共感で繋がるSNS
すん

すん

大阪 40 既 小説にハマりだして約一年。 読んだ本の感想ばかり投稿中。 本9:日常1くらい。
読書
大阪
RADWIMPS
backnumber
Mrs.GREENAPPLE
KingGnu
J-pop
洋楽
すん

すん

​第174回直木賞の候補作が発表されましたね。

​【候補作】
「カフェーの帰り道」 嶋津輝さん
「白鷺立つ」 住田祐さん
「神都の証人」 大門剛明さん
「家族」 葉真中顕さん
「女王様の電話番」 渡辺優さん
​【選考会(決定日):2026年1月14日(水)】

​前回は「受賞作なし」という結果でしたね。
それだけに、今回の選考委員会がどのような基準で受賞作を選ぶのか、注目してしまいます。
私は文庫本ばかり読んでいるので単行本はほとんど未読なのですが、この中から満を持して「これぞ」という一冊が選ばれるのか、それとも再び厳しい選考となるのか…。
発表日の1月14日が今からとても楽しみです!
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY5
すん

すん

気になって立ち止まってしまいました。
時間が合わず残念…
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY10
すん

すん

「ラーゲリより愛を込めて」 辺見じゅんさん

第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所 ― 通称「ラーゲリ」へと抑留された日本兵捕虜たちの実話に基づく作品です。
極限状況下における過酷で非人道的な生活描写は、戦争を知らない世代にとって想像を超えるものであり、歴史の現実を確かに突き付けられます。

中心となる山本幡男さんの生き方は、まさに人間の尊厳そのもの。捕虜となっても失わない誇りと矜持。どんな状況でも「生きること」をあきらめず、仲間を励まし続ける強さ、そして必ずダモイ(帰国)できると信じる心。

絶望だらけの中でも希望を見失わない姿に、
どれほど勇気づけられたことでしょう。
戦争が奪うものの大きさと残酷さを改めて痛感させられました。

今、平和に生きられること。
家族や友人と日常を分かち合えること。
その何気ない幸せが、どれほどの尊さを持つのか。読み終えて静かに胸に問いかけてくる作品です。

終盤に記された遺書には、深い愛情と無念が込められており、強い余韻を残します。

#読書 #読了 #文庫本
GRAVITY

Soranji

Mrs. GREEN APPLE

読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY24
すん

すん

11月に受けた試験、合格してましたー㊗️
やったー🙌🙌
GRAVITY10
GRAVITY31
すん

すん

「木挽町のあだ討ち」 永井紗耶子さん

直木賞・山本周五郎賞のW受賞作。
木挽町で菊之助があだ討ちを果たしてから二年。その真相を確かめるため、菊之助の縁者である武士が、当時の目撃者たちへ話を聞いて回ります。

語られるあだ討ちの場面は同じはずなのに、
重ねられる 五人それぞれの過去(来し方) が、物語に陰影を与えていきます。
なかには「このエピソードは必要なのか?」と感じるほど重く、辛い話もありますが、
最後の真相にたどり着いたとき、すべてはこの結末に向けての必然だったのだと気づかされました。

江戸の暮らしや文化が細やかに描かれており、
時代小説としての読み応えはもちろん、真相に迫る過程は ミステリーの面白さも兼ね備えています。

言い回しや漢字の難しさに苦戦しつつも、
気づけば夢中でページをめくっていました。
きれいに収束する結末で、読後感もすっきりとした一冊です。

#読書 #読了 #文庫本
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY23
すん

すん

来週の東京出張で神保町行けないか企み中😏
時間的に厳しいかなぁ…
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY14
すん

すん

「このあと どうしちゃおう」
ヨシタケシンスケさん

グラ友さんにおすすめしていただいて、
本屋さんで思わず立ち読みしてしまった一冊。

おじいちゃんが「〇んだらどうするか」を残したノートを、孫の男の子がのぞき見するところから始まります。
天国でやりたいこと、行きたくない地獄のこと、ちょっとユニークなお墓のアイデア、現世での見守り方まで。
どれもクスッと笑ってしまうのに、
その奥にあたたかさがしっかりあって。

