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想いを紡ぐ詩の星

想いを紡ぐ詩の星

593 投稿数 56 メンバー

惑星主: Ryohe꙳☄︎⋆꙳🌙
詩に想いを綴る。 大事な人のために。 自分自身のために。 言葉は、目には見えない。 それでも、誰かの心に寄り添い 涙を受け止め 笑顔を咲かせる力を持っている。 嬉しかった日も 苦しかった日も 忘れたくない思い出も 忘れたいほどの痛みも。 そのすべてが、あなたという物語になる。 ここは、上手な詩を書く場所ではありません。 心から生まれた言葉を ありのまま綴る場所です。 たった一行でもいい。 短い言葉でもいい。 その一文字に宿る想いは きっと誰かの心へ届いていきます。 あなたが誰かを想って綴る詩は その人への贈り物になります。 あなたが自分自身へ向けて綴る詩は 未来の自分を支える灯りになります。 この星で生まれる一篇一篇が 誰かの心をそっと照らす優しい光になりますように。 あなたの想いを あなたの言葉で。 今日という一日を 一篇の詩に紡いでみませんか。

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きっこ

きっこ

夏の匂い : 「初めての」


2年の秋

僕たちの毎晩の電話はもうアタリマエに

ライブに行く約束をしたり

それぞれの体育祭の話をしたり


僕は1年の時から

総合リレーのアンカー。今年もきっと

彼女は帰宅部だったから

運動が出来る。ただそれだけで喜んでくれて


それから2年になって

演劇を始めたことを伝えた

舞台を見には来なくて良いよ。恥ずかしいから

でも、大きな個人賞を貰ったんだと自慢して


そんな話で時間は過ぎてった


毎週土曜日はふたりにとっての特別な日

大きな街の公園の芝生でふたり

時間が過ぎる。呆れるくらいしっかりと

止まれば良いのに


君が何かをじっと見てる

散歩中のフレブルと目が合ったみたい

ニコニコとフレブルを見つめる君

謎のヤキモチに似た感情


そっと君の手を握ってみる


フレブルも可愛いけど、君の方が可愛い


それは褒め言葉なのか?と疑問に思いつつ

僕の方へ向き直って、少し目を見開いて

それから、目を閉じて

僕が何も出来ずにいると、握った手に力が入る

もう一度、目を閉じて


そしてそっと影はひとつになった


フレブルはそれを見て何を思ったか。影の中。
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晩餐歌 - Bansanka

tuki.

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紅

紅

なんだか楽しい。

楽しいことは少ない方がいい。
かなしいことと同じくらい、
少ないくらいがちょうどいい。

だから今は、楽しさを浪費中。
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きっこ

きっこ

ハニーレモン : 「聖夜の爆発」


季節外れにクリスマスの事を思い出した

きっと、この風の香りがそうさせたんだ

あの日、ハニーレモンの彼女は泣いて



わたしは、可哀想ですか?

そんなふうに見えていますか?

そうであったとしてもっ!

それで先輩は一緒に居てくれるんですかっ?

涙ひとつで!チョロいですねっ!

そんなならっ!そんなならっ

わたし、わたし、わたしっ


軽蔑しますっ!


彼女さん、待ってるんじゃないんですか?

早く、早く行って下さい

私をこれ以上、惨めにさせないで下さい

触らないでくださいっ!


他の女を触った手で

彼女さんと手を繋ぐつもりですかっ?

わたしを、わたしたちをナメないで下さいっ!



そう言って、その場に蹲って、嗚咽が止まらず

僕は、でも、そこに居ちゃいけない

それだけは分かって、でも、分からなくて

僕は、何をしてる?何をしてきたんだろう?



イルミネーションが僕たちを待っている

夏の匂いの彼女は今ごろフェスティバの中

僕が作ったテープを流して鼻歌の中だろう

ふたりで手を繋いで光の洪水の中をデート

僕は、何をしてる?何をしてきたんだろう?


確かな気持ちがここにあるはずなのに

泣いたハニーレモンの彼女を見て

その涙の重さに耐えられず

また、逃げ出しただけじゃないのか?

