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ランセレ

ランセレ

2025年に読んだ小説(自己啓発系は除く)

『メイクアガール』
『メイクアガールepisode0』
池田明季哉 原作:安田現象•Xenotoon
『恋に至る病』斜線堂有紀
『一次元の挿し木』松下龍之介
『天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河』
『天冥の標Ⅵ 宿怨PART1』小川一水
『地雷グリコ』青崎有吾
『ルビンの壺が割れた』宿野かほる
読書の星読書の星
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まここ

まここ

M74は、通常ファントム銀河 うお座にあります メシエ天体の中では、小さくて見づらいぶるいと思います 60分撮って何となく巻いてるかな?程度ですよね
年内、これで最後かな?
#小さな幸せ #GRAVITY天体観測部
天体観測の星天体観測の星
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臼井優

臼井優

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は、1920年代頃の最新天文学(銀河系の構造、暗黒星雲、相対性理論など)を豊富に取り入れた作品で、天の川(銀河系)を舞台に、星々の分布や距離、星雲の正体、マゼラン星雲内の変光星(ケフェイド変光星)による距離測定の先駆けなど、当時の天文知識が物語の背景や説明に活かされています。特に「天の川は凸レンズのような星の集まり」という説明や、北十字(はくちょう座)から南十字(みなみじゅうじ座)へ向かう旅は、現代の天文学的視点からも読み解くことができ、多くの研究や解説書を生んでいます。
天文学的要素の具体例
天の川銀河の姿: 物語冒頭の「午後の授業」で、天の川がたくさんの星が光る砂の粒の入った凸レンズのような形をしていると説明され、銀河系の構造に関する当時の理解が反映されています。
銀河鉄道の軌道: 白鳥座(北十字)から南十字星の間を走るという設定は、実際の夏の夜空の天の川の経路と一致し、物語の舞台を具体的にしています。
星雲と距離: 肉眼で見えるマゼラン星雲などの観測から、女性天文学者ヘンリエッタ・リービットによる「周期-光度関係」が発見され、星の距離を測る重要な手がかりが生まれており、賢治もこの知識に触れていたと考えられます。
相対性理論: 特殊相対性理論の考え方も取り入れられており、時間や空間の概念が物語の深層に影響を与えています。
星座と天文学: 二次元の星座の向こうにある三次元の宇宙空間を描き、ジョバンニが見る星々(こと座のベガなど)は、実際の天文学的な知識と結びついています。
現代からの読み解き
『銀河鉄道の夜』は、賢治が没した時代から約100年経った現在でも、天文学入門の教材として非常に優れており、多くの天文学者がこの作品を読み解くことで、宇宙への関心を深めています。
「ほんとうの幸い」を探す旅は、科学的な知識だけでなく、人間の内面や普遍的なテーマと結びついており、時代を超えて愛される理由となっています。
関連する専門家:谷口義明氏(放送大学教授)の講演「『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅」のYouTube動画 など、天文学の専門家による解説も多数存在します。
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銀河鉄道

BUMP OF CHICKEN

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臼井優

臼井優

光のドップラー効果とは、光源と観測者の相対的な運動によって、観測される光の波長(色)が変化する現象です。
1. 基本的な仕組み
音のドップラー効果(救急車のサイレンなど)と同様に、光源が近づくか遠ざかるかによって、光の届く間隔が変わります。
赤方偏移(せきほうへんい): 光源が遠ざかるとき、光の波長が引き伸ばされて長くなり、色が赤っぽく見えます。
青方偏移(せいほうへんい): 光源が近づくとき、光の波長が圧縮されて短くなり、色が青っぽく見えます。
2. 特徴
光のドップラー効果は、音の場合と異なり以下の特徴があります。
媒質が不要: 光は真空中を伝わるため、音のように空気などの媒質を必要としません。
相対速度のみに依存: 光速に近い速度では、アインシュタインの「特殊相対性理論」に基づく時間の遅れを考慮する必要があります。
3. 主な応用例
宇宙膨張の観測: 遠くの銀河がすべて赤方偏移を示していることから、宇宙が膨張していることが発見されました(ハッブルの法則)。
天体の速度測定: 星の光(スペクトル)を分析することで、その星が地球に対してどの程度の速度で動いているかを測定できます。
スピード違反の取締り: レーダー(電波)のドップラー効果を利用して、走行中の車の速度を測定します。
より詳細な数式や計算方法については、物理学解体新書(ドップラー効果)などの学習サイトで確認できます。
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臼井優