「死」というテーマなのに怖さが少しやわらぎ、“この先も案外たのしいかもしれない”
そんな前向きな気持ちをそっと渡してくれる作品でした。

今をどう生きたいか、誰かを想うってどういうことか。難しい話のはずなのに、優しい絵とことばがやわらかく届けてくれます。

気づけば他の作品も集めたくなる…そんな魅力がぎゅっと詰まっています📚✨

#読書 #読了 #絵本
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY29
すん

すん

キュウニスゴクサムイ🌀
大阪の星大阪の星
GRAVITY
GRAVITY14
すん

すん

11月は15冊✨

先月少なかったから読書欲いっぱいで色んな作品を読めました[照れる]

#読書
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY39
すん

すん

✨本屋大賞作品好きなので忘備録として📖
すべて読み終わるまでまだまだ。
楽しみいっぱい[キラッ]

受賞年 作品名 著者(敬称略)
2025年 「カフネ」 阿部 暁子
2024年 「成瀬は天下を取りにいく」 宮島 未奈
2023年 「汝、星のごとく」 凪良 ゆう
2022年 「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂 冬馬
2021年 「52ヘルツのクジラたち」 町田 そのこ
2020年 「流浪の月」 凪良 ゆう
2019年 「そして、バトンは渡された」 瀬尾 まいこ
2018年 「かがみの孤城」 辻村 深月
2017年 「蜜蜂と遠雷」 恩田 陸
2016年 「羊と鋼の森」 宮下 奈都
2015年 「鹿の王(上下)」 上橋 菜穂子
2014年 「村上海賊の娘(上下)」 和田 竜
2013年 「海賊とよばれた男(上下)」 百田 尚樹
2012年 「舟を編む」 三浦 しをん
2011年 「謎解きはディナーのあとで」 東川 篤哉
2010年 「天地明察」 冲方 丁
2009年 「告白」 湊 かなえ
2008年 「ゴールデンスランバー」 伊坂 幸太郎
2007年 「一瞬の風になれ」 佐藤 多佳子
2006年 「東京タワー」 リリー・フランキー
2005年 「夜のピクニック」 恩田 陸
2004年 「博士の愛した数式」 小川 洋子
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY32
すん

すん

「この闇と光」 服部まゆみさん

物語は盲目の姫レイアの生い立ちを中心に進行し、中世的な世界観を想起させる導入となっています。しかし、読み進めるうちに時代背景と齟齬を生じる要素が散りばめられ、その違和感が作品全体に張られた大きな伏線として機能しています。

レイアの成長を丹念に追った第一章は分量が多く、冗漫に感じる可能性もありますが、後半で明かされる真相と構図の転換は、その長さを必要な積み重ねとして位置づけてくれます。

音楽や芸術に関する描写が随所に織り込まれており、それらへの関心を持つ読者にとっては一層の深みを与えるでしょう。
結末の受け止め方は読者によって大きく分かれるはずですが、周到な仕掛けと構成によって「欺かれる読書体験」を求める方には十分応える作品です。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY21
すん

すん

寒くなると聴きたくなるー❄
GRAVITY

スノースマイル

BUMP OF CHICKEN

音楽の星音楽の星
GRAVITY
GRAVITY18
すん

すん

「君の膵臓をたべたい」 住野よるさん

クラスメイトが余命一年と宣告されていることを、ひょんなことから知ってしまう主人公。明るくクラスの中心にいる彼女と、誰とも深く関わらず一人で過ごすことを選んできた主人公。まったく違う方向を見て生きている彼に、彼女はむしろ興味を抱き、病気の事実を共有します。そこには、彼だからこそ見える景色があると信じた気持ちがあったのかもしれません。

人との関わりを避けてきた主人公と、関わりの中で生きてきた彼女。価値観の異なる二人が少しずつ距離を縮めながら、一緒に過ごす時間の中で、互いに影響し合い、変わっていく姿が丁寧に描かれています。

生きることの尊さ、人は変われるという強さ、そして誰かと心が触れ合うことの大切さ。「生きるということは、誰かと心を通わせること。」という言葉が、静かに胸に残ります。

