関連惑星
刀剣乱舞の星
2748人が搭乗中
参加
【⚠投稿内容についてのおねがい⚠】
大事なお願いなので一読よろしくお願いします。
基本的に投稿内容は自由ですが
新刀剣男士や、新極実装時にのみ、
\\\ネタバレ防止のために投稿内容を期間を定めて控えていただくようにお願いしています////
一、
新刀剣男士実装時、実装イベントが終わるまでは内番、及び回想を含む全てのセリフを隠して投稿をお願いします。
・姿は公式から発表されますが、セリフは顕現するまで分かりません。投稿を見てしまったが故に悲しむ人がいます(;;)精神ダメージも入ることも…
二、
極の新実装時、修行帰還後の姿は実装から2週間ほどはシルエット以外の画像の投稿はおやめください。
・極姿、セリフは特に他の審神者様方の達成感が半減以上します…!公式からの発表+1週間ほどを目安に2週間ほど控えて頂けるようご協力お願いします。
三、
乱舞レベル10のボイスについてもスクリーンショットやどうかは上げないようご配慮ください。
ボイス非表示の乱舞レベル10の背景のスクリーンショットについては男士共通背景のため、管理人で特に対応は致しません。
四、
2回目以降のイベント、極実装から数週間経っている刀剣男士については強制では無いのですが、他にも入手率が低い刀剣男士のセリフを隠していただいたりなど配慮していただければ嬉しいかぎりです。ですがセリフを隠したり、姿を隠しての投稿を強制は致しません。
⚠️一、二、三に該当する投稿、並びに星に関係の無いと思われる投稿については管理人判断で星から解き放つ場合があります。
皆さんの本丸の新しい子や、修行から帰ってきた可愛い男士たちの姿を、投稿するなど、ゆったりまったり楽しんでください!!😊
長文失礼致しましたm(_ _)m
星の全員が不快にならず楽しく星を利用出来ますように、今後ともご協力よろしくお願いいたします🙏🙇♀️
先生の星
87人が搭乗中
参加
先生もいれば、先生のこと知りたい人もこの星にはいるのでしょうか。1人で頑張るのが苦しい時は、ここを頼ってくださいな。
先輩の星
86人が搭乗中
参加
先輩の星。
刀剣乱夢の星
57人が搭乗中
参加
刀剣乱舞特化型の夢見る人達(夢女子さん/夢男子さん)の交流&妄想吐き出し場所です。
絵や小説ももちろん投稿OK!
ただし、Gravityの利用規約に違反する内容はダメだよ。
生成AIやジェネレーター、イラストメーカーで作られたものを投稿する際はその旨を記入して投稿しようね!
【方針】
〇好きなもののことを話そう!
共感する場合にはいいねやコメントでみんなで好きを共有できたら嬉しいな
〇夢のお相手は老若男女問わず、人や人外でもOK!
例えば、刀剣男士×審神者、審神者×刀剣男士、刀剣男士×妖怪 などなど
〇「これが苦手(地雷)です」など、それが好きな人が発言しづらくなるような投稿はしないでね
〇苦手なものにはお得意のスルースキル発動させようね!またはミュート設定を推奨するよ
〇ミュート設定を活用するために、以下の場合はできるだけ投稿の最初に注意書きをつけてほしいな
R指定な話やグロ表現のあるもの
現パロ等のパロディやバース系などのいわゆる特殊設定
できるだけ投稿の最初に「〇〇パロ」「〇〇設定」など書いてほしいな
上記と同様に、お相手が固定されてる場合はキャラ名など明記すると好きな人同士で探し合えるよね!
惑星の紹介文は随時更新します
この惑星のことで困ったときには惑星主にメッセージを送って相談してくださいね!
惑星誕生
2025,02,17
最終更新日
2025,11,21
刀剣乱腐の星
47人が搭乗中
参加
刀剣乱舞特化型腐った人達の交流&妄想吐き出し場所です。
絵や小説ももちろん投稿OK!
