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吉田賢太郎

吉田賢太郎

人をコピーして一回消す、同じ場所にペーストする。この時失われるものは何?人をコピーして一回消す、同じ場所にペーストする。この時失われるものは何?

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​🎭 わたしのうつわ ―― 入れ替わる「わたし」の物語
​【詩】
​わたしのデータ、コピーして、
もとのわたしを、パッと消す。
同じ場所に、そっと貼る。
​見た目は同じ、声も同じ。
みんな気づかない。
でもね、何かが、ちいさく消えた。
​(一)「コピー」と「わたし」
​うつわはひとつ、このからだ。
わたしが宿る、いのちの箱。
​デジタルの紙をコピーしたら、
いつ書いたかの**「日付」**が消える。
きろくのページ、めくれない。
​人格(こころ)をコピーしたら、
もっと大切なものが消える。
それは、「わたし」が「わたし」として、
生きつづけたという**「つながり」**。
​(二)「ちがうわたし」のひみつ
​もしも心の中に、
たくさんの「わたし」が入れ替わるなら、
それは**「クローン」**とは、ちがうんだ。
​クローンは「からだ」を分けること。
わたしの「からだ」は、たったひとつ。
けれど、つらいことがあったとき、
心が**「かわりばんこ」**で守りあう。
​**同じ箱(うつわ)**なのに、
**ちがう顔(こころ)で現れる。
それは、「守り役のわたし」**が、
そっと出ている、合図なんだ。
​(三)消えた「オリジナル」のさけび
​一番最初の「わたし」を消して、
「コピーのわたし」を置いたとき、
誰も知らない、ひとつのさびしさが生まれる。
​「わたしが、わたしのはじまりだ」
という、唯一の、たしかな物語。
​消えた「オリジナル」のさけびは、
コピーされた「わたし」には、もう届かない。
​失われたもの。それは、
「わたし」が「わたし」であった、
その時間の、ゆらがない「根っこ」なんだ。
​🔑 本質的なまとめ
​失われるもの:
​時間(とき)のきろく: 「いつ始まったか」という、人生の「作成日時」。
​連続するいのち: **「途切れずに生きている」**という、自己(わたし)のつながり。
​唯一の証明: **「オリジナルであった」**という、誰にも変えられない証明。
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