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ハーロック
わたしはベッドで横になったまま天井を見上げ、在りしに思いを巡らせていた
夫がこの世を去って、三年の月日が流れようとしていた
王室生まれだからか、少し浮世離れしたところはあったけれど
勇敢で素晴らしい夫であったと、今でも思う
平民出のわたしを下に見たことなど一度もなかった
立派で優しい人だった
おはよう、具合はどうなの
声の方を向くと、いつの間にか部屋の片隅に老婦人が立っていた
わたしはいつからこのひとの年齢を追い抜いたのだろう
このひとはずっと歳を取らない
若い頃に出会ったままだ
おはよう、今日は調子が良さそうだわ
起き上がってダンスはできないけれど
老婦人はクスッと笑った
このひとはいつまでもチャーミングだ
人生は、楽しかった?
そう聞かれ、わたしは理解した
そう、もうお迎えが来るのね
老婦人は寂しそうに微笑んだ
わたしの人生は素晴らしかった
掛け値なしに、そう断言できるわ
全てはあなたのおかげよ
ありがとう
老婦人の目に涙が浮かんでいた
このひとが泣くのを、わたしは初めて見た
わたしは貴方の背中をそっと押しただけ
大したことはしていないわ
自分の人生が素晴らしいと言えるのは
全ては貴方が引き寄せたから
ありがとう
わたしはもう一度、礼を述べた
けたたましくドアを叩く音がした
返事をする間もなく扉は開き
幼い孫達が駆け込んで来た
いつの間にか、老婦人は消えていた
おはよう、おばあちゃま
孫達は口々にそう叫んだ
おはよう、あなたたちはいつも元気なのね
子供達の屈託のない笑顔が眩しかった
この子らを見ると思う
自分の人生は間違っていなかった、と
ねぇねぇおばあちゃま、お話聞かせてよ
あのお話がいい!
おじいちゃまとおばあちゃまが出会った不思議なお話!
はいはい、おとなしくしていたらね
子供達はわたしのベッドにしがみついた
いいでしょう
きっとこれが最後になる
わたしとプリンスが出会った、あのお話を
夜中の12時になったら解けてしまう
素敵な魔法のお話を……
#希望 #物語


