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正念(mindfulness)ではなく、私はいつも邪念にとらわれ、思考の毒に身も心も染まっている。
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ポエ太

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心を空っぽにする方法は?心を空っぽにする方法は?

回答数 346>>

こころを空っぽとは、ある意味思考をゼロリセットすること。提唱されているのが、マインドフルネス(mindfulness) 。

今ここ、今この瞬間に生きること。過去も未来も一切考えず、ただひたすら今この瞬間にやっていることを、もくもくと遂行することです。
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ヒロ🦻【えんの木】

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【情報処理の仕組み】メタ認知療法の基盤「自己調節実行モデル」

 

自己調節実行モデル (Self-Regulatory Executive Function Model:S-REF

「メタシステム」「下位処理ユニット」「S‐REF」の3つのユニットから構成されている

「S−REF」ユニットは,

 

1.メタシステム

メタ認知的信念やメタ認知的プランに関する処理を行うユニット

<メタ認知的信念 (metacognitive beliefs )>

肯定的信念:「心配することは、危険を回避するための対処として役に立つ」

否定的信念:「心配が始まると自分ではコントロ一ルできなくなる」

に分けられる。

メタ認知的信念が強いと…

「肯定的信念」によって心配が活性化 & 「否定的信念」によって心配による障害 (気分の悪化など)が生じる

<メタ認知的プラン>

心配が繰り返されることにより,さらに心配事の内容に関する情報(刺激)を積極的に検出するように努める方略。この方略によって心配がさらに活性化する

【自己注目】…心配に注目しすぎる状態のこと。

があり

・「モニタリング」例)「私は~にちがいない」という自己知識にアクセスしているところをモニタリング

・「コントロール」例)「~をしよう」という回避行動のプランを選択することを示す

という情報処理をしている。

 

2.下位処理ユニット

外的又は内的な情報を処理するユニットで、

・「侵入」…破局的イメージの想起

・「バイアス」…自己の身体感覚に注意が向けられている

に関する処理を行っている。

※「S−REF」ユニットがCASの場合は他のユニットとの情報を相互連絡することで、更にCAS状態を増強・維持する

 

3.自己調節実行機能:S‐REF

・「認知注意症候群 (Cognitive AttentionalSyndrome : CAS )」

病理的な症状を増強する要因… 注意バイアス・心配などの反復的思考, 回避行動・思考抑制,を増悪化させる処理様式



・「距離をおいた注意深さ (Detached Mindfulness :DM )」

破局的思考の緩和・ネガティブ思考に対する確証的対処の放棄などCASと拈抗する状態をもたらす.

が包摂される仕組み



「メタシステム」「下位処理ユニット」との情報処理様式の変化がCASを増強・持続させないようにするポイント

 