でも、なんと、なんと言えば良かったのか?


イルミネーションが僕たちを待っている

イルミネーションが


選ぶはずも無かった恋が、フリの限界の重さ。
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クリスマス・イブ

山下達郎

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シャイネ

シャイネ

あらゆるものがほんの数ミリ単位の機械仕掛けに影響しあっていて
めまぐるしく、かつ永遠で
必死に押しては返されて
少しずつ削られては治し
行き先もわからないまま
暗い道をがむしゃらに歩いているのに
いつまでたってもはっきりしない

でも行き先が決まっていたらそれはそれで辛いわけで
何かをするのは辛くて、何もしないのはもっと辛いのだ
どの選択肢もがんじがらめならば
これなら縛られてやってもいいという
そういう納得のいく理不尽を
選ぶしかないのかもしれない
自由になり、それを幸せと思うなら
それは自由というものに、縛られていることになるから
これきりがないな
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きっこ

きっこ

ヲタク : 「Framed canvas on the ceiling.」


古いレコード盤のレーベルに

定形外の切手と宛名だけ

こんなのでも届いちゃうんだ?

少しの驚き

裏面を見てみると、ひとこと


「Yes?」


何のレコードだろう?

彼のオーディオで聴けるかな?


彼は不在だった。オーディオショップかな?

勝手に入るのも躊躇うな?

そうだ!

彼の行きつけのオーディオショップ

そこで聞かせて貰おう

そこで彼に逢えるかも知れないし


ショップに彼は居なかった

代わりにご店主が出てきて相手をしてくれる

興味持ったの?

と問われれば「違う」とは言い辛い

曖昧な表現で返事をすれば

少し苦笑して

彼の趣味の良さを褒めてくれる

素直に嬉しくなる

忘れそうになってたレコードを差し出す

コレ、家に届いたんです。裸で

ご店主も流石にそれだけでコレが何かは

分からないみたい

聴いてみようか?と向こうから提案が

ありがたく受け入れる

重厚な扉を開けると

そこには彼から聞いてた音響設備が並ぶ

B&Wの801D5

エソテリックのアンプ

Tech DASのターンテーブル

ご店主は珈琲を淹れてくれて

さぁ?心の準備はいいかい?と

少しのドキドキとワクワクの中で首肯する


針が落ちる

少しノイジーな音が室内に漏れ出す

そのレコード盤からは


世界平和を祈る歌が流れていて


その世界を想像してごらん?と優しく

その世界はひとつになるんだと優しく


短い歌が終わってアームが上がる

裏面には


「Yes?」


これ、何だと思います?と尋ねてみる

ご店主は、さぁ?と肩を竦めて


天井を見ろ


って事なのかもね?と微笑んで

そして私は彼の家に行く

合鍵を使って玄関に入れば脚立と虫眼鏡

脚立に登って虫眼鏡で覗き込めば


好きです、ずっと一緒にいたいです。Yes?


え?と思った。これってアレなの?

少しクスリとして

私は持ってたマーカーを取り出して


ホントに、口下手ね?なんて思いながら

最後のひと文字を塗り潰した



レコードの手紙、ヨーコの洒脱、恋は愛へ。
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満ちてゆく

藤井 風

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きっこ

きっこ

「在りし日とのシンクロニシティ」


青年はR34クーペで湾岸線を流しながら

西陽に舌打ちをしてかつての聖地を思う

祖父の愛したKGC10の名残

今は亡きそのマシンの印象が彼の原点


流麗なサーフラインをバックミラーで見やる

夕陽がエッヂを光らせ美しさが際立つ


上方を七羽の雁

シベリア方面からの旅路

群れでしか越せない生存戦略

その美しいV字のフォーメーション

それはトラス構造の大橋を想起させ

かつてのマシンの群れを喚起させた

大阪港第三突堤第七岸壁。俗称、ナナガン

奇しくも雁の数も七羽

その奇妙な一致に巡り合わせを感じて


雁は飢えと寒さに耐え飛び続けて来たのだろう

青年は思う

ナナガンでのあの黄昏

意味も無く群れて狂騒の衆愚を晒す

周囲の迷惑や危険は顧みず

天空果てには

強制閉鎖されたかつての突堤

秋風だけが答えを運んで


そしてマシンの火を落とす

港湾地区にてチーズケーキを買う

甘露なるやと独り言ちて

そして気付く鴻雁来、冬支度の始まり

今年はスタッドレスを買い替えるかな?