ただし、Gravityの利用規約に違反する内容はダメだよ。
方針
〇好きなもののことを話そう!共感する場合にはいいねやコメントとかで好きを共有できたら嬉しいよね
〇「これが苦手です」など、他の人が発言しづらくなるような投稿はしないでね
〇苦手なものにはお得意のスルースキル発動させようね!またはミュート設定を推奨するよ
〇ミュート設定を活用するために、以下の場合はできるだけ投稿の最初に注意書きをつけてほしいな。
R指定な話やグロ表現のあるもの、現パロ等のパロディやバース系など、いわゆる特殊設定については、できるだけ投稿の最初に「〇〇パロ」「〇〇設定」など書いてほしいな
上記と同様に、特定のカップリング(CP)の話をする場合は、前置きに「〇〇×〇〇」や通称(?)のカプ名をできるだけ書いてほしいな
惑星の紹介文は随時更新します
この惑星のことで困ったときには惑星主にメッセージを送って相談してくださいね!
最終更新日
R7,01,23
聖剣伝説の星
16人が搭乗中
参加
惑星主は特に聖剣2〜3が好きで
聖剣伝説の星を作らせて頂きました
他の聖剣伝説シリーズが好きな方も
他シリーズに関しても呟かれて
大丈夫ですのでお気軽にどうぞ
※惑星主は人様の呟きを見るのが
好きだったりします
幸有り先生の星
14人が搭乗中
参加
指先で綴る文字の星
12人が搭乗中
参加
ここは、日常の中でふと心が疲れたとき、
そっと戻ってこれる場所です。
強くなくていい。
明るくなくてもいい。
言葉にできる気持ちも、
まだ形にならない感情も、
そのまま置いていける空間。
誰かの優しさに触れたいとき、
ひとりじゃないと感じたいとき、
あなたの席はちゃんとあります。
ようこそ、「指先で綴る文字」へ。
LARO憧れの先輩の星
11人が搭乗中
参加
「恋愛あるある」「価値観」など投稿します!
お気軽にご参加いただければと思います。
🙆※憧れの先輩でなくても参加OKです!
(閲覧、相談などにご活用下さい)
丸尾末広先生の星
11人が搭乗中
参加
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みやこ

かなやん
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又三郎

アネミー



絶望職
#ゴジュウジャー
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ラズベリー
これで3人分。前より少なくなった😭
今回はアオリイカの為切り方も違う。
いつもの剣先イカが美味しい気がする。
一度だけ食べた甲いかは
コリコリで美味しかった[照れる][照れる][照れる]




吉田賢太郎
📜 はじめに
刀(かたな)を持つ前に、きみは何を持つ?
槍(やり)を振る前に、きみは何を磨く?
派手な技じゃない。特別な道具じゃない。
そこに隠された、武術のたったひとつの真実。
礎(いしずえ):身体こそが基本
身体(からだ)よ、まっすぐ立て。
風に揺れぬ、一本の軸となれ。
力まなくていい、拳を握るな。
まず、大地(だいち)と対話する足の裏を学べ。
格闘技(かくとうぎ)の稽古(けいこ)で汗を流すのは、
華麗(かれい)な技を覚えるためじゃない。
己の重さを知り、動きの無駄を削るため。
この、素手(すで)で動く身体の理(ことわり)が、
すべての武器の、土台となる。
継承(けいしょう):武器は身体の延長
手に握る棒、腰に差す剣。
それは、身体の延長線にある指先だ。
もし軸がブレていたら、
剣先は空中で迷子(まいご)になるだろう。
もし腰が定まっていなければ、
力は先端まで届かず、ただ重い鉄の塊だ。
身体操作ができなければ、
武器はただの重いおもちゃにしかならない。
身体を意のままに動かせる者だけが、
武器を命ある相棒とすることができる。
帰結(きけつ):奥義は己の内側に
そして、修練(しゅうれん)の果てに知るだろう。
一番すごい技(わざ)は、何でもない一歩。
一番速い動きは、脱力から生まれる。
派手な技のその奥、
師範(しはん)たちが最後に極(きわ)めるのは、
「いかに、自然に、完璧に、身体を使うか」。
基本にして、最も深い技。
最も近くにありながら、最も難しいもの。
それが、きみの身体そのものの操作。
**基本こそが、奥義(おうぎ)**なのだ。
まとめ
武術の土台は、武器の技術ではなく、身体操作です。
