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うつ病の星
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人は誰でもストレス溜まる、仕事や学校行きたくない時あると思います。
そんな時、自分気持ちを吐き出す場所として活用してほしいです。
そして1番は、うつ病患者さんの、愚痴や不安なんでも書くだけで、スッキリする時があります。そんな時に投稿してくださいね。
あと相談とかもしてくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
よろしくお願い致します。
惑星主 こじコジ
バイク乗りの星
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バイク好きの為のバイク乗りの星です
バイクであれば50ccからリッターオーバー、スクーターやオフ車、アメリカンやSSに至るまで皆さんの愛車自慢大歓迎🤗
技術的な話からツーリング報告等々、皆さんで盛り上げて参りましょう
ただ排気量マウントやGRAVITYの規約に反する書き込み等はご遠慮下さいね
あつ森の星
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ゆる〜く まったり あつ森 Life 𓂃🌳 𓈒𓏸
弾き語りの星
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ninny
chat GPTいたら私いらないんだよな
#ぽつり
#本音の弱音

市𝓵

ぼっち🥃
最近思うんだけど
撮った写真を見て、思い出して、笑顔になるものだったら良い
でもそうじゃない物もあるよね
だから結局さ、カメラ覗いてる時間よりも自分の目にいま映ってる世界が大事なのかなって。
綺麗な景色とか、初めてのものとか、見て感じること?
うまく言えないけど
写真を見て、自分に思い出させるんじゃなくて
ふと思い出して
フフッて笑えるぐらいでちょうどいいんかね🤔
みたいな。
以上、解散!
気持ち伝わった?
#いま思うこと
#ぽつり


ヨナカ
回答数 5339>>
ませぬ

葉月
ぽつり、ぽつりと。
#HSP #言葉


No Surprises
はる

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アクア−Devil
---
### 石の記憶と川のささやき
むかし、ある小さな山村に、寡黙な石工の青年・刻(こく)が住んでいた。
刻は子供の頃、崖崩れで家族を失い、村一番の豪農・流水(りゅうすい)翁に拾われ、育てられた。
翁は決して恩を口にせず、ただ黙々と食べ物と寝床を与え、刻に石を削る技術を教えてくれた。
「腹が減ったら飯を食え。寒かったら火を焚け。それだけだ。」
翁はそう言って、恩着せがましい言葉を一度も吐かなかった。
刻は成人し、腕のいい石工となった。村の橋が流されるときも、神社の鳥居が朽ちたときも、彼は率先して石を刻み、夜通し働いた。
だが不思議なことに、彼は「俺が直したんだ」と自慢したことは一度もない。
誰かが「ありがとう」と言えば、ただ小さく頭を下げて「水に流した」と呟くだけだった。
ある冬、村に大雪が降り、翁が熱を出して倒れた。
刻は七日七晩、薪をくべ、薬草を煎じ、翁の傍を離れなかった。
やがて翁は回復し、布団の上でぽつりと言った。
「……すまなかったな、世話をかけて。」
刻は静かに首を振った。
「いいえ。俺はただ、石に刻んだことをしているだけです。」
翁は目を細めて笑った。
「お前は昔、俺に拾われたことを、まだ覚えているのか?」
「忘れるわけがありません。あの日のことは、心の石に深く刻んであります。
だから今こうして、返すことができて……嬉しいんです。」
翁は長い間黙っていた。そして、弱々しく手を伸ばし、刻の頭をそっと撫でた。
「なら、俺も教えておこう。
**受けた恩は石に刻め。だが、与えた恩は水に流せ**。
俺がお前にしたことは、もう川の下流に消えている。お前が今俺にしていることも、いずれ誰かの下流に流れていくだけだ。
それを覚えておけ。恩は巡るものだ。溜め込むものじゃない。」
その翌春、翁は静かに息を引き取った。
刻は翁の墓石を自らの手で削った。
表面には何も書かなかった。ただ、裏側にだけ、小さくこう刻んだ。
「ここまで流れてきてくれて、ありがとう」
それから数年後、刻は遠くの町で、崖崩れに巻き込まれた少年を助けた。
少年は泣きながら何度も「ありがとう」と言ったが、刻はただこう答えた。
「水に流したよ。
だからお前も、いつか誰かを助けたら……それを忘れなさい。」
少年はよく分からない顔をしたけれど、
その瞳には、確かに何かが刻まれ始めていた。
川は流れ、石は残る。
恩はそうやって、静かに、確かに、世界を巡っていく。
---
この物語では「推し政策」として、まさにその言葉そのものを生きる姿勢を描いてみました。
与えるときは見返りを求めず、受けたときは決して忘れない——そんな潔さを持った人間が、結局は一番強い縁を引き寄せる、というイメージです。
気に入ってもらえたら嬉しいです。

