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ティリル


ティリル

愛善院
回答数 25>>
主体が「権力者」
判断時点では「全国民に提案」
いわゆるロボトミーと同様、人間の「個」の部分をだいぶ削ることになるでしょうね。
「世界中の全ての人が一斉に」であれば考えなくもないですが、正当な抵抗や自己防衛できずころされゆくだけの国民になったあと、他国から侵略を受ける呼び水になってしまう懸念が大きい、というのがひとつ。
あんまり大きな声でいうとアレですが、殺意というのは自分を自身で御すための、人間としての登竜門のひとつのようにも思うのであります。

ろびのわーる
2022年/ノルウェー・スウェーデン/94分
ジャンル:青春/音楽/ロードムービー
監督:クリスティアン・ロー
キャスト:ターゲ・ホグネス/ヤコブ・ディールード/ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル/ヨナス・ホフ・オフテブロー
【あらすじ】
ドラムのグリムと、ギター兼ボーカルのアクセルはロック大会出場に向け、練習に励んでいた。彼らはベースに8歳のティルダを迎え“ロスバンド”を結成する。そして運転手にマッティンを雇い、大会開催地トロムソを目指すが……。
【見どころ】
① 個性的なメンバー。
② ドタバタロードムービー。
③ ノルウェーの風景。
④ それぞれの悩み。
⑤ それぞれの成長。
⑥ ラストライブ。
【感想】
若さとは、振り返らないことだと誰かが言っていた。諸事情を踏まえず、「好きだから」「やりたいから」というシンプルな動機で行動を起こせるのは若さ故なのかもしれない。
この作品の最も重要なポイントはラストではなく序盤にある。そしてその中心にいるのがアクセルだ。
もしアクセルが自分の音痴を自覚していたら何も始まらなかった。好きだから歌って、好きだからバンドを作って、好きだから大会に出ようとする。
その名の通りアクセル全開、願望欲望むき出しで突進する姿がまさにロック。歌の上手さよりも、チャレンジする姿勢が大切なのだと彼は体現しているのだ。
そんなアクセルにブレーキをかけることなく、寄り添えるグリムも素晴らしい。
そして純粋に努力している人間には、いろいろなミラクルが起こる。彼らが仲間を集めて出発できたのも、道中のハプニングを乗り越え、目的地にたどり着けたのも、いろんな偶然や出会いが重なったから。
なりふりに構うな。信じたものを貫け。好きならそれだけで十分だ。常に自分らしくあれ…
夢を掴むための教訓が詰まった作品。
#映画 #UNEXT #青春ロードムービー
#ロスバンド #北欧映画

