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小さな小説家の星

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惑星主: 粗大ゴミ(うんち)
小説家、小説好きのためののんびりとした星です。

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くれの

くれの

・紅野レプリカ
・カクヨム
・『ハル泥棒』『僕に希望を君と売バイを』
 『君を描いては紙に落ちる色雫』

詩や小説と詩を組み合わせた作品を書いています!ホラー作品や感動作品など様々なものを描いています!そんなに長くない作品なので読んでいただけるとうれしいです!#
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ゆう

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・投稿サイト:なろう

・作品名:魔王遁走曲(まおうとんそうきょく)
・作者名:テリー

まだ話数が少ないですが、ぜひ読んでみてください!
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ゆっち

ゆっち

ふあ、と思わずあくびが出てしまう朝。
窓からは雨の音がしきりに聞こえていて、生温い湿った空気に慌ててエアコンのスイッチを押す。始業の時間にはまだ少し早いけれど、起動させたパソコンが小さく音を立てた。
と、いつの間にか外から聞こえていたはずの音がなくなっていることに気づいた。
カーテンを開けると確かに雨は止んでいて、けれど台風が来ているのだというニュースを思い出してはため息をひとつ。
在宅ワークを選択しておいて良かった。心からそう思う。

マジで在宅でよかったー
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菖蒲

菖蒲

皆さんはどこのサイトに小説を投稿してますか?皆さんはどこのサイトに小説を投稿してますか?

回答数 14>>

pixiv、またはNola
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わたしはキリカ

わたしはキリカ

わーいわーい"(ノ*>∀<)ノ
知ってる人がいっぱいいるー
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tadashi

tadashi

『幻界戦記 - Only You Decide』

tadashi

# 『幻子の英雄と神々の戯れ』

## プロローグ

天の高みに座す神々の退屈は、永遠と同じ重さを持っていた。

創造の衝動が神々を突き動かしたのは、天空から下界を覗き込んだ時のことだった。天の神がふと呟いた。

「何か面白いものを作ってみようではないか」

かくして人間は生まれた。神々の気まぐれによって。

神々は新たな創造物に心を躍らせ、彼らに「祝福(プレッシング)」を与えることにした。その祝福の中心に宿したのが、“幻子(げんし)“と呼ばれる神秘の力だった。

幻子は目には見えず、触れることもできない。だが魂の奥底に静かに宿り、成長とともに持ち主に特別な力をもたらす”光の種”だった。人間たちは自分たちが神の力を宿していることを知らず、ただ日々を平穏に暮らしていた。

しかし神々の興味は、やがて人間そのものから幻子の輝きへと移っていった。

人間の魂に宿る幻子は、それぞれが異なる光を放っていた。温かな黄色、涼やかな青、情熱的な赤、穏やかな緑。その多様性こそが、神々を魅了してやまなかった。

そんな中、一際強く、清らかに、眩く輝く幻子が現れた。

その光は他の幻子とは明らかに異なっていた。純白の光でありながら、見る角度によって万華鏡のように変幻し、まるで生きているかのように脈動していた。

天の神は、その美しさに心を奪われた。

「なんと素晴らしい光だろう」

興味本位だった。後にあれほどの惨劇を引き起こすことになるとは、この時の天の神は思いもしなかった。

天の神は、その幻子に”神の力(ディバイン)“を与えた。

結果は、神の予想を遥かに超えていた。幻子は信じられない速さで成長し、自我を持ち、やがて神すらも凌駕する力を持つ”英雄”へと変貌した。

英雄は美しかった。完璧だった。そして何より、天の神だけに忠誠を誓っていた。

天の神は英雄に夢中となり、他の幻子たちの存在を忘れてしまった。見捨てられた幻子たちは、次第に光を失い、暗闇に沈んでいった。

それを見かねた海の神は、静かに行動を起こした。

海の神は見捨てられた幻子たちに、そっと力を与えた。天の神のような激しい力ではなく、優しく包み込むような、慈愛に満ちた力を。

施しを受けた幻子たちは、海の神に感謝と信仰を捧げた。やがて人々の祈りもまた、海の神へと向けられていった。人間たちは海の神の名を口にし、海の神の恵みに感謝を捧げた。

それは、天の神にとって耐えがたい屈辱だった。

嫉妬。怒り。孤独。羨望。

神の抱く感情は、あまりに人間的でありながら、その激しさは神ならではの”絶対”の業を宿していた。感情は天の神の内で渦を巻き、やがて制御不能な災いへと変貌していった。