アクア−Devil
タイトル:**「フローの頂上会談」**
午前3時47分。
大阪の雑居ビルの最上階、誰も知らない「無名の会議室」。
そこに集まったのは、世界を変える力を持った7人だった。
いや、正確には「かつて世界を変えようとしたが、途中で燃え尽きた」7人。
- 元天才プログラマー・カイ(32歳)
- 元プロゲーマーで今は引きこもり気味のレイ(28歳)
- 小説家志望だったが10年放置中のアキラ(39歳)
- かつて起業して3ヶ月で会社を潰したミホ(35歳)
- 毎日8時間ギターを弾くも人前では弾けないユウト(26歳)
- 数学オリンピック銀メダリストだったが今は派遣社員のソラ(31歳)
- そして主催者・名もなき男「ゼロ」(年齢不詳)
彼らは「**首脳議論会**」と名付けたこの集まりを、月に一度だけ開いていた。
テーマはいつも同じ。
「どうやったら、もう一度、本気でフロー状態に入れるのか」
ゼロが静かに口火を切った。
「俺は昔、コードを書きながら朝を迎えてた。
時間が溶けて、身体が消えて、頭の中に無限の関数だけが流れていた。
でも今は……マウスを動かすだけで疲れる」
レイが苦笑しながら続ける。
「俺も大会でゾーン入ってたときは、敵の動きがスローモーションに見えた。
コントローラー握ってる手が自分の手じゃないみたいだった。
でも最近は、ゲーム起動した瞬間に『負けるビジョン』しか浮かばない」
全員がうなずく。
かつての輝きを知っているからこそ、今の自分が惨めだった。
アキラがため息混じりに言った。
「小説書いてた頃は、登場人物が勝手に喋りだしてた。
俺はただペンを走らせてるだけだったのに。
今は1行書くのに30分かかる。頭の中で『下手くそ』って声がループしてる」
そこでソラが、珍しく声を上げた。
「フローってさ、結局『ちょうどいい壁』なんだと思う。
簡単すぎると退屈。難しすぎると不安。
俺らが今抜け出せないのは……壁の高さを自分で決められなくなってるからじゃない?」
その一言で、部屋の空気が変わった。
ミホが突然立ち上がった。
「じゃあ今、ここでやってみない?
俺たち7人で『たった今、この場でフローに入るためのルール』を決めて、
実際に全員で同時に挑戦する。
テーマは……『この7人の物語を、たった15分で1つの短編にまとめる』」
全員が一瞬固まった。
「難易度高すぎだろ……」
「でも簡単すぎても意味ないしな」
「フィードバックは? 書きながら読み合えば即時性あるぞ」
「集中できる環境……まあ、ここなら誰も邪魔しないか」
ゼロが小さく笑った。
「よし。ルール決定。
・目標:15分後に全員が同じ物語の続きを1人1文ずつ読み上げる
・挑戦度:自分の得意分野を少しだけ超える(書く、語る、構成する)
・邪魔は一切禁止。スマホも電源オフ
・開始の合図で同時にキーボードかペンを動かす」
7人がそれぞれノートPCやメモ帳を開く。
深呼吸。
そしてゼロの「スタート」の声。
——そこから時間が消えた。
カイの指が狂ったようにキーを叩き、
レイがゲーム感覚で構成を組み立て、
アキラの頭の中でようやく10年ぶりに登場人物が動き出し、
ミホがかつてのプレゼン並みの勢いでプロットを叫び、
ユウトがリズムのように文を刻み、
ソラが数学的に矛盾のない結末を導き、
ゼロはただ静かに、7人の流れを眺めていた。
15分後。
誰もが息を切らしていた。
でも目は輝いていた。
読み上げが始まる。
それは、燃え尽きた7人の大人が、再び「何か」を生み出そうと集まった夜の物語だった。
最後の一文をアキラが震える声で締めた。
「そして彼らは気づいた。
フローとは、完璧な瞬間を待つことではなく、
不完全な自分たちでさえ、流れに乗ろうと決めた瞬間に、もう始まっているものだった」
静寂。
誰かがぽつりと言った。
「……また、来月もやる?」
全員が、同時に頷いた。
その夜、大阪の雑居ビルの最上階では、
7つの小さなフローが、静かに、確かに、再起動を始めた。
終わり。


