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アメジスト
読書記録です
イザベラ・バードの旅
『日本奥地紀行』を読む
宮本常一 著
講談社学術文庫
明治11年の関東・東北・北海道南部を旅したイザベラ・バードの著作を通じて、今は亡き古えの日本を感じ、また、イザベラ・バードのキリスト教的博愛精神に感謝の念を感じる内容となっています
東北やアイヌの方々が初めて出会った異人さんがイザベラ・バードだったのは、とても幸運なことだったと思います
行く先々で、手持ちの薬で子供たちの皮膚病を治したのは、キリスト教的博愛精神と西洋医学の面目躍如ですね
江戸しぐさという存在しないものをでっち上げ、古えの日本は偉大だったということを強調する危険思想を打倒するために、読まれるべき本だと思います
昔の日本人の身なりは汚かったということは、現代の日本人として知っておくべきだと感じました
昔の日本人は替えの着替える服を持っていなかったので、ノミがたくさんいて、皮膚病を患っている人がとても多かったのです
ねぶた祭りの起源は、ノミによる寝不足解消を祈願することでした
旅行中の女性がかぶる傘には白い布がついていますが、あれは虫除けだそうです
そもそも農村部にはお風呂がありませんでした
とても貧しい世界があったということは知ってくべきことだと思います
同行者の通訳の伊藤がアイヌに対して犬呼ばわりする差別は、現代の日本における顕著な排外主義に通じる根深さを感じました
対して、イザベラ・バードは病気のアイヌの女性に対して自分が持っている薬を与えたりなどして、献身的に尽くしました
イザベラ・バードがみせたヒューマニスティックな態度こそが、日本人に決定的に欠けているところです
歴史は繰り返すといいますが、最近の日本は社会情勢が急激に不安定化し、100年前の惨劇を再び繰り返そうとしているかのような勢いです
今こそ、真摯に歴史に学ぶ態度が求められます
警察官が市民に対してとても横柄なのは、明治における警察官の起源が士族階級だったからだそうです
先日もTVにおいて、自転車が歩道を走っただけで取り締まりをしているのをみました
自転車通行レーンもつくらないくせに、自転車が歩道を走ったら取りしまるぞというのは、酷い弱いものいじめだと思います
警察の日の丸親方的な体質、市民を締め付けようとする体質に憤慨を覚えます
本書を通じて、外国人の目を通じて、日本を客観的に見る態度というのが大切なことだと思いました
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