
マニマ
50%の確率でRush。
そんな世界で、5連単。
心が、折れました。
アニメ
マンガ

マニマ
ふと気が付けば、ほぼ毎日のように行っていた日々が、まるで他人の記憶に思えるほどとなり、パチンコに「行かない」選択を出来る自分がいました。
11月が過ぎ、12月となり、身体は回復し、咳も止まり、そしてパチンカスでもなくなる。まさに心身が一新した状態で本日、相対するは、勿論うしおととらです。
生きがいを奪ったコロナとマイコプラズマに中指を立てながら、私はレバーに手を添えます。
帰ってきたよ、パチンコ。
知ってたよ、5連単。
寒気が財布にまで浸透し、明日への活力を根こそぎ奪っていく感覚に郷愁と何故か少しの嬉しさを感じながら、私はパチンカスに戻ります。

マニマ
最近また流行り始めてるとは聞きましたが、本当なんですね。
仕事とパチンコ屋以外どこにも足を運んでいないのですが、どこで罹ったのでしょう。
パチンコ屋ほど空調に気を使っている空間はないので、おそらく仕事の関係かと思いますが、皆さんもお気をつけ下さい。
喉が痛いでワンアウト。
なんか怠いでツーアウト。
熱が出てきてスリーアウト、コロナです。
ファン感、行けるかな。

マニマ
年号というわけではなく、それぞれが生きた時代、生きてきた時代。その差異をジェネレーションギャップと呼ぶのかもしれませんが、それは決して埋められない明確な溝ではなく、ちょっとした板さえあれば、簡単に橋渡しができる程度の隙間でしかないと思うのです。
そろそろ不惑の年になろうかという私にとって、ライトノベルといえば、ハルヒ、シャナ、キノ、俺ガイル、伝勇伝、終わクロなどが挙げられます。勿論、今も人気の作品もありますので、知っている方も多いと思いはしますが、ご存じない方も同程度以上にいることでしょう。
無理に知って欲しいとは思いません。ふと本を手に取っていただければ、ふとアニメを見ていただければ、そんな些細なキッカケの一つになれれば、それで十分です。
そう、キッカケがパチンコでもいいのです。
今もなお刊行が続いており、時代の垣根を遥かに越えてファンを生み出し続けるあの作品への入り口が、パチンコという大変身近な場所で出会うことが出来る奇跡を、私は皆さんと共有したいのです。
甘のラッキートリガーは続かないという、私の愚かな幻想を破壊してくれた上条当麻に、最大限の感謝を。


マニマ
勝利を手にするまでは、この場に戻らないという不退転の覚悟。いえ、むしろ意地という方が近いかもしれません。それが私をこの場から遠ざけていました。
そして、本日、今月の軍資金が底を尽きました。

マニマ
古来より、後ろに予定があったほうが「当たる」という格言がありますので、まさしく英断であったといえましょう。
さて、次は何を選ぶかが問題です。内側から豊かになって健康診断に臨むか、財布が貧しくなって臨むか、後者の場合、おそらく心電図で引っ掛かります。
とはいえ、良番であれば座る台は決めています。
初代は神台、2は「あったっけ?」、ならば3は返り咲いてくれるはず…そう、ダンバインです。正直、個人としては2のスペックもそれなりに好きでしたし、何より歌が素晴らしいので、非常に楽しみにしておりました。
「落ちろよー!」の叫び声が、横から30回ほど聞こえてきたところで、一足先に財布が真冬に突入したため、店を出ることにしました。
心電図は、なんとか正常だったようです。
私は当たらなかったダンバイン3、スペックが良すぎるので、ほぼ全ての店が近々で釘を終わらせてくる未来を考えると、今日がラストチャンスだったような気もしています。

