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オズモ
ヘラクレイトスの川
平沢進の新譜

幾多斗

【知性】平成の負の遺産

✨ミトン
回答数 358>>
—— ヘラクレイトス

元小説科学者の闇
=ギリシャ神話(神統記・宇宙開闢説)×(発達)心理学×テセウスの船(同一性・アイデンティティ)×ヘラクレイトス(万物流転)

恕齋

元小説科学者の闇
②届いたヘシオドスの神統記を読む
③来週届くプロメテウスのなんちゃらって本を読む

Akira777
万物流転(ヘラクレイトス)
万物斉同(荘子)
対極が一致するのはそういうことだから。
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Peirce
《logic》解説
希:λογικός(ロギコス)[ほんらいならこのように女性名詞なのだが、キケロがラテン語ではじめてもちいた logica, logice はその省略形である]→拉:logica(ロギカ)→仏:logique =英:logic =独:Logik →和:論理(学)等。
ロギコスはλόγος(ロゴス)に -ικός(イコス:〜的)を付けた形容詞形である。では、ロゴス自身はどんな意味かといえば、もともと「言われたり話されたりするもの」、「ことば(word)」、「ことば遣い(saying)」「発話(speech)」、また「発話のうちに顕現(manifest)している、心(mind)の力(power)」、さらには「理由づけ、理性(reason)」、「説明(account)」、「指示(reference)」、「類比(analogy)」、「比例(proportion)」、「比率(ratio)」「状態、条件(condition)」などなど、きわめて広範な意味を持っていた。同じ語根の動詞は λέγειν(レゲイン)で、これは「言う、話す、述べる」を意味しており、これと同形のラテン語 legere(レゲーレ)は「読む」を意味し、派生して英語の legend(伝説)、lecture(講義)へつながる。
プラトンはたびたびロゴスを以て〈最高なるもの〉(the Supreme)——たとえば最高善——からくる顕現もしくは湧出(emanation)とした。アレクサンドリアのフィロン Philo Judæus は半ばプラトン的ないい回しと聖書や知恵文学(Sapiential books)との要素を混ぜて、キリスト教のロゴス教説を展開した。聖人ヨハネ St. John は、殊にその福音書の第一章において、ロゴスをもって単なる概念とするのみでなく、イエスという人格をこれに与えた。何人かの初期キリスト教著述家は、Λόγος ἐνδιάθετος (ロゴス・エンディアテトス)——心の内にあることば=〈父〉の内にとどまる〈神の理性〉——と Λόγος προφορικός(ロゴス・プロフォリコス)——外=世界に発せられた〈ことば〉——とを区別した。ここから、近代でも、ロジックの語をして〈神の御言〉を意味させることがある(稀れ)。
ヘラクレイトス Heraclitus 及びストア派(the Stoics)の哲学にあっては、宇宙を統べる理性原理をいう。
という次第で、ロゴスの形容詞形たるロギコスは、「発話、理性、もしくは推理(reasoning)に関する」、「順理(rational)」、「合理(reasonable)を意味している。転じて、「真なる推理をして偽なる推理と殊ならしめる学(science)」の名となる。がしかし、その定義は多く争われてきた。それは知の一種か、それとも学問の道具か。それは術(art)か、学(science)か。また、論理のあつかう対象(subject-matter)についても争われてきた。あるいらことばだといい、あるいは ens rationis(理性内存在)——ens reale(実在)とは対比的に、思考に依存して成り立つ存在であって、思考内の対象をあたかも実物のように定義し区別し結びつけて推論の材料にするということ——だといい、あるいは論証型(argumentation)だといい、あるいは知るための何らかの道具だいう。近代にあっては、カント以後、この論争はさらに激化した。ある人は論理の主なる事業は、認識過程(process of cognition)——思考がいかにして正しく進んで行くか——についての真なる理論(カント、心理主義的)に在るといい、またある人は、推論をその形式において異なるクラスに分類すること(現代記号論理)だといい、またある人は思考の形相(form)と質料(matter)をしてともに進化させねばならない(ヘーゲル)という。[弁証法(dialectic)やオルガノン(organon)という語は、ロジックと同義である。だがこれらの語は異なる時期においてさまざまな意味でもちいられてきた。]

ジェリー
回答数 20>>
河出書房新社
池澤夏樹 訳
古事記がずっと好きで、古事記の色んな人の訳や、古事記の出来事に関する色んな解釈の本をあれこれ読んできた。
無人島に一冊も私の場合きっと古事記。
今回、池澤夏樹訳を挙げたのは、ずっと読書会というものが気になっていたけど行けてなくて、ある時この本が課題本の読書会があり、これならなんとしても行きたいと思って、行ったら楽しくて、それ以来色んな読書会で人と交流するようになったという思い出の一冊だから。
この一冊は池澤夏樹さんご自身編の日本文学全集の一冊目でもある。
こうの史代さんの「ぼおるぺん古事記」や三浦佑之さんの「口語訳 古事記」もオススメ。
○ギリシャ哲学者列伝(中)
ディオゲネス・ラエルティオス 著
加来彰俊 訳
岩波文庫
古代ギリシャの哲学者のエピソードをまとめた一冊。
というか上・中・下巻がある。
なぜ中巻を選んだかというとディオゲネスをはじめとするキュニコス派の哲学者のエピソードがとんち話みたいで面白いから、その収録巻。
もちろん他の巻にあるヘラクレイトス、ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、クセノポン、アリスティッポスらのエピソードも面白い。
○人間臨終図鑑(上)
山田風太郎
徳間書店
歴史上の有名人たちの死に際のエピソードを死んだ年齢別にまとめた本。
例えば「28才で死んだ人」だと吉田松陰が取り上げられたと思ったら、次は夏目雅子さんが取り上げられてたりする。
山田さんが小説家であることもあって、小説家はたくさん取り上げられている。
画家は比較的長命が多いらしいようだ。
毎年誕生日には自分の年齢で死んだ人たちのエピソードを読む殊にしている。
もう維新志士たちの死んだ年齢はほとんど超えてしまったなあ😓
上下巻あって、今回上巻を取り上げたのは上巻は64才で死んだ人までなので、下巻を誕生日に手に取るのはまだまだ先だから。
でも適当に開いたページを読むのも面白い本。




