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ゆま
ぼくはクマ。
ぬいぐるみのクマ。
もちぬしのみぃちゃん
いなくなっちゃった。
たいせつにしてくれたけど
いっしょにあそびにきて
そのままぼくのこと
わすれていっちゃったみたい。
ぼくはクマ。
ひとりぼっちのぬいぐるみ。
さびしいな。
「あれ?ぬいぐるみだ」
ぼくはだれかにだきあげられた。
おこされてみると、そこには
女子高校生がふしぎそうな顔して
ぼくをみつめている。
じめんに落ちていたぼくを
ぱんぱんとたたいてくれた。
そしておねえちゃんは
ぼくをひっくり返して「あ!」
と、声をあげる。
なになに?
何があったの?
おねえちゃんはにっこりと笑った。
「君の持ち主さん、本当に君を大事にしてたんだね」
どういうこと?
ぼくは首をかしげた。
「君を持ち主さんのところに届けてあげる」
おねえちゃんはぼくと手をつなぐとステップをふみながら、あるいた。
かどをいくつまがっただろう。
おねえちゃんは1軒のおうちのインターホンを押した。
「はあいどなたですか」
「突然ごめんなさい。こちら、田辺みぃちゃんのおうちではありませんか。落し物を届けに来ました」
田辺みぃ
それはぼくの持ち主さんのお名前だ。
しばらくするとおかあさんと手をつないだみぃちゃんがお家から飛び出してきた。目からはなみだがたくさんあふれてる。
「くまちゃん、くまちゃん」
みいちゃんはおねえちゃんの手の中のぼくを見つけて、ぴょんぴょんと跳ねながらわらっていた。
「よかった、君のくまさんなんだね」
「うん、うん!」
「もう忘れないでね。すごく寂しそうだったよ」
そう言っておねえちゃんはぼくをみぃちゃんのところへ帰してくれた。
みいちゃんの小さな手の中に抱きしめられてぼくはしあわせだ。
「ごめんね、ごめんねくまちゃん。もっといっぱいあそぼうねぇ」
みぃちゃんがそう言うのを確かめてからおねえちゃんはほほえんで、立ち去っていった。
ぼくのことばは伝わらないけれど
そのかわりたくさん念じるようにおもう。
「優しさをありがとう、ぼくはしあわせです」
fin.#ありがとう #小説 #短編 #迷子 #やさしいおはなし

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INDUSTRIALISTの意味は?
意味: インダストリアリスト(industrialist)とは、主に工業や製造業に従事し、企業を経営または所有する人を指します。彼らは産業の発展に大きな影響を与えることが多く、経済の成長に寄与します。
特徴:
経営者: 工場や製造業の経営を行い、ビジネス戦略を立てる。
投資家: 新しい技術や製品に投資し、産業の革新を促進する。
雇用創出: 多くの人々を雇用し、地域経済に貢献する。
歴史的背景: 19世紀の産業革命以降、インダストリアリストは経済の中心的な役割を果たしてきました。彼らは新しい技術を導入し、効率的な生産方法を確立することで、社会の構造を変えてきました。
このように、インダストリアリストは経済や社会において重要な存在です。

たまき

おいし

ちゃむ
INDUSTRIALISTの歴史的役割は?
産業革命と産業家の役割
18世紀後半から19世紀にかけての産業革命は、産業家の台頭を促しました。彼らは新しい技術や生産方法を導入し、工場制度を確立しました。
経済成長の推進
産業家は資本を投資し、雇用を創出することで経済成長を促進しました。彼らの活動は、国の経済基盤を強化し、国際貿易を活性化させました。
社会的影響
産業家は労働条件や社会問題にも影響を与えました。労働者の権利を求める運動が起こる中で、彼らは時に批判の対象となりましたが、同時に社会改革の推進者ともなりました。
技術革新の促進
産業家は新しい技術の開発を支援し、効率的な生産方法を追求しました。これにより、製品の質が向上し、コストが削減されました。
グローバル化の進展
産業家は国際市場への進出を図り、グローバルなビジネス環境を形成しました。これにより、国際的な競争が激化し、経済のダイナミズムが生まれました。
産業家は、経済、社会、技術の各分野で重要な役割を果たし、現代の産業社会の基盤を築いた存在です。

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