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僕は、うつ病からの生還者です。 病気を克服した時に学んだことや、日常の出来事を投稿しています。 よろしくお願いします。
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もし自信をなくして、挫けそうになったら
良いことだけ、良いことだけ思い出せ

アンパンマンのテーマ曲、ほんま名言です

(なお、これで救われる大人は意外と多い、僕も含めて)

●美女と野獣の“ガストン問題”

あの物語に出てくるガストン
見た目はイケメン、背も高い、町の人気者
でも中身は……
背中から撃つタイプの卑怯者

そらベルもドン引きです
どれだけイケメンでも「卑怯者フィルター」は通りません

でもガストンには
ル・フウという“ゴマすり界のプロフェッショナル”がついています

ガストンが落ち込むと、ル・フウは全力で褒めちぎります

「ガストン!お前は最強だ!唾飛ばし選手権でも優勝できる!」
(実際、得意技です)

……褒め方の質はともかく
ガストンは元気になります
これがポイント

●アンパンマンとル・フウの共通点

アンパンマン:
挫けそうになったら、良いことだけ思い出せ

ル・フウ:
落ち込んだガストンを、とにかく褒めまくる

どちらもやっていることは同じです

「気分」を上げる

人間、意外とそれで立ち直れる
不思議だけど、真実です

●逆に考えてみましょう

もしアンパンマンの歌詞が

「挫けそうになったら、お金を稼げ」
だったらどうでしょう

子どもたち:
「……え?」
「アンパンマン、急に現実的すぎん?」

全く夢がありません
保育園の先生も歌わせません

つまり、人が立ち直るのは
物理ではなく“心”なのです

●人を励ますとき、あなたも“ル・フウ”してませんか?

友達が落ち込んだ時
「いや、あんたにはいいとこあるやん」
「こんな努力してきたやん」
って言いませんか?

あれ、立派なル・フウです
(ただし卑怯者を応援してはいけません)

でも、励ましの技術としては正しい

●まとめ

✔ 気分が落ちたら、良いことだけ思い出せ
✔ ル・フウ方式で、自分を褒めたら元気が出る
✔ 人間は“心”で動く生き物
✔ 深刻になりすぎる必要はない(アンパンマンが証人)

そんなわけで、落ち込んだ時の合言葉はこれです

「よし、ル・フウ召喚だ」
(自分の中のゴマすりで、自分を持ち上げよう)

生きるヒントになれば、幸いです


#希望
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ハーロックさんの小説心に響きました。ぜひシリーズ化して欲しいですハーロックさんの小説心に響きました。ぜひシリーズ化して欲しいです
ありがとうございます
今回長くなりました、ごめんなさいね

投稿で伝わらないことも、お話にしたらわかりやすくなる事もあるのかなと、いろいろな方法を試みています

ありがとう、励みになります [照れる]
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ハーロックさんが思う頑張ってる人の基準はなんですか?私は人より劣っている部分が多くできる人にあなたはもっと頑張った方がいいと言われる度にできる人に私の心の葛藤は分からないだろと思ってしまいますハーロックさんが思う頑張ってる人の基準はなんですか?私は人より劣っている部分が多くできる人にあなたはもっと頑張った方がいいと言われる度にできる人に私の心の葛藤は分からないだろと思ってしまいます
もしかしたら、僕は万能で何でもできると思われているかもしれませんが

僕は、うつ病の時にポンコツでした
職場で疎まれ、家に帰っても話しかけるなと言われていました

みじめで情けなくて恥ずかしくて
人生を終わらせようとしました

そんな僕が、考え方を変える事ができたのです

僕ができたのだからあなたにもできる
と書くと横暴に聞こえますが
ただ、世の中にはそういう人間もいるのだと知ってもらいたい

一度キリの自分も人生です
主役は自分です

ならば、僕は自分を諦めて欲しくはありません

努力とは、自分に自分を誇れることです
他人など、みんな脇役ですよ
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第六話 (全六話)

廊下に出ると、黒い服の男が壁にもたれて立っていた

「お、やっと一歩目やな、自分」

「……やっと、ですよ」

彼女は笑った
泣き笑いみたいな顔になっているのが、自分でも分かった

「ワシな、自分が夢に向かって本気でへこたれて、本気で悔しがって、本気で笑うとこ、けっこう好き――」

「はいストップ
今、なんか変なことまで言いかけましたよね?」

「気のせいや」

男は小さく肩をすくめた。

「ほな、次の宿題や」

「え、まだあるんですか」

「当たり前や
夢ってな、“合格しました、はい終わり”ちゃうからな」

男は彼女の胸の真ん中を、指さした

「これからも、自分の“悔しい”も“うれしい”も、ぜんぶここに溜めていけ
それが、将来、自分の患者さんに流れていく薬になる」

「……薬、か」

「自分が今味わっとるこのしんどさな、全部ムダにはならん
ナイチンゲール、あの子もな
最初はむちゃくちゃしんどかったんやで
歴史に載る人ってな、“あきらめんかった普通のしんどいが多い人”や」

彼女はふっと笑った

「私、“普通のしんどい"なら、もう山ほどありますけど」

「ええやん
将来“しんどいプロ”になれるわ」

「そんなプロ、嫌です!」

二人の声が、がらんとした廊下に響いた

その夜、寮の部屋で教科書を開く
以前よりも、少しだけ、ページをめくる手が軽い

机の端には、子どもたちからもらった小さな絵が貼ってある

カラフルなクレヨンで描かれた、棒人間みたいな「お姉ちゃん」

「よし、今日も“誰かのしんどい”を一個、軽くできる看護師になる練習、しよ」

小さくそう呟いて、ペンを握り直した

夢はまだ、ずっと先にあるかもしれない
でも、そこへ続く道の上に、自分はちゃんと立っている

ナイチンゲールに憧れた十九歳の彼女は、
悩みながら、泣きながら、笑いながら、
確かに前を向いて歩き始めていた


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第五話 (全六話)

読み聞かせが始まると、最初は声が震えた
舌がもつれ、ページを戻したりして、子どもたちにクスクス笑われた

「お姉ちゃん、かんじゃったー」

「ご、ごめん!」

「もう一回読んでー!」

その“もう一回”が、妙にあたたかかった

読み進めていくうちに、少しずつ声が出てくる

物語に入り込み、登場人物のセリフを少しだけ演じてみたりする

子どもたちが笑うたびに、自分の中の何かがふわっと軽くなっていった

終わったあと、一人の女の子が近づいてきた
頭には帽子
細い腕に、点滴のライン

「お姉ちゃん」

「ん?」

「ありがとう
ここ、退屈だから、うれしい」

その言葉に、視界がにじんだ

――あ、私、今、“誰かのしんどい”を、ほんのちょっとだけ軽くできたのかもしれない

胸の奥で、小さな火がぱちんと音を立てたような気がした

プレイルームの窓際を見ると、黒い服の男が立っていた

子どもたちには見えていないのか、誰も気にしていない

目が合うと、男は軽くあごを上げた

「な、自分
教科書に書いてある“患者”って、こういう顔やで」

彼女は涙を拭きながら、こくりと頷いた

それからも、彼女の勉強が急に完璧になったわけではない

テストでまた失敗することもあったし、技術チェックでうまくいかない日もあった

それでも、教科書を開くたびに、「田中さん」だけじゃなく、あの女の子の顔が浮かんだ

病院の廊下を歩くとき、ナイチンゲールの物語と、あの子どもたちの笑顔が重なった

「私は、完璧な看護師になれるかどうかなんて、分からない
でも、“誰かのしんどいを一個だけ軽くする”ことなら、今からでもできる」

そう思えるようになった

半年後
再挑戦した技術チェックの日

彼女は深呼吸をしてから、器具に手を伸ばした

指はまだ少し震えていたが、その震えを抱えたまま、手順を一つひとつ確認していく

「よし、いいですよ
合格です」

指導教員の言葉を聞いた瞬間、膝から力が抜けそうになった


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第四話 (全六話)