マニマ
入ったところまでは、確かな記憶として残っているのです。写真まで残っているのですから、そこに疑う余地はありません。
なのに、私の財布にはその記憶の欠片も、残滓すらも一切残っていないのです。
記憶が不確かなため、推測にはなりますが、ラッキートリガーという不安定な銃口は、1発目で私を撃ち抜いたのだと思います。
90%以上勝ちが確定しているロシアンルーレット。回転数の減少に反比例して、不安と緊張が増加していく不快感。周りの音が消えていき、浅くなる自らの呼吸音と、早まっていく心臓の音だけが聞こえます。
そんなはずはない、そんなはずはないのです。
今日は、勝利を手にしているはずなのです。
どちらもLTに入って駆け抜けなんて、あるわけがないのです。
そして、私は記憶を無くし、気がついたら家にいました。
果たしてどのように帰ったのか、いえ、ひょっとしたら今日はパチンコに行っていなかったのかもしれません。いや、行っていないに違いありません。
なんで、財布がこんなに軽いのかなぁ。



マニマ
エギルに行こうと思いましたが、どうしてもブルーロックで勝ちたいというエゴに従った結果、負けました。
ファン感謝祭。
初日に5万、2日目に3万、3日目は仕事で行けず。
落ち込んで、落ち込んで、落ち込んで、ふと気付きました。私のエゴの原点は、ブルーロックで勝ちたいという気持ちではなく、どうせ負けるならエギルと心中したいという気持ちではなかったのかと。
4日目、最終日。
エギルに一度も会うことなく、5万を失いました。こんな浮気男に、エギルは虹色に輝く笑顔を見せてはくれませんでした。
…しばらく旅に出ようと思います。
二駅ほど離れた店に新たな可能性を求めて。

マニマ
貴方は何を打ちますか。
貴方は何に撃たれますか。
私は、決めています。
エギル、もう一度夢を見せてください。

マニマ
なんで忘れてたのだろう。
君は、いつも私に手を差し伸べていたのに、それが当たり前のことだと思って、手をとることを拒んでいました。
それでも君は、手を差し伸ばし続けてくれた。
ありがとう。
ありがとう、エギル。


マニマ
初心に戻りました。
エヴァを打ちました。
5万負けました。
月は変わりました。
ツキは変わりませんでした。
パチンコを卒業したいと思いました。
語尾を〜ました。で〆る人間ほど、信用できない奴はいないと思いました。

マニマ
話は変わりますが、お祓いというものは概念的なものであれ、物質的なものであれ、「悪いもの」を祓うという意味があるかと思います。
となると、15連敗している=悪いものという図式が成り立つのは明白であり、となれば祓う=勝てるという図式が成り立つのも、また自明の理であることは違いありません。
お祓い代も馬鹿にならない金額でしたが、勝てばいいのです。勝利だけが、全てを正答にします。
リハビリとして、甘デジ?ライト?ライトミドル?で勝負する?そんな気持ちで挑んではパチンコに失礼です。全ての厄を落とした今こそ、巨大な壁の役物を落とせる、そんな気がするのです。
刃牙。
499。
1300回転、役物、落とせず。
まだ憑いてるのかな、これ。

マニマ
父親と兄は関東方面に住んでいるのですが、私だけ少し離れた場所に住んでいるので、帰省した時に親子3人でのんびり行くことにしています。
今回は色々管理関係で手続きもあり、お墓参りに行く時間が20時と閉園ギリギリになりました。
夏とはいえ、流石に陽も落ちており、霊園ですので、他の灯りもほぼありません。とはいえ、何度も通った場所ですので、母親のお墓を目指して歩きます。
しかし、不思議なことに中々辿り着きません。大きめの霊園ではありますが、こんなに時間がかかることはないはず、疑問に思いながらも歩を進めると前から歩いてきた少し派手目な化粧をした中年の女性とすれ違いました。
その後、何事もなくお墓にたどり着き、掃除を軽くして車に戻る途中に、また同じ女性とすれ違いました。女性は笑顔でこちらに会釈をするとお墓が並ぶ方へ歩いて行きました。
「忘れ物でもしたのかな」「いや墓に何を忘れんだよ」なんて会話をしつつ、霊園を出る際に記帳をした時、全員に寒気が走りました。
私たちは18時30分頃に着いて記帳を行い、管理人室で色々な手続きをした後、20時30分に帰りの記帳を行いました。
であれば、あの女性は少なくとも私たちより前に記帳をしているはずですが、16時以降は私たち以外誰の記帳もありませんでした。
父親がぽつりと、「お墓大好きおばさんっているんだな」と帰りの車で呟きました。
そして、親子3人何故か39度以上の熱を出し、今寝込んでいます。