身体の軸の安定や、力の伝達方法といった素手の技術が、武器を扱う能力を決定します。
この身体操作こそが、初心者には基本であり、極めた者には奥義となる、武術の本質です。

天月 兎
第三十四話 前編
何だろう、水の音が聞こえる。
さらさらと静かに流れるような音だ。
それと、時々扉が軋んだ時のような音。
いつか夢で同じようなものを見ていた気がする。
それと、ずっと語りかけてくる声もあった。
あの時はただ女性の声としか分からなかったが、今は何故かはっきりとわかる。
ルーヴェリアの声だ。
どの音も、耳に水が入ってしまった時のようにくぐもっていて、はっきりとは聞こえないけれど。
目の前には、少し早く雲の流れる空…が見えているはずだ。多分これはそうだと思う。
はっきりしないのは、厚いすりガラス越しに何かを見ているかのようにしか見えないからだ。
鉛のように動かない体。
指先一つ動かすこともできないし、聞き取りたい音もはっきりとは聞こえない。
でも、あの夢と全く違うことがあった。
それは痛みがあることだ。
鼓動が一つ拍動するごとに、心臓のあたりから全身にかけて、何かが根を張っていくように鋭い痛みが広がっていく。
けれど苦悶の声をあげることすらままならなかった。
だんだんと意識が閉ざされていくようで。
ちゃんと、ルーヴェリアの話を聞いてあげたいのに。
彼女の声を、言葉を、聞いてあげたいのに。
瞼がひどく重くて、心に背いた体はそれに従って視界を暗闇に染めた。
それでもずっと、聴覚は水のせせらぎと彼女の声を聞いていた。
ずっと、ずっと、ずっと聞いていて……いつしか聞こえなくなった。
閉じた瞼の裏に、あの時のことが甦る。
防衛戦で、自分は4万の騎士団を率いて南方から押し寄せる20万の軍勢に立ち向かった。
アドニス「湖を渡らせないよう、弓兵と魔導兵は攻撃を絶やさないで!山脈から来る敵は僕と歩兵で蹴散らすよ!騎兵隊は遊撃に、基本的に負傷者の回収をして看護兵のところに連れて行ってくれ!」
本隊ではなく主力も居ない魔族の軍は、降り頻る鏃と魔法矢の雨に阻まれてヴィト・リーシェ湖を渡り切ることが出来なかった。
しかし何故か迂回するという選択をとらず、ただ死体の山となって積み重なっていくだけだ。
エレゾルテ山脈の麓では歩兵らが魔獣の角を叩き折り、爪を割り、四肢を切り裂く。
アドニスは炎を纏わせた剣を振るい、屍人と植魔を蹴散らしていった。
何物をも焼き尽くす劫火では、地に足がついている植魔でさえ灰燼に帰してしまう。
一歩踏み込めば、剣先より放たれた焔は顎を開いて敵を呑み込み、呑み込まれた敵は悉く塵となって空を舞った。
腹を空かせた猛獣のように、焔は次の獲物を絡め取るよう走っていく。
数の差は大きいが、こちらが圧倒的に有利な状況であった。
負傷兵も出たには出たが、高速移動に長けた騎兵隊と後方にいる看護兵の援護によって戦線復帰も早い。
アドニスは考えた。
もし自分が敵側なら、この状況を打開するために何か別の策を講じてくる筈だ。
突破を目論むなら、消耗一方の戦いになることは避けたい筈なのだ。
なのにどちらの戦線も突撃を繰り返すのみで、どこか違和感を感じる。
開戦から数時間経っても、だ。
何か別の目的があるのではないか、そう予見した時、最後方、つまり自国に巨大な魔力反応を感じた。
振り返ったアドニスが目にしたのは、王都の空を覆い尽くすように広がるゲート。
アドニス「時間稼ぎだったか…!」
しかしこの戦線は維持しなければならない。
自分だけでも国に戻るか、否か。
しかしゲートは皿が割れるように破壊された。
ゲートの破壊にはそれなりに多量の魔力が必要な筈だが…いや、そういえば。
ルーヴェリアが王妃にゲートを破壊できるほどの魔力を込めた短剣を渡していたか。
アドニス「良かった、流石師匠だ」
安堵の笑みを浮かべながら背後に忍び寄る死霊を斬り伏せる。
敵の目論見が破壊された今、自分達がすることは防衛戦ではない。
アドニス「ここからは殲滅戦だ!!残さず狩り尽くせ!!」
号令と共に高まる士気。
威勢の良い声が半数まで削られた魔族らを押し返し、一体、また一体と命を刈り取っていく。
そうして、日が沈んできた頃。
西門付近にゲートが開いたと報告があがる。
ヴィト・リーシェ湖付近を堅めていた騎士団数千名を派兵し、山脈の方に向き直った時だ。
脳裏に、大量の魔族の群れが過った。
砂漠にも似た荒野、聳える砦と立ち塞がる老騎士、その背後に開くゲート。
直感だ。確証はないが確信する。
クレストが危ない!