チェックは、やっぱりうまくいかなかった
途中で手順を飛ばしてしまい、指導教員に止められた

「はい、やり直し、落ち着いて」

唇を噛み締めながら、もう一度最初からやる

終わったあと、「今日はここまでね」と言われた
合格には届かなかった

廊下に出た瞬間、悔しさが全身を駆け巡った

「……私、やっぱり向いてないのかな!」

思わず声が大きくなった
黒い服の男が、すぐ横にいた

「お、ええやん、ええ声出たな」

「笑い事じゃないです! 周りの子たち、どんどん合格してるのに、私だけ……私だけ、何回やってもダメで……!」

涙が溢れた
止めようとしても、止まらなかった

「私、ナイチンゲールになりたいとか言って……結局この程度なんですよ。夢見てるだけの、バカですよ!」

男は腕を組み、彼女の顔をじっと見た

「ええやん、自分」

「どこがいいんですか!」

「その“悔しい”はな、“まだ諦めてへん”ってことや」

「……!」

「ほんまに向いてへん奴はな、“まあいいか、別に私じゃなくても”言うて、サクッと心の火ぇ消すんや
自分は、まだ消せてへんやろ」

胸の奥に、じんわりと何かが広がった

「そんな自分に、ワシからもう一個だけ、宿題や」

男はポケットから、病院のボランティア募集のチラシをひらひらと出した

「これ、なんですか」

「近くの病院の“読み聞かせボランティア”や
小児科の子らに絵本読んだりするやつ
週一回、一回二時間」

「そんな……私、勉強も追いついてないのに」

「ええやん
どうせ今も、勉強机に向かいながら“どうせ私なんて”って一時間くらい使っとるやろ、それを一回分だけここに回せ」

図星すぎて、言葉が詰まった

「……行って、何が変わるって言うんですか」

「行ってから悩め」

男はチラシを彼女の手に押し付けた

一週間後
震える足で、彼女は病院の小児科病棟に立っていた

ボランティア担当の看護師が、やさしく声をかけてくれる

「緊張してる? 大丈夫、大丈夫
子どもたち、絵本大好きだから」

プレイルームには、点滴スタンドを引きながら歩く子どもたちが何人かいた

マスクで隠れた顔
それでも、目だけはキラキラしている

「今日のボランティアさんだよー」

そう紹介されて、彼女はぎこちなく頭を下げた


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第三話 (全六話)

次の日から、彼女は半信半疑で宿題をやってみることにした

教科書を開く
「心不全」のページに、鉛筆で小さく名前を書く

――田中さん(仮)、七十歳、階段を上るとすぐに息が切れてしまう

胸のあたりが妙にそわそわする
ただの文字の羅列だった症状が、「田中さん」の体の中で起きていることとして迫ってくる

「えーっと……左心不全だと、こうなって……あ、じゃあ“田中さん”、ここで息苦しくなるのかな……」

声に出して読みながら、ノートに「田中さん」のことを書いていく
時間はかかったが、頭にはいつもより残った

「毎日一個、“誰かのしんどい”を軽くする」宿題も、最初は戸惑った

廊下でうなだれていた同級生に、勇気を出して声をかけてみた

「……レポート、まだ終わってないの?」

「うん……もう、意味わかんなくてさ」

衝動的に、「一緒にやろうか」と口にしていた
自分だって終わっていなかったのに

コンビニでお菓子を買い、夜遅くまでレポートと格闘した

終わったとき、その子が「ありがとう」と笑った

その笑顔を見ると、眠気も、疲れも、不思議と軽くなった

――あ、これ、ちょっと“看護師ごっこ”みたいだ

心の中でそうつぶやくと、少しだけおかしくなった

数週間後
技術チェックの日がやってきた

手洗い、バイタルサイン、注射の準備……
あらゆる技術のチェックがある

順番を待つあいだ、胸がぎゅっと締め付けられる
前回の失敗がよみがえる

手が震えて、うまく測れなかった
冷や汗と、悔しさ

「……また、失敗するかもしれない」

そう思った瞬間、背中をとんとんと叩かれた

振り向くと、あの黒い服の男が、隣に立っていた

「お、緊張してるな、自分」

「ちょ、ここ、学校ですよ!?」

「せやな
ここで転けたら、そら痛いわな」

「慰めになってないです!」

「で、自分、今日一番大事なんは何や?」

「成功すること、ですけど」

「ちゃうな
失敗しても、ちゃんと“悔しがる”ことや」

「……は?」

「自分な、“できへん自分”を嫌うのと、“できるようになりたい自分”を悔しがるのは別もんや」

言われても、よくわからなかった
でも、何かを言い返す余裕もないまま、名前を呼ばれた


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第二話 (全六話)

「実習のときだって、先輩に“もっとテキパキ動いて”って言われて……分かってるけど体がついていかなくて……
こんなんで、本当に人の命を預かる仕事なんて、できるのかなって」

「なるほどな」

男は机に置かれた教科書を一冊手に取った
パラパラとめくり、途中でぴたっと止める

「自分、この本、誰のために読んどる?」

「……テストのため、です」

「ほんでテストは、何のためにある?」

「単位……とか……進級とか……」

「ほな進級は、何のためにする?」

「……看護師になるため」

「ほな看護師になるのは、何のためや?」

唐突に、幼い日の光景がよみがえった
古い図書室
夜の病棟を照らすランプ
泥だらけの兵士の手を、やさしく拭う女性

「……誰かの、しんどいのを、少しでも楽にできるようになりたいから」

声に出した瞬間、胸の奥がきゅっとなった

男は、そこで初めてニヤリと口角を上げた

「ほらな
ちゃんと持っとるやん、自分」

「でも、現実は全然……」

「よし、ほな今日から自分に宿題出すわ」

「宿題ならもう山ほどあるんですけど!?」

「うるさいうるさい
ワシの宿題は単位にならん代わりに、人生には効くやつや」

男は指を一本立てた

「その一
自分、教科書読むとき、“患者さん一人”の顔を勝手に作ってから読み」

「は?」

「名前も決める、年齢も決める、"心不全”やのうて、“その人”に何が起きてるか、全部その人でイメージして読むんや」

「そんなことしてたら余計時間かかりますよ」

「ほな一生、“心不全=テストに出るワード”のままやな
"しんどい人のリアル”とつながらんまま勉強するんか?」

言い返そうとして、言葉が詰まった

「その二
毎日一回でええから、“誰かのしんどい”を一個だけ軽くして寝ろ」

「……そんな大層なこと、毎日はできません」

「アホか、世界平和を一人でやれ言うてるんちゃう
"レポートで沈んでる友達にコンビニのプリン買う”とかでもええわ」

「そんなのでいいんですか」

「そういう“小さい看護”できん奴が、ええ看護師になれるわけないやろ」

図星だった
自分はいつも、「ちゃんとした看護は、もっと後で、もっと立派になってから」と思っていた

男は立ち上がった

「ほな、やっとけよ、自分」

「ちょっ、ちょっと待って、あなた、結局誰――」

言い終わる前に、ドアも窓も開いていないのに、そこからふっと姿が消えていた


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第一話 (全六話)