マニマ
確定ではありません。
赤文字。55%以上。
確定ではありません。
Vコン。85%以上。
確定ではありません。
でも、3つ絡んだらどうでしょう?
そう、確定ではありません。
復活予告。25%以上。
期待は出来ません。
タイトル赤。50%以上。
おや?少し期待出来るかもしれません。
8図柄昇格。50%以上。
これは、きたかもしれません。
推して参るボタン。65%以上。
成程、先程の激アツ外しのお詫びですね。
これは逆に確定と言えるでしょう。
パチンコは、男女関係に似ています。
駆け引きを楽しみつつ、でも重要なところでは一歩踏み込むことを恐れてはいけない。
相手に期待する以上に、相手に期待される人間でいること、Vコンよりも何の変哲もないボタンに、私は可能性の全てを賭けるのです。
響。そしてキャロル。
外れるならせめて、初めから思わせぶりな態度を取らないで。
7月中旬以降、地獄の13連敗。
愛機シンフォギアですら勝てなかったら、もうどうすればいいのか。

マニマ
身近な人への感謝、さりげない優しさへの感謝、今生きていることへの感謝、自分自身への感謝…そうした一つ一つの感謝の積み上げが足りないからこそ、私は谷底から這い上がれないのではないかと思うようになったのです。
悪口は心を満たすかもしれません。でも自分の器はその分小さくなっていきます。
憎しみは力を与えるかもしれません。でも喜びの感情を鈍化させていきます。
嫉妬は、自分を前に進ませてくれるかもしれません。でも、その道はどこにも続いていないかもしれません。
悪口ではなく感謝を、憎しみではなく感謝を、嫉妬ではなく感謝を、プラスな出来事だけでなく、マイナスな出来事にも感謝を。
そう、きっと感謝は自分を、周りを、世界を変えていくのです。
だから私は、声を大にして言います。
炎炎2、なんで私だけ1500回転ハマってんだよ?最近のパチンコより、私の財布の中身の方が回転率いいわ!というか、隣のマギレコほぼオスイチでラッシュ入って40000オーバーとかおかしいだろ、羨ましすぎるわ、その隣で炎炎2を回転数でレコード更新しようとしてる私にもなんかくれよ!!本当に!!頼むから!!この際チャージでもいいから!!
スッキリした。
ありがとうパチンコ。
中指立てながら、明日も行くよ。

マニマ
流行に乗って、東リべばかりを打っていたことは謝ります。
原作も映画も何もかも、知らなかったことは謝ります。
有名なセリフも、ただ聞いたことがあるだけのニワカです。
でも、だからって5連続単発、3連続駆け抜けはあんまりじゃないかと思います。
いくら原作を知らないからって、こんな仕打ち…12万ですよ。
仕方ないじゃないですか、私にとって最高の不良漫画は「今日から俺は」で、最高のタイムリープ漫画は「僕だけがいない街」なんです。そこに東リべが入る余地がなかっただけなんです。
だからどうか、7月7日に時間を戻してください。そして、原作を読んだ上で、リベンジさせてください。