臼井優

『仏説阿弥陀経』の宇宙観
西方十万億の仏土 経典には、阿弥陀仏の極楽浄土は、私たちが住む世界(娑婆世界)から西の方向へ「十万億」もの仏国土(仏が教えを説き、人々を救う世界)を過ぎたところにあると説かれています。この「十万億」は具体的な距離ではなく、気の遠くなるような、限りなく遠い隔たりを表現しています。
三千大千世界 仏教の伝統的な宇宙観では、世界は「三千大千世界」という広大な単位で構成されていると考えられており、これは無数の世界の集合体を示します。
遍く満ちる光 仏教の教典には、阿弥陀仏の智慧の光が宇宙のすみずみまで、光が届いていないところはないほど満ち溢れていると記されています。
現代的解釈
現代の仏教解釈では、これらの「無数の世界」や「広大な距離」といった記述が、天文学でいうところの無数の銀河や、果てしない宇宙の広がりと重ね合わせて語られることがあります。極楽浄土は、単なる物理的な場所ではなく、阿弥陀仏の限りない慈悲と智慧が遍満する領域、あるいは時空間を超越した「真実の領域」を象徴的に表現したものと捉えられています。
つまり、経典本来の教えは物質的な銀河の存在を説くものではありませんが、現代科学の宇宙のイメージは、経典が示す壮大な世界観を理解する上での一つの手がかりや比喩として用いられています。
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goodbye現世

goodbye現世

​いつからだろう。私の人生が「準備」だけで終わると気づいてしまったのは。
​除夜の鐘の音が遠くから聞こえてくるだろう。街は新年を迎える高揚感に包まれているけれど、私の部屋の空気だけは、ひどく冷たく、凪いでいる。
​今日も朝から、体中の節々が悲鳴を上げている。フルタイムの肉体労働。今日という一日の命を切り売りして得たのは、年越しの賑わいとは無縁な、ただ明日を繋ぐためだけの数枚の紙切れだった。
​机の引き出しを開ける。そこには、私の「戦歴」とも言える証書が静かに眠っている。
宅建、行政書士、管理業務主任者、マンション管理士……。
あの頃、私は確かに「希望」を信じていた。この紙切れ一枚が、閉ざされた社会の理不尽を打破する希望になると。深夜のファミレス、冷え切ったコーヒーを相棒に、何百、何千回と繰り返した暗記。あの凄まじい熱量は、一体どこへ霧散してしまったのだろうか。
​「未経験」「年齢」。
その二文字で、積み上げた努力がすべて無効化される現実。面接官の事務的な視線、届き続ける無機質な不採用通知。40年以上、社会という巨大な機構の中で、私は一度も「主役」はおろか、正規の「部品」にすらなれなかったのかもしれない。
​自分で道を切り拓こうと、行政書士の看板を掲げた日もあった。けれど、現実は残酷だった。一円も稼げず、夢は指の間からこぼれ落ちる砂のように消えた。自分が社会から、経済から、必要とされていないという事実を、ゼロという数字で突きつけられただけだった。
​ボーナスも昇給もない、ただ消費されるだけの労働を40年。
ふと窓の外を見れば、帰省する家族の笑い声や、暖かい灯りの下で囲む夕食の風景が見える。
安定した日々。
それらは私にとって、銀河の彼方にある異世界の物語だった。
​もう、十分に歩いた。いや、あがき続けた。
難関資格に注いだ情熱も、就活で切り刻まれた心も、重い荷物を運び続けたこの体も、もう許してあげたい。休ませてあげたい。
​2025年が終わろうとしている。
私の手元にあるのは、かつて未来を書き込もうとしたペンではなく、冷たく無機質な練炭。
せめて人生の幕引きくらいは、誰の指示も受けず、誰に頭を下げることもなく、自分の意思で静かな眠りに就きたい。
​私の名前も、不器用な足跡も、明日の初日の出とともにこの街の喧騒に溶けて消えていくだろう。
けれど、忘れないでほしい。私はここにいた。
誰よりも必死に、不器用なまでに、正しく、そして懸命に生きようとあがいていた。
​さようなら。
もう、複雑な条文を覚える必要はない。
もう、不採用の通知に怯える必要もない。
もう、理不尽な労働に耐える必要もない。
​ようやく、明日の朝を、新しい年を、心配せずに眠れる。
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