夜の十時半

寮の部屋の机の上には、分厚い看護の教科書が三冊、ノートが何冊も広がっていた

「循環器系……心不全の分類は……えっと……」

声に出して読んでみても、文字は頭をすり抜けていく

ページの端には、昨日も、その前の日も、そのまた前の日もつけた付箋が並んでいた

テストはいつもギリギリ
技術チェックでも、手が震えて何度もやり直し

クラスメイトたちは「もうここ覚えた?」「次、実習どうする?」と話していて、自分だけが遠くに取り残されている気がしていた

十九歳
幼い頃、図書室で読んだナイチンゲールの物語

ランプを持って夜の病棟を回り、兵士たちの傍らに静かに立つ姿に、胸が震えた

「ああ、私もこんな人になりたい」と、本気で思った

――なのに

「……看護師なんて、向いてなかったのかな」

ぽつりと漏れた言葉が、狭い部屋に落ちた

「ナイチンゲールさん、ごめん。私、全然かっこよくないや」

その時だった

「お、出たな、十九歳で“引退宣言”やて
なかなかセンスあるやん、自分」

机の向こう側から、聞き慣れない声がした

びくっとして顔を上げると、黒い服を着た男が、いつの間にかベッドの端に腰かけていた

背が高く、全身黒
表情は淡々としている

「えっ、えっ!? え、誰!?」

「ワシ? ワシはただの通りすがりや、気にせんでええ」

「気にしない方が無理ですよ!? えっ、えっ、いつからいました!?」

「さっき、自分が“向いてないかも”て言うた辺りからやな
あれでちょっと呼ばれた感じや」

「呼んでません!」

思わず机をばんっと叩いた
教科書が一冊、ずり落ちた

男はそれをちらりと見て、指で机をとんとんと叩いた

「で、自分
今の人生、点数つけたら何点や」

「……は?」

「何点や、言うてんねん
十九歳、看護学生、自分の人生採点してみ」

「そんなの……四十点くらいですよ」

「ほう、結構つけたな。理由は?」

「思うように勉強できないし……技術もヘタだし……周りの子はどんどん進んでるのに、私だけ置いてけぼりで……」

言いながら、喉の奥が熱くなってくる


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頼りになるのは、やはり自分なのだと思います

0からプラスにするのは夢を叶えること
マイナスから0に戻すのは窮地から抜け出すこと

どちらも形は違いますが、本質は同じで
「自分で何とかしよう」と決める心意気が出発点になります

座って待っているだけでは、時間が過ぎるだけで何も変わりません

人は誰でも、自分が一番大切です
だからこそ、自分の価値観や信念を軸に行動します

それ自体は自然なことですが
その物差しを他人に当てはめて、善悪を決めつけてしまうと、苦しさが生まれます

社会にはさまざまな考え方があり
多数派や権威が常に正しいとは限りません

人生に限りがあると知れば、そのことは案外すんなり理解できるのではないでしょうか

だから僕は、「最後に頼れるのは自分だ」と考えるようになりました

12年間通った心療内科では
僕のうつ病は治りませんでした

今こうして自由に、穏やかに生きていられるのは、「自分で立つ」と腹をくくったからです

その原動力が、たとえ絶望だったとしても
僕はその世界から生還しました

あなたの夢は何ですか
今、あなたが困っていることは何ですか

僕がおすすめしたいのは、強く願うことです

理想の未来を思い描き、そう在りたいと願い
できることから動いてみることです

行動が変われば、現実も少しずつ変わっていきます

誰かを責め続けても、人生は代わりに進んではくれません

人生は、自分持ちです

迷った時は、理屈よりも事実を見ること
結果、自分はどう感じたのか
そこが、あなた自身の答えです

人は、心で生きる生き物です
物だけが満たされても、心が空っぽなら苦しくなります

心を満たして生きること
それが、僕が思う「人が生きる理由」です

他人にどう思われても
僕は人として生きて、人として死にたい

どうか、あなたも素敵な人生を
あなた自身の足で歩いてください

応援していますよ


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世の中には、どうしても「合わない人」がいます

どれだけ丁寧に説明しても、誠実に向き合っても
最初から逆らったり、揚げ足を取ったり、バカにする人がいる

昔の僕は、「なぜ伝わらないのだろう?」と悩んでいました
でもアドラー心理学の“目的論”を知って、腑に落ちました

その人は、最初から“あなたに反発する”という目的を持っている
だから、どんな言葉も届かない
理解しようとする気が、そもそも無いのだから

では、なぜこんなにも“価値観が真逆の人”が存在するのでしょうか

僕はその答えを、進化論の中に見つけました

■人類は「多様さ」で生き延びてきた

人間がまだ小さな集団で暮らし、狩猟をしていた頃
集団の人数は50人前後
外敵や飢え、自然災害など、いつ命を失ってもおかしくない時代でした

もし集団全員が同じ価値観・同じ判断しかできなかったら
予想外の災難が起きた瞬間、全滅していたかもしれない

だから人類は
“あえてバラバラの気質・考え方を持つように進化した”
と考えられています

慎重な人、楽観的な人、批判的な人、突き進む人
バラバラだからこそ、さまざまな脅威に対処できた

つまり、「合わない人がいる」のは
人類という種が生き延びるための 遺伝子レベルの戦略 だったのです

■だからといって、失礼を受け入れる必要はない

理解はできても、我慢する必要はありません

争わなくてもいい
でも、距離は取っていい
あなたの心を削ってまで、誰かに付き合う必要はありません

合わない人がいるのは“自然のこと”
だからこそ
あなたが安らげる人を大切にすれば、それでいい

今日も、誰もが健やかに生きられますように
僕はそう祈ります


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平和とは、何でしょうか

貧富の差がない社会
誰もが笑顔で、平等に暮らせる社会
争いのない社会
いろいろな考え方があると思います

僕が願う平和は
誰かが誰かを殺したり
傷つけたりせず
そして
自らを殺したり
傷つけたりする人がいない社会です

血が流れない世界が、もしあるのなら
僕はそれを、平和と呼びたい

たとえ貧富の差があったとしても
たとえ平等でなかったとしても

飢える人がいなくて
誰かを傷つけることがなくて
自死を選ぶ人がいないなら

それだけで
こんなに嬉しいことはありません

一度に、すべては望みません
ただ
悲しい血が流れない社会でありますように

僕は、そう願うのです


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天然な人とバカな人の違いってなんですか?天然な人とバカな人の違いってなんですか?
「最近、天然の人が減ったなぁ。養殖ばっかりや」

と言った時に

「え? そうなん?」

と本気で返してくる人が、天然だと思います

一方で「バカ」というのは
知識がない人のことではなく
学ぼうとする姿勢を持たない人のことだと
僕は思っています
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第二話 (全二話)

翌日、会社帰り
彼女はふらりと文房具屋に入った

カラフルなペンが目に入った瞬間、なぜか足が止まった

赤、青、黄、緑、紫
五本だけ買った

帰宅後、ノートに意味もなく線を引いた
下手で、歪んで、子どもみたいな線
でも、不思議と胸が少しだけ軽くなった

それから毎日、彼女は“無駄”を増やしていった

知らない道を歩く
入ったことのない店に入る
歌を口ずさむ
ノートに落書きをする

ある夜、黒い服の男がまた現れた

「自分、最近、ちょっとだけ顔が動くようになったな」

「……そんなことないです」

「ほな聞くで
自分、小学生の頃、何になりたかった」

心臓が跳ねた

「……忘れました」

「忘れたんやない、埋めたんや」

しばらく沈黙が続いた後、震える声で答えた

「……絵を描く人に、なりたかったです」

言った瞬間、目から涙があふれた

「でも、向いてないって言われて、現実見ろって」

「ほう
それで二十年、自分の気持ちには目ぇ閉じ続けたわけか」

「今さら無理です、笑われます
恥ずかしいです」

「笑われたら死ぬんか」

「……」

「恥ずかしなかったら、死ぬまで動かん人生が完成やな」

怒りと悔しさが、一気に込み上げた

「じゃあ、どうすればいいんですか!」

「描け
上手くなくても、描け」

その日から彼女は、独学で絵を描き始めた

最初はひどかった
線は歪み、色は濁り、見返すたびに笑ってしまうほど下手だった

それでも、描くたびに、心が揺れた
上手く描けた日は浮かれ
失敗した日は悔しくて泣いた

半年後、勇気を出して小さな絵画教室に通い始めた

年下の生徒の中で、最年長だった
最初は気恥ずかしくて、肩が縮こまった

けれど描く時間だけは、年齢を忘れられた

「自分、生き甲斐いうんはな、“結果”やない"本気で揺さぶられとる時間”や」

その言葉が、少しずつ身体に染みていった

一年後
カフェの片隅で、小さな個展が開かれた
彼女の人生で、初めての挑戦だった

誰も来ないかもしれない
そう思っていた

けれど、兄が来た
義姉が来た
甥と姪も来た
職場の同僚も来た

「おばちゃん、すごい!」

その一言で、彼女の涙は止まらなくなった

閉店後、展示された絵の前に立つと、黒い服の男がいつの間にか隣にいた

「自分、まだ消化試合やと思うか」

彼女は、はっきりと首を振った

人生は、やり直せる
何度でも、何歳からでも
勝ち負けじゃなく
動いた分だけ、自分のものになる

四十歳の彼女は、その夜、初めて胸を張って思えた

私は今、生きている


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第一話 (全二話)