マニマ
彦星だけで楽しむ七夕もいいじゃないか。
ありがとう、しろがね。
ありがとう、コロンビーヌ。


マニマ
恥ずかしながら人生で5回ほど自動車と運命の出遭いを経験し、その内3回病院デート、さらにその内1回は生死の境でもデートした私からすると、物質的な準備に意味はあるのか?と考えてしまうのです。
では、精神的な準備とはなんでしょうか?冷静な判断が出来るような心を整える?そんなことはどんな偉人でも無理でしょう。
後悔のないように生きる?何かを得た先に、より良い何かを求めるのが人の常である以上、後悔をなくすことは不可能と同義です。
小さな満足を繰り返しながら、抱える後悔を誤魔化して過ごす、只人の限界は残念ながらその程度でしょう。
そんな風に思える人は、きっと幸せな人だと思います。
7月5日に、本当に何かが起きてしまったら。そう考えた私は、最も好きなシンフォギアにお金と思い出を託し、8万ほど負けました。
どうやら大災害が起こる日は、7月3日の間違いだったようです。

マニマ


マニマ
とはいえ、本当に溺れている時は、そんなことも考えられない程の混乱状態に陥っているだろうと思います。
苦しみの中、意識が遠のいていく先で微かな光が見えてしまったら、何も疑わずに手を伸ばしても仕方ないことだと思います。
本当に、何の助けにもならない藁かもしれない。
もしかしたら、より危機を加速するような生物の瞳かもしれない。
だけどそれでも、万に一つの可能性を信じてしまう弱さこそが、あるいは人の持つ強さなのかもしれません。
ダンジョンでベルくんに5万を奪われた私は、見上げた先に広がる蒼穹に全てを託しました。
蒼穹のファフナー3。
19.5%のその先で掴み取った奇跡の4連。
収支をトントンまで戻すことが出来ました。

マニマ
ファンが身を削りながら、パチンコという御神体を作り上げていく期間と考えればよろしいでしょうか?
であれば、十分な玉は捧げたと思いますので、せめて来月にはご利益をいただけると幸いです。

マニマ
0時を少しすぎて眠ろうとしていた時に、「ピンポーン」とチャイムが鳴りました。
悲しいことに、私にはそんな非常識な時間に訪ねてくる友人も、常識的な時間に訪ねてくる友人もどちらもいませんので、おそらく部屋を間違えたのだろうと無視をすることにしました。
それでもまた、「ピンポーン」と鳴ります。何度も、何度も。7回目くらいで、ふと鳴っている感覚が一定であることに気付きます。まるで機械のように、繰り返し、繰り返し。
警察に連絡しようと思いましたが、「何が」起きてるかわからないにも関わらず、来てくれる保証がありません。覚悟を決めて、おそるおそるインターホンのカメラをオンにしました。
そこに映ったのはスーツを来た40〜50代と思われる男性と、おそらく20代だろう女性の2人組でした。女性の方が、どうやらチャイムを鳴らしているらしいことが、規則的に動く腕の様子でわかりました。
半ばパニックになりながら、「あの、マジでなんなんですか?」と問いかけます。
すると、男性が笑顔で「あぁなんだ、いたんですか」とだけ告げて、2人とも視界から消え、後は離れていく足音だけが聞こえてきました。
未だにあの2人がなんだったのかはわかりません。警察に通報もしましたが、捕まったという話も聞きません。
恐怖は、人が抱える記憶の中で、最も色褪せない映像なのかもしれません。
私は今日、呪いのビデオを何回も観ました。
ただ貞子に会いたいと、目を見て話したいと、その手を掴みたいと、恐怖の先にある貞子という1人の女性に向き合いたいと、そう思いました。
財布から5万が消えていました。
貞子は、ひっそりと私の財布に現れていたようです。
月末の給料日まで、一旦命が奪われました。

