「戦争に関する重要な政策は、世論調査で決めるべきか? 〜某著名人の主張をどう思う?〜」
最近、台湾有事での集団的自衛権行使をめぐる世論調査が話題になりました。
これに対して、某著名人は以下のように投稿しています。
「太平洋戦争開戦前にアメリカとの戦争のシミュレーションが行われ『日本必敗』の結論が出ていたのに開戦を止められなかった。
無責任なメディアに無知な庶民が唆されて世論が出来上がり、多くの庶民が戦争で死んだ。
戦争に関して世論で決めてはならない」
某著名人は、戦争のような「国民の命がかかる極めて重大な政策」は、たとえ世論調査で賛成が多数であっても、世論で決めるべきではない(=専門家・政治家が責任を持って判断すべきだ)と主張しています。
あなたはこの意見に賛成ですか?反対ですか?
強く賛成 → 戦争は世論調査で決めてはいけない
どちらかと言えば賛成
どちらとも言えない・ケースバイケース
どちらかと言えば反対
強く反対 → 民主主義なので国民の多数意見で決めるべきだ
その他(自由記述)
トシトシトッシー

ココ🥃
阿川弘之の評伝小説によるものなので真偽のほどは定かではありませんが、太平洋戦争劈頭、真珠湾への奇襲攻撃が成功した際に時の連合艦隊司令長官·山本五十六のもとには全国の国民から感謝や激励の手紙や贈り物が殺到したそうです。
国民の響喜乱舞ぶりと山本の熱狂的人気に感嘆する側近相手に、山本は素っ気なくこう言い放ったのだとか。
「そのうちその連中が俺の家に石投げに来るさ」と。
衆愚呼ばわりをするつもりはありません。
民主主義国家を標榜する以上、民意とはそれなりに尊重されるべきものなのでしょう。
けれども民意とか世論って、一体何なんでしょうね?両目とも視力は0.2、仕事中や運転中にはメガネが欠かせない私の目には、無責任な感情論の集合体にしか見えません。
鬼畜米英、暴支膺懲。
太平洋戦争下のこの国ではそんな、ある意味カッコいいキャッチコピーが飛び交っていました。あの太宰治ですら、開戦の報を受け「強い光線を受けて、からだが透明になるような感じ。あるいは、聖霊の息吹を受けて、つめたい花びらをいちまい胸の中に宿したような気持ち。日本も、けさから、ちがう日本になったのだ。」(「十二月八日」より)と言う一文を残しています。
ABCD包囲網なる経済制裁、乏しく底をつきそうな生活物資、娘たちさえ売らなければ生きて行けなかった東北地方の窮状... 時代を覆う閉塞感は令和の今とは比べものにならなかったに違いありません。
それを思えば当時の人々の熱狂的な歓喜も頷けなくはないのですが、お祭り騒ぎで盛り上がった先に待っていたものは376万人の人々の失われた未来であり、国家としての破滅でした。
世論とやらはその責任をとったのでしょうか?
前日まで一億玉砕を声高らかに謳い上げていた新聞各紙は手首を捻挫しかねない勢いで手のひらを返し、一億総懺悔なる言葉まで飛び出す有様。
お皿の上に豆を置いて傾けると豆たちは我先にと傾斜に従って転がります。私の目に見える「世論」なるものはお皿の上の豆に過ぎず、そんなものに国家の命運を託すわけには行きません。
私は彼(発言者)のことはあまり好きではありませんが、この主張には大賛成です。

弄
「世論調査で決めるべきだ」ということへの見解を問うもの
という勘違いが多過ぎて驚いている。
反語を知らないとかそういうことですか。中学レベルの国語の素養がない人々が、同時に愛国とか伝統とかそういう単語で保守を自認しているのだとしたら、この国が地盤沈下するのも至極納得。
※ だからといってリベラル、左翼に何の優位性もない
白鴉🐦⬛
鷹番
憲法は国政においては直接民主制を忌避して間接民主制を積極的に採用しており、国政において直接民主制的な制度を導入する場合、憲法改正を要すると考えるのが基本。
憲法には一人一人の議員が全国民の代表であって選出母体の代表者でないことが規定されているのがその証左。

星のローレンス
世論調査ならテレビや新聞やネットでいくらでも印象操作できる。

ナトル

ヤクル
国民の声って大事ですけど、あくまで参考くらいで考えるのがいいんじゃないですかね。国民が望んだからってそれは国全体の為になる政策ではないんでしょうから。政治家は国民の声を聞きつつも、流されてはいけないと思うのです。
というか、世論調査自体どれほど信じるに値するものなのか分かりませんがね。

テッチー🥊📚🍺

イチジク太郎
その某著名人は無知無能ですね。
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