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そうた

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好きなモデルさんは誰ですか?好きなモデルさんは誰ですか?

回答数 4>>

澄田綾乃さんです
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ちっち

ちっち

何はともあれ、森菜々の澄田花苗が凄まじかったですね。
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Saureus(

Saureus(

秒速5センチめちゃくちゃ良かった
澄田さんが可愛過ぎだ…
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神鳥谷

神鳥谷

😭
結ばれないんかーーーーーーーーーい😭
澄田ーーーーーーーーーーーー優しくしないでって気持ちめっちゃわかるーーーーーー😭😭😭
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emanon

emanon

秒速5センチメートルの実写、澄田が森七菜なの解釈一致だわ。三章ある中でコスモナウトが一番好きなんだよなぁ。
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ℍ𝕒𝕝ꕤ

ℍ𝕒𝕝ꕤ

実はシーナ&ロケッツは今も続いている。
ベースとドラムスは奈良さんと川嶋さんの鉄壁のお二人が今も支えている。

ギターは生前の鮎川さんが奈良さんに思いを託してギターを引き継いだ澄田健さんだ。
鮎川さんのあの有名なブラック・ビューティー・レスポールも澄田さんが受け継いで最高の音を出している。

ヴォーカルは鮎川さんとシーナさんの三女、ルーシーがとっている。

シーナ&ロケッツがまだ続いている事が何より嬉しい。


#きっと大丈夫
#感謝の気持ち
#祈りの一日
#深呼吸
#生かされている
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ファミリー・ダンシング

シーナ&ロケッツ

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コロン

コロン

「秒速5センチメートル」
森七菜さん扮する、高校の同級生「澄田花苗」の演技が素晴らしかった。ヨーグルッペが大好きだったのに、貴樹がコーヒー好きだと知った後は、ヨーグルッペではなく同じコーヒーをチョイスしていましたね。カラオケから出てきたシーン。
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ℍ𝕒𝕝ꕤ

ℍ𝕒𝕝ꕤ

人生初のTH eROCKERSだった。
オリジナル・メンバーは陣内さんと穴井さんだけだったけどギターは大好きな百々さんと澄田さんでうれしかったな。

もう6年前か。


#きっと大丈夫
#祈りの一日
#感謝の気持ち
#深呼吸
#生かされている
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可愛いアノ娘

TH eROCKERS

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やーしん

やーしん

心霊スポットに同行してくれませんか?
1人は無理。。。
ニンゲンTVに出演してる澄田綾乃さんみたいな方と行きたい。心霊スポットで恐れ知らずなグイグイな感じ、頼もしくてそういう感じの女子が好き。
それ以外は俺にまかせろっ。
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夏のソ

夏のソ

秒速5センチメートル見てて高校時代パートがもっとも美しく苦しかったのだが、それって遠野があの先輩で、あの頃の私は間違いなく澄田だったからで、私が好きな人といる時ってたぶん本当にああいう顔をしてきたんだろうなとわかったからで
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ブスウサギ°

ブスウサギ°

秒速5センチメートルみてきた~!!!
人生で見た映画の中で1番思い出深い作品の"実写化"だったから、みるだけでちょっと緊張した笑
【⚠️以下感想、映画のネタバレ含みます】

まず結論、まじで最高だった。
アニメが"実写化"された映画を観たのは人生初(実写化になんとなく抵抗あった)だったんだけど、人間にしか出せない感情の機微、表情、実写版ならでは映像の美しさがものすごく際立ってた。というのも、そもそもこの映画は2007年の作品で、当時から美しい映像作品ではあったものの、やはり18年越しの時を経て、映像面ではものすごく進化を感じるものがあった。