アドニス「師匠はなんて!」
近くの兵士に声をかける。
「既に西門の援護に来てくださいました!」
アドニスは一つ頷くと、この戦線は彼女に任せ、クレストの援護に向かうと言い残して馬を走らせた。
早く、早く行かないと。
いつか講義で教えてもらったんだ、昔、とある騎士が使っていた砦の魔術。
前方に広がる敵を蹂躙することに特化した牢獄のような砦。
だがその弱点は、砦の外側、主に背後だって…!
何か、胸元がずきりと痛んだ気がしたが思考を遮る程も強くはなかった。
馬より早い脚を持ったルーヴェリアやクレストが羨ましい。
こんなに急いでいるのに、過ぎ去っていく景色が遅く見えてしまう。
地平線の彼方では、既に陽が半分ほど溶け落ちていた。
その前に!!
少し時間はかかったが、クレストの背後に滑り込むようにして馬から降りる。
同時に目の前でゲートが開いた。

ユウキ
ホウボウと剣先イカの刺身!
盛りつけ上手くなりたい💦
頂きます🙏🏻


高橋




ヴぃっぱ
堂々1位剣先ツルギ
奇声を発しながら逃走したため2位が繰上げとなる

kagenaカゲナ
魂なき英雄伝説2話
地下へと続く道は、冷たい息をしているようだった。
湿った空気が肌にまとわりつき、遠くからぽたりぽたりと水音が響く。
壁には青白い苔がびっしり生え、かすかに光を放っている。
その光は炎にも月明かりにも似て、見る角度で色が揺れる不思議な輝きだった。
リアはその景色に目を奪われ、小さな手を伸ばした。
「わぁ……キラキラしてる!」
「触るな」
僕の声は鋭く出た。
リアは手を止め、びくりとする。
「ど、どうして? きれいだよ?」
僕は一歩前に出て、苔を見つめた。
青白い光の奥で、微かに脈動が揺れている。心臓のようにゆっくり鼓動していた。
「……これ、生きてる。苔じゃない」
そう呟くと、落ちていた小石を拾って壁へ投げる。
石が触れた瞬間、青い光が鋭く強まり、じゅっと煙を上げて石を溶かした。
リアは息を飲んだ。
「……っ!」
「ここにいるだけで、少しずつ魔力を吸われる。だから触るな」
淡々と言って、僕はリアの手を引いた。
リアはしゅんとしながら頷く。
兄の横顔を見れば、ランプの影が濃く落ち、いつもより大人びて見えた。
胸の奥でノクシアが小さく漏らす。
――「優しい手になったね。前は、わざと傷つけるように触れてたのに」
僕は返さないで、前を見据えた。
――足音を響かせながら進むたび、地下の空気は重く沈んでいった。
奥へ進むほど、淡い苔の光は弱まり、赤い光が増えていく。まるで“誰か”に見られているようで、胸がざわつく。
「……気をつけて、リア」
僕は低くつぶやく。
岩陰から黒い影が飛び出した。狼のようだが、背には骨のトゲが走り、赤い目は血のように輝く。
「きゃっ!」
リアの声より早く、僕は蹴り出した。
空気が震え、周囲の空間がわずかに“ねじれる”。
――空間操作。
世界の形そのものを変え、存在の位置をずらす力。
獣の動きが一瞬止まり、見えない圧に押されるように弾き飛ばされた。
だが獣は止まらない。目がぎらつき、再び襲いかかってくる。
「くっ……!」
爪が肩をかすり、痛みが走る。リアはすぐに手のひらを前に出した。
白いひかりがパッと広がり、けものの体を包みこむ。
そのひかりにおされるように、けものの動きがとまった。
「今の……?」
「クレアナに教わったの。光で惑わせる、と」
リアは微笑み、もう片方の手に光を集めた。
白銀の剣が、やわらかな音を立てて形を取る。
彼女の能力――物作り(クリエイト)。武器の生成に特化しているのだ。
「いくよ!」
一閃、剣が闇を裂き、獣は崩れ落ちた。
だがその直後、奥から無数の足音が迫る。赤い目がいくつもこちらを向く。
――ノクシアが胸の奥で笑う。
「こいつら、“悪の気”に喰われてる。」
「斬るだけじゃ足りない」
僕は言い、手を広げて空間をねじる。青い光が流れ、黒い霧が吸い込まれていく。通路が淡く照らされ、モンスターたちの目が次々に澄んだ。
「……戻った」
リアの声が震える。
