準用している。…ためらいがちに歩いた遠い過去が
終わりの無い道に変わる…
そして最後のBメロ…虹のように消えたストーリー 悲しみを分け合えた他人(ひと)もいない
この胸に浮かぶストーリー
愛だけじゃ奪えない七色の未来…
で大団円となる。こうした楽曲構成のロジックが巧みに編まれる。これもまた桑田の魔法の作曲術と言えよう。
そしてアルバム5曲目♫慕情 。この感動的なメロディについては昨年上梓された小貫信昭氏の著作『いわゆるサザン』について で桑田への綿密な取材によって新たな逸話が書かれている。へー!といったトリビア的新事実が明かされていて興味深い。引用に堕すのは野暮である。出版されてまだ1年以内でもあるし、揃いのいい大手書店の音楽本の棚に今から急げばまだあるので敢えて引用は避ける。これを読むと、2007年発行のジャズ評論家中山康樹の書いた集英社新書刊『クワタを聴け!』が思い込みと勘違いのみで書かれているかが露呈していることが分かる。書かれた時点までの桑田の自作曲をほぼ完全網羅して論考はしているものの、的を得ない星印の指標や批判的な批評が鼻につく。中には的を射ているものもあるので一定指標にする目安にはなるものの、直接取材した前者の方がやはり説得力がある。
桑田36歳の円熟期を迎えたボーカルは味わい深い芳醇なワインの渋みを感じさせるようで、しみじみできる。本回はこれを聴いて一先ずは。。。

慕情

マサヤス 龍之介
#サザンが1番
☆『1990年代の桑田佳祐 .10』
1992年平成4年、この頃になると桑田は音楽家としての充実期をむかえる。TBS系列ドラマ『ずっとあなたが好きでした』の主題歌と挿入歌のオファーが来る。桑田とサザンオールスターズは毎年恒例の年越しライブを横浜アリーナで開催しており、それをTBS系列がLIVE中継していたので、そうした繋がりからのオファーと思料するが、それにしてもこのドラマは怪優 佐野史郎の出世作となったし、欽ちゃんこと萩本欽一率いるお笑い作家集団パジャマ党から出世した君塚良一が手掛けたよく書けた脚本であった。君塚良一は後にCX系ドラマ『踊る大捜査線』も手掛けてその後は同ドラマの映画版では監督も務めたりしている。そんなドラマの主題歌♫涙のキッス と挿入歌と言われている♫シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA は好一対のタイプの楽曲であり、しかもシングルで2枚同時リリースとはさすが、多作作家桑田佳祐の面目は躍如している。小貫信昭はその著書の中で…なんなら一気に、50曲くらい作っちゃおうか、と桑田が宣っていた事を書いているが、凄いエネルギーだし桑田の作曲キャパに唖然としたのは1980年代半ば、kuwatabandの頃に出演したさんまのまんまで明石家さんまにこの番組のテーマ曲、作って貰えないでしょうか?と無茶振りされてギター1本でその場でボサノバ風のテーマ曲をポロンと弾いて、出てきたフレーズは…観てチョンマゲ という具合だったのと、先日放映された『日曜日の初耳学』で林修先生からもやはり無茶振りされて、…今でしょ!のフレーズを巧みに折込みアドリブで即興作曲してしまうという芸当に象徴されるように、これは殆ど天才的である。だからシングル2枚同時リリースはホントに驚いたしこの2枚のシングル曲も大瀧詠一風に云うところのノベルティタイプとメロディタイプを両刀使いしている所が素晴らしい。前者はメロディタイプで桑田のミディアムバラードの傑作である。メジャーキーだがドラマのテーマ性を意図したかのような何処かペーソスが漂っており、聴くほどに切なさが込み上げてくる。メロディメイカー桑田の振り幅のある大メロディアス楽曲に仕上っていて、聴く者にため息をつかせる。片や後者の方は一転マイナーキーで紡がれる。そしてまるで呪文のようなタイトルを唸るように唄い上げるのだが、その歌詞は載っけからして…修羅場穴場女子浮遊…と摩訶不思議なフレーズである。これは推測するにこのドラマのシチュエーションである。
主人公の嫁(賀来千香子)がマザコンの旦那(佐野史郎)とその息子を溺愛する母(野際陽子)の家で翻弄される様をフレーズにしたものであろう。桑田の若い頃からの作曲術であるギターをかき鳴らしながらデタラメ英語を口ずさんでいくというある種の曲先で歌詞は後から意味を持たせると云う独特の方法論で紡がれる。そこにこの場合だとドラマのシチュエーションを念頭に置きながら作詞をして行くという手法は誰しもが感嘆するのだが、当の桑田本人は…それが当たり前なやり方だからさして不思議は無い。桑田の日本語を解体して英語の様な発音で唄うスタイルがこの時期に更に進化している事に素人も識者達もただただ翻弄されまくるしかない。最初の進化は'84の『人気者で行こう』の中の♫よどみ萎え、枯れて舞え であった。…いつも心に 愛倫浮気症 [アイリン・ブーケ・ショウ] Mm…逢えば深みにはまり…という桑田の造語にはそれまでにはない新たなステージに進化したことを印象付けた。桑田の個性が際立ちやがて大輪の花を咲かせる、この90年代の時期はその新たなる始動期でもあった。
続


シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA

マサヤス 龍之介
#サザンが1番
☆『1990年代の桑田佳祐 .17』
桑田佳祐のソロアルバム第二弾は1994年平成5年9月23日にリリースされた。この"らしくない"桑田佳祐のサウンド性はスーパーチンパンジー以来のギタリスト小倉博和との共同作業から生まれた。このアルバムは唯一無比の桑田佳祐のソロとしての意味合いが解答された作品である。これはサザンでは無理なサウンドであり、桑田がソロでやる事の大きな意義が示されたものだった。ただ、以降こうした特異なものは桑田はごく一部の例外を除いて封印している。そのサウンド面で大きく貢献した小倉博和はエレ・アコ両方を器用に弾き分ける。それまでずっと蜜月関係にあった小林武史はキーボード奏者としてのクレジットはあれど、アレンジには参画していない。前年の'93.10.6にシングルリリースされていたキリンの缶コーヒー『JIVE』のCM曲♫真夜中のダンディ では80年代のサザンから重用してきたキーボーディスト片山敦夫が桑田の狙いをサウンド化して成功させている。
片山は今もサザンの活動には欠かせない同士であることはこの春のEIGHT-JAMで、サザンのニューアルバム記念の回でゲスト出演していた事からも判る。このアルバムに参画したミュージシャンと言う点ではもう一人の重要なパートナー原由子もキーボーディストとして名を連ねる。特にこのアルバムの中のシングルカットされた桑田にとっての重要な作品♫月 での生ピアノに於ける原の役割は、母親の亡骸を見つめた中で紡がれたとされるこの楽曲にはどうしても必然だったであろう。何よりも"存在"としての原のピアノは必要不可欠で無ければならないことは聴いている側にも痛いほど伝わってくるのである。そして母親の霊前で最初に浮かんだメロディはアルバムラストの♫ JOURNEY であり、ここでも原にオルガン🎹を弾かせている。この楽曲が亡き母親へのレクイエムであることはファンの間では有名なエピソードであるが、このアルバムでは片や同じ肉親の父親へも♫僕のお父さん を書いているところが象徴している通り、このアルバム全体を覆う極私的な事どもを告白する手法はソロならではとも言える。因みに♫僕のお父さん は山下達郎も気に入っているとWikipediaには書かれている。
私がこのアルバムの楽曲でどうしても見逃せなかったのが、♫飛べないモスキート(Mosquito)
である。桑田はここでキーボードに小林武史を投入。軽やかなdsの音まで含めて分厚いふくよかなサウンドは紛れもなく小林武史の音だ。アルバム中一番ポップスしている楽曲だが、桑田が小林の特性を知り抜いていて起用した事に思わず納得だが、歌詞はイジメ或いはエイズに対する偏見を歌い上げていて、悲しくも重いテーマだが桑田は逆説的に明るい曲調をぶつけている。大滝詠一の
♫君は天然色 がそうであったように、暗いテーマに明るく乾いた曲調の方がノッてしまうのは松本隆も桑田も、根っからのポップス人なのだなと思う。我々は明るい曲調に引きづられてついついこれらのポップスを楽しんで仕舞うが、カラオケで唄っていると歌詞と曲調とのギャップを感じて仕舞う。しかし、桑田のこの曲の
♫…嗚呼 この街のどこかで同じ
星を見上げる人のために
そっと涙ぐむ Who……
と云う箇所などはある種のラブソングにも相通じる表現だけに一曲中で色々な感情が無い混ぜになってくると云う不思議な感覚に陥ってくる。
小貫信昭はその著書で、「いずれにしても、あくまで彼の基本的スタンスは風刺であり、青筋立てたメッセージではなかった」と云うところに敢えてボカすことによりメッセージ性を薄める作用が働いているのは、それは無意識ではなくワザとそうしている所に桑田の歌づくりのプロとしての矜持を感じて感動しかない。
続

飛べないモスキート(MOSQUITO)
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