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臼井優

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プルースト効果とは
 特定の香りや味をきっかけに、それと結びついた過去の記憶や感情が鮮明に蘇る現象を指します。
 フランスの作家マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』で、紅茶に浸したマドレーヌの香りで幼少期を思い出す場面に由来し、嗅覚が脳の記憶・感情に関わる部位に直接作用する仕組みによって起こります。
 この効果は、アロマセラピーや記憶術、ブランディング、認知症ケアなど、様々な分野で応用されています。

プルースト効果の仕組み
嗅覚の経路: 嗅覚情報は、他の感覚と異なり、情動や記憶を司る海馬や扁桃体と密接に結びついた大脳辺縁系に直接送られます。

記憶の呼び覚まし: このため、香りは他の感覚よりもダイレクトに感情や記憶を刺激し、忘れていた思い出や当時の感情(喜び、懐かしさなど)を伴って蘇らせます。
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臼井優

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平安時代において「薫物(たきもの)」と「恋」は切り離せない、極めて密接な関係にありました。
 当時の貴族にとって、薫物は単なる香りではなく、自らのセンスや教養を表現し、意中の相手に想いを伝えるための重要なコミュニケーションツールでした。

平安時代における「薫物と恋」の主な関連性は以下の通りです。
1. 恋のシグナルとしての薫り(空薫物)
「空薫物(そらだきもの)」の演出: 着物や部屋に独自の香りを焚き染め、その匂いで相手を惹きつけました。この香りは「匂い香」とも呼ばれ、相手の記憶に残る自己表現でした。

記憶と感情を呼び起こす: 香りは記憶と深く結びついており(プルースト効果)、特定の香りを嗅ぐことで、かつて恋人と過ごした時間や情景が鮮明によみがえりました。

香りのブレンド: 自身の香りを秘密に調合し、その香りを移した手紙(文)を相手に送ることで、遠回しに愛情を伝えました。

2. 六種の薫物と恋愛シーン
平安時代の貴族は「六種の薫物(むくさのたきもの)」と呼ばれる代表的な練香を、四季や情景、そして恋の心境に合わせて使い分けていました。

梅花(ばいか): 早春の香り。恋の始まりのような初々しさを演出します。
荷葉(かよう): 夏の香り。
侍従(じじゅう): 秋の香り。
菊花(きっか): 秋の香り。
落葉(らくよう): 晩秋の香り。失恋や、しみじみとした情感を誘います。
黒方(くろぼう): 冬の香り。濃厚で官能的な香りは、夜の逢瀬や深い愛情を表現しました。
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家

ずっと前に実家の猫との別れを思い出しながら作った曲があるんだけど、自分で作った曲なのに必ず泣いちゃうから演奏できないんだよね。
こいつは何をしたら泣くんだってくらい泣かない人間なのに、この曲はなんか特別なのよな。
香りが記憶を呼び起こすプルースト効果みたいな感じで、多分この曲は当時のぼくの脳の記憶や感情と直接結びついてるんだと思う。
その曲を今、ちゃんと形にする為にアレンジしてる。さっき泣いた。
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ドライアイの人

ドライアイの人

……彼らが私のをひきつけようとする美をまえにして私はひややかであり、とらえどころのない無意識的な回想 réminiscences confuses にふけっていた…戸口を吹きぬけるすきま風の匂を陶酔するように嗅いで立ちどまったりした。「あなたはすきま風がお好きなようですね」と彼らは私にいった。
(プルースト「ソドムとゴモラ Ⅱ」 井上究一郎訳)


葬送のフリーレンの話の中で、勇者ヒンメルの故郷の花である蒼月草の話しがある。
弟子となったフェルンが、フリーレンになぜそんなに魔法集めをしているのかと問い、フリーレンは趣味だと答える。フェルンはフリーレンの魔法集めへの執着を不可解に思っているが、フリーレンはヒンメルたちとの思い出をいま現在の魔法集めによって回収しているという一面がある。
フェルンはそれがゃかく分からないのだが、これは他人から見た場合、その人がなぜそれを好んでいるのかわからないという不思議さがある。
これは、先程のプルーストの引用の最後にある「すきま風がお好きなんですね」という部分に重なる。
これは、他者と共有できないその人固有の美しさと言ってもよい。
すきま風が好きなのではなく、すきま風が連れてくるものに頬を撫でられている喜びと言ってもよい。

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臼井優

臼井優

香りは、他人の第一印象や評価に大きな影響を与え、意図的に特定の香りをまとうことで「印象操作」が可能であることが科学的に示されています。

香りが印象に影響を与える理由
感情や記憶との直結: 嗅覚は五感の中で唯一、情報が感情や記憶を司る脳の「大脳辺縁系」に直接届きます。

そのため、視覚や聴覚情報よりも速く、無意識のうちに特定の感情や過去の記憶(プルースト効果)と結びつきやすいのです。

非言語的要素の重要性: コミュニケーションにおける非言語的要素は非常に重要であり、香りはその一部として機能します。

清潔感・信頼感の演出: 適切な香りは、その人の清潔感やライフスタイルへの配慮を感じさせ、信頼感や好意的な印象を生み出す手段となります。
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宇都宮順

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平野啓一郎プルーストの使用人で実際の作家を知らない❗
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