マニマ
与えられたものと与えたもの、果たしてどちらの方が多いのでしょうか。
世界は受動的な人間に厳しく、愛情や友情にも更新期限を設けています。能動的に更新していかなければ、いとも簡単に契約が切れてしまいます。
繋ぎ止めるものは、言葉かもしれないし、行動かもしれません。商品なのかもしれないし、もっと直接的なお金なのかもしれません。
人から与えられるだけで、自らは何もしない、怠慢、怠惰とも呼ばれるその大罪は、簡単に人を孤独にしていきます。
彼に、あるいは彼女に自分がしてあげられることは何か。そうした迷いと、そこから得た経験が人生に彩りを与え、道を照らしていくのでしょう。
ですが、パチンコは違います。
パチンコが望むものはお金だけです。
パチンコが与えてくれるものもお金だけです。
人生を不毛にするだけかもしれません。
それでも、このシンプルな関係性が私を魅了してやまないのです。
たとえ土曜日に東京喰種に5万を持っていかれても。
たとえ日曜日に仮面ライダーBLACKに6万持っていかれたとしても。
今日の後悔を明日の航海の道標として、私はパチンコをするのでしょう。私の道にはパチンコ屋のネオンからこぼれる僅かな明かりしかないのですから。
流石に負けすぎて、8割ほど心が折れているとしても。

マニマ
大概、大逆転は起こることなく順当な結果として絶望を持ち帰ることになりますが、時折、心が折れるその手前で、チャンスの女神様の微笑みを見れたりします。
オーバーロード129ver、3万を溶かしたところでラッシュに入り、5連目でLT、その後連チャンを重ねて20000発。継続率90%からすると、物足りない結果かもしれませんが、収支的には十分にプラスです。
さて、ここが分水嶺となります。
帰るべきか続けるべきか、パチンカスのハムレットが抱える、大きな問題ではありますが、パチンコをしなければ死ぬ以上、回答は「続ける」の一択となります。
選ぶことを人は勇気と呼び、その先にあるものを歴史は勝利と呼ぶのだと、覚悟を待って台に座ります。
…最近のうまい棒は、5万円出しても買えないことを知りました。

マニマ
そんなパチンコが、私は好きです。


マニマ
可能性を信じて打ち続けた結果、その5000発を失ったとしても、負けた額は3万円になります。
5000発取り戻した時点で換金していれば、負けた額は1万円で済んだのに、という人がいますが、それは違います。
換金した場合、3万円負けて、2万円勝ったと考えます。そう、引き分けです。その日は、負けていません。換金という判断が出来た時点で、「負け」ではないのです。
ただ勘違いしてはいけません。
3万円使って10000発出た場合、換金は4万円になりますが、3万負けて、4万円勝ったという表現はしません。「1万も勝った」と表現します。
これが、パチンカスの思考です。
本日ウルトラマンで、4万円使い、ラッシュで13000発出て、深追いして6000発まで減らしてしまったのでそこで終了しました。
応用問題になりますが、この場合は、「あの時やめておけばよかった」が答えとなります。

マニマ
上司からはパチンコに行かずにゆっくり休むよう言われましたが、ゆっくり休むうちの数時間をパチンコに使うくらい誤差でしょう。
さて、短時間なら何を打つか。
決まっています。
リゼロ2です。
先読みの脳汁、ラッシュの速さ、出玉力。
現代パチンコにおける三種の神器が揃った、令和を代表する台。
そんな神器を何一つ揃えることなく4時間。
4万負け。
リフレッシュ、出来ました。

マニマ
喫煙者にとってのタバコがそうであるように、パチンコを愛する人間にとって物理的に「行くことが出来ない」現実は、非常にストレスとなります。
毎日でも会いたいのに、パチンコという不良は、大体23時が門限のため、会うことが出来ない。意外と過保護です。ひょっとしたらそんなギャップも、惹かれる一因なのかもしれません。
本日、時刻は21時。
奇跡的に何事もなく仕事が片付き、後は帰宅するだけ。パチンコに行ったところで、そして万が一当たったところで、ラッシュを楽しむには不十分な時間。
パチンコに会わずに帰る。
こちらにも、焦らす権利はあります。
疲れた体を休め、明日に備える。
私は、パチンカスである前に社会人なのですから。
まっすぐに、真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに「家」に帰る。
待っていたのは、この瞬間。
シンフォギア4
2万負け。
ただいま。

マニマ
助かったよエギル。
エギルに会えて良かった。
残り3回転でエギルが出てきた時、不覚にも声が出たよ。「エギル」って。声に出してしまったよ。
久しぶりの万発。
全てのエギルに感謝を。
SAO、勝利。