ストーリーに関しては、アニメ版の原作とはかなり異なって、第3章部分(青年期)を中心に拡張させて、そこから回想シーンとして第1.2章部分(小学校~中学時代)をいれた、『秒速5センチメートル+』みたいな作品になってた。アナザーストーリーとまではいかないけど、原作好きな自分としては、冒頭から「こんなシーンあったか?」と思うような部分が多かった。でも、現代部分を拡張することで、実写化をした意味を感じたし、"ポエティック"で"文学的"表現の多いアニメ版とは対照的に、この作品ではそういうのが削られていて、松村北斗の演技がまじで優勝。新海誠作品だし、神木隆之介を主人公に抜擢することを期待した人も少なくないと思うけど、静かに憂鬱を内に溜め込みながらも、ひたすらに前に進み続けながら躓く遠野貴樹役として最適解だったように思う。

映画の初め頃、オフィスのパソコンにひたすらに向かい合って、エンジニアとしてプログラムを打つ姿は、仕事に没入してるわけでも、向き合ってあるわけでもなく、自分を投げ捨ててるような、半ば自分を壊しに行くように見えた。そこから回想シーンに繋がっていく流れは、明里役の高畑充希が映画終盤で言った"日常"という言葉の救いに収斂されていって、アニメ版の幼少期→現代に向かっていく流れとはまた全く別の良さがあった。

澄田役のめちゃくちゃ自然な演技も良かったし、ていうか、子役陣が全体的に演技うますぎ。全部アドリブか?って思うくらいには、「うーんと」
とか「えーと」みたいな自然な相槌だったり、本当に子供同士が話してるように見えて良かった。あと、だからこそ、「来年また一緒に桜を見れるといいね」とかいう遠野貴樹を15年以上縛り付けたあのセリフが、アニメ版ではポエムで文学的だったのに、実写版では子供の純粋無垢なセリフになってた。

殴り書きで感想を綴ったけどまだまだ語りたいことだらけ。みんなも興味あったらアニメ版から見て、実写を見に行ってみてくださいな
とても良かった
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ぎんぺ~

ぎんぺ~

2025年は134本目は「秒速5センチメートル」
93点

ややネタバレあり

新海誠のアニメ作品の完璧なる実写化

2007年に発表された新海ワールドの原点とも呼ばれる同名の劇場アニメ作品を知る人も多いだろう。
実写化が発表されたときには、正直「やめてくれ」って思ってた。

それを「アット・ザ・ベンチ」などの奥山由之監督の商業長編作品のデビュー作として作られると知ってから、もしかして…という感じも覚えた。

期待と不安を持って鑑賞したが…これは完璧な実写化だった。
あの作品の持つテーマを損なうこと無く現代的にブラッシュアップされている。

「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3篇のオムニバス形式で作られていたアニメ作品を上手いこと2時間の劇場作品に昇華させる為にはエピソードが足りない。
そこで特に「秒速5センチメートル」篇のエピソードは小説版の話も盛り込んでいる。
ちなみに小説は大学生の貴樹の話も描かれてるから、気になる人は小説版も読んでみることをオススメする。
明里が出せなかった手紙の内容も小説版にはちゃんと書かれてます。

今作は役者陣も素晴らしかった。
大人貴樹の松村北斗の空虚感漂う芝居も、元々の脱力系なイメージと合っていた気がする。「すずめの戸締まり」の草太とは真逆だけどねw

そして何より賞賛するべきは種子島に住む澄田花苗を演じた森七菜。
恋する乙女のキラキラ感を見事に演じている。24才の彼女がリアル女子高生にしか見えなかったw
彼女もまた新海作品「天気の子」で陽菜を演じている。

小学生〜中学生の明里を演じた白山乃愛がめっちゃ可愛かった。
東宝シンデレラグランプリを獲っただけはあるね。彼女はこれから伸びるだろう。

そしてプラネタリウムの館長として吉岡秀隆がキャスティング。この役は小説にも登場しない実写映画のオリジナルキャラ。吉岡秀隆もまた新海作品「雲の向こう、約束の場所」の主人公・藤沢浩紀役を演じていた。