ハーロック
元妻が声を尖らせた。
「あなた、私を責めたいだけでしょ。娘を盾にして」
父の怒りが、ここで解放される。
爆発じゃない。解放だ。
理性のまま、刺す。
「盾にしてるのはお前だ」
娘が息を止めた。
父は、娘の方を一度も見ない。見たら、優しさが先に出てしまう。今必要なのは優しさじゃない。線を引くことだ。
「娘を使って、俺から何か取ろうとしてる。金か、支配か、見栄か知らないが、全部同じだ。娘の心を踏んでる」
元妻の顔が歪む。
「そんな言い方……!」
父は一歩踏み込む。
声は大きくしない。大きくすると娘が怯える。
代わりに、断言する。
「娘は物じゃない。回収できる荷物じゃない。大学に行く年齢になってから現れて、親ヅラして、人生に割り込むな」
その瞬間、娘の嗚咽が漏れた。
父の胸が痛む。痛むが、止めない。ここで止めたら、また侵入される。
元妻が、最後の札を切るように言った。
「娘はあなたの子じゃない。だからあなたは関係ない」
父はそこで一秒だけ黙った。
黙ってから言う。怒りに任せた言葉じゃないと示すために。
「血の話をするなら、勝手にしろ」
言い切ってから、父は続けた。
「でも家族は血で決まらない。家族は時間で作る。毎日のご飯と、熱と、ケンカと、仲直りと、逃げない背中で作る」
娘の肩が震える。
涙を拭こうとして、拭けない。
元妻が食い気味に言った。
「ほら、こっちに来なさい。お母さんと暮らした方が楽よ。大学だって」
父が元妻を見て、静かに返した。
「その“楽”の中身が金なら、なおさら信用できない」
言い切った瞬間、元妻の目が泳いだ。
図星の時、人は怒るか逃げるかしかできない。
元妻は怒りを選びかけたが、父の“揺れない目”に負けた。
これは理屈じゃない。覚悟に負ける。
「……最低」
元妻が吐き捨てる。
父は返した。
「最低でいい。娘を守れるなら、それでいい」
元妻は一瞬、何か言いかけた。
でも、娘の涙を見た。
娘が元妻を見ていないことも見た。元妻が求めている“支配の手応え”が、どこにもない。
元妻は、引いた。
玄関の外へ一歩下がり、早口で言う。
「勝手にしなさい。でも後悔しても知らないから」
最後の捨て台詞は、負けの証明だ。
元妻は踵を返し、そのまま行った。
二度と戻ってこない歩き方だった。勝てない場所には来ない。そういう人間だ。
ドアが閉まったあと、父は膝が少し震えているのに気づいた。
怒りで震えているのではない。守り切った反動だ。
娘が言う。声が掠れている。
「……ごめん。私、怖かった」
父は首を振った。
「謝るな。怖くて当たり前だ」
娘は涙を拭いた。
「お父さん、あんな怒ったの初めて見た」
父は少しだけ笑った。
笑うと喉が痛い。
「怒る必要があった。あれは、お前の前でやらないと意味がない」
娘がうつむく。
「……私、他人って言われた瞬間、頭が真っ白になった」
父は言った。
「他人じゃない」
言い切ってから、言葉を足す。
押しつけにならないように、でも逃げないように。
「血のことは、事実として受け止める。必要なら調べる。それでも俺は変わらない。お前が望むなら、俺は父親で居続ける」
娘の肩が崩れた。
泣き方が、小さい頃と同じだった。声を殺して、歯を食いしばって、涙だけが落ちる。
父は隣に座った。
抱きしめるかどうか迷って、抱きしめない。今の娘は子どもじゃない。尊厳を守るための距離を選ぶ。
その時、廊下の奥に気配が立った。
黒い服の男だ。黒いコート、黒い手袋。関西弁のくせに、今日はやけに静かに見える。
「自分、ようやったな」
父は小さく息を吐く。
「……娘の前で怒るのが、こんなに難しいとは思わなかった」
黒い服の男が頷く。
「怒りってな、暴れるためやなくて、守るために使うもんや。今日のは、ちゃんと“守る怒り”やった」
父は娘を見る。
娘は涙を拭きながら、父の腕を掴んでいる。小さい頃の癖が、無意識に戻っている。
黒い服の男が続ける。
「元妻が言うたんは“血”の話だけや。ほな自分らが持っとるのは何や。十三年分の生活や。逃げへん背中や」
父は頷いた。
「……奪わせない」
黒い服の男は、ここで少しだけ笑った。
「せや。戦うんちゃう。守るだけや。娘の意思をな」
父が立ち上がり、娘に言う。
「明日、二人で手続きとか相談とか、必要なことを整理しよう。全部、現実で処理する」
娘が小さく頷く。
「うん……私、ここがいい。お父さんと暮らす」
父の目が熱くなる。
でも泣かない。泣いてもいいけど、今は背中を固くしてやる。娘の足場になるために。
父は短く言った。
「分かった。ここがおまえの家だ」
黒い服の男は、玄関の方へ歩きながら、最後にぽつりと落とした。
「血は始まりの材料や。でも家族は毎日作るもんや。自分は十三年作ってきた。そら、もう誰にも崩せへん」
気づけば、男はいなかった。
でも、部屋の空気は少しだけ整っていた。
娘がテレビを消した。
父はキッチンに立ち、湯を沸かす。
二人とも、まだ胸が痛い。
でも“壊れない”ことだけは、今日も更新された。
普通の夜が、戻ってくる。
それがいちばん強い。
#希望 #自作小説