今読むからこその気づきもありますが、もし若い頃に出会っていたら、さらに深く突き刺さっていたのかもしれません。ぜひ若い世代にも手に取ってほしい、真っ直ぐで切なく、心を揺さぶる一冊でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY28
すん

すん

「レインツリーの国」 有川浩さん

「阪急電車」に続く2作目の読了です。
聴覚障害をもつ女性と、健聴者の男性。
立場も見えている景色も違う2人の恋愛が、
丁寧に、時に痛いほど率直に描かれています。

物語は両者の視点で進み、互いの思い違いやすれ違いがリアルに伝わってきます。ただ、読み進めるうちに “自分はどこまで理解できているつもりになっていただけだったんだろう?” と気づかされる瞬間が何度もありました。
知っているつもりと、理解できていることは全然違う。そのことを静かに突きつけられます。

恋愛小説としてはもちろん、誰かと向き合うことの難しさや、見えない痛みへの想像力をそっと教えてくれる物語でもあります。ちょっとめんどくさい(褒め言葉)2人のやり取りも含めて、非常に読み応えがありました。

※余談ですが、劇中のメールやチャットで男性がガッツリ関西弁なのに、文字で読む関西弁が苦手な私は少しザワザワしました[冷や汗]
誤解なきように言っておきますが、関西弁が嫌いではないですし私も生粋の関西人ですので話す時はしっかり関西弁です👍

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY46
すん

すん

「人間標本」 湊かなえさん

蝶の標本作りに魅了された少年が、生物学者となり、「最も美しい瞬間」を閉じ込めたいという執着を、人間へと向けてしまう。手記形式で進む物語は、彼の理屈や価値観が静かに、しかし確実に狂気へと踏み外していく過程を追体験させます。

手記という形式で描かれる狂気は、生々しい暴力ではなく、理性的だからこそ怖い。
親の期待に応えたい子どもの心、子を愛するがゆえの親の願い─その捻れと行き違いが積み重なった先に生まれる悲劇。湊かなえさんらしい“イヤミス”が、重くのしかかります。読後感の爽快さはありませんが、だからこそ胸に残る一作です。

なお公式サイトには、蝶をはじめ、物語に深く関わる“とある”画像も掲載されています。読書中に覗いてみると、作品の空気がより濃密に伝わるかもしれません。

12月に映像化が予定されているとのこと。原作の静かで強烈な不気味さが、どのように表現されるのか注目したい作品です。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY5
GRAVITY42
すん

すん

「盲目的な恋と友情」 辻村深月さん

盲目的な恋編と盲目的な友情編の二部構成で、同じ出来事を別々の語り手が描くことで、物語の印象が大きく変化していく作品です。登場人物たちの行動や言葉の受け取り方が、語り手の主観によってこんなにも違って見えるのかと驚かされます。

物語の中心にあるのは、人への依存。そしてその依存が、執念深い狂気にも似た感情へと静かに変質していく過程です。共依存でありながら、どこかに計算や打算が混じっているようにも思えてしまう。その矛盾や歪みも含めて、人間という生き物の複雑さが浮き彫りになります。

恋愛小説でも友情小説でもありながら、そのどちらにも収まらない重たい感情が全編に漂い、読み手を揺さぶります。さらにミステリー要素もきちんと織り込まれているため、心理描写の濃さと物語の緊張感が最後まで途切れません。

内容はかなりヘビーですが、その分、読み応えは十分。語り手が変わるだけで物語の輪郭が塗り替えられていく体験は、この作品ならではの魅力です。読後にじわじわと余韻が押し寄せる、力のある一冊でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY43
すん

すん

「明け方の若者たち」 カツセマサヒコさん

20代前半の、甘酸っぱさとほろ苦さが同居した青春がそのまま小説になったような一冊でした。読んでいる間ずっと、「ああ、自分にもこんな時期あったな」と、ページをめくるたび昔の自分に再会するような感覚に襲われます。

ヴィレッジヴァンガードでよく分からない本やお香を衝動買いしたり、深夜の公園で少し背伸びしたような会話をしたり。

あの頃の“自分が特別な物語の中にいる気がしていた”無敵感——今思えば青くてちょっと恥ずかしいのに、なんだかんだ一番楽しかった時期でもあるんですよね。
作中で描かれる「人生のマジックアワー」という言葉が本当に象徴的で、あの一瞬のきらめきは二度と戻ってこないからこそ胸をつかまれます。