なにげに新海ファミリーが多く出演しているのは偶然?w

宮崎あおい演じる美鳥先生を上手く使って「コスモナウト」と「秒速5センチメートル」更には「桜花抄」を絡めた物語を繋げているキーパーソンになってた。そして可愛かったw

原作版「桜花抄」ではただの手紙のやり取りだったものを「天文手帳」による交換日記ならぬ交換手紙として機能させていたのは綺麗だったな。

終わり方も改変してくれなくて良かったよ。
やっぱ「秒速」はこうでなくちゃw

ロケ場所や構図にもこだわった奥山監督にやってもらえてよかった。

ずっと過去に囚われていた貴樹が前を向いて歩き出したように、この作品が同じような空虚感、閉塞感に囚われている人の心に「きっと、大丈夫」を届けて欲しいと願うばかりだ。

#秒速5センチメートル #奥山由之 #松村北斗 #高畑充希 #青木紬 #森七菜 #宮崎あおい #吉岡秀隆
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きゆなつひ

きゆなつひ

2016.4

地元の住宅展示場に大学を卒業してから結衣を妊娠する前に、足を運んだことがある。康樹さんのインテリアを発注されていたので、納品確認に帰省がてら私が対応したのだ。柏木と別れてから6年が過ぎていた。

多世代住宅がコンセプトのその展示場内に、一棟気になってしょうがない建物があった。あまり聞いたことのない名前の工務店の施工だったが、各種賞を取っている建物だった。

「柏木なら、この家は正解!とか言いそう」

中を見てみるのもありかな。と、展示場内に入ってみる。澄田さんが手がけるシックで機能的なデザインの家具やインテリアも勿論大好きなのだが、私の建物好きの根幹は、やっぱり木の温もりと動線の綿密さだ。

正直、柏木ともいろんな建物を見て回った、その度、この設計を再設計するのはどういう風にリメイクするとか、もしリフォームするならどこからダメになってきて、どこをリフォームすれば、お客様が快適に住まえるかとか、そういうことを考えて遊んだりした。そうだよね。そうだよね。と想像力が膨らむばかりで楽しい時間だった。なかなか仙台のインテリアショップで働いているとこうやって展示場へ納品するということはない。ほとんどは個人のお客様向けの既に出来上がった建物への納品が多い。まあ、それくらい。隅田さんは手広くやっているという証明にもなるんだけれど、プロ同士の仕事に携わっている彼を誇らしいと思っていた。今回だって。私はこちらが地元でなかったら、隅田さんが本当は出てくるはずだった。


中に入り、リビングエリアを通り抜けたとき、なつかしいなと口から声が漏れてしまう。なんで懐かしいんだろうと考え込んだ。

昔作った、仮想柏木家の間取り図が頭に浮かぶ。

こんな偶然あるもんなんだな。でも、誰でも考えるような動線の作りかなんて思いながら。でも、ここにこういう棚を置いて、キッチンはこのくらいの広さでちょうど1回転できるくらいの幅があって、トイレと風呂は繋がっていて、水回りは1箇所にまとまってた方がいいよね。とか階段の上からリビングと、キッチンが見えて吹き抜けとまでは言わないんだけど、明るさが、2階にいる人に安心感を与えるような光の錯覚があるようなお家がいいよね。キッチンは柏木は嫌がるかもしれないけど、大理石の天板に水色の戸板のアイリッシュキッチンがいい。なんてことを言っていた。まさにそのキッチンが目の前にある。そして、すっかり吹き抜けとまでは言わないものの、どこかロフトっぽい作りの二階へのアプローチ。おしゃれであったかい。

「美伽?」

もう二度と聞くことはない声だって思って、もう諦めて、許さないって思ってて耳から離れなかった声がすぐそばで聞こえた。 

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きゆなつひ

きゆなつひ

2024.5

緑が深くなった。と澄田美伽は、窓の外を眺めていた。緑に映える青空が、まもなく来る夏を予感させる。家から店までの道中、田植えが完了した田園風景、チラホラとまだ水が張ってあるところも見える。美伽の好きな風景だ。星空が田んぼに映り込み、あたりの暗さに、どこにいるのかわからなくなる。何も考えたくない夜。その静寂に埋もれることが、何より好きだった。
 
