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紫苑/しおん🐈⬛
④学生期のジレンマ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
新緑の匂いが、まだ明るさを保ったまま、重くなり始めていた。雨の予感だけが先に来る季節だと思った。
王は、中国語、ドイツ語、日本語を幼い頃から使ってきた。
「困ったことは、あまりなかったです。」
そう言った声にも、含みはなかった。
誇りでも、諦めでもなく、ただの事実だった。
体格にも恵まれていた。進学するたびに、運動部から声がかかったという。だが彼は、どこにも入らなかった。
学校では、空気を読むことを求められた。
家では、意見を持つことを求められた。
どちらも拒んだわけではない。ただ、その切り替えのたびに、自分の立つ場所が分からなくなった。選んだようで、選んでいない進路のまま、高校三年生まで来てしまったのだという。
彼が心を落ち着けて、自分の気持ちを置けたのは、絵を描いているときだけだった。絵には、縛りがなかった。立場も、役割も、説明もいらなかった。少なくとも、そのときの彼には、そう見えていた。
「ここに来るしかなかったんだと思います。」
進路の話の最後に、彼はそう言った。
進路面談では、教師からも両親からも、医学部を勧められた。五体満足、成績優秀。合理的に考えれば、それは最良の選択だったのかもしれない。
だが彼にとって、運動部も医学部も同じだった。同じ枠に入り、同じ方向を向き、同じゴールを目指す。「共に」という言葉が、どこか遠かった。
「俺は、美大に行く。」
それは宣言というより、
ようやく外に出てきた言葉だった。
成功の確率だけを見れば、
医学部のほうが安全だった。
だが彼は、安全という言葉に、
居場所を感じなかった。
『この学校は、学びやすいだろう?』
私は思わず、そう言ってしまった。
彼の選択を、肯定したかったのかもしれない。
「いえ、結局同じでした。」
彼は即答した。
私は、その言葉の意味を、
すぐには捉えられなかった。
自由を選んだ人間の声としては、
あまりに静かだった。
私はまた、
線を引く場所を失っていた。
#創作小説 #紫苑 #Lineage

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Koji
ビッシュ
まったく同じ場所に。
最近夜中に家の前の道の工事をしとってその人達の車や工事車両を家の横の空き地に停めているので、その人達の可能性も…
もしそうなら常識なさすぎやろ!
防犯カメラかライト付けなあかんな
まおん*
好きなんだ、冬のぴりっとした空気と匂い♡

のぶちゃん🍅
回答数 82>>

UWU

しかお
【この惑星で楽しみたいこと】
初めまして!今日からお仲間にしていただきたいと思います。
【最近のマイブーム】
今年はBABYMETL(SSA改修前最後のコンサート)に行ってまいりました。このあと4月はポルノグラフィティのコンサートに参戦します🎤
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