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ゆうや
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Stupid
「First time I met the Blues 」





First Time I Met the Blues

星乃・

ミモザ

はるかっち
ベルセバを脱退したIsobel CampbellがBill Wellsと組んでビリー・ホリデイのカバーアルバム作った、そのタイトルチューンの、原曲がこれ。
そのアルバム1曲目に入ってた「All Alone」(正確には「Left Alone」)はビリーが歌ってる音源が現存していない、という事実を知らず、中古レコ屋でディグりまくっては当然見つからずしょんぼりしてた
Ghost of Yesterday

ヒロ🦻【えんの木】
・内在化問題(不安やうつなど)は,それぞれの症状が単独で生じることは少なく、併存して生じる(Brown, Campbell, Lehman, Grisham, & Mancill, 2001)
→ 有効な治療的アプローチを考えるときには問題の共通要因への介入が重要
(ちなみに精神疾患の構造に関する研究では,心理的症状は,不安や抑うつを中心とする内在化問題と反社会的な行動や物質依存を中心とする外在化問題の二因子に大別される Krueger, McGue, & Iacono, 2001)。
・そのため診断横断性「ある特定の要因が様々な心理的症状にわたって認められることで,その特定の要因が,個別の心理的症状の生起に寄与するだけでなく,様々な心理的症状の併存に寄与すること(Drost, van der Does, van Hemert, Penninx, & Spinhoven, 2014)」が注目されている。
2.診断横断の要因「反復思考(repetitive negative thinking; 以下,RNT)」(Ehring & Watkins, 2008)
・診断横断性の要因の一つ
・物事を繰り返しネガティブに考える思考様式のこと(心配や反芻)
・多くの研究で反復思考の高さが,不安や抑うつといった内在化問題の悪化に関与していることが報告されている(Ehring & Watkins, 2008)。
・反復思考の低減をターゲットとすることが,内在化問題の改善に有効だと考えられている。
3.反復思考低減のカギ:メタ認知モデル
・Wells(2009)により提起された
・メタ認知的信念(自己の認知プロセスのコントロールに関わる信念)が関与していると想定している。
・個人の認知スタイルを方向付ける重要な役割を果たしているとされ、不適応的なメタ認知的信念をもっているほど,反復思考が悪化し、その結果として内在化問題が生じると考えている(Wells, 2013)
・心配に関する
① ポジティブなメタ認知的信念(以下, ポジティブ信念)…「うまくやるには心配は役に立つ」と言うような信念で、高いほど問題解決のために心配を多用する。
② 心配に関するネガティブなメタ認知的信念(以下,ネガティブ信念)…「心配しだすとやめられない」という制御不能に関する信念。高いほど心配がコントロールできなくなり心配の苦痛が強くなる
の二つの不適応的なメタ認知的信念が関わっていると考えられている(Wells, 2013)。
・ポジティブ信念が反復思考を使う頻度を増やし,ネガティブ信念がもたらされた反復思考がコントロールできない感じを強め,結果的に内在化問題(うつ・不安)が生じると考えている。
・しかしネガティブ信念と反復思考の間には強い正の相関関係が示されているが(向井・高岸・杉浦,2018), ポジティブ信念とRNTの関連は,非常に弱い正の相関関係 (Wells & Carter, 1999)か無相関(金築・伊藤・根建,2008)であることが報告されており,ポジティブ信念の高さ自体は反復思考や内在化問題の悪化に関与していない可能性が高い。
・実際に,ポジティブ信念には適応的な問題解決スタイルと関連する側面があるとの報告も(向井・杉浦,2018)。
4.反復思考は悪者か?
・反復思考の多用を促すポジティブ信念(心配は役に立つ)が,不適応指標と関連が弱い,あるいは,無相関であること(Wells & Carter, 1999; 金築他,2008)を踏まえると,反復思考を多用すること自体は,不安症状や抑うつ症状の悪化に寄与しない可能性がある。
・一方で,反復思考のコントロール不能を促進する「ネガティブ信念」の高さは,不適応指標と強い正の相関関係(向井他,2018; Spada, Mohiyeddini, & Wells, 2008)がありコントロール不能になってはじめて不適応的なものとなりうる。
↓
反復思考を多用するプロセスから制御不能性にさせる要因を明らかにすることが必要。
【参考】
向井・杉浦(2022)考え続ける義務感の低減をターゲットとしたメタ認知療法の効果検証,
パーソナリティ研究 2022 第31巻 第3号
【ベストコメント】
やっぱり気を練って丹田に力を込めて重心を落とすように呼吸をしないと無念無想の開眼は難しい。