マニマ
そんな当たり前のことが、水が出ないというだけで叶わない。
台所、風呂場、水は出ない。
少し、目を瞑る。
置かれている状況を、冷静に混乱している頭で整理する。
水道代を払い忘れた?
それはない。早朝に止める水道会社があるなら、逆に見てみたい。
断水?
いや、そんなお知らせはないし、流石に早朝にしないだろう。
と、すれば。最も高い可能性は凍結。
自然解凍が正答と言われている凍結。
朝の5時。業務開始は8時45分。気温は−2℃。自然解凍した上で会社に間に合う確率はアルティメットまどか保留とおそらく同程度。
そんな奇跡は起こらないと知っている私は、朝6時から営業している銭湯に2000円掛けて入り、仕事に向かう。
ふと思う。
今日の私は、間違いなく不運。ならば、どこかで揺り戻しがくるはず。
シンエヴァ129
ラッシュ突入3回転目で特殊リーチ、そしてLT発動…その後駆け抜け。
あれ?これ幸不幸の釣り合い取れてるか?


マニマ
絶える、堪える、耐える。
さりとて、どんな「たえる」でも該当する1月を終えた私の手にはそう、給料がございます。
右足に住む小さな私が言います。
「もう行かないって言ったじゃないか」
右手に住む小さな私が言います。
「もう握らないって言ったじゃないか」
心に住む小さな私が言います。
「卒業したんじゃないのか」
私は、私自身の口で言います。
「洒落くさい!」
右足は力強い一歩を踏み出し、右手はしっかりとハンドルを握り、心は正面の台と向き合う。
これが私の、誰にも恥じることがない姿です。
さぁ、漢の勝負といきましょう。
義風堂々199
3万負け。
私は今、生きています。

マニマ
「年末年始負け過ぎてなぁ、流石に考えたのよ」
「あぁーでも結局、それがいいっすよ。一番損しないです」
ん?それがいい?
ソレガイイ?
まさか、孔明の罠か?
パチンコから離れた人間に「それがいい」なんて、絶対使ってはいけない言葉だろう?
どれだけその言葉に助けられたと思ってる。
熱い演出に演出を重ねて、ほぼ当たると思っていたリーチが外れ、意識が少し遠のく瞬間に訪れる魔法の言葉。過去よりパチンコの世界を支える、前田慶次という漢の言葉。
「だが、それがいい」
頭の中に流れる「傾奇者燦歌」が、今度は俺自身をパチンコの世界に復活させようとしている。
パチンコからほんの少しだけ離れて、世の中には意外とパチンコに誘う言葉が多いことに気付く。
「棚ってどこまで閉めた?」
「あー、Wは閉めてるんで、あとXYZだけです」
ん?XYZ?
シティハンター?

マニマ
パチンコがしたいです。

マニマ
1月に入り、一度も当たることはなく。
まだ1週間程度しか経過していないにも関わらず、20万という金額が消えました。
ただ、珍しいことではありません。
パチンコと付き合っていく以上、ある程度の重傷を覚悟し、またそういった傷を負ってきました。
しかし、ふと思った、いえ、思ってしまったのです。自分はひょっとしたら、依存症に足を踏み入れているのではないかと。
スッと背筋が凍る思いがしました。
今ここで立ち止まらなければ、後は落ちていくだけなのではないかと。
これから先、きっと苦しむと思います。
私の唯一の、最早私そのものといっても過言では無いパチンコから離れるのは、それこそ奈落にいることと同義なのかもしれません。
だとしても。
だとしても。
ここで卒業することが未来につながると信じ、私は卒業したいと思います。
シンフォギア、10万負け。
ひとまず、来月の再入学を目指し、今月は節制に励みたいと思います。

