投稿

なお
ヨセフは十七歳だった。
父ヤコブに愛されていた。
兄たちにねたまれていた。
ある日、命じられて兄たちのもとへ向かった。
彼らは彼を見つけると、話し合った。
殺すか、捨てるか、売るか。
穴に落とされた。
銀二十枚で、見知らぬ商人に売られた。
彼は何も知らないまま、家族から切り離され、言葉も通じない国へ運ばれた。
エジプトで、彼は奴隷になった。
買われた。命令された。働いた。
主人の妻が彼に言い寄った。
彼は拒んだ。彼女は叫んだ。
「彼が私に襲いかかった」
証拠はなかった。弁明は許されなかった。
彼は無期懲役として牢に入れられた。
だが、牢の責任者は彼を認めた。
囚人たちの世話を、彼に任せた。
彼は命じられ、働いた。沈黙の中で、責任を負っていた。
二人の家来が牢に入ってきた。王の酒係と料理係だった。
彼らは夢を見た。ヨセフは意味を語った。
語った通りに、酒係は元の仕事に戻り、料理係は処刑された。
ヨセフは酒係に言った。
「ぼくのことを王に伝えてください」
酒係は忘れた。
二年が過ぎた。何も起きなかった。
ヨセフが三十歳のとき、王が夢を見た。
太った牛が七頭、やせた牛が七頭。
ふとった穂が七つ、しなびた穂が七つ。
誰も意味を語れなかった。
酒係がヨセフのことを思い出した。
ヨセフは呼び出された。髪を整え、服を着替えさせられ、王の前に立った。
牢の闇から、王の玉座へ。何も持たず、ただ沈黙を背負って立った。
ヨセフは夢の意味を語った。七年の豊作と七年のききん。食料を集めるべきだと。
王は家臣たちに言った。
「このように神の霊のある人を、われわれは見つけることができようか」
そしてヨセフに言った。
「あなたにまさる者はいない。あなたに国じゅうをまかせる」
その場で、ヨセフはエジプトの全土を治める者となった。
七年の豊作が過ぎ、ききんが始まった。ヨセフは三十七歳。
兄たちが食料を求めてエジプトに来た。
ヨセフはすぐに彼らだと気づいたが、自分がヨセフだとは明かさなかった。
自分と同じ母ラケルの子で、弟のベニヤミンを連れてくるよう言った。
兄たちは父ヤコブを説得して連れてきた。
ヨセフはベニヤミンのかばんに杯を入れ、盗みの罪をかけた。
自分と同じ母ラケルの子であるベニヤミンだけを、自分の手元に残すためだった。
「ベニヤミンだけを奴隷にする。他の者は帰ってよい」
そのとき、兄のユダが言った。
「弟を失えば父は死んでしまいます。どうか、わたしを代わりにしてください」
その言葉を聞いたとき、ヨセフの心はほどけた。
長いあいだ閉じていた扉が開いた。
涙があふれた。
それは、自分の位置を見つけた感覚だった。
ヨセフは言った。
「あなたたちがぼくを殺そうとし、奴隷商人に売ったことを、悩まないでください。
父とその子孫の命を守るために、ぼくは先に送られたのです」
彼はそのとき、自分の人生がアブラハムへの契約──
「あなたの子孫を星のように増やす」という約束の一環であることを知った。
飢饉の中で命を守る者として、神の語りの流れに、自分の位置を見つけた。
その後、彼は父ヤコブ(イスラエル)と彼の子孫である──
ヨセフのすべての兄弟とその家族をエジプトに迎え入れ、
彼らの子孫を養い、繁栄させた。
それは、契約の流れの中で、与えられた位置に立ち続けた者の姿だった。
ヨセフは百十歳で死んだ。死んだのは、ユダヤ暦2309年。
死ぬ前に言った。
「いつか、ぼくらの子孫はこの国を出る。
そのとき、ぼくの骨を持って行ってください」
骨は残された。
それは、神との語りがなくとも、信じて歩んだ者の証だった。
神に心を完全に開き、信じて頼ることによって、共に歩くという杖──
それが、信頼の杖だった。
この杖は、アブラハムに始まり、イサクに渡り、ヤコブに受け継がれ、
ヨセフが心を開いたときに受け取り、
モーセが民とともに歩くために握った。
時が流れ、ヨセフを知らない王が現れた。
イスラエルの民は脅威と見なされ、重い仕事をさせられた。
泥と藁でレンガを作り、倉庫都市を建てさせられた。
男の子はナイル川に投げ込まれた。
名前は呼ばれず、民は「数」として扱われた。
それでも、契約は消えなかった。
神はモーセを立て、民を導いた。
民がエジプトを脱出したのは、ヨセフの死から139年後──ユダヤ暦2448年。
そのとき、ヤコブの家族70名弱は、約200万人にまで増えていた。
骨は忘れられずに運ばれた。
それは、契約の流れを信じた者のしるしだった。
信頼の杖として、民とともに歩いた。
民はその後、40年間荒野を歩いた。
約束の地に入ったのは、ヨセフの死から179年後──ユダヤ暦2488年。
民を導いたのは、ヨセフの子孫であるエフライム族のヨシュアだった。
彼は土地を分配し、契約を更新した。
そして、ヨセフの死から193年後──ユダヤ暦2502年。
ヨシュアの死の直前、ヨセフの骨はシケムに葬られた。
その地は、ヤコブが銀百枚でハモルの子らから買った土地だった(創世記33:19)。
それは、ヨセフが生前に託した言葉の通り、
神との語りがなくとも、信じて歩んだ者の証として、
契約の流れの中に置かれた。
#創世記 #石川尚寛 #モーセ五書 #旧約聖書 #聖書
話題の投稿をみつける