見上げた空には七羽の雁


寒露、秋の深まり。閉鎖されたナナガン。
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斜陽

ヨルシカ

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きっこ

きっこ

「ハニーレモン、あの瞬間、翌日」


明晰夢よりも夢っぽい今日があって

昨日のことを夢だと思いたい私を見つける


どうして「好きです」なんて口にして


その後、どうするつもりだったのか

その告白は

先輩を追い詰めるだけでは無かったか

夏の記号が溢れてて

ムクゲの花が揺れていて


その花言葉を思い出して何故だか苛立った


私は壊れない

私なら出来る

正体不明の衝動が私を突き動かして


その言葉は音を得た


それは

緩い微睡みかと思える程に非現実で


スターティングブロックを持ったまま

背を向けた先輩の表情は見えずとも

考えていることは分かってしまう


私には自覚があった

先輩は私に優しい傷付けまいとしてくれてる

だけどその優しさは柔らかな茨のよう

私は抜け出すつもりも無く

だけど知らず心は傷に塗れて

何故だか分からぬままにそれでも


先輩を憎らしい程に好きになってた


音を得た言葉は届いたのだろうか

先輩の空気が変わるのが分かる


「でも」「それでも」


焦燥に似た想い

きっと悲愴感と切迫感に包まれた音が

続けて音になる

応えが欲しいわけじゃない

ううん

今はまだ応えてなんて欲しくない

それでも

それでも気持ちは音を得て旅に出てしまった

私の気持ち

先輩の何処に着地しますか?

その場所は暖かいですか?

その場所は優しいですか?

その場所は

その場所は私だけのモノですか?

この想い届け

届け


デリケートな愛なんて知らない。恋の若さ。
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ハレの日に - From THE FIRST TAKE

汐れいら

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きっこ

きっこ

「ボーイズ?レーサー」


ん?何だよ?あぁ?K13ニスモだろ?

1.5かな?それが何だってんだよ?

ん?何で?ってオメェ。誰でもかんでも


スイスポなワケ無ぇじゃねぇか?


良いじゃねぇか?差別化。ってやつでよ?


初代のはよ?あの当時で


リッターあたり118馬力超えよ?

バケモノだぜ?それは?いくら時代っつてもよ

1,000ccに満たないハートでよ

しかもよう、アレはストックじゃよ?

レースレギュレーションに通らなかったんよ

だから、ボアダウンだぜ?ん?ダウンだよ。

どこが「ボーイズ」だよ。へへへっ


ん?あぁ現代かぁ?


そうさなぁ?先代K12はよ

プライベーターがバケモンを拵えてたよな?


んで、K13か?

いや?テンニの方には

スーパーチャージャーがあったぜ?

こっちのはよ?過激なのばっかりさ?


ハンドビルドなテンロクをぶち込んだりよ?


何かな?このマシンのオーナーはよ?

過激なことばかりだぜ?

俺ぁ、そういうの大好物だぜがな?


この街にマッチするじゃねぇか?


熱い時代の息吹は、確かに息衝いててよ

良いじゃねぇか?


この時代にマッチするじゃねぇか?


なぁ?


過激ってことは、狂ってる。


ってこととは等価じゃ無ぇだろう?


バケモノでも、何でも良いさ?

でもな?クレイジーはイケねぇ。


行くトコまで行ってもよ?

戻って来られるからこそだろ?

黄泉平坂。そんな急な坂道でもよ?

きっとぶっ飛ばせるバケモノだよ。


戻ってこいよな?きっとだぜ?


街乗り車では無い。マシンは過激へ過激へ。


ガレージシリーズ
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エレクトリック・サーカス

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

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きっこ

きっこ

「たった一つの冴えた生き方」


"友達"に自慢してみた。クルマを買ったのだ。

これ、DC5って言うんだよ?