マニマ
「向こうの実家にも顔出さないと行けないから」
…うん、まぁ、うん。
「独り身が羨ましいわ」
はい!ライン越え!
ファミリーハラスメント!
ファミハラ!
年末年始、GWしかり、家族がいることの苦労を語るのはまだいい。だが、比較対象としてこちら側を持ち上げるようで実はマウントを取っている発言を許すわけにはいかない。
独りであることを選んだ人に言うのはまだいい。
ただ、独りであること以外の選択肢がもらえない人間だっている。
1人の方が楽?
年末年始の独りの辛さをお前は覚えているのか?
1人の方が楽?
何もすることがない人間の何もない時間の流れがいかに遅いかをお前は覚えていないのか?
無音の部屋に響く時計の針の音に、身体を刺されるような気さえする。この痛みは、独りの年数が増えるごとに強くなる。
あぁ、俺は年末年始も働くよ。
感謝、いらないよ。何故なら暇だから。暇が俺を持て余してるから。どこかで代わるよ?バカ言うな、せめて俺から仕事だけは取り上げてくれるなよ。
だけどな、予定があることのありがたみを、誰かと過ごせるその瞬間の尊さを、貶めるような発言だけはするな。いっそ最高に幸せだって言ってくれた方が、遥かに気持ちがいい。
年末年始、仕事帰り、パチンコ。
今年も、来年も、これまでと変わらない日常が待っている。
この素晴らしい世界に、祝福を。
8500発勝ち。

マニマ
ここまで勝てないと、実は勝ってるんじゃないかと思うけど、やはり勝ってない。
貴方のおすすめの台はなんですか?
心の中で自分にそう問うてみる。
原点に戻りなさい。
貴方の人生で一番出た台を思い出しなさい。
そんな幻聴が聞こえた気がした。
行こう、ニルヴァーシュ。
この手で、波をつかまえよう!
…やはり、幻聴だった。
波は一度もつかまらず、お金だけが飲まれていった。
もう一度問うてみる。
貴方の好きな台はなんですか?
もう、何も聞こえない。
…バカボ…
あれ?なんか聞こえてきた気がする。

マニマ
前門の虎、後門の狼。
わかってる。
既に間違ってしまっている以上、どちらを選んでも正解には辿り着けない。
ならば進もう。
後悔の旗を、蛮勇をもって掲げよう。
俺は戦うことを選んだ。
選んだからこそ、戦って散ることを選ぶことができる。
俺の元に集った5万の兵達よ、すまない。
にゃんこたちは、強かったよ。

マニマ
90%以上継続するってことは、ほぼ100%じゃないですか。
いつもすり抜けすり抜けで、大切なものと同じくらいに溢れやすい90%以上の壁。
もう、何もかもを信じられなくなっていた。そんな私に手を差し伸べてくれたのは、源さんでした。


マニマ
負けすぎて、震える。
寒いからかな?
外気温かな、それとも財布の内気温が寒いのかな?
両方かな?両方だな。両方だよな。

マニマ
アフタースクールという映画で、胸に残っているセリフがある。
「お前がつまらないのは、お前のせいだ」
人によっては、何も刺さらないかもしれない。
人によっては、残酷なくらいに刺さるかもしれない。
クラスカーストのどこにも属せず、独り隅の方で、耳に入ってくる会話に対して「大して面白くもねぇのに、なに笑ってんだか」と必死に相手を下げることで平静を保ってきた私には、涙が出そうなくらいに刺さった。
かといって、変われるはずもない。
変わる努力も、していない。
今になっても世界は敵だらけで、アスファルトを見ながら、天に唾を吐きかけるくらいには、根暗とコミュ障を拗らせている。
大切な人が誰か1人でもいたのなら、変われたのかもしれない。
恋焦がれるような、憧れの人がいたのなら、変われたのかもしれない。
からくりサーカス、3万負け。
ただコロンビーヌで一同当たったので、良しとする!泣いちゃうんよねぇ、いつも。

