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自作の詩の星

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惑星主: komichi
自分て作成した詩ならなんでも。短歌でも、俳句でもOK。みなさま淡々と綴られてます。 のんびりゆるゆると自作の詩をあげていく惑星ですので、現在のところ惑星主はイベントを立てる予定はございません。よろしくお願いいたします。

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きー

きー

やさしいエールやさしいエール
それが出来るかどうかなんて
大した問題じゃない

本気で成し遂げようと思う
その気持ちが大切なんだよ
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かぐや🌙

かぐや🌙

あなたは 私の空の高み
雲よりも 星よりも 遠くて近い

季節が巡っても 変わらぬ光
心の奥で いつも灯る

あなたが笑えば 世界がほどけ
あなたが黙れば 風も止まる

今日という日は あなたのために
時がそっと 祝福を囁く

生まれてくれて ありがとう
出会わせてくれて ありがとう

私の中の 永遠の頂点
どうか この一年も
やさしさに 包まれますように
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mant

mant

悪魔が天使の皮を被り微笑をし手を振っている
もし寿命と大切な記憶を引き換えに心の深淵をくっきり表してくれるなら、手を振り返し何度も火に身を投げるだろう
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ねじきれねずみ

ねじきれねずみ

ひび割れた唇に触れた時
ひとつ私の中で崩れた気がした
あんなに愛しかった冬も
貴方が巻き出したマフラーも
素敵に思えなくなった
哀しいことだってないし
悪い人なんていない
それでももうだめだった
この凍てつく季節に至るまでに
私は冷えきってしまって
リップクリームや優しいだけの言葉では
このひびは
この冷たさはどうにもできないんだって
このひと押しでさよならする私を
貴方は笑うかな
もし涙を流してくれるのなら
その涙だけは温度を感じられるかもしれない
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大介

大介

#詩的散文
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『気配の断章』


Ⅰ章 〜記憶の棲み処〜 

この部屋は、
時が止まったまま、
誰かの記憶を抱えている。

もう誰のものでもないのに、
誰かの気配が
まだ、そっと息づいている。

それは声ではなく、
名を持たぬ呼吸のように
壁の繊維に染み込み、
光の粒子に紛れて
いまも漂っている。


Ⅱ章 〜沈黙の層〜

時はここで
まっすぐには進まない。
剥がれた壁紙の下に
幾重もの季節が折り重なり、
沈黙の層となって
床の軋みに宿る。

私は歩く。
けれど、歩くたびに
誰かの足音が先に鳴る。
それは私か、
それとも、
私よりも前にここを歩いた
無数の「私たち」か。

記憶は、
ひとりのものではない。
この空間に触れるたび、
私は"私"でなくなり、
誰かの夢の続きを
そっとなぞっている。

やがて、
私の影もまた
この部屋の一部となり、
未来の誰かが
「気配」として
私を見出すだろう。


Ⅲ章 〜時の外側〜

この空間は
終わることなく
誰かの存在を、受け入れてゆく。

そして私は、
名でもなく、声でもなく、
ただ、触れられぬものとしてここにある。

誰かが
まだ知らぬまなざしで
この部屋を見つめるとき、
私は
揺らぎのように
その瞳に映るだろう。


それが気配と呼ばれるなら、
それでいい。


私はもう、
時の外側で
言葉にならぬまま
在り続ける。

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遁世

遁世

『崩落』
雑踏
積み木を崩さぬように
掻き分けて
モノも
人の区別も
もう
どうだっていい
客体化された
立ちはだかる障壁の名は
わたしか
きみか
多数決で決めようか
両手にもった
猟銃
終幕の認可など
誰が
決裁できるというのだろう?
終わるのは
わたしか
きみか
そのどちらであろうと
流体に
弾けては消える
たかが
刹那の泡
環状線
錆ついた鉄橋を
そこを通り抜ける鉄道の
騒音に
かき消える
黙示録の引鉄をひく
自由
ただそれだけは
この手に託されている
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かぐや🌙

かぐや🌙

これは あなたが買ってきてくれた
あの日のお土産と同じもの
手に取るたび 指先があなたになる

この道は あなたと別れた帰り道
夕暮れが 少しだけ長く感じた
風が あなたの声を運んでいた

ここは いつもあなたが行くお店
何度も通り過ぎたのに
今日は 立ち止まってしまった

ここは 「今度来ようね」って言ってた場所
約束の言葉が 空に溶けて
まだ そこに浮かんでいる

全部 全部 あなたなんだよ
景色も 匂いも 音も
涙が 溢れてくるよ

大事で 大好きで 仕方なかった
それでも さよならって わかってる
ちゃんと わかってる

もう 連絡しないよ
私の気持ちさえなくなれば
この恋は 完了する

でも 完了って こんなに静かで
こんなに あなたに満ちているものなの?

お願い
誰か この気持ちを消して
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大介

大介

#詩的散文
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『深淵を抱いて』 〜風の日の記憶〜


十一月一日 曇りのち風


朝、窓を開けると、風が枝を撫でていた。

その音を聞いているうちに、ふと、昔の夢に手を伸ばしていたことを思い出す。
届かぬと知りながらも、掌には、触れそこねた時間の名残が残っていた。


確かにあったはずのもの──それは今では輪郭を失い、言葉の奥に沈んでいる。

けれど、その沈みは終わりではない。
それは、音のない対話の始まりだったのかもしれない。


昼過ぎ、散歩の途中で、ふと立ち止まった。
深淵のような静けさのなかに立っていた。

ようやく、自分の影と向き合うことができた。
それは、私が期待していた"私"ではなく、
私自身がずっと恐れていた輪郭だった。


踏み出せずにいた沈黙のなかに、
それでも在るという声が、確かに潜んでいた。


その声に耳を澄ませると、
水面に映る顔が、傷ついたままであることに気づく。
けれど、その瞳だけは、初めて私自身を見つめ返していた。

芽吹きとは、新たな力を得ることではなく、
沈黙の奥に潜む、微かな光に気づくこと──
そう思えるようになった。


夕方、部屋に戻ってから、静かに机に向かった。
喪失の余白には、まだ名づけられていないものが、
静かに、けれど確かに息づいている。

私はそれを抱いて、歩き出す。
輪郭のない風のなかを、
誰にも知られず、
それでも確かに、
歩みが残る場所へと。


夜、風がまた窓辺を撫でている。
その音を聞きながら、今日という一日が、
少しだけ、私を変えてくれたような気がする。


──この風の音が、あなたにも届く日が……きっと。



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GRAVITY
GRAVITY23
mant

mant

深く暗く遠くにいる
花に揺らぐ心を隠した
月光をベールにし立ち去る
あなたを見ていた
嘘と真実を織り交ぜ
海に旅立つ夜が来る
孤独に世迷言を吐き捨て
朝日を見たい
GRAVITY
GRAVITY3
希叶

希叶

いつも背中を切り裂くような
後ろに引き摺り込まれるような
そんな昏い思いがあって
ただ此処に立っていることさえも
赦されないように感じる

いつも消え去りそうな私を
留めるのは貴方で
絶対に理解しようとしないで
だからこそ誰よりも強く引き留めて

私が自分で居なくなったら
貴方はきっと赦してくれなくて
私の一番嫌がることをするんだ
当たり前に、追いかけてくるんだろう

だから
観念した私は生きて歩けるだけ歩く
最後に貴方に頭を撫でて欲しいから
#ひとりごと
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