エモさ全開の青春小説として、個人的にもすごく刺さった作品です。当時の空気感や匂いまで思い出させてくれるような、“あの頃”に心を連れ戻してくれる一冊でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY3
GRAVITY43
すん

すん

出張中、打ち合わせの合間でブレイクタイム。
クマさんの氷可愛い🧸
読書の星読書の星
GRAVITY4
GRAVITY41
すん

すん

仕事終わりに寄り道して本屋さん行ってきました📖
店内見て回るだけでも楽しい[照れる]
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY43
すん

すん

「しかもフタもない」 ヨシタケシンスケさん

デビュー作のスケッチ集を文庫化した作品。
以前読んだ「ヨイヨワネ」は人間関係や仕事に疲れたときに読みたくなる本でしたが、今回は日常の「あるある」を切り取ったスケッチが中心。

日常に目を向け、それを残す視点はさすがだなと感じました。
絵のタッチだけでも楽しめて、共感したり笑ったりホッとしたり。
ピンと来ない部分も含めて、まさに“ヨシタケさんワールド”を味わえる一冊です。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY4
GRAVITY34
すん

すん

「桜のような僕の恋人」 宇山佳佑さん

カメラマンの主人公と、美容師の彼女との恋を描いた切なく温かい物語。
一目惚れから始まるまっすぐな恋は、穏やかな恋愛ドラマとして進んでいくかと思いきや——
突然、彼女に“人より何十倍もの速さで老いてしまう難病”が発症し、2人の時間は一瞬で非情な方向へ進んでいきます。

どうしようもない不条理の前で、強がったり、優しくなれなかったり。
「大切だからこそ見せたくない姿」が胸を締めつけ、読みながら自分まで感情を揺さぶられる場面が多々ありました。
心理描写がとにかく細やかで、2人の心の揺れや弱さがそのまま伝わってきます。

そして読み進めるほどに、「あの時もっと優しくできたら」「あの言葉を言わなければ」…
そんな後悔や願いが、誰の心にも静かに重なるのではないでしょうか。

ラストはとても静かで、美しくて、痛いほど優しい余韻が残ります。
儚さと愛おしさが混ざり合った、忘れがたい恋物語でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY28
すん

すん

好きな本の装丁はありますか??思わず表紙買いしてしまった本など。好きな本の装丁はありますか??思わず表紙買いしてしまった本など。

回答数 32>>

雪下まゆさんと遠田志帆さんのイラストカバーを見ると、とりあえず目が止まり手に取ってしまいます📖
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY26
すん

すん

「お守りのことば」 松浦弥太郎さん


言葉とは何か——この本は、そんなシンプルでいて深い問いに寄り添う一冊です。

“言葉はお守り。言葉の使い方は生き方。”

全部で155の「ことば」が収められており、どれも当たり前のようでいて、どこか心に引っかかる。

だからこそ、日々の中で迷ったときや立ち止まりたいときにふと思い出して読み返したくなる内容です。

小説のように一気に読むというより、“今の自分に合うページをめくる”という読み方がしっくりくる本。気づけばドッグイヤー(ページの折り目)がたくさん増えていました。

帯に書かれた「あなたのくすり箱になりますように」という言葉のとおり、まさに心をやさしく整えてくれるような、“ことばの処方箋”のような作品でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY23
すん

すん

仕事帰りの御堂筋
万博のときもしてたから綺麗だったけど、寒く時期のイルミネーションはさらに綺麗に見える[キラッ]
大阪の星大阪の星
GRAVITY
GRAVITY30
すん

