(経済学の)実証研究の中にAudit Study (日本では誰もやらないけど[目が開いている]日本語だと監査調査?)と言うのがあって、性別以外すべて同じという特徴の履歴書を採用企業に送って書類審査通過の対比を検証する[疑っている]と言うもの。ところでHarvard大学のClaudia Goldinさん(1946-)この方「現代の男女の収入差・賃金格差の原因が、まず女性が子供を持ったか?持たなかったか?と言うのと、greedy work(高賃金だけど配偶者・子供・友人など人生の他の全てよりも仕事への取組の優先[穏やか]を要求される仕事[ほほえむ])においての男女従事率差があるからだ」と実証した人なんだけど、いろんな事象を利用して雇用における女性差別を調べてこられた方[照れる]。その中に面白い実証研究?になった事例があって。それは1960年代から70年代のアメリカでのオーケストラ団員オーディション。その際に審査側の贔屓選考を避けるため?に、審査員と応募者のあいだにイタを置いて、応募者のがわからないようにして演奏のみで選考する方法[笑う]を業界がやり始めたんだけど、Goldinさんそれ研究対象にしていろいろ調査していったらしい。で、結果は目隠しオーディションによって、女性が選考過程の第一段階から次の段階に進める可能性が5割も上昇したって[泣き笑い]わぉ凄いなぁ。女性であることを理由に差別がおこなわれていたことをしっかり証明しちゃった。Audit Studyの始まり?ね・・・。日本では(男女雇用差別問題を経済学に入れないというか、あまり研究者がいないと言うのも残念だけど[ほほえむ]) 遅れること50年余り、2018年に(ホントながい間ずーっとバレずに姑息にやってきたんだけど[怪しむ]) 東京医科大を含む10大学の医学部で女性受験生らを不利に扱う不正入試問題が発覚。翌年入試の実施要項に差別を禁止するルールを設けました[照れる]案の定公正にした結果、2021年の全体合格率では女性が男性を上回っちゃった[泣き笑い]女子ってやっぱり凄いなぁ[大笑い]今日はInternational Women's Dayだけど、できるならば、こんな特別な日をやんなくてもいい時代、やっぱり男女差別(格差)のない世界にしたいねっ[照れる] #先進国全体では女性の社会進出は少子化の原因に全くなってない#女性の社会進出をよしと思わない意識こそむしろ少子化を推進してるんだけどバカなの