【参考文献】

メタ認知療法 今井・今井(2011)メタ認知療法,心身医Vol.51 No,12


【ベストコメント】


・ACTとMCTのちがい。どっちもおいしい、そして似てる。

・ドーナツとアイスはゼロキロカロリーです。

・認知じゃなくて、この世が歪んでるんですよ。


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ひろ✨

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🧠 思考・知性・理性に関する英単語リスト
1. Reason(理性): 論理的に考える力。推論や判断に用いられる。
2. Understanding(悟性): 概念を形成し、事物を理解する能力。
3. Rationality(合理性): 論理や一貫性に基づいた思考様式。
4. Intellect(知性): 知識や論理的推論の能力。思考力の総称。
5. Logic(論理): 正確な推論や思考の枠組み。形式的なルール。
6. Cognition(認知): 知覚・記憶・判断・言語などの精神的プロセス。
7. Thought(思考): 考え・思索そのもの。思考の内容を指すことも。
8. Thinking(考えること): 一般的な思考活動。問題解決や推論を含む。
9. Consciousness(意識): 自己や外界を認知し、知覚している状態。
10. Awareness(気づき): ある対象や状況を知っている・注目している状態。
11. Perception(知覚): 感覚を通じて世界を捉える能力。
12. Sensation(感覚): 五感によって得られる身体的な感覚。
13. Mind(心): 精神全体。感情・思考・記憶などを含む。
14. Self(自己): 主体的存在としての「わたし」。
15. Ego(自我): 自己意識の中核。精神分析では欲望と現実の仲介。
16. Intuition(直観): 経験や論理を越えて瞬時に得られる理解。
17. Insight(洞察): 物事の本質を深く理解すること。
18. Judgment(判断): 何が正しいか、何を選ぶべきかを決める力。
19. Inference(推論): 既知の情報から新たな結論を導くこと。
20. Deliberation(熟慮): 慎重に時間をかけて考えること。
21. Reflection(省察): 自分自身の行為や考えを振り返ること。
22. Belief(信念): 確信している思考・見解。
23. Knowledge(知識): 知っている内容や情報。経験や学習から得られる。
24. Wisdom(知恵): 経験に基づいた深い判断力や思慮。
25. Comprehension(理解): 意味や内容を把握する能力。
26. Memory(記憶): 過去の経験や情報を保持・再生する能力。
27. Learning(学習): 新たな知識や技能を習得するプロセス。
28. Imagination(想像力): 現実にないものを心に描く力。
29. Creativity(創造性): 新しいアイデアや発想を生み出す力。
30. Meta-cognition(メタ認知): 自分の思考や学び方を意識してコントロールする力。
31. Discernment(識別力): 細かい違いを見分ける鋭い判断力。
32. Mindfulness(マインドフルネス): 今この瞬間の感覚や思考に注意を向ける状態。
33. Heuristics(ヒューリスティック): 経験則による問題解決の近道的手法。
34. Analysis(分析): 複雑なものを分解して理解するプロセス。
35. Skepticism(懐疑): 物事を鵜呑みにせず、検証を重視する態度。
英語学習英語学習
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ヒロ🦻【えんの木】

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1. MCT(メタ認知療法)

メタ認知療法(Metacognitive Therapy)は、心理学者Adrian Wellsによって開発された認知行動療法の一派です。

特徴と目的

思考そのものではなく、思考に対する認識(メタ認知)に注目します。

不安やうつの原因を「思考の内容」ではなく「思考のプロセス」にあると考えます。

例:心配しすぎる傾向(反芻思考)や、思考をコントロールできないという信念を修正する。

主な技法

思考の「監視」や「反芻」を減らす訓練

「心配しても意味がない」と気づかせる再構成

注意の柔軟性を高めるエクササイズ

適応例

全般性不安障害(GAD)

強迫性障害(OCD)

うつ病、PTSDなど


2.MBCT(マインドフルネス認知療法)

Mindfulness-Based Cognitive Therapy(MBCT)は、うつ病の再発予防を目的に開発されたグループ療法です。

特徴と目的

マインドフルネス(気づき)と認知療法を融合したアプローチ。

過去のネガティブな思考にとらわれず、「今ここ」に意識を向ける訓練を行います。

うつ病の再発を防ぐために、思考と感情の自動反応に気づき、距離を取る力を養う。

主な技法

呼吸瞑想、ボディスキャン、歩行瞑想などのマインドフルネス実践

認知の再構成とセルフケアの促進

8週間のプログラムが一般的

適応例

うつ病(特に再発性)

不安障害、慢性疼痛、依存症などにも応用されている

 

3.共通点

・マインドフルネスの理論と介入技法は,メタ認知と注意制御の認知機能によって構成され る点。

・特定の対象に注意を向け続ける手続き。具体的には雑念の想起や注意すべき対象に対して,注意を分割した状態を持続させておくというメタ認知的モニタリングを適用

・認知内容ではなく認知機能に焦点をあてる。

・メタ認知的気づき…MCTでは,対処モードによる思考の経験からメタモードによる思考の経験に切り替えるために必要であり、MBCTでも同じ様に認知的脱中心化の構成要素の一つとして重要視している

 