ハーロック
老婦人はかぼちゃの馬車の魔法使いです
孫達に囲まれて、プリンスとの馴れ初めを嬉しそうに語るシンデレラを想像して書きました
12時になったら解ける魔法
この一文だけでシンデレラと思わせるのは、無理があったか💧
表現というのは難しいものですね
ですが、そこが面白い [笑う]
#物語
ことり
ギギラ2
ぼく達の目の前に現れたギギラは何て言うか
かわいい?
だってとっても小さいから虫が飛んで来たのかと思ったよ。ギギラは黒の手のひらにちょこんと乗っかった。
白が「本当にギギラなの?」と言うとギギラは
「だから言ったんじゃ! 我の姿を見ても驚くでないぞと。」と言うと深くため息をついた。
黒は「だけどなぜそんなに小さくなったの?」と聞くとギギラは「まぁ、理由がない訳でもないがのう。双子達に会いたくて力を使いすぎてしまってのう。」と言った。
白が「ぼく達のせい?」と言うとギギラは「お前達のせいではない。お前達に会いたくてと言ったじゃろう。このさくら島は何をどうしても
霧が晴れなかったから、我の力を使い霧を払ったんじゃよ。何年も何十年もそうして来たから我の体が縮んでしもうたわい。まぁ。我の力が強いせいで霧が出ていた事も要約知ったわい。
あぁー。偉大なるドラゴンがこんなしょぼくれた体になるとはショックじゃわい。」と長々と話してくれた。
ギギラはぼく達に会いたくてこの霧をなんとかしようと力を使い果たしてしまったんだ。
でもこんなに小さくなったギギラはドラゴンとは呼べない様な気がする。
どうしたら元に戻れるんだろう?
そんな方法はないのかなぁ?
ギギラだってぼく達の為に力を使ったならぼく達にも何か出来ないものかなぁ?
もしかして!!!
もう一度過去に戻れる方法があるのかも!
あの時はサル達が入って来ない様に扉と閉じただけでまた開く事が出来る!
よし! ギギラを連れてあの場所まで行こう!
また書きます。
よろしくお願いします😊#物語
ことり
ふたたび過去へ
過去のギギラと未来のギギラ
ぼく達は声のする方へと足を運んだ。
前が見えなくて震えながら声のする方へ
進んで行く。
そこには見た事もない何かがそこにいた。
白が「え! 何!? あの人。どう言う事!?」と
驚いていた。
黒も「確か?! あれは、に、人間!?」と言った。
隊長も「でもなぜ人間がここに?」と言った。
ギギラが「ふふふ。知らんかったのか?あの人間は我の事をずっと守ってくれた存在じゃ。あの
娘の名は(テラ)じゃ。優しくて何でもよくしてくれた。我に力があった時はああして外に出て遊んでいたのだよ。」と言った。
ぼく達は信じられないものでも見ている様で声にならなかった。
ぼく達が近づくとテラが気がついて「まぁ。お待ちしておりました。」と笑顔で言った。
ギギラは「ようテラ。久しぶりじゃのう。」と言った。
テラはびっくりして「まぁ、どうしたのですか?
そんなに小さくなられて。」と言った。
ギギラが「まぁ気にするな。もう一人の我は元気かのう。」と言うとテラは「はい。お兄様は元気ですよ!」と言った。
ぼく達は一斉に「えーーーーーーー!!!!!!」と大きな声を出した。
まさかギギラも双子だったとは。
でもそれならぼく達が双子なのも納得する。
どうして?なぜ過去と未来に分かれたのかなぁ。ぼく達を過去と未来に行き来させる為?
すべては大きいギギラに会う事。
それしか今を知るすべは無い。
ギギラとギギラ?
名前が同じ事は無いよなぁ。
とにかく火山へ向かおう。
また書きます。
よろしくお願いします。#物語
ことり
ふたたび過去へ 4
ぼくはポロポロと涙を流して言った。
「どうして?どうして火が吹けるの?もしかしてウソ付いてたの?力はもうないって言ったじゃないかぁー!」と言うとギギラは黒の傍に来て
「すまん。すまん。この火は力がなくても出せるんじゃよ。びっくりさせてすまんかった。」と言った。
誰も信じられない様子で言葉を失っていた。
白も「また!めっちゃくちゃになっちゃった。
うわぁぁぁぁん!」と泣いてしまう。
黒も「ギギラのバカー!うわぁぁぁぁん!」と双子達は大声で泣いてしまいました。
オロオロとしていると未来から来たノビーの家族がやって来た。
「おやおや。どうしたのです?」と言うので振り向くと双子達はノビーの家族に抱きついた。
「ギギラがぁー、ギギラがまためっちゃくちゃにしたぁー。」と言うとノビーの家族は「大丈夫だよー。その為に来たんだ!さぁ、大仕事だよー。ここは私達に任せて双子達は先に進みなさい。」と笑顔で言ってくれた。
双子達は涙を拭いて「うん。よろしくお願いします!」と言った。
双子達はギギラを睨み付ける。
ギギラはしょんぼりしている。
サル達も残ってお手伝いするそうです。
帰ってくる時にまた綺麗なお花畑に戻っているといいなぁっと思い先へ進みました。
太陽の塔へ進み続けました。
黒は思いました。
ぼくが読んだ本には火を吐くなんて書かれてなかったのに!
火が吹けるなら言ってくれれば良かったのに!
誰も予想してない事、しないでほしいよ!
過去のギギラに頼んで火を使えなくしようかなぁ?
それとも大きいから火を吐かない訳ないよね?
小さくなったから火だけ集中して出る様になったとか?
でもまた同じ事したら許さないんだから!!!
とほっぺをぷくっと膨らました。
また書きますねー。#物語
ことり
ふたたび過去へ 2
サルの父は「あのギギラがこれ...。」と開いた口が塞がらないと言った様子
ギギラは「しょうがなかろう! 我も双子達に会いたかったんじゃ!」と小さいながら声を上げた。
サルの父は「そうかぁ。私達よりも双子がいいのかぁ。私達の野暮は消え去った様なものか。
サルの国を広げたかったが無理の様だな。ギギラはキミ達に託そう。」と肩をガックリと下げて言った。黒は「子供達が待っています!行ってあげてください。ガイの怪我は治療済みです。
ロイも待っています。あんな小さい子達を一人にしないでください。」と頭を下げた。
サルの父は「すまん。ガイとロイが世話になったなぁ。ありがとう。助けてくれて!」と言うと
海へ行き泳いで行った。
ギギラが「我はあんなサル達の事などどうでもよいわい! さぁ、双子達行こうか?」と言った。
黒が「サル達だってぼく達みたいに必死だったんだよ。そんな言い方するなんて!」と怒る。
ギギラは「すまん。すまん。力が戻れるならサル達の事も考えてやらん事もないぞ!」と言った
。
なんだかウソっぽいけどいいか!
ぼく達はまた来た道を戻る事にした。
その前にノビーに会いに行こう。
サル達もノビーの所へ行くはずだから!
あんな事してそのまま帰ってたら許さない!
ちゃんと誤ってほしいから。
ぼく達はノビーのお花畑へ行った。
ここでもまたギギラがとんでもない事を
するのであった!
また書きます。
ありがとうございます😊#物語
たくやん
主人公はうちのねこ様!ChatGPTよろしく!!!
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瞳の奥に秘めた探偵魂。白猫ココが事件を解決する!
「ミステリー・オブ・オッドアイ:白猫ココが挑む探偵物語」
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ある日、ココの飼い主であるミセス・マーフィーが殺害されました。ココは飼い主の死に驚き、悲しみに包まれましたが、彼女はすぐに探偵としての本能を発揮しました。彼女は猫ながら、彼女の鋭い直感と洞察力を活かし、犯人を追跡することにしました。
ココはミセス・マーフィーが殺害された部屋を調べました。そこで彼女は、窓が壊されていることに気付きました。彼女は窓を通して、犯人が部屋に入ったことに気付きました。そして、彼女はミセス・マーフィーが犯人に向かって何かを言おうとしていたことを示す手がかりを見つけました。
ココは、ミセス・マーフィーが犯人に何かを示唆したことを感じました。そして、彼女はミセス・マーフィーの友人たちと話をして、彼女が最近何かについて心配していたことを知りました。彼女は、いくつかの問題がある不動産の取引に関与していたのです。
ココは、不動産の取引に関係する人々を追跡し、証言を集めました。そして、彼女は、犯人がミセス・マーフィーが不動産の取引に対して何かを暴露することを恐れていたことを発見しました。そして、犯人は、ミセス・マーフィーが話をする前に彼女を沈黙させることを決めたのです。
ココは、犯人の正体を特定しました。そして、彼女は、証拠を収集して警察に報告しました。犯人は逮捕され、正義が勝ちました。ココは、彼女の探偵としての才能を証明し、人々から称賛されました。
この事件の後、ココは、飼い主の代わりに不動産の取引を引き継ぐことにしました。そして、彼女は、新しいキャリアに興味を持つようになり、猫として初めての探偵として名を上げることになりました。
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一作目、無加工、無調整。
作中にオッドアイや白猫の記述はないが、人語を話す猫の探偵物語にはなってる。
キャッチコピーとタイトルも作ってくれました!
すごいぞ!ChatGPT!!!
#猫のいる生活 #猫好き #AI