ゆん🪦

はなか
お父さんは、私がぽつりとこぼした言葉にも上から目線で知ったかぶりしてくる
で、たまに間違えてる
旧帝卒だからって自分のこと過信して恥かいてることに気付かない
かわいそうな人種

ハーロック
シーツの皺も、枕のへこみも、まだ昨日のまま残っているのに、彼女の体温だけがない。
老人は、朝になるたびに手の置き場を失った。
起きる理由はある。食べる理由もある。薬を飲む理由もある。
でも、声をかける相手がいない。
「おはよう」
言ってみる。返事はない。
返事がないだけで、家はこんなに大きいのかと思う。
妻は先日、亡くなった。
衰えゆく彼女を、男は甲斐甲斐しく看病した。
喉が乾けば水を運び、寒がれば毛布をかけ、夜中にうわ言を言えば手を握った。
できることは全部やった。
だからこそ、できなかったことが胸に残る。
男はベッド脇の椅子に座り、何もしていないのに疲れた顔をした。
特にやることもない。
テレビをつけても、音が部屋に馴染まない。
散歩に出ても、帰ってくる家が静かすぎる。
「そろそろ、わしも……」
言いかけて、言葉が途切れた。
追いつきたいと思う時がある。
それは悲しみというより、長年の癖みたいなものだった。ずっと一緒にいたのだから。
その時、玄関の鍵が回る音もしないのに、廊下に足音がした。
きしむ床が、いつもより丁寧に鳴った。
居間の入口に、黒い服の男が立っていた。
黒いコート。黒い手袋。
初めて見るはずなのに、昔から知っているような立ち方。
男は関西弁で言った。
「自分、家が急に広なって、落ち着かん顔しとるな」
老人は驚かなかった。
今は、驚きに使う力も惜しかった。
「……誰じゃ」
「ただの通りすがりや。座ってええか」
「勝手にせい」
黒い服の男は対面の椅子に腰を下ろした。
部屋の空気が、少しだけ動いた。
それだけで老人の胸がふっと緩むのが分かった。
“誰かがいる”というだけで、人の心はこうも変わる。
しばらく、何も言わない時間が流れた。
こういう沈黙は、若い頃は気まずかった。
歳を取ると、沈黙はただの毛布みたいになる。
黒い服の男が、ベッドの方を見て言った。
「空いた側、見てまうんやろ」
老人は目を閉じた。
「……見てしまう。
癖じゃ。起きたらまず、あいつの方を見る。
おらんのが分かっとるのに」
黒い服の男は頷いた。
慰めもしない。励ましもしない。
ただ、その頷き方が、老人の言葉を“ここに置いていい”と言っていた。
老人は、ぽつりと話し始めた。
「看病はな、ようやったんじゃ。
飯も、薬も、風呂も、夜中も。
わしなりに、できるだけのことはした」
「でもな……最後は、結局、死んでしもうた」
語尾が揺れた。
責めたい相手はいない。
それでも、責める声だけが自分の中に残っている。
黒い服の男は、急に正しいことを言わない。
代わりに、老人の指先に目をやった。
「自分、その手、よう働いた手やな」
老人は自分の手を見た。
皺が深い。血管が浮いている。
爪は短く切ってある。看病のとき、引っかけないように何度も切った。
黒い服の男が、数えるように言う。
「その手で、何回、あの人の背中をさすった?」
老人は答えられなかった。
多すぎて。
数えたくないほど、あったから。
黒い服の男は続けた。
「水を飲ませた回数も、体を起こした回数も、
夜中に目を覚まして名前呼んだ回数も、
全部、自分の体に残っとる」
「その疲れはな、失敗の疲れちゃう。
一緒に生き切った疲れや」
老人の喉が鳴った。
涙が出るより先に、胸が熱くなった。
「……一緒に生き切った、か」