4.相違点

・理論的アプローチと介入法

・それぞれの認知機能における適用法

・それぞれが異なるメタ認知の側面を対象にしていることが考えられる。

・メタ認知的信念に関する理論と介入方法について提唱しているのはMCT特有

※同じようにマインドフルネスに関連する他の治療技法では,これらのメタ認知的信念を扱っているものは少ない。

・メタ認知的信念について理解するためのさまざまな介入法を適用するが,MBCTのような 「経験的に理解する」 という方法とは異なるアプローチ。


【参考文献】

今井(2021)メタ認知療法からみたマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】


結婚は、ドキドキがポカポカになるんです。

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ヒロ🦻【えんの木】

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1.自己調節実行機能 (Self-Regulatory Executive

Function: S- REF) モデル

・MCTにおける注意とメタ認知の働きを統合した理論モデル(Wells & Matthews, 1994)。

・【下位処理】自動的で反射的な処理を行う

・【認知スタイル】認知と行動の意識的なオンライン処理を行う。メタシステムと下位処理ユニットとの情報処理を相互にやりとりする並列分散型のユニット(Wells & Matthews, 1996)この相互処理をするときの、不適応的な認知スタイルを認知注意症候群(Cognitive Attention Syndrome: CAS) と呼ばれ、メタシステムと下位処理ユニットとの間に位置しており,それぞれのユニットとの相互影響の関係において情報の処理を行なっている。これが続くことは安全確保行動

(Thwaites & Freeston, 2005)に類する性質を持っており,結果的には望むような結果や適応的な行動の結果にならずに悪化の一途をたどる

(心配や反芻の悪化や皮肉効果による思考抑制の 失敗)。そのため, これらのプロセスの経験はネガティブなメタ認知的知識(信念)として記憶されやすく,精神疾患を発症させる中核的な要因となる

(e.g., 藤島ら, 2020)

反対に,適応的な認知スタイルをディタッチト・マインドフルネス (Detached

Mindfulness: DM)としている (Wells, 2005)。

・【メタシステム】メタ認知的知識として長期記憶に貯蔵されている貯蔵庫。現在進行中の認知モデルのイメージを保持し,目標を達成しようとする目的志向的な認知処理をガイドするユニット。たとえば,ある心配事が浮かんだ時に,その心配をモニタリングし,「心配は役に立つ」という信念や,

「不安を解消するためには具体的な心配をしよう」 というプランによって,心配を促進させる。心配や反芻といった概念処理だけではなく,不適応的な対処行動(思考抑制,回避,

物質乱用など)についてもモニタリングと制御の働きを担う。CASに含まれる思考的・行動的な対処は,ネガティブな感情を一時的に減弱する効果をもっているため,ポジティブなメタ認知的信念はプランの一部としてメタシステムに記憶されやすい。

の三層からなる

 

2.メタ認知制御システム(Meta cognitive Control System:MCS)

・近年になって,S-REFモデルの提唱者の一人である Adrian Wellsが2019年に提唱したモデル。

・メタ認知の働きにより焦点化した説明モデルで,認知調節や効果的な治療に結びつくものと考えられている。

・このモデルでは、

①認知システム (CS: Cognitive System)…S-REFの「下位処理ユニット」と似た構造だが,自動処理とオンライン処理(すなわち,CAS)

の方略が区別されている

②メタ認知制御システム (MCS)…S-REFでは具体的に記述されていなかったメタシステムの内部機能をより具体化したもの。コンパレータ・メカニズムを通じて,認知システム

(CS) 内の処理の現状を内部モデルに照らし合わせて継続的に監視・検証し,矛盾や不一致(エラー)が検出されると,認知システム(CS)の処理を目標に沿ったものにするように制御機構へ指示が出される仕組み。この制御機能を達成するために,不一致のような現在の状態に関するサイバネティックな情報を生成,保存,使用することに重点をおいていると考えられる。

このプロセスで得られるサイバネティック・コードは,特定の処理ルーティーンによって 認知システムにバイアスをかけるようなニューラルネットワーク(直感やフェルトセンスのようなものが代表的である)にも影響を及ぼすことが示されている。