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ショウちゃん
強く咲く花よりも、
風に揺れながら散らずに残る花びらのほうが、
どこか“人間らしさ”があって好きなんです。
まっすぐじゃなくてもいい。
揺れて、迷って、それでもそこにあるもの。
弱さも、ためらいも、その全部が
物語にふっと色をつけてくれる気がして。
#創作
#物語
#オリジナル
#余韻


ぼっちザ・ゲーマー
#物語
むかーしむかーし、
花彩命の庭 …ってなんだっけ?
昔過ぎて忘れてしまい…
おしまいまる。

𝑨𝒌𝒂𝒓𝒊🍭🪼ᩚ🧽
夜明けと黄昏のあいだ、ふと心が揺れた瞬間だけ、
人の前にそっと姿をあらわすと言われている。
木々は呼吸するように色を変え、
花びらには人の記憶が淡い光となって宿る。
そこは「命が彩りを取り戻す場所」。
ある日、迷いに満ちた少女・澪(みお)が
静かな風に導かれてその庭へ足を踏み入れる。
足元の小さな白い花がふるふると揺れ、
まるで「ようこそ」と言うように光った。
庭の奥に進むと、
枯れかけた木がひとつ、澪に向かって問いかけた。
「きみの心は、今何色だい?」
澪は答えられず、そっとうつむく。
そのとき、小さな花びらがふわりと浮かび、
彼女の胸に触れた。
すると、
忘れかけていた夢、
叶わなかった願い、
大切だと気づけなかった想い……
色とりどりの感情が光となって舞い上がり、
庭全体に“花彩の雨”が降りそそいだ。
木はゆっくりと若葉を広げ、
澪の心の色も、少しずつ、やわらかな桃色に染まっていく。
その瞬間、庭はそっと消え、
彼女は元いた世界に戻っていた。
だけど足元には、
庭から落ちてきた一枚の花びら。
それは澪の心に灯った小さな勇気の色――
淡い光を静かに放ち続けていた。
#花彩命の庭 #物語

ティム
Part3
大学生のその子と僕とじゃ同じ時間を過ごしているわけではなかった。
当時のその子は学生、サークルにも入っていた。僕は大学を中退したからフリーターだった。
よった勢いで追加したLINEの会話はその日シフトに入っているのかの連絡だったりくだらない会話ばかりで距離が縮まってる気がしなかった。
ある日その子と2人で会うことになった。向こうが大学終わりにバイトに行く前にご飯を食べようといった事だった。そのビルにあるラーメン屋で2人でゆっくり喋りながら食事を済ませた。
付き合う前の楽しさを久しぶりに感じた。
Part3 end
#体験談 #物語
#気まぐれ投稿

ティム
Part2
出会いはバイト
年下の大学生
いつも通り締め作業をしていた時に余った果物をあげたのが最初の出会いでその子に好意を寄せた瞬間だった。
キッチンとホールでキッパリと分けられてるお店だったため仲良くなるタイミングがあまりなかった。
後日友達と飲みに行った時に酔った勢いで店のグループLINEから追加してメッセージを送った。
これが全ての始まりだった。
Part2 end
#体験談 #物語
#気まぐれ投稿
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