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天照⭐︎大神@令和₹˝ャʓ

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人間というのは意識をいくら説教して納得させても、身体の方はなんら変わらないことが多い。意識ではなく、こころのパースペクティヴをほんの少しずらしてやると、存在そのものがとんと変わってくる。むろん、この場合のこころは、より広いものをさす。

#真夜中の哲学
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天照⭐︎大神@令和₹˝ャʓ

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近頃、意識ばかりをいじりすぎて、自分でもよくないなと思うことがあるが、やはり身体にかへるというのは大事である。
今日は理学療法の観点からいろいろと質問をされる方があって、非常に本質をついたことをきかれた。思わず前のめりになって話をしたあとで、「先生のような感性は当該領野でどれほどコモンセンスですか」と尋ねてみると「異端です」とのこと。う〜ん、そうだろうとは思いながらも、そういう方がおられるというのは嬉しいことであった。
人間とは何か、この求道を忘れては、前進は起こらないと思うのである。

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天照⭐︎大神@令和₹˝ャʓ

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アメリカの名門女子大でカンファレンスがあったとき、寮が宿泊施設にあてがわれたのだけれども、人生ではじめて女子トイレを使うことになった(当たり前か笑)。

生理用品をトイレに流すなとか、あれこれ男子トイレではお目にかからない注意書きが壁に貼られていて、なるほどこれが女子トイレか!と深く感心してしまったのだった。

女子トイレに様々な人種のおじさんたちが出入りする様子にはじめは面食らったけれども、1週間もすれば何とも思わなくなるので人間はえらいものだと思う。

はじめて名門女子大を訪れるというので、そこで学ぶ女子学生とはいかなるものかと大変ワクワクしていったのだが、長期休暇中+カンヅメだったこともあり、当該の学生にエンカウントすることもなく帰国したのだった。

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天照⭐︎大神@令和₹˝ャʓ

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たまに昔のことを思い出す。

学部1年生の終わり頃だったと思う。学際的なコロキウムの懇親会で、たまたま会話をしたビールを3杯飲んだというご機嫌なおじさんに「どんな学問的関心があってここへきたのか」ときかれた。

ぼくもシュワシュワする白ワインを飲んで気分よくなっていた(し、幹細胞の研究のシンポに興奮していた)ので、最新の応用研究から基礎研究、古典まで、若者の熱量を持って分野横断的に関心を語ったのだった。

するとおじさんは暫しの沈黙の後で「それは何かの役に立つのかね?」とビールをあおりながら言ったのだ。

当時のぼくは、アカデミアというのは岡潔みたいな人ばかりだと信じたかった(まぁ、入学後にその幻想は壊れたけれども)ので、心底軽蔑してしまった。
しかもそれが所属大学の経済学の御大だと知り、これでは日本の学問共同体は終わりではないかと本気で憂いたことがある。

そういうわけで、以来経済学者と自己紹介されると何となく目を細めて会話を始めてしまうようになったのだが、そろそろそんな刺激を書き換えてくれる新しい学習に出会いたいものだ。

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天照⭐︎大神@令和₹˝ャʓ

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ここ2年半ほどの間に感じたのは、教育的営為を遂行する謂わゆる「教師(教授)」と呼ばれる一般には知的であると眼差されうる人々のなかには、それが高等教育の領野であれ、論理を支える言語体系が(あり得ないはずなのだが、どういうわけか)欠落しているようにしか思えない人々が一定程度存在するらしいということである。当初私はこのことを信じられなかったのだが、やはりそうであるらしい。これは極めて嘆かわしいことであり、かような人々に教育が任されていることをゆるしている環境を、それをそのままにしていることを、社会は恥ずべきなのである。私がこれまで触れることが幸いにしてなかっただけで、実は社会の中に広く沈潜しているのではあるまいか。

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ここ3週間ほど、痛みで身体は満たされているだが、心は満たされていない。では他の何かで心が満たされているかといえば、実は満たされていないのである。それが空(クウ)ということかというと、そうではない。これは、いわば虚無である。
このような肌理が心に生じるとき、私は人文諸科学に慰めを求めるのだが、痛みに阻まれて心をテクストに留めることが難しい。かかる経験を味わいながら、今宵は厭離の念を強くするのであった。

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秀麿の心理状態を簡単に説明すれば、無聊に苦んでいると云うより外はない。それも何事もすることの出来ない、低い刺戟に饑えている人の感ずる退屈とは違う。内に眠っている事業に圧迫せられるような心持である。潜勢力の苦痛である。三国時代の英雄は髀に肉を生じたのを見て歎じた。それと同じように、余所目には痩せて血色の悪い秀麿が、自己の力を知覚していて、脳髄が医者の謂う無動作性萎縮に陥いらねば好いがと憂えている。そして思量の体操をする積りで、哲学の本なんぞを読み耽っているのである。

森鴎外「かのように」の一節でありんすが、心理学者ならどう読むのでありんしょう?

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天照⭐︎大神@令和₹˝ャʓ

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じゃあ、一般向けに話すときどないすんねんって話やねん。そもそも学問してるわけやあらへん。高度な議論要らんわ!ってニーズの層に対してどう話すんやって話。
平均的なニーズも読めへんし、スクリーニングもでけへんし、フォローアップも難しいわけやん。こりゃなかなか骨が折れますよって。
私は「聴衆一般として話さない」というこちら側の態度が肝心やおもてますんや。その一般はいろんな反応パターンを示す特殊な個人で構成されていることを念頭においた態度で話すからこそ、話すプロセスで小さな介入とフォローができるようになりますねん。たぶん。
ダブルリスニングならぬ、ダブルダイアローグやねん。もちろんそれでも取りこぼしますけど、取りこぼしてる自覚が肝心や思いますねん。

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