「美伽が過ごすにはちょうどいいだろ。お母さん達も近くに住んでいるんだし」

 岩手県の南に位置するこの市は、美伽の生まれ故郷だ。日本で五番目に長い川が流れている自然豊かというか、市街地を抜ければ、田んぼと山しかない、いわゆる過疎化の進む地方都市だ。

「ほんとに、こんなところで生活が成り立つくらいの仕事ができる?」

なんて思ってお店を開業したのが4年前。商業施設が周りに軒を連ねる一角で、家具や雑貨のセレクトショップと、手作りケーキを食べられるカフェテリアを営業している。

高校、大学時代の先輩がちょうど場所を探していたので、一階をカフェと展示、二階を展示と商談スペースとして運営することにした。夫婦で運営していくには広すぎる敷地。カフェスペースがあることによって、インテリア関係のお客様だけではなく、地域のコミニュティとしても有効活用できていた。

店もカフェも起動に乗ってきて、これからという時に、一回り上の旦那が、ステージ4の進行ガン。すでに手遅れだと分かったのが2年前。あっけなく、それでも穏やかに、痛みのない最期を迎え、見送ることができた。それが、1年前。
業務の移行も、相続も、引き継ぎも、本当はわかっていたのではないか?と疑いたくなるくらいスムーズに終えた。スムーズすぎて、本当は病気なんて嘘じゃないのか?と思うほどだった。
それからは、先輩と2人、アルバイトの女の子を2人。商談関係は義弟の会社に委託をして、繁忙期にはスタッフを貸してもらったりもした。たまに、私と先輩それぞれの子供たちに助けてもらいながら一年を過ごしてきた。一周忌も終えて、一区切りといったところか。今日は別段アポもなく、緩やかな1日だ。

「美伽はさ、もう恋愛とか考えようかなぁって思ってるの?」

事務所のテレビに、恋愛特集が流れていたのをきっかけに先輩が口を開いた。

「三田先輩みたいな、素敵な独身男性がいたら考えようかなぁ」

わたしゃ、男じゃないよ?それに結婚してるから無理だねー。と言いながら、コーヒーのお代わりをとりに行く。
三田静香。私たち夫婦を支えてくれた、私高校からの先輩であり、ママ友であり、今では経営パートナーといった具合だ。本当に人間力が高くて、仕事もできる。運営の主たるところはカフェだが、元々インテリアに関係する仕事もしていたので、旦那が存命の時からインテリアの販売やデザインも兼任していた。

「っていうか、娘が独り立ちするまでは、、とか、まだ旦那に未練がぁ、、とかじゃないのかよ。まぁ、美伽らしいけど」

奔放だったのは昔のことで、十代二十代の頃のようなザ恋愛!みたいな気力も体力ももうない。とはいえ、二十四の時に産んだ一人娘ももう十四歳で、旦那の闘病中には本当に助けてもらった。歳の割に達観してるのは、無理をさせてしまっているのか、否か。最近は、一年経ったんだし、ママは一人では生きていけないの目に見えてるし、彼氏探さないの?と言われる始末。

お店の一番陽の当たるところで微笑む旦那の顔を見ながら、私はやっぱり頼りないんですねー。と肩をすくめてみた。

「美伽が楽なのが一番」

これは、旦那の口癖。甘やかさないでよー。と答えるまでが、様式美。今思えば、もっと甘えておけばよかったのだ。

「甘えられる相手、、かぁ」

そんな人、澄田さん以外にいたかなぁ、、思い返しても、遠い昔すぎて、苦笑い。
澄田さんと結婚したのは、大学在学中だった。仙台の大学に通っていて、その時バイト先に選んだのが、澄田さんが経営していた雑貨と家具を扱う店。この店の前進。