すん

「夜に星を放つ」 窪美澄さん

直木賞受賞作の本作は、全5篇からなる短編集。

どの物語も“大切な人との別れ”や“もう会えない寂しさ”を静かに描いており、読後には胸の奥にじんわりと温かくも切ない余韻が残ります。

始まったばかりのコロナ禍を背景にしたエピソードもあり、あの頃の先の見えない不安や孤独を思い出しながら、登場人物たちの感情に自然と寄り添ってしまいました。

それでも彼らの心の奥には、希望のような小さな光が確かに灯っており、その光こそが“星”として描かれているように感じます。

タイトルの通り、物語の中には星座や夜空が繰り返し登場します。読んだあとには、ふと空を見上げたくなる。

そんな静かな力を持った作品で優しさと哀しさが共存する一冊です。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY38
すん

すん

「オリエンド鈍行殺人事件」 藤崎翔さん

タイトル作を含む全10編の短編集。
どの作品もテンポが良く、読み進める手が止まらなくなる面白さでした。

表題作の「オリエンド鈍行殺人事件」は、有名ミステリー作品を思わせるタイトルですが、元ネタを読んでいなくてもまったく問題なし。むしろ藤崎さんらしいひねりと軽妙さで、ひとつの独立した物語として十分楽しめます。
短編ごとにテイストが違うのも魅力で、ブラックユーモアの効いたものから、じんわり心に残るタイプまで、まるでバラエティ番組のように次々と楽しませてくれました。

もともとお笑い芸人として活動されていたこともあり、台詞のテンポや間の取り方が絶妙。
テーマ自体はどこかで見たことのあるようなものも多いのですが、そこにしっかり“藤崎節”が加わることで、既視感を感じさせずに新鮮に読ませてくれるのがすごいところ。

重たすぎず、それでいて読み応えのある短編集。
肩の力を抜いてミステリーを楽しみたいときにぴったりの一冊です。

#読書 #文庫本 #読了 #ブクログ
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY28
すん

すん

「透明な夜の香り」 千早茜さん

「しろがねの葉」に続き、2作目となります。
香りにまつわる物語で、読んでいるとまるで紙の向こうから匂いが立ちのぼってくるような、繊細で感覚的な言葉遣いに思わず息をのんでしまいます。

千早さんの作品は、登場人物がどこかに“痛み”や“欠け”を抱えていて、その心の揺らぎを丁寧に見つめるまなざしがあります。
この作品でも、香りを媒介にして、過去と現在、人と人、心と心が静かに結びついていく。言葉にはできない想いが、香りという形を借りて読者の胸に届くようでした。

また、語られない余白の美しさも印象的です。
説明しすぎず、読者に感じ取らせる文章だからこそ、登場人物たちの感情の奥行きがより深く沁みてきます。

時代も舞台も違うのに、「しろがねの葉」と同じ“千早ワールド”を感じました。
人の痛みや孤独を、冷たくも優しくもない絶妙な温度で描き出す筆致。

静かな夜のように、余韻が長く残る作品でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY31
すん

すん

今週は不眠になるくらい仕事に追われて、
正直しんどかったけど…なんとか乗り切った。

まだゴールじゃないけど、
少しだけ道筋が見えてきた気がする。

無理せず、でも前を向いて。
来週もがんばろ🥺
GRAVITY

満月の夕

BRAHMAN

GRAVITY2
GRAVITY19
すん

すん

「アリアドネの声」 井上真偽さん

舞台は地下スマートシティ。活断層地震によって閉ざされた空間で、「見えない・聞こえない・話せない」三重の障害を持つ女性が取り残されてしまう。
彼女を救うため、地上からたった一機のドローンが送り込まれます。

どうやって救出するのか?想像がつかないまま、ページをめくる手が止まりません。
物語の大部分は救出シーンと、余震やトラブルなど突発的に起こる出来事への対応ですが、常に張り詰めた緊張感が漂い続けます。

以前に読んだ「その可能性はすでに考えた」と同じく、井上真偽さんらしい緻密な構成と伏線の巧みさが光る作品でした。
終盤で明かされる真実によって、これまでの違和感が一気に結びつく展開は見事のひと言。

災害小説でありながら、本格ミステリーとしても深く楽しめる一冊です。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY38
すん

すん

10月は3冊😳

勉強中に溜まった読書欲を発散しないと!
何から読もうかなー[キラッ]

#読書
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY29
すん

すん

資格試験終わったー!