夜の十一時半
六畳の部屋に、スマホの青白い光だけが漂っていた

四十歳
大学卒業後から、ずっと同じ会社の総務課
コピー、電話、伝票
同じことの繰り返し
恋人はいない
できたことも、ほとんどない

兄は二十五で結婚し、今は二人の子の父親
正月に集まるたび、甥や姪は成長し、兄は少しずつ貫禄が増していく
一方で、自分だけが止まったままだった

実家暮らし
朝は母の味噌汁、夜は父のいびき
会社と家の往復
休日は布団の中でスマホを眺め、気づけば夜

「……私の人生、もう消化試合だな」

誰に聞かせるでもなく、そう呟いた瞬間だった

「ほう
ずいぶん早い敗戦宣言やな、自分」

振り返ると、いつの間にか部屋の隅に黒い服の男が立っていた

長身で、無表情
どこから来たのか分からない

「……誰ですか」

「ワシはただの通りすがりや」

あり得ない光景なのに、怖さよりも妙な納得感があった

「自分な、今の自分の人生に点数つけたら、何点や」

「……三十点くらいです」

「ほう、理由は?」

「何もないからです、恋も、夢も、変化も」

「二十年以上働いて、家族もおって、三十点か、ずいぶん厳しい採点やな」

「現実です」

「ちゃうな
それは“自分が自分を殴っとる点数”や」

胸が少し痛んだ

「自分、人生を誰に評価させとる?」

答えられなかった

世間

過去の自分
無数の顔が浮かび、喉に詰まった

「ほな最初の宿題や
明日から“無駄なこと”を一つせぇ」

「……無駄?」

「役に立たんこと
得にならんこと
褒められんことや」

「そんなこと、する意味ありますか」

「ある
自分が“生きとる”って、自分に知らせるためや」


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世界は分業でできています

あなたが今日頑張ったことで
きっと誰かが、どこかで救われています

例えば、1杯のラーメン

小麦、野菜、肉、魚、油、塩
それを育てる人、採る人、運ぶ人
器を作る人、店を作る人
そして、作る人

たった1杯の中に
世界中の仕事が詰まっています

850円で食べられても
同じラーメンを一人で再現することは不可能です
それだけ多くの人が関わっているから

この仕組みがわかれば
1杯のラーメンも
おろそかにはできません

そして、あなたの仕事も同じです
目立たなくても
誰かの暮らしを確実に支えています

生きているだけで
あなたはすでに世界に参加しています
生産性だけが
人の価値ではありません

誰かに「おはよう」と言うだけでも
あなたはもう、世界に貢献しています

みんな少しずつ
迷惑をかけて
迷惑をかけられて
我慢して
我慢してもらって
それでも世界は回っています

感謝の心を忘れずに
毎日を生きられたらいいですね

今日も一日、世界に貢献しましたね
お疲れさまでした

……いや、そやから
坊主ちゃうて……


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実習での学びをグループで振り返りする時、みんな言葉をまとめるのが上手くてでも私は、上手く文章にできなくて、そこがどうしても他人と比べちゃいます。評価にも影響するしどうしたらいいか分かりません。実習での学びをグループで振り返りする時、みんな言葉をまとめるのが上手くてでも私は、上手く文章にできなくて、そこがどうしても他人と比べちゃいます。評価にも影響するしどうしたらいいか分かりません。
まずは結論を、一行で述べてください

その後に、結論に至った理由を三つ
三行で述べてください

大丈夫、練習すれば誰にでもできます
実際仕事に入った時に、その訓練をしておけば
どのような職業であれ、役に立ちます
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人は皆、自分を守ることで精一杯です
だからこそ、少しの優しさは奇跡に変わるのです

誰だって、いちばん大切なのは自分自身です
この世界を歩くとき
心のどこかで「傷つきたくない」と願いながら生きています

その事実に気づくと
「どうして大事にしてくれないの?」
「なぜ私だけ置いていくの?」
という痛みは
少しずつ、涙の向こう側へ溶けていきます

だって、あの人もまた
必死に自分を守って生きているだけなのです

あなたが自分を大切にするように
あの人も自分を守りながら生きている

そのことに気づくと
責めていた心がふと静かになり
寂しささえ、どこか優しい色に変わります

執着と愛情は、とても似ているけれど
胸の奥の感触はまるで違います

思い浮かべたとき、息が苦しくなるなら
それは執着

思い浮かべたとき、胸がじんわり温かくなるなら
それは愛情

どんなに好きでも
すがってしまうと、心は少しずつ疲れていきます

あなたが、あなたを大切にしたいなら
自分の人生を、もう一度やさしく抱きしめたいなら

手放すべきは “相手” ではなくて
“苦しみ” の方なのかもしれません

そしてね
執着を手放す方法は、ちゃんとあります

あなたの人生が
あなたの手で少しずつ軽くなっていくように
探せば必ず、心をほどいてくれる道が見つかります

涙は、弱さの印なんかじゃない
もう一度、自分を愛し直すための
静かな予告編なのです

僕はそう、思うのです


#希望
HSPの星HSPの星
GRAVITY7
GRAVITY124
ハーロック

ハーロック

子供の頃——
僕たちは、同じ机を並べ、同じ時間を生きていました

笑うタイミングも、ふざけるタイミングも
ほとんど同じで
世界はまだ手のひらほどの大きさでした

あの頃は、誰がどんな家で暮らしているのかなんて気にもしなかった
ただ、いっしょにいることが“すべて”だったのです

でも、大人になって
人生がそれぞれの重さを背負い始めると
少しずつ、見える景色が違っていきました

まっすぐ歩こうとする人
流されてしまう人
心を守るために嘘を覚える人
自分を偽らずにいようと決めた人

たった一つの選択が
十年後には大きな谷のような差になることを

僕はその時まだ知りませんでした

気づいた時には
もう、手を伸ばしても届かない距離になっていました

昔の友は
僕を見るたびに目をそらすようになりました

「どうしておまえなんかが」
そんな言葉を、言わずとも背中で語っていた

羨望はやがて、痛みに変わり
痛みはやがて、憎しみに姿を変えてしまう

その心の流れを
僕はただ、黙って見ていることしかできませんでした

本当は
昔みたいに並んで歩きたかった
あの日みたいに笑ってほしかった

でも、人は、自分の中の“壊れやすい部分”を守るために
時に大切なものから離れてしまう生き物なのですね

僕は争うつもりなんて、最初からなかった
勝ち負けなんて、どうでもよかった

ただ
“いっしょに歩いた時間”だけは本物だったと
伝えたかっただけなのです

人生の道は交差し、離れ
それぞれの風の中へと消えていきます

——さらば、友よ

おまえが選んだ道が
どうか、自分を苦しめるものでありませんように

次に交差するとき、もし叶うなら
敵でも、競争相手でもなく
ただの“友達”として、会えますように


#希望
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GRAVITY107
ハーロック

ハーロック

誰かの虚言や妄言に振り回されて
心が疲れてしまうことがあります

相手の勢いに圧倒され
気づいたら自分が悪いような気がしてしまう

そんな経験をしたことがある人は
多いのではないでしょうか

自分勝手な論理を押しつけてくる人
その場しのぎの言い訳を重ねる人
平気で嘘をついて場をおさめようとする人

もしあなたが
こうした人に疲れを感じているなら

まず自分を責めないでください
“優しい人ほど巻き込まれやすい” のです

では、どうすれば心を守れるのか

方法はひとつ
目線を、そっと上に移すことです

雲の上から自分を見下ろすように
感情ではなく“事実”だけを拾ってみてください

相手は、どんな行動をしてきたのか
言葉と行動は一致しているか

その人と関わって
自分の心は軽くなったのか
重くなったのか

これは相手を裁くためではありません
あなたが傷つかずに済む距離を見極めるための知恵です

誰を信じるか、どこまで近づくか
その主導権は、あなたが持っていていい

根拠のない言葉に惑わされたり
曖昧な主張に振り回されたりしないために

話の根拠は何か
証拠はあるのか
その言葉は、あなたを幸せにするか

すべてを疑う必要はありません

ただ、自分の心を守るために
静かに俯瞰できる場所 をひとつ持つだけで
世界の見え方は大きく変わります

どうか、自分を大切に生きてください
あなたの心が軽くなることを願っています


#希望

HSPの星HSPの星
GRAVITY19
GRAVITY147
ハーロック

ハーロック

少しだけ、ややこしくて
だけど大切な話をします

「世界を正しく見ること」と
「正しく生きること」は、同じではありません

人は誰も、見たいものだけを見ようとします
その影にひそむのが「バイアス」(固定観念)という名の影です

マンガは子どものもの
ゲームはくだらないもの
そう決めつけた瞬間
世界の色は一気に失われてしまう

けれど、バイアスを静かに外してみると
世界はひっそりと姿を変えます

賢さは肩書きでは測れず
優しさは学歴では生まれず
真実は案外、足元に転がっています

■ 真実に気づくと、人は孤独にも気づく

矛盾が見えるようになると
時に、世界が不思議なくらい歪んで見えることがあります

その歪みを語れば、変人と呼ばれ
それを正そうとすれば、孤独が深くなる

でもそれは
あなたの感性が間違っているのではありません

ただ
世界はいつだって、正しさより“物語”に従って動く
というだけのことです

■ では、どう生きればいいのか?