黒い服の男は窓の外を見た。
午後の光が、畳の目に沿って伸びていた。
「自分、今な、やることない言うてたな」
老人は苦笑した。
「ないよ。
掃除しても、飯を作っても、誰も褒めん。
話しかけても返事がない。
何のために、って思う」
黒い服の男は、すぐに答えない。
代わりに、小さなことを拾う。
棚の上の写真立て。
二人が若い頃の、少し色褪せた写真。
妻が笑って、老人が照れた顔をしている。
「自分、あの写真、捨ててへんやろ」
「捨てられるか」
「せやろ。
捨てられんもんが残ってるのは、ちゃんと生きた証拠や」
老人は、何か言い返そうとして、やめた。
その言葉は腹の底にすっと沈んだ。
嫌じゃない沈み方だった。
黒い服の男は、立ち上がらずに言った。
「自分、奥さんのこと、よう世話した。
でもな、世話っていうのは、最後まで“相手に触れる”ことやろ」
「今は触れられへん。
せやから手が余る。心も余る。
それが今の淋しさの正体や」
老人は唇を震わせた。
「触れられん……」
黒い服の男は静かに頷いた。
言葉の代わりに、少しだけ身を乗り出して、テーブルの上の湯呑みを老人の近くに寄せた。
熱いお茶は入っていない。空っぽの湯呑み。
それでも、その動作が“世話の形”に見えた。
老人は湯呑みを見つめた。
ふっと笑ってしまった。
「……誰かに茶を淹れるのが、癖になっておってな。
今も、二つ用意してしまう」
黒い服の男は、口元だけで笑った。
「癖はな、簡単に消えへん。
消さんでええ。
消えへんのが、ちゃんと好きやった証拠や」
老人の目から涙が落ちた。
ぽろっと。
理由は分かるようで分からない。
ただ、涙が落ちる場所が見つかったような感覚だった。
黒い服の男はそれを見て、何も言わない。
「泣くな」とも「泣け」とも言わない。
老人の涙が落ちる速度を、邪魔しない。
しばらくして、老人が言った。
「わし、そろそろあいつのところへ行きたいと思う時がある。
それを誰かに言うのは、悪いことのようで」
黒い服の男は、その言葉を善悪で裁かなかった。
裁かない代わりに、ただ一言だけ置いた。
「それぐらい、ちゃんと一緒やったってことや」
老人の背中が、少しだけ丸くなった。
丸くなった背中が、少しだけ楽そうに見えた。
黒い服の男は席を立ち、玄関の方へ向かった。
去り際に振り返らず、ぽつりと言う。
「自分、今日は一個だけやっとき」
老人が顔を上げる。
「……何を」
黒い服の男は、声を少し柔らかくした。
「奥さんの布団、たたまんでええ。
そのままでええ。
寝る前に、一回だけ、そこに手を置け。
言葉はいらん。置くだけや」
それは、何かを決める命令ではなかった。
生きろでも、死ねでもない。
ただ、今日を抱くための小さな仕草だった。
黒い服の男が消えると、家はまた静かになった。
でも、さっきまでの静けさとは違った。
冷たい静けさではなく、少しだけ温度のある静けさ。
夜。
老人は言われた通り、古いベッドの空いた側に手を置いた。
そこにはもう誰もいない。
それでも、手のひらはゆっくりと沈んだ。
布団の柔らかさが、過去を引き戻す。
老人は、声にならない息を吐いた。
胸が痛いのに、痛みが“壊れる痛み”ではなかった。
ただ、長い時間を生きた人間だけが持つ重さが、そこにあった。
誰に見せなくてもいい、誇りに近い手触りが。
老人は目を閉じた。
何も解決しない。何も決めない。
それでも今夜だけは、ひとりの部屋が少しだけ狭く感じた。
抱きしめられたのは、死でも生でもなく、
彼が積み重ねてきた日々そのものだった。
#希望 #自作小説