「この空間そのものが汚れてる。整えれば、救える」
奥の闇が、重く唸る。鈍い音が響いた。リアは剣を構える。
「カゲナ、まだ来るよ!」
「わかってる。僕が前に出る。リア、光で援護を」
リアの光が闇を裂き、僕は空間を切り裂く。三体の異形が崩れ、黒い霧が散った。静寂が戻る。
「……終わったの?」
「一時的だ。でも奥に“核”がある。ここが汚染の中心だ」
僕は手を前に出す。
能力、空間操作の中の1つ技、**空間把握スペース・スキャン**を使う。視覚ではなく、空間の歪みや魔力の流れを感覚として読む技だ。手のひらから青い光が広がり、周囲をなぞると脳裏に地図が描かれる。
そこに――異常な点。まるで世界の底が抜けたように、闇だけが深く沈んでいる。空気が吸い込まれるように渦を巻く、その塊こそが“悪の核”だった。
「……見つけた」
僕は小さく呟き、目を細める。
リアが顔を上げ、剣先を握りしめる。
「何かあったの?」
「奥に、闇を放つ中心がある。空間の流れがすべて、そこに吸い込まれている」
ノクシアが胸の奥で笑った。
――「なら、壊すしかねぇな」
リアの中の天使が静かに囁く。
(僕も備えておく。危なくなったらすぐ出る)
リアは短く息を吸い、兄の背を見つめて頷いた。
「……うん、信じてるよ。兄さんなら、きっと大丈夫。」
僕は息を整え、暗い奥へと足を進めた。
通路の奥で、重たい空気が震えた。
僕――カゲナの中で、胸の奥がざわめく。
(……ノク、まだ出るな)
そう心の中で言っても、返ってくるのは静かな笑い声。
――「カゲナ、今はノクの番だよ」
瞳がゆっくりと赤く染まっていく。
空気が変わり、空間がわずかに“歪んだ”。
僕の体はそのままなのに、雰囲気だけがまるで別人。
リアが目を見開いた。
「……ノクシア……出たのね」
ノクが目を開く。
その表情は無邪気で、でもどこか切なげだった。
「ふふっ、カゲナは少し休憩ね。ノクが見てるから大丈夫」
そう言って、ノクは一歩前へ出た。
その時――闇の奥で、まぶしい青い光が爆ぜた。
光の中で飛び回る、小さな青い鳥。
体全体が光になり、羽ばたくたびに残光が散っていく。
その名は――ルミナ。
ふだんの彼女は、小さな女の子の姿をしている。
空のように透きとおった髪、背中の青い羽。
だけど戦う時だけ、体を光に変えて鳥の姿になる。
「……ルミナ……」
ノクはその名を、小さく、息のように呼んだ。
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。
――この戦いが終わったら、ルミナはいなくなる。
そう、胸のどこかで悟っていた。
彼女は今、自分の光の力を限界まで使っている。
その光は美しく、けれどどこか悲しかった。
まるで――燃え尽きることを知りながら、それでも輝こうとする炎のように。
小さい頃、クレアナやカゲナの母と一緒にいたとき――
ノクは初めて、あの青い鳥に恋をした。
ノクとルミナはいつも一緒だった。
一緒に遊んで、笑って、時には泣いて――。
ルミナは空を飛ぶ夢を語り、ノクは影で形を作って笑わせた。
その笑顔が、今も胸に焼きついて離れない。
ずっと前から知っていた。
(ルミナ……どうして、そんなに強いの)
ルミナは一人で怪物に立ち向かっていた。
体を光に変えて、何度も何度もぶつかっていく。
その羽がちぎれても、光が弱まっても、止まらない。
ノクは拳を握った。
「……ノクが出たら、邪魔になる」
でも目をそらせなかった。
涙がにじみ、胸が焼けるように痛い。
(ルミナ……ノクね、本当は……ずっと、あなたが好きだった)
光が大きく弾けた。
怪物の腕が振り下ろされ、ルミナの体が壁に叩きつけられる。
青い羽が散って、光が弱まる。
「……やめて……!」
ノクの叫びが、闇をゆらした。
足元から黒い影があふれ、風のように舞い上がる。
紫の光が広がり、空気が震える。
「今度は、ノクが守る!」
怪物が大きな腕を振り上げる。
地面が割れ、石が飛び散った。
ルミナは光の鳥となってそのすき間をすり抜け、
羽ばたくたびに青い光を走らせる。