マニマ
そんなもの、勝負すらしていない外野の戯言だ、気に留める必要はない。
勝率が低い?
人はどこかで、勝負しなきゃならない時が来る。今日のお前は敗者だったかもしれない。明日のお前も敗者なのかもしれない。でもその足が、その魂が折れない限り、勝負の場に立ち続けることは出来る。
可能性なんて言葉に縋るな、希望なんて光に惑わされるな、神様なんていう社畜に頼るな、勝ち目が薄いなら、後は己の目で勝利という色に染め上げろ!
京都大賞典、3万負け。
ねぇ、そんなに荒れる?
上位全部飛ぶって、そんなことある?
神様、そろそろ勝たせてください。

マニマ
卑怯者と誹りを受け、臆病者と非難を浴びせてくるかもしれない。
でも、だからこそ貴方は、もう一度立ち向かうことが出来る。
弱さを盾にして稼いだ時間は、いずれ貴方の槍になる。
自分の弱さを知った貴方の槍に貫けないものはない。
そうだろ?シンジくん。
グンニグル、一回くらい刺してもバチはあたらないぜ?
シンエヴァ、3万負け。

マニマ
伝えておかなければならないことがある。
「誰か」の胸に届いてほしい。
人は他人を簡単に嫌いになることが出来る。
繋がりを断つことはあまりにも容易で、昨日まで宝石のように輝いていたものが、ただの石ころのように無価値なものに思える時がある。
だけど待ってほしい。
ただの石ころを無価値だと決めつけないでほしい。その石ころが、宝石よりも価値がないと思わないでほしい。
宝石も石ころも、貴方に取っての重みは同じであることを忘れないでほしい。
人は、他人に簡単に嫌われることが出来る。
貴方にとって些細なことかもしれない。
当たり前の「日常」かもしれない。
どうしても、そんな「貴方」に伝えたいことがある。
パチンコのボタンを乱暴に押さないでほしい。
乱暴に押す「石ころ」が、本当に嫌いです。

マニマ
貴方のお金です。
ルパン…、2万くらい返しておくれよ。

マニマ
どうしたって、後にしか出来ないことだからだ。
今この瞬間の判断を悔やむことは出来ない。
ならば、今だけは、常に正しいとも言える。
きっと私が歩いてきた道は、後悔に塗れていることだろう。
栄光も希望も、挫折も絶望もない、ただただ後悔だけを刻んでいる道の先には、やはり後悔しかないのかもしれない。
だけど、それでも、今この時を否定することは未来にさえ出来やしない。
道なき道を行け、後に続く道に責任を負う必要はない、顔を上げて、明日に中指を立てて、笑顔で高らかに唄いあげろ。
さぁ、70億の絶唱を共に奏でよう!
シンフォギア、2万負け。
70億の絶唱入ったのに、2万負け。

マニマ

マニマ
まぁ、それは仕方ない。社畜ではないが、その辺りの寛容さは持ってるつもりだ。
だけども、上司よ。
急に電話を掛けて来ずに、一度LINEで電話しても問題ないかを確認してしてきたことはいいと思う、思うが、
「パチンコしてるところ悪いけど、今電話しても大丈夫?」
この文面はいただけない。
平日の朝9時から、パチンコをやっていると決めつけてる文章、あまりにも失礼。
「私が暇さえあればパチンコしていると思っていませんか?偶然会社近くにいますので、連絡OKですが、そういった思い込みはよくないですよ」
「了解。これから電話しますね。今日出勤途中にパチンコ屋に並んでる姿を見たのですが、勘違いだったんですね。失礼しました」
「私が今しているのは、パチンコではなく、パチスロです。今回は謝罪をしていただいので、許します」
まったく仕方のない上司だ。

マニマ
一日中、ユニコーン。
3000発?もっといけるはず。
それでも、それでも。
2連単、大丈夫、次はラッシュに入れるはず。
9000発。よし!ここで諦めよう。
投資は50000で、回収は36000。
だめだ!ここで諦めたら、マイナスで終わる!
このユニコーンは、出る!
3連単、当たりは軽い、いける!いける?いけるの?もう残り2000発しかないよ?弱気な自分を切り捨てろ、今こそ可能性の獣になる時だ!
ふぅ、今月は10万負けかぁ。