顔が、良かったのだ。

アパートが近かったこともあるが、その顔見たさに、ほぼ店に入り浸っていた。常連客から、奥様気取りかぁ?とか揶揄われて、どうしましょう?と澄田さんに話を振ったら、じゃぁ結婚するかぁと言われた。

「美伽さんが、それで楽ならね」

その時も、そう言って笑っていた。
そんな理由でいいの?と思いながらも、澄田さんがいいならと、私も答えていた。
少しだけ、恋人めいたことをしてるうちに、卒業してから結婚しても、今結婚しても何も変わらないよね。とトントン拍子に結婚が決まって、二十歳の誕生日に入籍したのだ。白浜美伽は、澄田美伽に名前を変えた。二人の中に、明確な恋愛感情があったかどうかわからない。澄田さんが、どう思っていたのかも、今となっては、わからない。ただ、ずっと側にいて、温かいコーヒーを出してくれ、私の成長と、娘の育児に、静かに柔らかく寄り添ってくれた。

「何を考えとるんだい?」

静香さんが、コーヒーカップを両手に私を見る。なんでもないと答えるが、ふと、一人顔が浮かんできた男がいた。

「なんでもない、優しい男のことかね?」

「三田先輩、知ってますもんね」
「まぁ、澄田さんの前に付き合ってたのが、そいつだもんね」

 そうなんだ。そもそも私がインテリアショップで働こうと思ったのも、その元カレがいたからだ。付き合うまでの期間が長くて、付き合う前から、いつか独り立ちすることがあったら、私も彼の会社で働きたいなんて思ったりもしていた。彼の考える設計が本当に好きだったんだ。木の温もりを大事にした、メリハリのある空間。衣食住を豊かに、でも、休む時間も大切にできる空間を作っていきたいと、目を輝かせていた。現場を見せてもらったときに感じたドキドキは、未だに忘れられない。こんな人と仕事ができたら、と密かな憧れだった。紆余曲折あって、付き合えたのに、早々に別れるしかない状態になってしまった。冒頭、ここでやっていけるのかと、不安を覚えた理由の一つも、元恋人、柏木譲の地元が、私の地元でもあったからだ。

「まだ、大工、やってるのかなぁ、アイツ」

「やってるよ。大工じゃないけど、管理営業としてね」

静香さんが、真顔で私の方を見る。ポカンとした顔で、私はそれを見つめ返す。

「澄田さんが、ずっーと美伽にバレないように隠してたけど、実は、ここを開いてから取引のある工務店、5割以上柏木くんの関連会社だよ。柏木くんが設計したお家のほとんどにうちの家具やインテリアが選ばれてる。一棟丸ごと選ばれてるケースもあるよ。でも、それは、柏木くんがお客さんにはもちろんだけど、他の設計士さんや建築士さんたちに、私たちのお店のインテリアやコンセプトの強みをしっかりアシストしてくれてたからよね。下心があったとしても、仕事には誠実だからなんだろうねぇ、って、澄田さんも楽しんでたよ」

「私、知らないですよ?そんな話、帳票だって、柏木の名前なんか」

静香さんは、心底楽しそうに私を見ながら、知られたくなかったんだよ。澄田さん、あなたが柏木くんに未練あるの知ってたし。とづづけた。

「でもね、だからこそ、柏木くんと渡り合ってみたかったんでしょ。美伽が好きになった人だから関わってみたい好奇心の方が勝ったみたいな感覚って言ってたし」

それに、小泉工務店さんの帳票は、全部、この三田静香が処理してましたし?とイタズラっぽくこちらを向いた。そうだ。三田先輩は、会計経理周りの事務の資格を一通り持ってて、趣味で始めたお菓子とコーヒーが成功してるだけだよ。本当は事務方向きなのよ!と前に言っていたんだ。と思い出す。そう。いわゆる仕事ができる人なのだ。そして、策士。ものすごくポーカーフェイスが上手くて、クレーマーの取扱いもとても上手い。

「三田さん、お客様です」

と、アルバイトの女の子が、事務所のドアをノックする。

「あー、噂をすれば、柏木くんでしょ?通していーよ。あと、水出しコーヒー冷蔵庫につくってあるから三人分よろしくね」

はい。と返事をするアルバイトの子に、私も頭を下げて、ふと思い直す。

ウサワヲスレバカシワギクンデショ?