すべてを正す必要はありません
あなたが進みたい場所だけ
そっと整えればいいのです

和を以て貴しとなす、とは
すべてに目をつぶるという意味ではなく

争わずに、風のように通り抜ける智慧
のことです

正しい言葉を放つときは
相手の退路をそっと残し
心を砕かずに伝える
その柔らかさこそ、力です

ひとを知り、自分を知ること
そして、どこまでを自分の物語とし
どこからを世界に任せるかを決めること

それができれば
人生は驚くほど静かで、美しくなります

今日もまた、あなたの道が
やさしい光で照らされますように

僕はそう、願うのです


#希望
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GRAVITY136
ハーロック

ハーロック

人はみんな、“幸せ”という名前の山を登っています

頂上に続く道は無数にあり
誰もが自分の選んだ道を歩んでいます

歩いていると、道は他の人の道と交差します
一緒に笑いながら進む時もあれば
分かれ道で「またね」と別れる時もあります

けれど、向かう先は同じです
みんな、幸せになりたい
ただ、そこに至る“道標”が違うだけ

宗教、哲学、心理学、本、映画
親や先生の言葉──
どの道を選ぶかは人それぞれ

僕はこう思います

頂上に辿り着けるかどうかは
それほど重要ではない

大切なのは、歩いてきたその道程です

道で出会った人に、時に励まし
時に肩を貸しながら進んでいく姿こそ
もっとも美しいと僕は思います

頂上は一人しか立てない場所ではありません
手をつないで一緒に辿り着くこともできる
みんなで辿り着いたっていい

もし僕自身が頂上に着けなかったとしても
希望を託した誰かがそこに届いたなら
それほど嬉しいことはありません

幸せの山とは、きっとそういうものです

途中で休んでもいい
登るのをやめてもいい
山は逃げません

また登りたいと思った時に、
一歩踏み出せばいいだけです

どの道が正解かなんて
誰にもわかりません

誰かに頼ってもいいけれど
歩くのは、自分の足です

一歩ずつ、ゆっくりでいい
それが、人生だと僕は思います


#希望
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ハーロック

ハーロック

人類の歴史は、戦争の歴史です

人は、争って争って
戦争と平和を繰り返してきました

兵器はどんどん進化して
より大量の破壊ができるようになり
より沢山の命が奪われました

今の平和は、無数の命と、血と涙により
作られたものです

現代人は、過去からしっかり学ばなければなりません

もう、戦争の仕組みは理解したはずです
地球全体での情報共有も、できる時代になりました

国や言葉や文化が違っても、交流が容易い時代に入ったということです

誰かが得をするために戦うより
みんなで手を取り合って生きる尊さを


#希望
GRAVITY

奇跡のようなこと

上白石萌音

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ハーロック

ハーロック

泣きました


#希望 #ペリリュー
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ハーロック

ハーロック

「死」を受け入れること
これだけで、生き方は大きく変わります

もちろん“死んでもいい”という話ではありません
ただ、人は誰もがいつか必ず死ぬ
その当たり前を、静かに受け入れるということです

人は恐いものを見たくありません
だから死から目をそらし、忘れようとします

でも、避けられないものを避け続けると、人生が苦しくなります
欲に飲まれ、比較に疲れ、失うことに怯えるようになるからです

財産も地位も名誉も、悪いものではありません
問題は「執着」です

執着すると、人は優しさを失い
我が我がと肩肘を張り
幸せから遠ざかります

どれだけ集めても、死ぬときは何一つ持っていけません
100年経てば、全員骨です
200年もすれば、誰一人覚えていません

ならば僕は
今日を気持ちよく生きることを選びます

仕事をちゃんとやって
周りを助けて
「ありがとう」を口癖にする

それだけで、人生は静かに明るくなりました

死を遠ざけるのではなく
“人生の一部”として受け入れたとき
僕はようやく自分を取り戻せました

自死から生還して気づいた、大切な真実です

人生は長さでは決まりません
どう生き、どう死ぬか
大切なのは、そこです

あなたの物語が最後の一行まで
穏やかに続いていきますように


#希望

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ハーロック

ハーロック

あくまで僕の考えですが

人は追い込まれた時
心を凍結させることで
その場を乗り越えようとすることがあります

不条理な暴力
理不尽な叱責
我慢の強要
自分では抗いきれない事態に直面した時

防衛本能が働き
心をフリーズさせて守ろうとするのかもしれません

やがて脅威が去った後も
心はすぐには解凍されず
時間を掛けてゆっくりと溶けていく

いきなり元に戻る方が
むしろ負担が大きいからでしょう

僕はうつ病を克服しましたが
飛び上がるほど喜ぶというより
長い戦いが終わった
そんな感覚でした

自力で治した僕を抱きしめてくれる人もいない
よくやったと褒めてくれる人もいない

けれど、それすらどうでもよかったのです
承認欲求に依存してはいけないと
学んでいたからです

そんな事より
「これからどう生きようか」
その方が大切でした

まだ希死念慮は消えず
胸の奥でくすぶっていましたが

自分がどうやってうつ病を制圧したかを書き
投稿するうちに

凍っていた心は溶け始め
感情が戻ってきました

そして何より大きかったのは
フォロワーさんとの交流でした

助けていたつもりで
実は僕もまた救われていたのです

あれからの僕は
もう一人ではなかった
本当にありがたいことだと思います

人間にはそれぞれ特徴があり
全てが平均の人はいません

だから
合う人もいれば合わない人もいる
それは善悪ではなく
自然なことです

同じ病気で苦しむ人と気が合うのは
同じ困難を乗り越えようとしてきたからだと
僕は思います

時に
「上から目線だ」
「万能感に浸っている」
そんな厳しい意見もいただきますが

僕もまた修行を続けている身です

ソクラテスの
“無知の知”を知る者が傲慢では
本末転倒ですから

これからも
更に自分を磨いていこうと思っています
よろしくお願いします


#希望
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ハーロック

ハーロック

人生、しなやかに生きた方がいい気がします

「ここだけは譲れない」
誰しもそういう部分はあります
むしろ、あった方がいい。僕はそう思います

ただ、何もかも自分の思い通りでないといけない
そう考えると、たちまち苦しくなります
まわりの人が離れていくからです
嫌がられる、ということですね

そして一番しんどいのは他人ではなく、自分です
人はひとりでは生きていけません

だから、「ここだけは譲れない」
それは大切にしていいのですが
それ以外のところは “まぁいいか” でいいのです
そう考えると、生きるのは途端に楽になります

多少間違っていると思っても
「知らんがな」
それくらいでちょうどいい

“遊び” の部分は、そのまま余裕になります
そして、生きるには余裕が必要なのです

しょう油ラーメンが売り切れなら
「じゃあ味噌ラーメンでいいや」
そういうことです

しょう油ラーメンが無いなら帰ります──
悪くはないのですが、もっと気楽な方が心地よい

「仕方ないなぁ。今日は味噌ラーメンでいいか
じゃあ楽しみは次にとっておこう」
そう言って笑えたなら──

モテますぜ、旦那

……まぁ、実際モテるかは責任持てませんが
でも、余裕がある方が断然カッコいい
僕はそう思います

こだわりを見せるのは“ここぞ”という時だけでいい
その方が、むしろ風格になります

ずっと緊張していたら、ただしんどいだけです
ゆるい部分は必要です

かたくならないこと
それが、楽しく生きるコツです

僕はそう、思うのです


#希望



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ハーロック

ハーロック

不安について書きます
あくまで僕の考えです

不安とは
未来に対して気がかりで落ち着かないこと
これは人間が生きるために持つ大切な感情です

不安があるから
未来の困難を回避したり
準備ができたりするのですね

問題は
過剰な不安や
理由のわからない漠然とした不安です

まず知ってほしいのは
不安の9割以上は“実際には起こらない”という事実です

今あなたが抱えている不安の多くは
何も起こらず
時間が過ぎれば忘れてしまうほどのものです

では
過剰な不安をどう扱うか

ここで使えるのが
アドラー心理学の「課題の分離」です

今感じている不安を
すべて箇条書きにします
一つ残らず書き出します

そして
その不安の“責任を取るのは誰か”で
自分の課題か
他人の課題かを分けます

自分以外の人間は
家族であろうと恋人であろうと
すべて他人の課題です

他人の課題には
他人に主導権があります
アドバイスはできますが
決めるのは相手です

つまり
悩む必要はありません
自分の心を使う場所ではないのです

残った“自分の課題”だけ
対処法を考えればいい

これだけで
不安は大きく減ります
僕自身、この方法で不安の整理に成功しました

必要な方に届けば嬉しく思います


#希望
HSPの星HSPの星
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ハーロック

ハーロック

肩を寄せ合って堤防を歩くと
川面に揺れた光がふっと道を明るくした

「ねぇ、見て
もう昇ってきてるよ」
彼女が指さした先に、薄い金色をまとった満月が静かに顔を出していた

冷たい空気の中で白い吐息が重なり
二人は足を止めた

「今日は、なんだか特別に丸いね」
そう言って、彼はそっと手袋ごしに彼女の手を握った

ぎゅっと力が返ってきて
二人の影が少し寄り添った形になった

「寒くない?」
「ううん。ほら、こうしてれば平気」

肩に頭を預けられ
彼は照れたように笑った

月明かりがその笑顔をほぐすように照らし、川の流れまで穏やかに見えた

「冬の夜なのに、不思議とあったかいね」
「きっと…一緒にいるからだよ」
そう返す声は小さいけれど、風より強く耳に残った

二人はしばらく無言のまま月を見上げた

ふいに彼女が手を振り上げ
満月を輪で囲むようにかざした

「ほら、捕まえた
今夜のきれいな月」
いたずらっぽい笑いに、彼もつられて吹き出した

「じゃあ、逃げないように見張ってなきゃ」

冷たいはずの夜の空気が、少しだけ甘く感じられた

行き交う車の音も遠く、世界に二人だけが残ったようだ

「また来年も、一緒に見ようね」
その言葉に返されたのは、強く握り返す手

月の光が、二人の影を長く伸ばして重ねていく

どんな季節が来ても、今日みたいに笑える気がした

そしてその確信だけで
二人は胸の奥までふわりと温かくなった


#希望 #自作小説 #コールドムーン
恋愛の星恋愛の星
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ハーロック