ついにその”負の感情”は形を成し、天の神が最も愛した英雄の幻子と融合してしまった。

英雄は理性を失い、魔人と化した。

かつて美しかった英雄の姿は歪み、純白の光は闇に染まった。魔人は破壊の限りを尽くし、大地を裂き、海を沸騰させ、空を血の色に染めた。

事態の深刻さにようやく気づいた天の神は、大地の神と協力し、魔人の封印を試みた。

戦いは七日七晩続いた。大地の神が大地に深い穴を掘り、天の神が全力で魔人を押さえ込む。ついに魔人は世界の深奥へと封じ込められた。

だがその時、魔人の放った”魔の感情”は、黒く小さな粒となって空中を漂い、粉塵のように世界中へと拡散していった。

その黒い粒の中に、一粒の涙が混ざっていた。

それは英雄だった者の、最後の人間らしい感情だった。静かに、ゆっくりと空を舞い、やがて海の神の手のひらに、そっと落ちた。

海の神は、その涙を無言で握りしめた。

英雄を救えなかった無念。人間たちを守れなかった悔恨。そして、これから先も続くであろう災いへの深い憂慮。

海の神は、深い決意と共に、自らの存在を四つの光へと変えた。

北風、南風、東風、西風。

それは神の眼差しとなって大地を巡り、幻子たちと人の世を、そっと見守る風となった。四つの風は世界の隅々まで駆け巡り、人間たちが再び同じ過ちを犯すことのないよう、静かに見守り続けることを誓った。

世界は今なお、この”神々の戯れ”の名残の中にある。

そして、封印された魔人は、いつの日か復活の時を待ち続けている。
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たすく

たすく

あまりに書きたいネタが溜まっていくから、短編でどこかに投稿しちゃおうと思ったけど、短編て意外とムズい。小さくまとまらなくて、結局字数が増えていく。ってAIに愚痴ったら、
「短編はまとめるのではなくて、あるワンシーンの切り抜きでいい」
と言われて目から鱗。無駄なシーンを削ぎ落としていくのが短編だと思ってました。
AIってすごい。
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たすく

たすく

久々にいっぱい書いたーー!
やっぱり余裕と休みって大事。次の日休みだと寝る時間とか何も考えずに書いてていいもね。
本当に久しぶりに自分の世界に入って書きたいこと書けて幸せ[好き]
好きな時に好きなだけ書ける幸せ忘れてたぜ〜

明日は創作DAYにしようと思ってたけど、燃え尽き症候群になってる気もする。
やりたいだけやるのも楽しいけど、意外と体力精神力削られて、持続できなくなったりするよね。ほどほどが一番なのかな。

なんにせよ久々にやりきって、楽しかったからヨシ!
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たすく

たすく

少し前までは、昔書いていた未完成の小説を見ると、投げ出してしまった過去の情けない自分を見せつけられているようで自己肯定感をゴリゴリ削られていたが、最近は好きな本だけを並べた本棚のように感じられるようになってきた。
好きな時に好きな本を引っ張り出して、好きに読むみたいに好きに書いたりしてる。一個も完成してないけど、そんな書き方でもいいんじゃないかと思う。
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新築一戸建て

新築一戸建て

今息抜きに書いてるファンタジーの導入。


不完全な記憶

目の前に広がる人の群れ。これは特段珍しいことではない。都会にでも行けば嫌でも目にすることになる一般的な光景である。
だがその場所が、全て白で構成された礼拝堂であり、集まった人々は皆一様に白地に金のフード付きローブを身に着けている。そうなると話は大分変わってくるだろう。

痛いほどの静謐さに気圧されているのか、誰1人として無駄口を叩く者はいない。それどころか身動ぎ1つすることなく、人形のように座っているものがほとんどだ。
そんな環境であれど、これだけの人数が集まれば空気の読まない人間が一人くらい含まれている。定めといえば定めだろう。

 
厳粛と荘厳が支配する中、ゴソゴソと見合わぬ動きをする者がいた。
周りに座っている者たちは視線だけで小さな騒音の出所を確認し、何も言わずに目線を戻した。静けさのなかで衣擦れの音はよく響く。
 
彼はローブの中で行場を失った純白の癖毛をフードの隙間から揺らしながら周りをもの珍しげに見渡していた。

ドアを開けるとそこは神の使徒の巣窟であった。
有名な文豪の書いた一文に謝るべき文章が脳裏に浮かぶ。実際にその本を読んだことはないが、この1文だけは知っていた。そしてもう2度とその内容を知ることはできない。
1度くらい読んでみればよかったな、と先に立たない後悔がぼんやりとよぎった。

彼、リアムは転生者である。
ただし、彼にその自覚はない。

完全に思い出しきっていない転生者。
リアムとは何か。その答えは1行で纏められてしまう、普遍的なものなのである。 

(……? 何を読んでみたいんだ、私は)