アクア−Devil
タイトル:**「ひねもの」の相続税**
大阪の古い商店街の奥、看板も半分剥げかけた「古美術 ひねもの堂」。
店主の泰三(たいぞう)は78歳。腰が曲がってはいるが、目はまだギラギラしている。
店の奥には埃まみれの桐箪笥、戦前の軍刀、謎の茶釜、誰が買うんだかわからない明治のブリキのおもちゃ……そんな「ひねもの」ばかりが所狭しと並んでいる。
ある日、泰三は長男の修司(しゅうじ)に電話をかけた。
「オレ、医者に余命半年って言われたわ。
だからもう店、畳むつもりや。
お前が継ぐか、全部売って現金にして分けるか、どっちか決めぇ」
修司は42歳。かつては父親の店を手伝っていたが、今は小さなIT会社でシステム保守の派遣社員をしている。
給料は安いが残業も少なく、なんとか暮らせている。
正直、骨董品なんか触りたくなかった。
「……父ちゃん、それ相続税かかるんちゃうの?」
「かかるわ。評価額で言うたら多分2億弱くらいになるらしい。
現金で払える額ちゃうから、物売って税金払って、残ったもんをお前が継ぐか、全部売って分け前もらうかやな」
修司は一瞬、頭の中で計算した。
2億の評価 → 相続税基礎控除後で1億ちょっと → 税率40%前後 → 税金4000万~5000万くらい?
「……父ちゃん、それ払うために店の在庫全部売っても足りひん可能性あるんちゃう?」
「せや。だからオレが死んだら、お前が『ひねもの』を全部現金化せなあかん。
でもな、売るのに3年かかるかもしれん。5年かかるかもしれん。
そんだけ時間かけたら、もうお前40代後半やで。
その歳から骨董の世界に本気で戻れるか?」
修司は黙った。
その夜から、修司の中で何かが壊れ始めた。
会社に行く電車の中でも、昼休みのコンビニ弁当を食べながらでも、頭の中は常に同じループ。
「あと何年働いても、5000万貯まらん。
父ちゃん死んだら一瞬で借金まみれになる可能性すらある。
だったら……もう働く意味、あるんか?」
翌週、修司は会社に有休を連続で申請した。
上司に「体調不良でしばらく休みます」と言った。
本当は「心が死にました」と言いたかった。
それから修司は、ほぼ毎日実家に通うようになった。
ただし、店を手伝うためではない。
店の2階の自室に布団を持ち込み、昼間はずっと寝転がって天井を見ていた。
夜になるとスマホでパチンコ動画を見たり、競馬の的中実況を眺めたり。
「どうせ相続税で全部持ってかれるなら、もう働かんでもええよな」という考えが、どんどん肥大していった。
泰三はそんな息子を見て、ため息をつきながらも何も言わなかった。
ただ、ある晩、ぽつりと言った。
「修司。お前がそんな風になったんは、わしのせいやな」
「……ちゃうよ。相続税のせいや」
泰三は苦笑いした。
「せやな。国の制度が、お前から働く気力を全部吸い取ってもうたんやな。
皮肉なもんや。
オレが一生懸命集めた『ひねもの』が、逆に息子の人生をひねくねてしもた」
半年後、泰三は静かに息を引き取った。
修司は結局、店を畳まずにいた。
在庫を少しずつ、ネットオークションとメルカリとヤフオクと、できるだけ高く売れる場所に分散して出品し続けた。
税理士に言われた「できるだけ長期間で売却した方が評価下がる可能性がある」という言葉だけを信じて。
でも心はもう、完全に折れていた。
店のシャッターを半分だけ開けて、
埃っぽい店内で寝袋にくるまりながら、
修司は時々つぶやく。
「これ全部売れたら……俺、何のために生きてるんやろな」
ひねもの堂の看板は、
今も商店街の奥で、
かすかに揺れている。
(了)