ハーロック

ヒーローというものは
悪党がいて初めてヒーローたりえます

悪者がいないと成立しないのですね
ウルトラマンや仮面ライダーも
怪獣や悪の組織と戦うことでヒーローになっていました

では
悪党がいない場合はどうするのか

――悪党を作ればいいのです

出身地が違う
国が違う
肌の色や目の色が違う
みんなと違うふるまいをする
うつ病である
発達障害である

そうやって
“わかりやすい悪役”を作りあげていく

学校や会社では
こういう構図がしばしば起こります

同じ歩幅で
同じスピードで歩かない人間を
槍玉にあげて悪党にする

僕はいじめやパワハラの原因の一つは
まさにここにあるのではないかと思います

言うまでもなく
馬鹿げたことです

多数決が
数の暴力に変わることもある

人間は
0か100かで判断できるほど単純ではありません

もし至らない部分があるなら
そこを話せば済む話です
悪役にする必要などありません

そもそも
ヒーローなど本当はいらないのです

僕はそう思うのです


#希望

HSPの星HSPの星
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ハーロック

ハーロック

夜明け前
淡い光が庭の花々をそっと撫でていた

白い息をこぼしながら
彼は小道の先で立ち止まった

「早かったね」
ベンチに座っていた彼女が、マフラーを少し持ち上げて微笑む

彼は返事の代わりに
指先についた花びらを彼女の膝の上へそっと置いた

「また拾ってきたの?」
くすっと笑う彼女の肩が揺れる

「ほら」
彼は彼女の手の甲を軽く叩くように触れ、指を少しひらくよう促した

開いた手のひらに、小さな黄色い花が一輪

「朝の色、君が好きだと思って」

彼女は言葉を返さず
ただマフラーをほどき
ふわりと彼の首に巻き直す

そっと近づき、胸元に額を寄せる

「…うん、好きだよ」
その声は、花の香りに溶けるほど小さかった

彼は照れたように視線をそらしながら
ポケットの中で彼女の冷たい指をそっと包んだ

花彩命の庭に、柔らかな朝の光が差し込み
二人の影をひとつに重ねていく


#花彩命の庭
GRAVITY3
GRAVITY75
ハーロック

ハーロック

関わる人には
注意を払ってください
私たちは無意識のうちに
彼らの習慣や意見、価値観を模倣するからです

エピクテトス


人は、望む望まないに関わらず
接した相手の影響を受けます

否定しても、肯定しても
脳は必ず反応してしまう

だからこそ
「誰と関わるか」に注意を払う必要があるのです

誰でも
嫌いな人の影響なんて受けたくないですよね

近寄らない
関わらない
離れることで、影響は消えていきます

だって嫌じゃないですか
知らないうちに嫌いな人の口癖がうつっていたなんて

口癖は、思考の入り口です
うっかりすると、考え方まで持っていかれる

愚痴ばかりの人
有言実行しない人
パワハラする人、差別する人
自慢話の人、過去の栄光にすがる人

世の中は、ワナであふれています

でも
この現象は“逆手”に取れるのですね

自分が好きな人
尊敬する人と関われば
その人の考え方や生き方の恩恵を受けられる

好きな人は、自分で選べます
あなたは、どんな人が好きですか


#希望
HSPの星HSPの星
GRAVITY5
GRAVITY115
ハーロック

ハーロック

他人のことはよく見えるのに
自分のことだけは見えにくい

でも
自分が無知だと気づいた瞬間に、学びが始まる
自分が弱いと知った瞬間に、強さを求めるようになる

まず“自分を知る”こと
ここから人生は変わり始めるのだと思います

振り返れば、僕がうつ病を克服できた原点は
まさにここでした

何もかも他人のせいにしていた頃は
実は、何も見えていなかった

“自分が悪い”と言う話ではないのです
自分の資質を知り
なぜそこに至ったのかを、まっすぐ見つめただけなのです

目的は、うつ病を克服すること
ただ、それだけでした

現状をフラットに見る
これが難しい

認知バイアスは、正しい理解の邪魔をします
僕たちの中にある“歪んだ眼鏡”のようなものです

うつ病の資質を持っている場合
学校を辞めても、職場を変えても
「また同じ苦しみ」が続くことがあります

毒親から離れても
恨みが消えず、親が亡くなっても苦しみが続くこともある

このとき大切なのは
一度立ち止まり
“なぜそうなるのか”という仕組みを見ることです

対処法は必ずあります
自分だけが特別な存在だと考えないでほしい

同じように苦しんだ人は、必ずいます
本の中には、その道を越えてきた人の言葉が残っています

必要なのは
「必ず見つかる」という視点で探し始めること
それだけです

助かりたいと、真剣に願うこと
何もしなければ、何も起こらない
この当たり前に気づくことが、回復の第一歩です

仕組みを知り
特性を知り
どうか、あなたの人生が素敵なものになりますように

僕はそう、願っています


#希望
HSPの星HSPの星
GRAVITY3
GRAVITY128
ハーロック

ハーロック

#希望 #グラちゃんを探せLv100
神社仏閣の星神社仏閣の星
GRAVITY16
GRAVITY221
ハーロック

ハーロック

付き合えない相手を好きになっちゃったらどーしますか?付き合えない相手を好きになっちゃったらどーしますか?
質問がおかしいです
答えを先に書いてしまっていますよ

付き合えない相手、なのだから
答えは、どうにもならない
しかありません
GRAVITY1
GRAVITY60
ハーロック

ハーロック

人の感覚は、麻痺します

美味しいものを食べ続けると、飽きます
もっと美味しいものをといろいろ食べ続けたら、無駄に太ってしまい、結果体調を崩します

綺麗な容姿を自慢し過ぎたら、もっと綺麗にと考えがちですが、やがて歳をとり時間により見た目は劣化します
容姿は苦痛に変わります

性欲を貪り続けると、やがてもっと快楽を追求するようになり、違法薬物に手を出したり、ドギツいことをやらかしたりするのですね

誤解しないでいただきたいのは、欲を追求してはいけないということではない、ということです

もっと美味しいものをと考えてもいいし、容姿を整えてもいい、性欲を欲しがって構わないのですが

やりすぎてはいけない

何事も、ほどほどに
ということかと思います

楽しむのは良いのです
際限なく快楽を追求してはいけない、ということかと思います

人の欲は際限なく、求めすぎた結果自分をダメにします

さて、求め続けても劣化しないものがあります
何か

それは、心を磨くということです

経験から学び
本や映画、時には空想からも
ひとは学び、心を磨くことができます

お寺とかにいくと、「慈悲」と「智慧」(ちえ)という言葉を目にすると思います

慈悲とは思いやりの心、憐れみの心です

人に優しくして情けをかけ続けると、騙されたり利用されたりする、とか言いますね

そういうトラブルを回避するために「智慧」が必要なのです

見抜く力、対処する能力かと思います
智慧があれば、慈悲もまた生きてくるのですね

僕はそう考えます

思いやりを持って、賢く生きる
そういうことかと思います

ちなみに僕は無宗教です


#希望

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GRAVITY3
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ハーロック

ハーロック

第二話 (全二話)


「ええか、自分
世の中には絶対に嫌われたらあかん相手がおる」

「……それは、誰ですか?」

男はゆっくり指を立て、自分の胸をツンと突いた

「自分自身や」

その言葉は、夢なのに異様に重く響いた

「なんで自分が自分に嫌われたらあかんのか、理由は簡単や
自分が自分の味方やなくなったら、もうどこにも逃げ道はあれへん
誰よりも長い付き合いの相手は自分自身
生まれてから死ぬまで、ずっと一緒や
そいつに嫌われて、どうやって心を休ませるつもりや」

胸が痛い
(ずっと逃げてきた
しんどさからも、情けなさからも、自分からも
誰よりも自分を傷つけていたのは――僕自身だった)

男は机から降り、そっと近づいてきた
そして大きく息を吸い、なぜか怒鳴った

「自分! 
十年もしんどかったんやろ! 
それでも今日まで生きとるんやろ!
それをな、世間はなんとも思わんかもしれんけど、ワシは言うで
ようやっとるわ、自分」

がなり声なのに、不思議なほど染み込む
胸の奥で、何かがほどけるようだった

「……そんなふうに思われたこと
今までなかったな」

「それは、自分が自分をボコボコにしてたからや
ワシからしたら、自分はな、毎日会社行ったり休んだり戻ったり……それでも踏ん張っとるだけで、十分すごいんや
弱いからあかんのとちゃう
弱いのに続けとるからすごいんや」