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ヒロ🦻【えんの木】
・MCTは認知療法の系譜にあり「技法だけを応用した」もしくは「本来別の技法が共通点がある過ぎない」と理解した方がよさそうだが…。
1.ディタッチト・マインドフルネス (DM) と他の文脈で用いられるマインドフルネス の違い
A・Wells
・瞑想を含まず
・広範で継続的な実践を必要とせず
・身体に注意を固定的に焦点づけず
・現在の瞬間の気づきよりも思考へのメタ的気づきの促進に関係する
などを列挙している (ウェルズ, 2012)。
・「ディタッチメントは,具体的なメタ認知の処理モデルによって説明可能な変数であり,MCTに特有な概念」(今井)
(その一方で,MBCTの「あることモード(being mode)」の「全ての体験を意識の中の出来事として知覚すること」 という特徴を,メタ認知の機能的観点からDMとの類似性が認められる概念であるとも指摘)
2.全ての体験を皮膚の内側の中の出来事としたら?
・徹底的行動主義の自己観や仏教の自己観と類似してしまう
・ディタッチメントの説明として
1) 思考に反応する時の概念的もしくは対処に基づいたあらゆる活動からの解放
2) 自己の意識的な経験を思考から切り離すこと
がACTの脱フュージョンと似てしまう。
3.MCTは身体に注意を焦点づけない
・はじめからこれらの内受容感覚に注意を向けることはストレスフルであることを報告している Wells(2002)
・自己関連刺激などに焦点をあてる方法を一貫して適用しないのは,内受容感覚が自己注目(対象モード)を誘発しやすいことを想定しているから(今井)
→ MCTは反すうや心配と深く関わる自己注目を減らすことを大きな目標としている
・認知療法は自己の内と外を区別する常識的な自己観に立つ
※ 徹底的行動主義や仏教は自己に観察するという機能しか認めない
4.体に焦点づけないは、「注意を向けてはいけない?」なのか
しかし、治療が多少進んだ段階で,応用問題として内受容感覚を活用するという方向性はあってもよいのではないか。
「身体に注意を固定的に焦点づけない」は「身体に注意を向けてはいけない」という訳ではなく,マインドフルネスに含まれる観察瞑想のように,身体の全体,外的環境の全体を捉える六根(五感+自動思考)の働きに注意を向けることとの違いも相対的なものかもしれない。
・MCTにもマインドフルネスと治療原理そのものが重なっている可能性もある
【参考】
熊野(2021)第3世代の認知行動療法の治療原理とマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4
【ベストコメント】
ちゃんと理解して話されている感じが伝わってきます。


ヒロ🦻【えんの木】
1.ちがい 能動的注意機能を促進する介入法
【MCT】
・中性音や景色・人の顔などの刺激にアクセスする外受容感覚を適用したトレーニング
・自己関連刺激などに焦点をあてると,内受容感覚が自己注目(対象モード)を誘発しやすいと想定しているため。Wells (2002)
・マインドフルネスの筋弛緩法と注意訓練を比較した研究結果からは,どちらも不安症状は低減したが,自己注目については注意訓練をしたグループだけ低減していた(Fergus, Wheless, & Wright, 2014)。
・国内の比較研究の結果からは,注意訓練をしたグループでは注意機能の向上が示されたが,マインドフルネスを実施したグループは注意機能の向上は示されなかった。
【MBCT】
自己身体感覚の刺激にアクセスする内受容感覚を適用したトレーニング
2.MCT・MBCTに共通点
・注意制御をどのように適用するかという「知識」が前提条件として必要(藤島ら 2020)。
マインドフルネスに関する心理教育が十分ではない「瞑想」や「ヨガ」の形式を適用したエクササイズを実施しても,効果は得られにくい。(しかし注意の方向性と受容感覚に関する問題は直接的な比較検討が行われておらず推論の域を出ない。)
・MCT とMBCTでもマインドフルネスの促進を目的とした多くの介入法とその理論に注意制御に関するものが含まれている。
・マインドフルネスの定義および理論と介入法に,能動的な注意制御に焦点があてられている (Wells, 2009;Bishop et al., 2004)。
・思考や感情から距離をおいて観察するメタ認知的モニタリングの状態を維持する認知的土台として,能動的な注意制御が想定されている。
・注意制御機能の能動性を保つことができなければ,思考や感情から距離をおけない不適応的なメタ認知的モニタリングの状態となってしまい,マインドレスネス(mind lessness) を誘発することになると考える点。
・マインドフルネスでも注意訓練であっても、注意機能に注目した介入を行う時にはディストラクションや回避的な認知処理として注意機能を用いないことを十分理解しておくことが重要な鍵となる。
3.MBCTのマインドフルネス・MCTの注意訓練の課題
マインドフルネスにせよ、MCTにせよ課題がある
・マインドフルネスのトレーニングは参加者にとって内容が難しく,習得までにある程度の時間が必要になる(田中・杉浦・神村, 2010)。
・不安症の患者の中には注意訓練の内容が日常的な状態とかけ離れていると感じる者がいる(Staarup & Poulsen, 2015)→ 「自己注目誘発型ATT」を開発:通常の注意訓練よりスピーチ課題後の反すう的認知が減少。
曝露の状況にありながら,自分への評価とは無関 連の話し声を含めた日常生活音に注意を向ける操作を適切に行えば「状況への再注意法」の作用機序が含まれる可能性
【参考文献】
今井(2021)メタ認知療法からみたマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4
【ベストコメント】
ラブすぎて尊い


