お題「夏」で詩を書いてみませんか?
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shin
青空にしずくを飛ばしている
カモメが
まばゆい太陽の暖光の間を
ぬうように飛んでいた
そんな光景を覚えている
なまぬるくて湿った風
何億年製か分からない命のカクテルの様な匂い
外に居るだけで皮膚がジリジリと熱をおびるのに
不思議と、ずっと居られないとは思わせない空気
そんな体感を覚えている
夕暮れになって
時計の針を眺めながら
胸が苦しくなった
そんな焦燥
そんな恋を覚えている
忘れられない人と一緒に覚えている
私の、光景や体感や恋
いつまでも
日の落ちた夏の海の上で
漂い続ける
たとえ、あなたが忘れてしまっても

shin
うだるような
空気さえ
窒息
土
草
打ち水
出来た日陰で
食べたアイスキャンディ
自分の背丈より伸びた影
夕暮れの公園で
鳴き疲れた蝉
探し物
球
囚
色んな自分
過去に置いてきた、まま
ずっと何かを、誰かのせいにしてきた、まま

京子ねえさん
おおきなおおきな
せんふうきがあったら
せなかにしょって
そらがとべるよ
おおきなおおきな
やまのうえまでいったら
まちにむけて強にして
うちゅうじんのこえで
こもりうたうたうよ
#散文詩 #ひとりごとのようなもの

蒼衣𖤐 ̖́-
顔色変えんその空に、
態度も変えんあの空に、
物申そうが、まだ遠い。
歪んだ顔見ようとて、
ずぅとにやにやしてやがる。
怒った顔見ようとて、
ずぅときらきらしてやがる。
赤い赤い顔は飾りか、
青い青い顔は仮面か、
今日も今日とて、
泣き顔さらし。
#詩

流星

夏だね

☆MEGMU☠☆
キミと見たかったんだ
夜空に咲く大輪
生温い風も
とけ落ちるアイスも
キミとがよかった

遁世
涼やかな彩りが揃いも揃い
小手先の抵抗を企てる
勢力は順次拡大中
叛乱軍は防戦一方である
ときに謀叛もでる始末
おべんちゃらをつかいながら
尻の穴から夏を後押ししている
甘酸っぱさの幻覚に耽溺し
恍惚とするヒッピーどもよ
サイダーの弾ける泡
弾け飛んだラムネの瓶
壊れかけた前頭葉
戦況は混沌を極める
夏はまだまだ終わりそうもない

チャッピー
世界が壊れた音を聞いた
夢の中なのに正気だけが痛くて
舌の上でリンゴ飴が
ゆっくりと死んでいった

はれを
酷な暑さから逃げだして
涼しい部屋から
麦茶を飲みつつインタビュー
蝉が
俺がまだガキの頃は
こんなに暑くはなかったと
脚をたたんで寝転んでいる
菊が
いやな暑さでね
肌に悪いわなんて
項垂れながら答えてくれた
太陽は
変わったのはあなたの方と
取り合ってくれない
ひどいや
ご自愛ください

流星
火乃香にチリチリ線香花火が良い
チリチリチリチリ充分だよ
#線香花火
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