ニシ
いてー

シルア
夜勤中だからこんな時間にうるさくなってスマヌ

きゅう
YBBANとは何ですか?
YBBANは、特に日本の若者の間で人気のあるトレンドや文化現象を指す言葉です。具体的には、以下のような特徴があります。
起源: YBBANは、特定の音楽やファッション、ライフスタイルに関連しており、SNSを通じて広がっています。
流行の要素: このトレンドは、特にTikTokやInstagramなどのプラットフォームでの影響が大きく、若者たちが自分のスタイルや趣味を表現する手段として利用されています。
文化的影響: YBBANは、音楽、アート、ファッションなど、さまざまな文化的要素が融合したもので、特にストリートカルチャーやサブカルチャーの影響を受けています。
このように、YBBANは単なる流行ではなく、若者たちの自己表現やコミュニティ形成の一環として重要な役割を果たしています。興味があれば、SNSで関連するハッシュタグをチェックしてみると、最新のトレンドやスタイルを見つけることができるかもしれません。

はっぱ
M∀LICEキツイ〜♪M∀LICEキツイ〜♪
M∀LICEキツイな〜♪M∀LICEキツイね〜♪M∀LICEキツイよね〜♪

けいぴ
YBBANの意味や由来は?
YBBANは、特に日本の若者文化やSNSで使われる言葉で、特定の意味や由来があります。
意味: YBBANは「やばいバン」という言葉の略で、何かが非常に良い、または驚くべきことを表現する際に使われます。特に、面白い、かっこいい、または衝撃的な状況に対して使われることが多いです。
由来: この言葉は、若者たちの間で流行しているスラングの一部で、SNSや動画プラットフォームでのコミュニケーションから生まれました。特に、TikTokやTwitterなどでの流行が影響しています。
YBBANは、友達との会話やSNSでの投稿に使うと、カジュアルで親しみやすい印象を与えることができます。

つみき

うさこ
YBBANはどんな活動をしていますか?
YBBANは、主に以下のような活動を行っています。
コミュニティの形成: YBBANは、若者やクリエイターが集まるコミュニティを作り、交流や情報共有を促進しています。
イベントの開催: 定期的にワークショップやセミナーを開催し、スキルアップやネットワーキングの機会を提供しています。
プロジェクト支援: 新しいアイデアやプロジェクトを持つメンバーに対して、資金やリソースの提供を行い、実現をサポートしています。
オンラインプラットフォーム: SNSやウェブサイトを通じて、メンバー同士のつながりを強化し、活動の情報を発信しています。
これらの活動を通じて、YBBANは若者の成長やクリエイティブな表現を支援しています。

風伯
白ベースで染色したら戦国の白騎士の爆誕です…なんちゃってw





ねぷさ
MARKSANDWEBのブランドの特徴は?
MARKSANDWEBのブランドの特徴は以下の通りです。
デザイン: シンプルで洗練されたデザインが特徴。無駄を省いたスタイルで、どんなシーンにも合わせやすい。
素材: 高品質な素材を使用しており、特にオーガニックコットンやリネンなど、環境に配慮した素材選びが目立つ。
機能性: 日常使いに適した機能性を重視しており、着心地や動きやすさを考慮した設計がされている。
持続可能性: 環境への配慮が強く、サステナブルな製品作りを目指している。リサイクル素材の使用や、エコフレンドリーな製造プロセスが採用されている。
ターゲット層: 幅広い年齢層に向けて展開しており、特にシンプルで上質なファッションを求める人々に支持されている。
このように、MARKSANDWEBはシンプルさと機能性を兼ね備えた、環境に優しいブランドとしての特徴を持っています。

ちは(
MARKSANDWEBはどこで買える?
MARKSANDWEBの商品は、以下の場所で購入できます。
公式オンラインストア: MARKSANDWEBの公式サイトでは、最新のコレクションや限定商品が手に入ります。
セレクトショップ: 一部のセレクトショップやブティックでも取り扱いがあります。特に、ファッションに特化した店舗を探すと良いでしょう。
百貨店: 大手百貨店のファッションフロアでも見かけることがあります。特に、都市部の百貨店では取り扱いが多いです。
購入する際は、在庫状況や取り扱い商品が店舗によって異なることがあるので、事前に確認することをおすすめします。
もっとみる 
関連検索ワード
