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江川剛史|相互

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私はどんな趣味にハマっているか。SNSと読書だ。SNSは、Threads、Bluesky、GRAVITY、mixi2等をやっている。読書は、Yom!青空文庫のアプリで、小説を読んだり、LINEオープンチャットで、興味あるチャットルームを読む。
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江川剛史|相互

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今年の漢字は熊だった。私の今年の漢字は、大量。他は読書も当てはまると思う。今年も沢山読書をした。図書館にも行った。Yom!青空文庫のアプリで、小説を読むのも楽しい。
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ハーロック

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第二話 (全二話)


彼女は、友達に肩を支えられながら、ただ立ち尽くしていた
泣いてもいなかった
叫んでもいなかった

目だけが、燃える家を見つめていた

彼は、何歩か近づいた
声をかけようとした

――なんて言えばいい?
――大丈夫?
――頑張れ?

どれも、嘘みたいに思えた

結局、何も言えなかった

数日後
彼女の家族は、引っ越すことになった

家族を一人、亡くしたと聞いたのは
後になってからだった

最後の日
彼女は、教室の前に立っていた

「今まで、ありがとう」

そう言って、頭を下げた

彼は、席に座ったまま、何もできなかった
見送りもしなかった

その背中が、ドアの向こうに消えた瞬間
胸の奥で、何かが崩れ落ちた

――俺、何もできなかった
――あの時、何も

その夜、布団の中で、初めてはっきりと思った

――次は、つっ立っている側じゃなくて
走る側になろう

「……あの子が、理由です」

彼は、校庭でそう言った

「俺、何もできなかった
だから……次は、助ける側に立ちたかった」

男は、しばらく黙っていた

「自分な」

低い声で、男は言った

「その子の“悔しさ”、ちゃんと背負ってきとるか」

彼の喉が、詰まった

「あの子はな、家だけやない
日常も、思い出も、家族も、全部一気に奪われたんや」

男は続けた

「泣く時間も、整理する時間もないまま
去っていった
自分は、その横で“何もできん自分”を
ずっと抱えてきた」

彼は、拳を握りしめた

「……でも、今の俺、訓練についていけなくて
こんなんで、本当に誰かを助けられるのかって……」

男は、彼の正面に立った

「自分、何か勘違いしとるな」

「……何をですか」

「“強くなったら助けられる”んやない
“助けたい”が先にあったから、ここまで来たんや」

男は、彼の胸のあたりを、指で軽く叩いた

「ここに火があったから、試験も、地獄の訓練も、越えてきた」

彼の目に、涙が滲んだ

「でも……今、苦しいです」

「当たり前や」

男は、はっきり言った

「自分はな、“あの子の時間”を背負って走ろうとしとるんや
そら、楽なわけない」

一瞬、校庭に風が吹いた

「自分が今、挫けそうになっとる場所
そこはな、あの子が一人で立ち尽くしてた場所より、ずっと前や」

その言葉が、胸を貫いた

「自分は、もう走っとる
あの時、立ち尽くしてた自分とは、違う場所におる」

彼は、空を見上げた
少しずつ、夜が明けてきていた

「……俺、逃げたいって思いました」

「ええ、逃げたいて思ってええ」

男は言った

「でもな、逃げたいと思えるほど、本気でここに来たっていうことや」

遠くで、号令の準備の音がした

「最後に一つだけ、思い出せ」

男は、静かに言った

「あの子が、最後にどんな顔しとった」

彼の脳裏に、はっきりと浮かんだ

泣いていない顔
でも、泣けなかった顔

「……笑ってました
無理して」

「せやろ」

男は、ゆっくり頷いた

「自分が目指しとるのはな
あの子に“無理して笑わせんでええ場所”を作る仕事や」

胸の奥で、何かが、ぱちんと音を立てた

消えかけていた火が、もう一度、息を吹き返す

「行け」

男は言った

「しんどい時ほど、前に出ろ
自分が立つ場所は、あの子の“悔しさ”の一歩先や」

号令が響いた

彼は、ヘルメットを手に取った
立ち上がると、足の震えは、まだあった
でも、逃げたいとは思わなかった

振り返ると、黒い服の男はいなかった

ただ、胸の奥に、確かな熱だけが残っていた

――次は、必ず、間に合う

二十二歳の彼は
もう一度、走り出した

これは、逃げなかった一人の少年と
今も誰かの人生を背負って走ろうとする
一人の消防士の、再点火の物語だ


#希望 #自作小説
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ハーロック

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第一話 (全二話)


夜明け前の校庭は、音がなかった

冷たい空気が肺の奥まで入り込み、吐く息だけが白く浮かぶ

消防学校
午前五時
号令の前の、ほんのわずかな静寂

二十二歳の彼は、ヘルメットを足元に置き、しゃがみ込んでいた

太ももは震え、腕は鉛のように重い
昨日の訓練で、ロープを握り続けた手のひらは、皮がむけて赤くなっている

「……きつい」

声に出した途端、喉の奥が痛んだ
弱音を吐くな、と何度も言われてきた
でも、今日はどうしても、飲み込めなかった

大学を出て、すぐ合格した消防士試験
周りからは「すごいな」「立派だな」と言われた
でも今は、その言葉が遠い

毎日、限界まで追い込まれる
走れ
持ち上げろ
耐えろ
声を出せ

「……俺、向いてないのかな」

そんな考えが、頭をよぎるたびに、胸がざらついた

その時だった

「向いてへんかどうか決めるには、まだ火が弱すぎるな」

振り向くと、校庭の端、照明の影の中に
黒い服の男が立っていた

いつからいたのか分からない
でも、不思議と驚きはなかった

「……誰ですか」

「ワシは通りすがりや
今、自分の目ぇ、消えかけとったからな」

彼は、苦笑した

「消えてますよ
正直……もう、折れそうです」

男は、彼の隣に立ち、同じように校庭を見た

「自分、なんでここに来たか、言えるか」

胸の奥が、きゅっと締まった

「……消防士になりたかったからです」

「ちゃうな」

男は、即座に言った

「それは“結果”や
“理由”を言うてみ」

彼は、黙った
そして、ゆっくりと、遠い記憶を引きずり出した

中学一年の春
理科の授業中だった

窓の外が、やけに明るいと思った
次の瞬間、誰かが叫んだ

「火事だ!」

教室がざわめいた。
彼は、窓に駆け寄った

中学校のすぐ近く
幼なじみの女の子の家

屋根を突き破るように、炎が上がっていた
黒い煙が、空を覆っていた

「あ……」

声が、出なかった

校庭には、すでに人が集まっていた
サイレンの音
泣き声
怒鳴り声

その中に、彼女がいた

初恋だった
毎朝、同じ道を通って登校した
何でもない話で笑い合った


#希望 #自作小説
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いちにっ

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こんな小説家は今すぐ筆を置けこんな小説家は今すぐ筆を置け

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内容小さ過ぎる小説家
大喜利のお題の星大喜利のお題の星
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マイキー

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今日のセトリ!

一億分の一の小説からの白昼夢は羨ましい🥹
LONE WOLFもいいなぁ

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