③ニューラルネットワークのシステム (Neural Network System:

NNS)

によって構成されている。

 

【参考文献】

今井(2021)メタ認知療法からみたマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4


【ベストコメント】

道?私はこのまま生きるだけです。

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1.認知療法(Cognitive Therapy)

開発者:アーロン・T・ベック(Aaron T. Beck)

誕生時期:1960年代

背景:精神分析療法に限界を感じたベックが、うつ病患者の思考パターンに着目して開発

理論的基盤

認知モデル:人は出来事そのものではなく、それをどう「認知(解釈)」するかによって感情や行動が決まる

ABC理論(Albert Ellisの理論と共通点あり)

   A:Activating Event(出来事)

B:Belief(信念・認知)

C:Consequence(結果としての感情や行動)

スキーマ理論:

幼少期の経験などから形成された「スキーマ(信念・価値観)」が、自動思考を生み出す土台となる

治療の目的

否定的・非合理的な認知(思考)を見つけ出し、それをより現実的・合理的なものに修正する

感情の改善、行動の変容、症状の軽減を目指す

技法の例

認知再構成法(コラム法):

自動思考を記録し、その妥当性を検証して新しい視点を導く

問題解決技法:

現実的な解決策を考え、行動に移す

行動実験:

思考の正しさを実際の行動で検証する

 エビデンスベース

多くの臨床研究により効果が実証されており、うつ病・不安障害・強迫症・摂食障害などに広く適用されている

治療期間と構造

通常は短期療法(約12〜20回)

セッションは構造化され、目標設定・進捗確認・課題の実施などが含まれる

適応対象

うつ病、不安障害、PTSD、強迫性障害、摂食障害など

思考の歪みが症状に関与しているケースに特に有効

限界

自分の思考を言語化できる人に向いている

認知の変化が行動や感情に反映されるまでに時間がかかることもある

このように従来型の認知療法は「思考の修正によって感情を変える」アプローチです。

 

2.メタ認知療法(Meta-Cognitive Therapy: MCT)

・認知情報処理の観点から開発された認知行動療法(Wells, 2009)。

・メタ認知に焦点をあてた理論展開…認知の内容よりも機能を重視

・適応的なメタ認知の機能を促進するための介入技法が数多く開発されている

・第3世代認知行動療法 (Wells & Fisher, 2016)・新世代認知行動療法(熊野,2012)と位置づけされる

・他の第3世代認知行動療法に共通してみられる「マインドフルネス」を重視しており、マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy: MBCT) のマインドフルネスと多くの共通性がある。

※ マインドフルネスにはいくつかの定義のちがいもあり「今ここでの経験に,評価や判断を加える ことなく能動的な注意を向けること (Kabat-Zinn, 1990)」や「評価や判断を加えることなく」という態度を「距離をおくスキル」として,注意集中能力や注意分割能力などと関連する(Sugiura, 2006)

・Beck(1976)が開発した認知療法と同様に「認知」を対象にした理論と介入法を開発している点で認知療法の流れにある

 

4.従来の認知療法とメタ認知療法のちがい

・従来型認知療法の焦点…認知レベルは対象レベル (object-level) 認知した内容の妥当性の検証に焦点をあてる。対象モードで経験する思考は非論理的で非現実的であったり,他人から見れば奇異に感じられるものであっても,それらの思考を経験する者にとっては現実的な問題

・MCTの焦点…メタレベルの認知(メタ認知) の変容を検討している。対象モードを現実的な問題として重視してしまうようなメタ認知的信念

・人は日常生活ではメタ認知モードを維持した状態で活動することはなく,対象モードによる認知処理によって活動しているため、対象モードそのものが病理要因になり得ることは ない。

介入例

「私は何もできない人間だ」と考えている人

・従来型認知療法→「本当に何もできていないのでしょうか?」 (認知内容の妥当性に焦点)

・MCT→「何もできないと考えることの利点はなんでしょうか?」(認知機能に焦点)

  

【参考文献】

今井(2021)メタ認知療法からみたマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4

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