けれど、光は少しずつ弱まっていた。
羽がちぎれ、体がかすんでいく。
それでもルミナは止まらなかった。
「ルミナ、やめて……もう、そんなに力を使ったら!」
ノクは手を伸ばす。
影が地をはって広がり、
闇の中でルミナを包み込むように抱きしめた。
夜が光を守るように――。
光と影が混ざり合い、
大きな音とともに空間がきしんだ。
怪物の体が砕け、胸の奥にあった“闇の核”が崩れ落ちる。
黒い霧が風に流れて消えると同時に、ノクの膝が震えた。
静かになった空間の中で、
ノクはふらつきながらルミナを見つめた。
彼女の光は小さくなり、
まるで消えてしまいそうに揺れていた。
ノクはゆっくりとルミナの前にひざをついた。
ルミナはもう鳥の姿ではなかった。
人の形に戻り、小さな手がノクの影の上に落ちる。
「……ルミナ……」
ルミナは微笑んだ。
「ノク、ありがとう。光はね影があってこそ、強くなれるんだね」
その言葉と共に、ルミナの光がやわらかく広がり、
ノクの頬を照らす。
ノクはその光をそっと抱きしめるように目を閉じた。
「……ノクの影も、君のそばにいるよ。いつまでも」
光がゆっくりと消えていく。
闇の中に、青と紫の淡い光だけが残った。
カゲナの声が、遠くで響く。
(……ノク、ありがとう。もう、戻っていい?)
ノクは小さく笑った。
「ふふ、バトン返すね。カゲナ……ルミナのこと、忘れないで」
その瞬間、瞳の赤がゆらぎ、再び青に戻る。
静かな息と共に、カゲナが立ち上がった。
リアが駆け寄る。
「カゲナ! ノクは……」
カゲナは目を伏せ、小さく答えた。
「……眠ったよ。でも……少し、笑ってた」
二人の前に残ったのは、
青く光る羽がひとつ――ルミナの羽だった。
カゲナはそれを拾い、そっと胸にしまう。
「行こう、リア。この先にまだ……何かがいる」
リアは頷き、光の剣を構えた。
二人は青い羽の光を背に、再び闇の奥へと進んでいった。
闇の中に、青と紫の淡い光だけが残った。
それは、もう一度夜明けを願うように、静かに瞬いていた。

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吉田賢太郎
【自己紹介】
解離性同一障害(DID)の当事者、通称「人格解離者」として日々を生きています。
私たちのシステム内には、特に強力な能力を持つ二人の部分(アルター)がいます。
** gifted genius 姉(🐇❤️)**
** gifted genius 弟(🐉🔪)**
彼らが時に表に出て生活を回したり、内に秘めた特別な才能を発揮したりしています。私たちについて、どうぞよろしく
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ヴぃっぱ
Xと同じ
実はブログがあるよ
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天月 兎
埼玉/女/26歳
出会い目的の方は回れ右してくれ。
下半身に脳みそあるタイプの猿は滅んでどうぞ。
名前の読み、実は「かむづき うさぎ」なんです。
あまつきでもてんげつでもないよ。
普段はゲームに夢中、ロボトミ、ルイナ、リンバス、FGO、雀魂、麻雀一番街がメイン。
FPS大嫌いだけど稀にBF5の愚痴吐くよ。
SSもたまーに書いてて時々うpします。
たまーにお絵描き、作曲もするお。
よろすく。
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又三郎
大学1/男/洋楽:ヨルシカ:スピッツ:バンプ:ハンブレッターズなど好き/クイズ好き/言論の自由って素敵
文学と星と日本史が好きで名前の又三郎は宮沢賢治さんが由来です。
どっどどどうどどどうどどどう
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ユウキ
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