なーさん
自制が効かぬ
律せねば
律せねばならぬのに
値引きされた謎のお菓子を買ってはモチャる日々
どうにかならぬものかと
拙者ぽつり
しかたない!!!!
そう心が告げておるのじゃ

忠犬ハチ公
アクア−Devil
---
**自分の心と向き合うための安全な場所**
ひとたび事故が起きれば
その場所は、誰も知らない。
地図にも載っていないし、住所もない。
Googleマップを開いても、ストリートビューをぐるぐる回しても、そこにはただの空白か、ありふれた住宅街が映るだけだ。
でも夜中、特定の疲れ方をしたときにだけ、
まぶたの裏側に薄く浮かぶ。
古い木造の小さな家。
軒下に錆びた風鈴が、風もないのに時々チリンと鳴る。
玄関の引き戸は、触れる前からゆっくり開いていく。
中に入ると、
畳の匂いと、どこか懐かしい線香の残り香が混ざっている。
部屋の真ん中に、座布団が一枚だけぽつんと置かれている。
そこに座ると、
時間というものが、急に柔らかくなる。
時計の針は動いているのに、
「遅刻する」「間に合わない」という恐怖が届かなくなる。
スマホの通知音も、ここではただの遠くの鳥の声にしか聞こえない。
すると、
静かすぎる部屋の隅から、
誰かがやってくる。
それは、
かつての自分だったり、
傷ついたまま放置されていた感情だったり、
「本当はこう思っていたのに言えなかった」言葉のかたまりだったりする。
姿ははっきりしない。
でも、確かにそこにいる。
その存在は、決して急かさない。
「早く立ち直れ」とも言わない。
「そんなことで落ち込むなんて」とも笑わない。
ただ、座っている。
あなたと同じ高さで。
そして時々、ぽつりと言う。
「……それ、つらかったね」
その一言で、
胸の奥にずっと詰まっていた氷の塊が、
少しだけ溶け出す音がする。
どれだけ時間が経ったかわからない。
外はまだ夜なのか、朝なのかもわからない。
ただ、
もう一度「生きてみてもいいかな」と思えたとき、
座布団がそっと立ち上がり、
「またおいで」とだけ言って、
あなたを玄関の方へ導く。
引き戸が閉まる瞬間、
風鈴が最後に一度だけ、優しく鳴った。
目をあけると、
いつものベッドの上。
スマホの画面はまだ暗いままだ。
でも、
胸の氷は、
ほんの少し、
小さくなっている。
そしてあなたは知っている。
あの家は、
また必要なときにだけ、
静かに扉を開けて待っていることを。
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