喧嘩別れしたままだった父の見舞いに行った。何本か管を繋がれ寝てたので、声はかけずに痩せこけた体をぼんやりと眺めただけの面会。病室に入る前は歳を取り気性が荒くなった父の顔を思い出し心臓がバクバクした。顔を合わさずにほっとした。誰に話すこともないやり場のない気持ち。