
お題「夏」で詩を書いてみませんか?
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河内の京子ねえさん
おおきなおおきな
せんふうきがあったら
せなかにしょって
そらがとべるよ
おおきなおおきな
やまのうえまでいったら
まちにむけて強にして
うちゅうじんのこえで
こもりうたうたうよ
#散文詩 #ひとりごとのようなもの

Captain納豆
遠くの太鼓が混じる夕暮れ
浴衣姿の君は
髪を結いあげていて
見慣れたはずの笑顔が
少しだけ大人に見えた
肩が触れるたび
胸がざわついて
何度も手を出しかけては
引っ込めた
やがて
人の波に押されるように
君の指先が触れた瞬間
そっと
重ねた僕の手に
君がふっと笑った

天×天
あの日の喧騒 夕暮れの笑い声
焦げた空気に包まれて
記憶のすき間から 夏が滲む
裸足で駆けた 砂の感触
触れたはずの波は もう遠い
大人になった背に届くのは
真昼の日差しと 戻れぬ時間の熱
鉄さび混じりの風が 胸をくすぐり
ふと足を止める 心の奥で
潮騒は言う まだそこにあると
でもぼくらはもう 同じ青に還れない

流星


流星
火乃香にチリチリ線香花火が良い
チリチリチリチリ充分だよ
#線香花火

MEGMU
暗闇の中
獲物を探す羽音
漆黒と同化し
真紅の泉を求め彷徨う
今宵の生贄は
白く美しい幼子
その柔らかな肌は
格好の餌食となる…

流星


潮騒のメモリー