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風見鶏
早朝５時過ぎ、市ノ瀬ビジターセンターを出発した。すでに登山バスには一時間以上の待ち列。そんな喧騒を尻目に、人影まばらなチブリ尾根に足を踏み入れた。
お気に入りの熊鈴を鳴らしながら、黙々と静かな尾根道を進む。やがて避難小屋の手前で視界が拓けると、まだ朝の７時台だというのに、容赦のない暑さが襲ってきた。蒸すような京都の熱気と違い、ここでは肌を焼く直射の熱線がじかに体力を奪う。
じりじりと灼かれて干物のようになりながら、なんとか御舎利山に到着した。空には無数のトンボが舞い、風に乗ってすいすいと交差している。そんな光景を背にさらに別山へと向かった。
このあたりから臨む白山の姿は格別だ。富士山と同じく、ある程度の距離をとって眺めることで、はじめてそのスケールは立ち現れる。
白山の山容は、他の山々とは明らかに異なっている。標高二千メートル以下の裾野が鋭く裁ち落とされているのに対して、上部はたおやかで優美な曲線を描いている。かつて粘り気のある溶岩が流れ出し、それが悠久の時間のなかでゆっくりと浸食され、いまの姿を成したのかと想像させる。
白山の眺望をしばし堪能した後は、ご褒美の稜線歩き。しかしこのお花畑の稜線でも容赦のない日差しに苦しめられ、ほうぼうの体で泊地の南竜にたどり着いたのだった。
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ten
きれいな音色の熊鈴といっしょに稜線散歩🎵…暑かったんですね[目が回る]風見鶏さんの写真は1000年前の景色を見せてくれる感じがします[ほっとする]
はち
すごーい！ 通算6度目と言うことで教えてください！[大笑い] どこかの週末に予定なんですが、 駐車場は何時までつけばOKとか満車とかバスのチケット、バスの乗車とは違う列とかどんな感じなんでしょうか？？
はち
わぉー！アドバイスありがとうございます！買いかぶりすぎですよ〜 南竜荘のキャビンが空いてたので予約しちゃいました！[大笑い] ゆっくり堪能してきます！[大笑い]
みか(ﾛｸﾞｱｳﾄ)
投稿を読んでいると、風見鶏さんと一緒に歩いてるみたいな気分になれてワクワクしました[大笑い] 高山植物も暑い中、こんなに綺麗に花を咲かせて🌼 健気に咲く姿に癒されますね[ほっとする] 白山の魅力がいっぱい詰まったお写真に元気をもらいました🏔️ 風見鶏さんありがとう✨