ヒロ🦻【えんの木】
・メタ認知的経験を重視する
・「評価しない」 というマインドフルネスの態度は,エクスポージャーと組み合わせることで,効果をより発揮する (Sisemore, 2012)。
・身体感覚に能動的な注意を向ける手続き (呼吸瞑想,ボディースキャン,歩く瞑想など)
・さまざまな心理的症状に著効を示す実証的知見が多くあることから,身体感覚をはじめとした自己関連刺激を用いることが必ずしもエクササイズの効果を弱めるわけではないと考えられる。自己注目を誘発する自己関連刺激を注意訓練に取り入れた研究では,社交不安症の症状に効果を示した例もある (富田ら,印刷中)。
・エクスポージャー中、情報の正しい(適切な)入力を目的としている
2.MCTのマインドフルネス
・メタ認知的知識をトレーニングや行動実験的な取り組みの焦点
・注意訓練では生体内の刺激に注意を向けることは推奨しない。理由として,身体感覚は最も典型的な自己関連刺激であり,対象モードによる処理が行われやすくなるため(Wells, 2009)
例)パニック障害の介入に注意機能を促進するMCTのエクササイズ(注意訓練法) をリラクセーションと併用した場合,注意訓練の効果が十分に発揮されなかった。→ 身体感覚に集中するリラクセーションの作用によって対象モードを促進したことが,注意訓練の効果を妨げた
・注意訓練における転換的注意に関するフェーズは特徴的な注意のトレーニングであり,MBCTなどでは転換的注意そのものを直接的に促進するトレーニングは見当たらない。
・介入手続きで自己注目を誘発しないことが一貫したポリシー
・自己関連刺激を用いたトレーニングを一貫して行うことはない
・自己注目に誘発されやすい身体感覚などの自己関連刺激(思考・感情・感 覚など) を用いながら,それらの刺激から「距離をおく」態度の実現を目指している。それがエクスポージャー中の有益なスキルともなる (Sisemore, 2012)。
・エクスポージャー中の情報プロセスの適切さを目的としている
3.共通点
・特定の刺激に注意を向け続ける選択的注意に関連したトレーニングがある (Verni, 2015)。
・転換的注意を促進する意図は共通性がある。雑念などの想起に対して注意が逸れた時には,注意を元に戻す(MCTでは音に注意を戻し,MBCTでは呼吸に注意を戻す)。この時に適用される注意機能は能動的な転換的注意である。
・注意訓練中の「分割的注意」フェーズは,ディタッチト・マインドフルネスを実行するための基礎的機能として位置づけられその意図は
1) 注意を分割することで自己注目に必要になる注意資源を枯渇させること
2) 注意を分割するというメタ認知的方略を意識することにより,メタ認知モニタリングが活性化されやすいこと
1)は MBCT同様でメタ認知的気づきや意図的活動に注意資源を割りあてることで,自動処理的な症状を悪化させる処理に注意を割りあてる資源が少なくなることを目的としている。
2)はMBCTのマインドフルネスのエクササイズの一つである「観瞑想」に類似した認知プロセス。観瞑想では,身体内外の全ての刺激に対して観察的態度で注意を向ける手続きを適用しており,分割的注意を土台にしたメタ認知モニタリング (熊野, 2012)
・エクスポージャー中に注意機能の操作に焦点をあてている点である。
【参考文献】
今井(2021)メタ認知療法からみたマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4
【ベストコメント】
お風呂で良いアイデアが浮かぶことが多いです。よいFLowが生まれる。

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