共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

ロゼ

ロゼ

【読後感】艶かしいのに、どこか神聖な本。
未来の不確定さと人生の危うさと命の権化に生命の神秘。

この本は私の好きな作家、燃え殻さんが著作『深夜、生命線をそっと足す』でシャワーを浴びながら当時読んでいたと仰っていた本で、同じ本を読みたくて購入。

主人公の男性がとても繊細で優しくて荒々しくて。
相手の女性は神々しくて正直で臆病なのに大胆で。

本当に富士山の火口のすぐ側に立っていて
今にも落ちてしまいそうな危うさが迫ってくる。

落ちても良いような気がしている2人は結局、
お互いの真意を確かめる勇気を持たない。
自分の気持ちも定まらないし、定めようともしていない。

けれどズル賢い訳ではなくて、そうするしかない。
決めてしまえばそうせざるを得なくなるから。
1日が5日になり、1週間になり。
離れたていたはずの距離は年数に比例せず全然遠くない。

ヤケになる事なんて生きていれはたくさんあって
どれもがウヤムヤに残るから
いっそたぎる火口にくべてしまえばいいのに、できない。

神話のようなお話。
官能と刹那は濡れて固まる火山灰みたいだ。

#火口のふたり 
#白石一文 
#燃え殻 
#読後感 
#読了
GRAVITY
GRAVITY24
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

【読後感】艶かしいのに、どこか神聖な本。