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臼井優

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マキャベリズムは「目的のためなら手段を選ばない」という冷徹な現実主義的政治思想で、理想論に溺れず、国家存続のために力や狡猾さ(狐とライオン)を重んじます。一方、法家は中国の思想で、法による厳格な統治を主張し、徳治主義を否定しますが、その根底には「法」という「客観的・普遍的」な基準で国家を統治しようとする点で、マキャベリズムの「権力維持」という目的のためなら「手段は問わない」という現実主義・功利主義に通じる部分があり、国家の安定と力(法/権力)の重視という点で類似性が見られますが、法家は「法」という明確な「手段」を重視するのに対し、マキャベリは「君主の力」という「実力」を重視する点が異なります。
マキャベリズムの特徴
現実主義: 理想や道徳ではなく、現実の人間(利己的で裏切りやすい)に基づき政治を考える。
力と狡猾さ: 君主は愛されるより恐れられる方が安全で、「ライオンのような勇気と狐のような狡猾さ」が必要。
目的のためなら手段を選ばない: 国家存続が最優先で、そのための非情な決断も辞さない(チェーザレ・ボルジアを理想とした)。
法家の特徴
法治主義: 徳や血筋ではなく、「法」によって国家を統治する。
厳罰主義: 人の善悪に関わらず、法に従わせるために厳罰も辞さない(『韓非子』など)。
君主の権力: 法による統治を君主の権力(術数)で支える(「法・術・勢」)。
共通点と相違点
共通点: 徳治主義を否定し、国家の安定・存続を最優先する現実的な政治思想である点。そのためには力や戦略(権謀術数/法術)が必要であると考える点。
相違点: 法家は「法」という客観的・普遍的な「手段」を重視するのに対し、マキャベリは君主個人の「力」や「権謀術数」を重視する点で、そのアプローチが異なります。法家は「法」による統治を理想とするが、マキャベリは「君主の能力」で状況に応じて手段を選ぶ、という違いがあります。
まとめ
マキャベリズムも法家も、「理想や道徳よりも現実の国家統治の安定・存続を優先し、そのための力や戦略を重視する」という点で、非常に近い考え方を持っています。どちらも「目的のために手段を選ぶ」という点で共通しますが、その「手段」が「法」か「君主の術策」かという違いがある、と理解すると良いでしょう。
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