解答速報で自己採点したけど合格点届いてるはず!🤩
GRAVITY2
GRAVITY20
すん

すん

諸用で梅田行ったよ。
グランフロントはキレイだった。
みんな残業頑張ってる😏
大阪の星大阪の星
GRAVITY
GRAVITY41
すん

すん

頭が疲れた。
EDM爆音最高🤤
GRAVITY

Animals

Martin Garrix

音楽の星音楽の星
GRAVITY3
GRAVITY22
すん

すん

マーモットを飼いたいくらい好きで動画見てたら、大阪に!マーモット村!オープン!!

落ち着いたら絶対行こ🤤
大阪の星大阪の星
GRAVITY2
GRAVITY37
すん

すん

資格試験があるので、読書頻度が著しく低下…
小説を読みながら勉強できるほど器用じゃない🥺
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY43
すん

すん

「この漢字はこの本で覚えた」と明確に憶えているものはありますか?「この漢字はこの本で覚えた」と明確に憶えているものはありますか?

回答数 26>>

無辜(むこ)
法廷遊戯 五十嵐律人さん
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY30
すん

すん

「硝子の塔の殺人」 知念実希人さん

まさに“本格ミステリーの真骨頂”。
倒叙、クローズド・サークル、密室、連続殺人、そして名探偵と助手。
ミステリー好きならワクワクせずにはいられない設定がこれでもかと詰め込まれています。

物語の中では、過去の名作ミステリーがいくつも登場し、本格ミステリーでありながら、メタミステリーとしても楽しめる構成になっています。

まだ読めていない名作も多かったのですが、知っているタイトルが出てくると「そうそう」と頷いてしまう楽しさもあり、読書好きにはたまらない演出でした。

そして毎度のことながら、ミステリーのレビューは何を書いてもネタバレに繋がってしまうという悩ましさがあるので、この辺で。

後半に向けて明かされる伏線やヒントは本当に緻密で、ミステリー上級者ならきっと気づけるんだろうなと。初心者の私はただただ転がされ続けていました…。

本格ミステリー好きの方はもちろん、これから挑戦してみたい方にもオススメの一冊です。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY36
すん

すん

月が綺麗ですね。

大阪は街灯が多いおかげで、上手く撮影もできないな…[目が開いている]
大阪の星大阪の星
GRAVITY
GRAVITY21
すん

すん

おすすめのエッセイ本は?おすすめのエッセイ本は?

回答数 48>>

エッセイなら朝井リョウさんのゆとりシリーズがオススメです[キラッ]
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY30
すん

すん

ケルト音楽が好きです。
GRAVITY

Medieval Story

Frank Schröter

音楽の星音楽の星
GRAVITY
GRAVITY20
すん

すん

今から地元に帰るためのお供。
ちゃっかりサイン本でゲットしました🥰︎︎

#読書 #文庫本
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY45
すん

すん

単行本のあとに文庫化されて、どちらも販売されてるとき、どちらを好んで買いますか?理由も簡単におしえてください。単行本のあとに文庫化されて、どちらも販売されてるとき、どちらを好んで買いますか?理由も簡単におしえてください。

回答数 34>>

文庫本です📖

家より移動中など出先で読むことが多いので持ち運びを考えると文庫本になります𓈒𓂂𓏸💭
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY20
すん

すん

「誰が勇者を殺したか 勇者の章」 駄犬さん

シリーズ3作目。本作も面白かったです。
1作目に登場した勇者パーティが再び物語の中心に描かれ、改めて「勇者とは何か」という問いを投げかけられます。

本人が望んでいないのに周囲から期待を背負わされ、理想とされる人物を演じ続ける。逃げ出すことも許されず、少しずつ精神を削られていく姿は、日常に置き換えても共感できる苦悩でした。
一方で、冒険ファンタジーとしての高揚感も健在。その中でもミステリー要素が組み込まれているので、結末を予想しながらの読書体験はやはり格別です。シリーズを通して一貫したテーマで描かれているのも良いです。

勇者という存在の意味を改めて考えさせられる、シリーズの中でも印象深い一冊でした。

#読書 #文庫本 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY21
すん

すん

9月は10冊📚

鬼滅の刃にハマってマンガとアニメ見たり、Netflixドラマをイッキ見したり…寄り道しながらの読書でした😫

それでも本を開けばやっぱり楽しい。
読書と寄り道、どちらも充実の1か月でした!

