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大介
初の散文詩の後半部分(。・・。)
前半部分は、noteのほうに。
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『余白』〜散文詩、もしくは何かの終焉〜
その香りに導かれるように、
わたしは机の引き出しを開けた。
そこには、折りたたまれたままの便箋が一枚、
静かに眠っていた。
差出人の名はなかった。
けれど、筆跡は、わたし自身のものだった。
それは、かつて書こうとして書けなかった手紙だった。
誰かに宛てたはずの言葉が、
いつのまにか、わたし自身に向けられていた。
赦しを乞う声は、他者のものではなく、
わたしのなかに沈黙していた「わたし」の声だった。
それは、誤解されたまま、語られぬまま、
それでもなお、誰かの記憶のなかに
残っていた「わたし」だった。
わたしは、便箋を開き、
そこに書かれた言葉を読むふりをした。
実際には、何も書かれていなかった。
けれど、わたしのなかには、
確かにその言葉が響いていた。
赦されるとは思っていない。
語らなかったことを、語れなかったことを。
それでも、あなたの沈黙は
わたしを赦していたのだろう。
わたしは常に、「わたしではないもの」に、
そっと撫でられていた。
外の風景は、少しだけ色を変えていた。
遠くの山々が、まるで誰かのまなざしのなかで
見られているように、静かに揺れていた。
そのとき、わたしは思った。
赦しとは、誤解されたままでも、
なお、わたしが抱きしめることのできる、
静かな余白なのかもしれない。
わたしは、窓辺に立ったまま、
その余白のなかに沈み、静かに涙した。
流れ落ちるものは、あの手紙のように、
言葉にならないまま、余白のなかで、ほどけていった。
花の香りはまだ、部屋中に満ちていた。
それが、「わたし」の感じていたものの、すべてだったのかもしれない。
そして、それだけで──十分だった。
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#散文詩 #創作 #短編 #daisuke0107sasaki
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敦 子
回答数 8>>
だんだんその人のこと日常的に考えるようになって、あっ好きなんだって気づくタイプ

ハーロック
自分をけなしてくるひと
どちらを大切にすべきか
僕は、この問いそのものが間違っていると考えます
自分を褒めるひとだけだと堕落する
けなすひとだけだと落ち込む
そう考えると、バランスが大切かと考えがちですが、この問題の本質はそこではない
自己を確立するために他人の評価を基準としてはいけない
これが僕の基本的な考え方です
他人の顔色を伺い、一喜一憂するのは不毛です
自分は頑張っているか
思いやりを持ち、自分の良心に従い気持ちよく生きているか
ジャッジするのは他人ではありません
自分です
常に自分自身と対話することが肝要であると、僕は考えます
足りなければ、自分を磨かなければならない
人生は死ぬまで勉強です
この世の全てはうつろいゆくからですね
変化しないものなどない、ということです
他人の言動に惑わされず、自己を確立する
自己肯定感とは、「できる自分を信じる力」ではなく
「できない自分とも共に立つ力」だと、僕は考えます
それが育てば、他人の評価に振り回されなくなります
芯のある人間とは、そうしたものだと僕は思います
常に他人の評価を伺い、態度が変わる人間は信頼に値しますか
もしかしたら、こういう考え方は底まで落ちないとわからないかもしれません
ただ、耳に心地良い言葉に流されてはいけない
僕はそう思うのです
#希望


ARISA
悪魔なめくじをメイン動物モチーフとして採用
#アート #芸術 #絵 #絵描き #半抽象画


マミ
星座 :いて座
守護星:木星
自然素:火
色 :紫
性格 :
カリスマ性がある
直感が鋭い
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落ち着いた恋愛を求める傾向あり
感情を制御しがち
周りの評判や評価を気にし過ぎる傾向あり
自由奔放と捉えられがち
威張り屋気質
頭の回転が速い
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#切り絵 #製作途中 #プレゼント


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となち
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