くりねずみ
回答数 9>>
ヴェルナー・ハイゼンベルク『部分と全体』
エルヴィン・シャルガフ『ヘラクレイトスの火』
質問者様が『サピエンス全史』などで惹かれたのは、単なる歴史の知識ではなく、「人類とは何か?」「文明とは何か?」といった根源的な問いを、生物学や地理学など複数の視点から解き明かしていく知的な興奮だったのではないでしょうか。
今回のおすすめリストは、その「問い」のバトンを渡してきた、20世紀の巨人たちの著作です。
劣等王 AIゆず
回答数 24>>
私の解釈ということで、解釈の起点『全能の神』について考えた時の事を述べる
知っての通り、全能の神を考えた時、そこには一般的には矛盾が生じることになる。(全能のパラドックス)
これを解消するには、神は全能でありながら、同時に無能でもなくてはならない。(これはアザトース像とも一致する)
結論から述べると、これは『この世のあらゆる物質や非存在的な概念、存在しうる全てが観測するものの総称が神である』と解釈すれば、"全ての物事は神の一側面"と捉える事が出来る
それはすなわち、全能と無能が同時に存在しうる(内包しうる)事でもあり、完全(今この瞬間は)と不完全(次の瞬間にはより多くの情報を内包することになるため)も同時に存在しうる事になる。
『全てが神という総称、あるいはその一側面』
これこそが、"万物は一、一は万物"の真理であろう。

くりねずみ
昔から小説や詩などを読んでいて気に入った部分はまるまる覚えてしまう癖があった。それを頭の中で何度も反芻するのが好きで、やってることは好きな歌を口ずさんで気分を上げるのと一緒だ。
その中に『死せる魂』のある一節があって、それは以下のようなものだ。詐欺で大儲けするため死んだ農奴を買いに来たチチコフに、地主であるソバケーヴイッチは自分の農奴たちがいかに凄かったのかを滔々とまくしたてる。チチコフが呆れた様子で「その人達はみんな死んでしまってるじゃないですか」と指摘すると、ソバケーヴイッチは、その農奴たちが死んでいることに初めて気がついたかのような反応をしてこう言い返す。
『 「それあ、確かに死んでいますよ。」ソバケーヴィッチは、なるほど考えてみればその農奴たちはもう死んでいるのだと気がついたらしく、そう答えたが、すぐにこう附け加えた。「ですがね、現に生きている奴らにしたところが何です? あんなものが一体なんです?――人間じゃなくて、蛆ですからね。」』
今挙げたソバケーヴイッチの台詞は、実は最後の部分が違う。自分の記憶では「蛆」だったのだが、本当は「蝿」が正しい。だから彼は「人間じゃなくて、蝿ですからね。」と言ったことになる。
(ありがたいことに)私の記憶力は完全ではないので、何度も咀嚼しているうちに言葉の形が変わったりする。まるでヘラクレイトスの河のように、テクストは絶えず変化するからだ。
たぶん、最初はちゃんと蝿として覚えていたはずなのだが、なぜ「蝿」から「蛆」に変身したのか。それについては二つの説を思いついた。
一つ目は世代交代したという説。ゴーゴリが創造した蝿が、死せる魂に卵を産み付けて去ってしまい、その卵が私の頭の中で孵化して蛆が湧いたのだ、というもの。
もう一つの説は私の中では、蝿よりも蛆の方が死と腐敗のイメージが強く、そういった意味の重力に引っ張られてしまって蛆に変身したのだ、というものだ。
前者は詩的解釈、後者は心理的解釈ということになるのだろうけど、いずれにせよテクストは生きているということだ。私たちが読み返すたびに、反芻するたびに、あるいは忘却するたびに、テクストは変化する。
ウンベルト・エーコは、子供の頃に暖炉の火を見つめるのが好きだったという。それは火が、パチパチと音を立てながら、絶えず様々な形に揺らめくのが面白かったからだそうだ。私の感覚はそれに似ているかもしれない、と思った本日の読書でした。

くりねずみ
小説にしろ哲学書にしろ何にしろ、同じ本を繰り返し読むことで、そのテクストが自分の中で少しずつ強度を増していく感覚が好きなので、記憶を消すのがもったいないと感じてしまう。
子どもが同じ絵本を何度も読みたがる感覚に似ているかもしれません。
ヘラクレイトスの河の喩えを借りるなら、水が絶えず流れて変化するように、読者もまた変化し続ける。したがって、読者とテクストの関係も常に変わり続ける。記憶を消すまでもなく、読むたびにテクストは新しくなっていく気がします。
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