カシワギクンっていった???っていう顔で三田さんをポカンとした顔で見る。
アポイント表を見る。とそこには、朝にはなかった予約、星空設計柏木様が増えている。頭がフル回転して、とりあえず隠れなきゃと思っているのに、全く足が動かなくて、手と頭だけがバタバタと慌てる。

ガチャというドアの開く音と共に、作業着にワイシャツの見慣れていた顔が、いや、少し老けた顔がこちらをのぞいている。気まずさと、わかりやすく嬉しそうな顔をしてる。反して、私の顔は、大いに引き攣っていることだと思う。思わず反対側にある窓に顔を逸らす。

「美伽、ちゃんと挨拶しな?」

と、三田さんの声が飛んでくる。
挨拶って言ったって、、とわかりやすくたじろぐ私に、柏木が声をかけてくる。

「美伽さん、元気そうでよかった。本当は澄田さんのお葬式、顔出したかったんだけど、外せない仕事があって、ここまで挨拶に来れなかった。ごめんね」

懐かしい声がリフレインする。何年か前に展示会であった日から、さらに逞しくなってる。私が、周りに甘えてばかりいる間に、柏木はずっと大人になった。
大丈夫だよ。と返すのが、精一杯で、三田さんが、柏木に席に座るよういうまで、数秒。お互いに固まったままだった。

今回の案件も、そこそこ大きい案件のようで、二世帯住宅のメインリビングに置く家具一式を受注する感じだった。息子夫婦は、和モダン。両親側は北欧風。それぞれの居住空間については、割とスムーズにきまったのだが、メインの来客スペースにもなるメインリビングのインテリアで、お互いテイストを譲り合っており、話が決まらないんだそう。お嫁さんも、姑さんもいい人なので、どうにか、解決したいけど、折衷案では多分コンセプトが崩壊してしまうので、全く違うテイストにすることで話が落ち着いたらしく、当店のインテリアに白羽の矢が立ったらしい。そんな話を楽しげにしている二人は、まるで歴戦の友みたいな、そんな雰囲気すら感じられた。

「まぁ、とりあえず来客スペースにも相応しいゆったりできるデザインでも、格式が大事ってことだよね」

「三田さんのセンス信頼してますし、今までの関連物件での写真も提示して、お客様からのご指名が三田さんだったんで、今回も何卒!」

真剣でありつつ、ユーモラスに話を進めていく二人。ある程度話がまとまり、来週お客様も交えてプランニングしましょうとなった。会ってみる前に、間取りだけで判断してはいけない。納品のギリギリまで時間をもらっての提案が三田さんのこだわりである。カフェの営業もしてもらっているのに、お客様がそのあとカフェの常連さんになるほど、満足度の高い仕事をしてくれてる。

三田さんは、買い出しがあるからと、席を立った。水出しコーヒーのバニラの匂いが空間を埋め尽くしている。

「ねぇ、美伽さん、今夜って暇かな?」

唐突な質問に、うん。暇かな、と答えてしまう。なら、と柏木が、澄田康樹、今は亡き美伽の旦那から預かっていたものがあるからと、食事の提案をされた。娘のご飯は、娘がむしろご飯当番で、勝手に作ってくれる。時間は午後三時。今からならスケジュール変更を伝えても怒られないだろうと、一瞬で計算をして誘いを受けた。



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