人をコピーして一回消す、同じ場所にペーストする。この時失われるものは何?
人をコピーして一回消す、同じ場所にペーストする。この時失われるものは何?

51号線

komichi
同じ場所にペーストされたら、きっと何も変わらない可能性があるが、自分が個人的な自由で作ったり、環境で作られた人格や身体の特異性を失ったことになる。


吉田賢太郎
【詩】
わたしのデータ、コピーして、
もとのわたしを、パッと消す。
同じ場所に、そっと貼る。
見た目は同じ、声も同じ。
みんな気づかない。
でもね、何かが、ちいさく消えた。
(一)「コピー」と「わたし」
うつわはひとつ、このからだ。
わたしが宿る、いのちの箱。
デジタルの紙をコピーしたら、
いつ書いたかの**「日付」**が消える。
きろくのページ、めくれない。
人格(こころ)をコピーしたら、
もっと大切なものが消える。
それは、「わたし」が「わたし」として、
生きつづけたという**「つながり」**。
(二)「ちがうわたし」のひみつ
もしも心の中に、
たくさんの「わたし」が入れ替わるなら、
それは**「クローン」**とは、ちがうんだ。
クローンは「からだ」を分けること。
わたしの「からだ」は、たったひとつ。
けれど、つらいことがあったとき、
心が**「かわりばんこ」**で守りあう。
**同じ箱(うつわ)**なのに、
**ちがう顔(こころ)で現れる。
それは、「守り役のわたし」**が、
そっと出ている、合図なんだ。
(三)消えた「オリジナル」のさけび
一番最初の「わたし」を消して、
「コピーのわたし」を置いたとき、
誰も知らない、ひとつのさびしさが生まれる。
「わたしが、わたしのはじまりだ」
という、唯一の、たしかな物語。
消えた「オリジナル」のさけびは、
コピーされた「わたし」には、もう届かない。
失われたもの。それは、
「わたし」が「わたし」であった、
その時間の、ゆらがない「根っこ」なんだ。
🔑 本質的なまとめ
失われるもの:
時間(とき)のきろく: 「いつ始まったか」という、人生の「作成日時」。
連続するいのち: **「途切れずに生きている」**という、自己(わたし)のつながり。
唯一の証明: **「オリジナルであった」**という、誰にも変えられない証明。

リツキ
消される前後で物質としては何の過不足もないのだけど、だからといって「全く同じです」というのは抵抗あるやつ。他の方もおっしゃってるように連続性や存在性(?)が途切れるから同一人物とは言いにくいけど、私が「私である!」という根拠って連続性とかそんな話ではない気がするんだよな。でも、絶対に「魂」とかあの辺の理屈は使いたくない…また別の問題に足突っ込むから。
難しい!難しいです!

はかり

王子

めいか
過去に関しての部分が軸になりすぎていて、他のの回答者の方々が未来の部分を全く考えていない所が面白いですね。
ようはコピペされた自分をもう一度最初の状態として定義した場合、
仮にオリジナルではなかったとしても、コピペされた後から先の未来は、いくらでも自分で変えられると私は思うんです。
つまり【オリジナル性とは生まれた瞬間にそこにあるものではなく、その後の自身の行動で決定づけられるものではないか】と考えました。
確かにコピペされた存在は、確かに元の存在とは連続性や同一性はないかもしれませんが、
そもそも必ずしも連続性や同一性を持つ必要が無い、と私は考えます。
また私は「存在の価値は一人一人が決めるし、決めていける」と思っています。
それが人間の持つ可能性であり、私はそれを信じているんです。
それに自分自身に存在価値があるかどうかは、自分自身が分かっていればいいだけの話なので、コピペされたかどうかはそもそも全く関係がないと思います。
……まぁ当人がそう考えられるかどうか、という話は別でありますけどね。

愛善院

くち
コピーがまったく同じ人間だとしてもペーストされた2人目以降の出現が理論上可能にはなってしまいます。
欲しいけどね、二人目の自分…

be
服はどうなるか分かんないけど
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