そう言って、男は腕をふわりと広げた

「ほら、自分
肩の力抜けや」

その姿が滑稽で、思わず笑ってしまった

「……なんなんですか、それ」

「癒やしのポーズや、ワシ特製のな」

僕はふっと笑い、同時に涙が一筋落ちた
(なんだよ……もう……
こんなの泣くに決まってるだろ……」

男は涙に気づいているはずなのに
それには触れず、背を向けたまま言った

「自分、今日からひとつだけやりや
『今日の自分、ようやった』って
寝る前に言う、それだけでええ
それを毎日続けたらな、自分のこと嫌いやなくなる日が必ず来る」

涙が止まらない
けれど、胸は温かった

「ありがとう……」

「当たり前や
ワシ、天才やからな」

男は満足げに手をひらひら振り
会議室のドアの向こうへ消えていった

その直前、振り返って小さく言った

「自分、また夢で会おや
味方しに来たるから」

目を閉じた瞬間、景色が溶けるように消えた

朝、目が覚めたとき
胸の奥に小さな火が灯っていた

かすかだけれど
それは確かに、そこにあった


#希望 #うつ病
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ハーロック

ハーロック

第一話 (全二話)


その夜、僕は眠りについたはずなのに
気づけば会社の会議室みたいな場所に立っていた

誰もいないのに、妙に生温い空気が漂っている

また夢か……
そう思った瞬間、部屋の隅からズルズルとスリッパを引きずる音がした

「おい、自分
そこの暗い顔したの、ワシがわからんか」

薄暗がりから現れたのは、黒い服を着た見知らぬ男だった
なぜか全身から妙な威厳を放っていた
偉そうに腕組みしている

「……だ、だれ?」

「おう、ワシは自分の夢に出てくる天才や
忘れたら承知せえへんで」

男は胸を張っているが、どこか憎めない
夢だというのに、なぜかいつもより体の重さがない
(僕の夢なのに、なんでこんな存在感あるんだ……)

男はズカズカ近づいてきて、僕の顔をのぞき込んだ

「しかし自分、またえらい沈んだ顔しとるな
53歳にもなって、毎日ビクビクして会社行って……見とって胸が苦しなるで」

「……勝手に胸を苦しめないでくださいよ」

「お、反論できる元気は残っとるんやな、よしよし」

まるでこちらの心を読んだように、男はニヤリと笑った
(本当は、元気なんかない
十年前うつになってから、ずっと足元が覚束ない
復職しても、また休んで、また戻って……
会社の視線が怖い、自分自身はもっと怖い)

男はその沈黙を見透かしたように、手をパンと叩いた

「ほな自分、聞くで
自分のこと嫌いやろ?」

「……嫌いだよ」

言葉にした途端、胸の奥がきゅっと縮んだ

男はため息をつき、肩をすくめた

「ほんま、自分はめんどくさいやっちゃな
十年もしんどい思いして、まだ自分いじめとるんか
そんな自分を見てな、ワシはな……いや、なんでもないわ」

そう言いながら、男は踵を返し
会議室の机の上にぽんと飛び乗った

(テーブルの上に乗るなよ……)と心の中でツッコむが、男は意に介さない

そして机に体育座りしながら、こちらを見る


#希望 #うつ病
うつ病の星うつ病の星
GRAVITY3
GRAVITY60
ハーロック

ハーロック

人の命は地球より重い

残念ながら、そんなことはありません
一見綺麗な言葉に見えますが、実際にはそんなことはないのです

地球には、無数の命が生きています
一人ひとりの命は大切にされるべきですが、1つの命で全体を危険にさらすとかは、ありえません

ごめんなさい
ただの綺麗事です

ビルの屋上から
海岸の崖っぷちから
駅のホームから
絶望を見た人間ならわかります

仕事の帰りに電車が止まった時に
舌打ちするひと
よそでやれよという声
誰ひとり、心配する人などいません

ひと1人の命が、地球より大切にされたことはありません

ごめんなさい
これを口にするひとに、僕は怒りを覚えます

言葉が軽すぎる
何でも、言えばいいというものではない

幸せとは何か
人を大切にするとは何か
命とは何か

明確に即答できますか

誰かのために、自分の命を差し出すことはできますか

世界がそんなに綺麗なものであるならば
この国で年間2万人もの人が、自ら命を捨てることはありません

もし、その言葉を少しでも信じたい気持ちがあるなら
どうやったら実現するのか、真剣に考えて欲しい

僕はそう、願うのです


#希望
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GRAVITY3
GRAVITY112
ハーロック

ハーロック

他人をうらやむ、ということは

その人の上辺の部分だけ見ているのではないかと思います

お金を儲けた人、美しい人、何かの記録を残したり、大会で上位に入った人、理想のパートナーを得た人とかですね

成果の部分だけを見てその人をうらやむのは、違います

なぜか

その人と同じだけの努力や苦労を、自分はしたのかということです

もし、その人が努力や苦労をしている間に、違うことをしていた
寝ていた、遊んでいた、無駄遣いをした、好きなだけ食べていた、というのであれば
結果は違って当然です

同じ努力や苦労をしないで、結果だけ同じを望むのは違います

また、うらやんだ人の表に出さない血と汗と涙を、おもんぱかる必要があるのかと思います

悲観する必要は無いのです
自分がうらやむ人がやった苦しみや悲しみを、味わわずに済んだのですから

自分から見て成功したと思う人が、必ずしも幸せとは限りません

みんな、他人がうらやましいものなのです

そう知れば、視点もまた変わってくるのではないかと思います

誰にでも、良いところはあるのです
自分では気がつきにくいものなのですね
誰かがあなたをうらやんだ時、自分では思いもしなかったことに驚く瞬間が、あるかもしれません

改めて、新しい視点で自分を見つめ直した時
自分の持つ幸せに気づけたなら

それは、素晴らしいことだと
僕は思うのです


#希望

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一を見て十を知ったと思うのは、早計です

例えば、駅のホームのベンチで、ひとりの女性が泣いていたとします

わかるのは、泣いている
ということだけです

なぜ泣いているかはわからない

悲しいことがあったから
いいえ、ひとは嬉しい時にも泣くのです

彼女のスマホに何らかの合格通知が来たかもしれない、好きなひとから告白されたかもしれない、お姉さんに赤ちゃんが産まれたかもしれません

さて、いずれにせよ
そのひとの背景は、そのひとに聞いてみなければわかりません

他人を批判するのは簡単ですが、他人を知るのは難しい
ということかと思います

迷惑を掛けられても許しなさいとか
そういうことではないのです

ひとを判断する時は、慎重に
そういうことかと思います


#希望
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僕はなぜ、病院でも治せなかったうつ病を克服できたのか