#読書
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY26
すん

すん

「病に至る恋」 斜線堂有紀さん


少し前に投稿した「恋に至る病」のスピンオフ作品です。こちらは本編を補完するような短編集になっていて、読む順番はやっぱり「恋に至る病」→「病に至る恋」がおすすめ。

収録されているのは、
・幼少期から片鱗を見せていた景の物語
・ゲームに囚われた学生プレイヤーの視点
・景と宮嶺のデートエピソード
・もしも景が学校に通わなかったら?という“if”の物語

の4編。それぞれが本編で描かれなかった部分を丁寧に補完していて、景という人物像、ブルーモルフォの中毒性がさらに深く見えてきます。

そして注目してほしいのが、4編それぞれに付けられたサブタイトル。ひとつひとつが作品世界に響く意味を持っていて、読後に改めて見返すと余韻が増すはずです。

物語の背景を知ることで、より立体的に「恋に至る病」の世界を楽しめる一冊です。

#文庫本 #読書 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY31
すん

すん

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎さん

首相暗殺の濡れ衣を着せられた青年が、突如「国家に追われる身」となる。
信じてくれる人はほとんどいない状況で、逃げても逃げても追っ手が現れる。街中を必死に駆け抜け、潜伏し、予想もしない人物に助けられながら、どうにか生き延びようとする。

その逃走劇はとにかくスリリング。ページをめくる手が止まらず、読んでいる自分まで追われているような感覚に陥ります。
でもただのサスペンスではなく、逃亡の途中で描かれる「人の温かさ」や「信じることの力」に胸を打たれました。

ラストは怒涛の伏線回収で最後は胸が熱くなりました。約680ページと長編小説ですが、
最後まで一気読み必至のエンタメ大作です。

#文庫本 #読書 #読了 #忘備録
読書の星読書の星
GRAVITY4
GRAVITY63
すん

すん

「福に憑かれた男」 喜多川泰さん

「福に憑かれた男」は、ただ“幸福とは何か”を語るだけではなく、逆境・迷い・他者との関係性を通して“満たされる状態”を考え直させてくれる作品です。
単なる夢物語でもなく、日常の中にある選択と態度の積み重ねが幸福につながることを描いており、読むことで自分の生き方や働き方にヒントが得られると感じました。

読む人の人生のフェーズ(仕事に迷っている時/将来を考えている時など)によって受け取り方が変わる本だと思います。
少し心が疲れている人や、「なぜ自分はこれを頑張っているのか?」という問いを持っている人には、特に手に取ってほしい一冊です。

#文庫本 #読書 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY2
GRAVITY29
すん

すん

読んだ本の書評や感想を投稿する理由は何ですか?読んだ本の書評や感想を投稿する理由は何ですか?

回答数 28>>

📖 自分の読書記録になる
🤝 感想を共有して共感や対話が生まれる
🔍 新しい本との出会いにつながる
✍️ 言葉にして表現する楽しみがある
🌐 読書好き同士でつながれる

記録・共有・発見・表現・交流──全部が合わさっているから、つい投稿したくなるんだと思います。
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY28
すん

すん

「氷菓」 米澤穂信さん

古典部シリーズの1作目らしいのですが、正直まったく知らずに手に取りました。読んでみると、学園×謎解きの爽やかさにびっくり。

省エネ主義の折木奉太郎と、好奇心いっぱいの千反田える。えるの「わたし、気になります!」から始まる謎解きに、気づけばこちらも夢中になっていました。
ミステリーというよりは、日常にある小さな違和感を解いていく“青春×謎解き小説”。どこか身近に感じられる雰囲気が心地よいです。

そして最後に明かされる「氷菓」という言葉の意味。胸の奥がじんわりして、静かな余韻が残りました。
派手さはないのに、読後はしっかり印象に残る。アニメ化もされているそうなので、そちらもぜひ見てみたくなりました。

#文庫本 #読書 #読了
読書の星読書の星
GRAVITY14
GRAVITY56