「速くて」「格好良くて」「モテるやつ」だよ。


"友達"は、一言

阿呆なのか?と。ワケが分からない


それで、ドリフトしたいんだ。と相談した。


"友達"は一言

阿呆なのか?と。ワケが分からない


そうこうしているうちに僕は「結婚」をした

人生のタイパを考えれば最良の選択だった

と、今でも思う。そして懐妊。

僕は、DC5を手放すことにした

思いのほか高く売れたクルマは、それは

僕に新しい価値観を与えてくれた

そうして「家族」のクルマに選ばれたのは

RB1アブソルートというクルマだ

僕は付加価値を高めるために

純正レカロを奢った。バーゲンプライスだった


"友達"は一言

阿呆なのか?と。ワケが分からない


娘は順調に大きくなった。可愛く育ってる

デ・ローザの自転車で湖畔を駆けた

三回だけの思い出。でも高く売れた

スノーピークのテントで星空と焚き火と戯れた

三回だけの思い出。でも高く売れた

バートンのスノーボードで銀盤を滑走した

三回だけの思い出。でも高く売れた

娘が大学生になって、ラクロスを始めた

ラクロスのセットはコンパクトだ

コレも長く乗った、もう良いのかも知れない

RB1は思ったより高くは売れなかった

そして僕は原点に還る

「格好良くて」「速くて」それから少し変わって

「家族が許してくれて」「値崩れしにくい」

それが僕の選択


たった一つの冴えた生き方


そうして出逢ったFL5

家族を乗せて、夢を乗せて、子供心を乗せて

でも、あんまり遠出はしない

それが僕の


たった一つの冴えたやり方



踊る阿呆に見る阿呆。なら、どうする?秋。


スピンオフ : ガレージシリーズ
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イージュー★ライダー

奥田民生

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きっこ

きっこ

「空蝉の果ては」


綺麗に脱けてるのはとても希少で貴重なんだ

夏の朝早く

脱皮を観に行こうと約束した友は

秘密基地と共に存在を消してしまったから

僕は独りで欅の木を見て回る

4時にもなると朝靄が朝陽をキラキラさせて

僕は光の神秘の中で少し泣いた


結局

蝉の脱け殻を入手することも

ましてや脱皮のその瞬間を観ることも

何も無い夏の朝だった


陽は中天

トラウマのプールから帰る時

校門脇の桜の木にソレは残っていた

綺麗な脱け殻が


バスの到着間際

僕は桜の木からソレを丁寧に剥がし

文字通りの宝物としてそっと

そっと包んで


白い恋人の缶

大切なモノ入れからガシャポンの玉

そこにそっと抜け殻を入れて

そっと仕舞って


ピアノのフーガ

校庭では誰かと誰かの影踏み

僕には蝉の脱け殻

それで充分


何かから逃げるよう

誰とも目を合わさないよう

僕の心の薄衣だけ

夏の狭間に残して


この脱け殻は

何日生きた蝉のモノか

ここには居ない空蝉

僕の心と同じ


寂しいと言えない

だから鏡に向かって笑って

その内泣き笑いへと

悲しくないのに


スタンド・バイ・ミー

緩いレコード

緩い針と緩いアンプと緩いスピーカー

和訳を読める歳


ダーリンダーリン

そう怖くなんてない怖くなんて

そう泣いてなんかない涙なんて

なのにダーリンだけが足りない


ダーリンダーリン

何処へだって行ける怖くない

何にだってなれる泣いてない

なのにダーリンだけが足りない


音でしか知らない

意味も分からずその響きは

しかして心を揺さぶり

求めてしまうダーリン


大切に

大切にしてたハズなんだダーリン

いつの間にか

いつの間にかダーリン ダーリン



空蝉は知らないうちに姿を消してどこへ。秋
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ダーリン ~18祭Ver.~(Live)

Mrs. GREEN APPLE

GRAVITY
GRAVITY9
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名前のない花
7人回答>>
2026/08/17 08:06
街に想いを紡ぐ
3人回答>>
2026/08/18 19:23

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