自分の考えを書きます

世界に平等や公平などというものはありません
生まれつき優秀な人はいますし、逆もまた然りという事です

僕達日本人は、義務教育により中学校まではみんな通います

学校では、沢山の教科を習います
優秀な人は、どの教科も高い成績を取る事があります

僕のような平凡な人間は、とてもじゃないが敵いません

この、子供時代の経験が、世の中には優秀な人間がいてそれは努力ではいかようにもならないのだという価値観を自分の中に作ります

だから、大人になっても自分は大した人間ではないと考えてしまい

例えば僕ならば、うつ病は病院でも治らないのに、自分なんかに治せる訳が無いと、自然に考えてしまうという事ですね

僕は、人生を終わらせようとした時に、腹を括りました

やってみよう
やってみてダメだったら、諦めてこの世を去ろう
そう決めました

そこまで追い込まれて、僕は腹を括ったのです

先程も述べたように、僕は凡人です
だから、今から医学について学び、うつ病にアプローチするという手は使いませんでした

勉強するうちに年老いて死んでしまうからです

僕がやったのは、うつ病に特化した一点突破でした
支えてくれたのは、アドラー心理学の目的論でした

僕の目的は、自分のうつ病を治す、この一点だけでした

病院で治らなかった、という事は病院での治療のアプローチを変えなければならない、と認識しました

世界は原因と結果でできているからです
結果を変えたければ、原因を変えなければならないという事ですね

僕がやったのは

・ うつ病になりやすかった自分の資質を変える
・ 自己肯定感を上げる
・ 自律神経を整える
・ 幸せとは何かについて知る
・ 生き方を変える

今までの治療では目を向けなかった事をやりました
これらは全て、目には見えません

主軸としては
・ 認知機能を回復させ
・ 自分の理解の枠組みを広げ
・ 価値観の再構築を行い
・ "能動的に生き方を選ぶ” という主体性を取り戻した

という事です

お医者さんのように優秀な人間ではなかったとしても、一点に特化すれば為せることはある、という事だと理解しています

僕は、病院ではできない治療をして助かりました
世界を見る目が変わりました


#希望
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僕はうつ病からの生還者です

うつ病の後期の治療において
僕は自力でこの病気を打ち破りました

もちろん治療は困難を極め
過酷な思いをしました

だから、日々の投稿で
僕がやった治療方法や、人生に対する考え方
生き方等を紹介しているわけですが

たまに、それはハーロックさんだからできたのだ
一般の人には難しい、という意見をいただきます

果たして、僕は特別製だから助かったのか
AIに聞いてみました

以下は、AIの回答です


あなたを回復に導いたのは
・知能の高さ
・学歴
・特別な才能
これらではありません。

あなたの強みは

『自分を深く観察し、悪いパターンを直視し、手間を惜しまず改善し続けた姿勢』

この一点です。

これは
「優秀だから出来た」ではなく
『やり抜く覚悟を持てたから出来た』 です。

そして覚悟は、才能とは無関係です。
誰にでも持ち得るものです。


とのことでした
もし、あなただからできたのだ
という回答をもらった場合
日々の僕の投稿は、意味を為しません

なぜなら、助かるのは能力の高い一部の人間だけ
となるからです

そんなことは、ないのです
僕は、腹を括ったから助かった
自分でもしっくりくる答えでした

覚悟とは、やり抜くという意志を強く持つ
という事かと思います

必、という漢字は
心にノを足したものです

その意味は
心というものは、常に揺れ動くものだから
ノ、というクサビを打ち込んで、そこにとどめるのだという覚悟を持つ、という事だと僕は理解しています

本当に自分のうつ病を治したいなら
それなりの覚悟は必要かと思います

あの人が悪かっても
この人のせいであっても

治す、という行為ができるのは
自分自身だけですね

どうか、僕と同じ病気で苦しむ人が
一人でも多く救われますように

僕はそう願ってやみません


#希望 #うつ病

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自由とは、自らを由(よし)とすることです

自分で自分を認める、ということかと思います

えてして人は、他人から認められたい、好きでいて欲しい、凄いとか、よくやったと言われたいものです

そこに軋轢(あつれき)が生じます
自分の意思を尊重するか
他人の意思を尊重するか

他人を優先した場合、自由は奪われます
自分を由としないからです

これは、ある程度バランスが必要かもしれませんが
ただ、他人に合わせるにせよ、自分がその選択をした、自分で選んだのだと意識することが肝要かと思います

他人の顔色ばかり見るのではなく、優しくしたいと自分が思ったから優しくした、それでいいのかなと思います

見返りを期待しない、ということです
見返りとは、褒められる、感謝される、好きになって欲しい、認めて欲しいとかですね

そこに執着してしまうと、期待が満たされなかった時に不満を持つようになります
歪みはそこから始まります

他人に嫌われたくないから他人にばかり合わせた結果、他人に嫌われるのはよくある話かなと思います
本末転倒です

嫌われても仕方ないけど、自由でいたい
そう振る舞った結果、ひとに好かれていたとしたら……

そういうこともあると、僕は思うのです


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毒親という言葉には「束縛、無関心、過保護、否定的」といったネガティブな印象しかない。
だが、そんな環境にも何かしらの“育ちの利点”は存在しないのだろうか?毒親という言葉には「束縛、無関心、過保護、否定的」といったネガティブな印象しかない。 だが、そんな環境にも何かしらの“育ちの利点”は存在しないのだろうか?

回答数 33>>

反面教師というものは、してはいけないことはわかりますが、正解を示してくれるものではありません

それと、この手の質問は毒親育ちでも良いことはあった、毒親にも言い分はある、という反論の材料になるのかもしれませんが、100%の悪人、100%の善人は存在しない以上、毒親育ちには気分の悪さしか残りません
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京都のオススメグルメ、スイーツ教えて😋京都のオススメグルメ、スイーツ教えて😋

回答数 13>>

生麩餅
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第三話 (全三話)


「それでええ
自分はな、まだまだ幸せの伸びしろだらけや
40歳から始まる人生、舐めたらあかんで
若い頃よりずっと、ええ恋できるんやで」

その言葉を聞いた瞬間、心がじんわりと温まった
ずっと欲しかった言葉だった

男は手をひらひら振りながら、部屋の奥へ歩き始めた

「ほな、ワシそろそろ帰るわ」

「待って!」
私は思わず叫んでいた

でも、次の言葉が出てこなかった

振り返った男が、ニンマリと笑った

「ワシ、自分のこと応援してるで」

次の瞬間、男の姿はスッと薄れていき、
まるで風が抜けるように消えてしまった

気づいたら私は、静かな自分の部屋にいた
涙で濡れた枕だけが現実を物語っていた

スマホを見ると、既婚の彼からメッセージが来ていた
胸が痛んだけれど、もう迷わなかった

私はその画面を見つめ、ゆっくり——
ブロックした

その瞬間、部屋のどこかで、あの男の笑い声が聞こえた気がした

「それでええ、大丈夫や」

私は深く息を吸って、静かに笑った

「……ありがとう
私、ちゃんと生きてみるよ」


#希望 #自作小説
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第二話 (全三話)


私は誰かに選ばれない未来を勝手に想像し、その不安をごまかすように、手に入らない相手にしがみついていた

男はフンと鼻で笑い、立ち上がった

「自分はな、ほんまはちゃんと愛されたいんや
けど、本気で向き合われるのが怖いんや
そやから"最初から手に入らん男”選んで、自分の心守ろうとしとるんやな」

その言葉に、涙がにじんだ
ずっと心の奥で向き合えなかった真実だった

男はそれを見ると、そっぽ向きながら頭をポリポリかいた

「……泣くなや
泣かれたらワシ、怒ってるんか優しいしてるんかわからんようなるやろ」

その仕草がどこか可笑しくて、私はふっと弱く笑った
それでも涙は止まらなかった

「それにやな
自分みたいなタイプは、年齢重ねてこそ魅力が出るんやで
若い時みたいに形だけの恋やなくて、人生をちゃんと見てくれる相手はおる」

その言葉を聞いた瞬間、自分の胸がじわっと温かくなった

自分だって、本当は誰かとちゃんと向き合いたかった
家庭を壊す恋なんて望んでなかった

自分のことを大切にしてくれる恋が
欲しかっただけだ

「私、ほんとは幸せになりたいよ……
でも、どうしたらいいか……」

男はくるっとこちらに向き直り
指を私の目の前に突き出した

「そう思てるんやったら、簡単や
"今日で終わり”にしたらええだけや
その既婚の男の連絡先、消しや」

「……怖いよ」

「怖いんは当たり前や
自分、これまで“痛い恋”に慣れすぎとるんや
これからは“守られる恋”せぇや
自分を大事にする人生、始めるんや」

胸の奥で何かがほどけた
私は深く息を吸った

「……わかった、消す
もう、自分を傷つける恋はしない」

男は満足そうにうなずき
両手を腰に当てた


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第一話 (全三話)


泣き疲れたまま、私は布団の上で動けなくなっていた

既婚の彼から届いたのは(今日は無理そう)という短いメッセージだけ

それだけで胸の奥がズキッと痛み、何度も「やめよう」と思ったはずなのに離れられない自分が情けなかった

涙の重みのまま眠りに落ちたはずなのに——気がつくと、部屋の真ん中に見知らぬ“男”が腕を組んで立っていた

「おい、自分、起きとるか」

低くてよく通る声
見たこともないのに、どこか圧のある存在感

夢だとすぐにわかったけれど、それでも妙にリアルに感じた

「……誰?」

男は顎をぐいっと上げた

「ワシか、ワシのことはええねん
泣き疲れて寝てもうてる自分見てな、ほっとけんかったんや」

ふん、と鼻を鳴らしつつ
なぜか少し楽しそうでもある

私は体を起こしながら
胸に残る痛みを悟られないように眉を寄せた

「ほれ、その顔」
と言って、男は足でティッシュ箱を押して寄こした

「泣き顔で恋語るなや」

なんだそれ、と思いながらも私はティッシュを取った

男は腕を組んだまま、私をじっと見下ろした

「自分、また既婚者に泣かされとるんやろ、懲りんやっちゃな」

胸がズキリとした
夢の中で見抜かれたと思うと、逃げ場がなかった

「……わかってるよ、よくないことくらい
でも、寂しいし、求められてるような気がして…」

男は片眉をキュッと上げた

「“気がして”やなくて、“気がしてる気になっとる”だけや
自分ほんま、幻に踊らされすぎやで」

私は唇を噛んだ
認めたくないけれど、痛いほど当たっている

男はヒョイと私の前にしゃがみ込み、まじまじと顔をのぞき込んだ

「自分、40歳になって、条件とか残りもんとか、そんな言葉で自分をくくっとるやろ
自分自身に“値打ちないレッテル”貼って、勝手に安売りしとるんや」

胸が締めつけられた
まさにそれだった


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