リアムは答えのない問を浮かべると、フルフルと頭を振った。
自らの思考の不可解さは今に始まったことではない。

疑問符を吹き飛ばすべく、リアムは改めてキョロキョロと周りを見渡した。
一面の純白はよく見ると優美な装飾が施されている。こんなにも白いというのに染みや黄ばみは微塵も見当たらない。

ま、いいんじゃない。
リアムに言わせればその程度、だが教会に慣れていない者からすればマジモンの聖地のような神秘的な光景だ。
それに、ぞんざいな感想で済ませてしまうリアムも、美しいものは嫌いではない。

しかし、こうも待たされると流石に飽きてくるというものだ。
何分間こうして座っているのだろうか。そろそろ尻の痛みが限界を迎えてしまう。色が色なので光の反射も強く、ドライアイ気味な瞳が危機感を訴えてくる。

(一生分の白を見た気がする)

リアムはふんわりとそう思った。
あくまでふんわりと、リアム自身ですら数秒後には忘れているであろう考えである。 
きっと百分の一も視界に入れていないだろう。だが、取り留めのない思考に強制を入れる者はいない。彼自身にこの考えを掘り下げようという意思がないのだ。
 
現にリアムの脳内は連想ゲームのように移り変わり、事前配布のプログラムのタイムスケジュールを思い出すことに焦点がずれている。

(9時代だった。これは確実)
 
遅刻だけはしないようにと、開式時刻は口酸っぱく言って聞かされてある。故にこれだけは確実に覚わっているのだ。

(45分か35分か…)

問題は分刻みになってからだ。何時開式かは記憶の片隅で居場所を得たようだが、何分開式かは市民権を得られなかったようだ。
過去の記憶から二択に絞ることはできたが、その選択肢自体が合っているとは限らない。
 
(確か9時…35分だったはず)

少しの思案の末、リアムは開式の時刻を思い出す事ができた。何となくの感で適当に選んだとも言う。

(そして結局何時なのか…)

だが、肝心の現在時刻が分からない。
礼拝堂に時計はないし、リアムは腕時計などと洒落たものは持っていない。
入学祝いに贈られた、上等な金の懐中時計は自室の雑貨入れに放り込んだままである。
  
これではせっかく思い出した時間が無駄になってしまう
いっそのこと隣の人にチラッと時計を見せてもらうのはどうだろうか。
そんな、KYも青ざめる考えが頭に芽を生やしたときのことだった。
  
「!」

尊厳が過ぎる鐘の音が衣擦れの音を掻き消した。
静止画のようだった眼前の頭たちが動揺したように揺れる。
揺れは波紋が広がるように、瞬く間に礼拝堂全体に広まった。ざわざわと消極的な喧騒が辺りを包み込んだ。

大体15回前後だろうか。鐘が鳴り終わってもそれらは消えることなくとどまり続ける。
リアムはチラチラと左右の様子を伺った。この小さな騒ぎに乗じて、隣の者に時計を見せてもらおうとタイミングを計っているのだ。

右はおろおろと視線を彷徨かせるばかりで、こちらを見ようともしない。
左は何事もなかったかのようにただ一点を見つめている。

声をかけるなら右だろうか。
 
先ほどまでの静謐さをかなぐり捨て、一気に俗世に染まりきった礼拝堂にカツンとヒールの音が響いた。

1歩目。喧騒が少し静まった。
2歩目。半数の視線がその男に集中する。

たった3歩で元の静けさを取り戻した男は、十人十色の視線の中、堂々と祭壇に向かって歩いていく。

(司祭……ぽくはないね)

リアムは大人しく男の正体を推測し始めるが、あまり捗らない。
この学校は普通のものとは異なる点が多いのだ。

男は祭壇へたどり着くと、十字架へ向かって一礼し、リアム達に振り返った。

「これより入学式を執り行う。私、第一寮寮長、スマルト・ヘイズを持って開式とする」

スマルト。その名の示す通りの、深みのある青の髪と瞳。

名が体を表してるなあ。




以上がリアムの記憶上の入学式である。ボヤッとした感想を抱いたところで、リアムの記憶は途切れている。
学校生活の大きなイベントのうちの一つは、恐ろしいまでの長さと眠気が最大の特徴だ。
詰まるところ、彼はそのまま眠ってしまったのだ。

後に彼は語る。『三大欲求です。仕方のないことなのですよ』と。
後に彼を起こした者は語る。『分かりました。存分に眠って。どうぞ』と。


これより先は、リアムと彼を起こした者が送る、愉快な学園生活を記した記録である。
入学式で爆睡する馬鹿と、それを咎めない馬鹿の物語を、どうぞお楽しみあれ。
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