

詩に想いを綴る。
大事な人のために。
自分自身のために。
言葉は、目には見えない。
それでも、誰かの心に寄り添い
涙を受け止め
笑顔を咲かせる力を持っている。
嬉しかった日も
苦しかった日も
忘れたくない思い出も
忘れたいほどの痛みも。
そのすべてが、あなたという物語になる。
ここは、上手な詩を書く場所ではありません。
心から生まれた言葉を
ありのまま綴る場所です。
たった一行でもいい。
短い言葉でもいい。
その一文字に宿る想いは
きっと誰かの心へ届いていきます。
あなたが誰かを想って綴る詩は
その人への贈り物になります。
あなたが自分自身へ向けて綴る詩は
未来の自分を支える灯りになります。
この星で生まれる一篇一篇が
誰かの心をそっと照らす優しい光になりますように。
あなたの想いを
あなたの言葉で。
今日という一日を
一篇の詩に紡いでみませんか。

きっこ
昔のプールには、今でいう高度循環システム、
そんなモノは標準装備じゃ無かった。
だから、プールに辿り着くまでに、それは、
まさしく地獄風呂と揶揄される消毒槽があり、
小学生低学年では胸の高さに及ぶソレを、
皆、越えて行ったのだった。
少年は、オハジキを探していた。透き通るソレ
さらに小さなソレは水の風景に馴染み隠れる。
それは水に慣れさせる訓練でもあったのだが。
そして、少年は呼吸を忘れ、溺れた。
少女は、ペタリペタリとビーサンを鳴らして。
母の柔らかな、汗ばむ手を握り、目を輝かせ。
初めての市民プール、スライダーも無い。
だけど、幼馴染達との憩いの時間の予感。
少年は、トラウマを抱え、水を遠ざけるように
しかし、父は許さず腕を引き摺り市民プールへ
否応も無く、プールへ投げ込まれる。大人用。
身構える監視員、制止する父、歪む焦点。
少女は、一時の遊興を水と楽しむ。人心地。
あ、コンクリートって温いんだな。なんて、
そんな事を思いながら耳の水を抜いていた。
丁度、プールから捌ける時間と重なっていて。
少年は、沈む身体と、鼻の奥の痛みに藻掻く、
肺に水が入ったか?ようやく顔が水面に出る。
届くかどうか分からぬ声で、おとうさん。と。
丁度、プールから捌ける時間と重なっていて。
少女は、それを眺めながら、
温かなカップヌードルをズルズルさせていた。
温かなカップヌードルを。
蘇るトラウマ、25mプール、忌避すべき場所。

プール

きっこ
鈴鹿サーキット、それが歳の近い叔父の職場。
叔父が高校を卒業し就職したての頃だと思う。
ちょうどタイミングが合い、母の里帰り。
一緒に付いていった夏休みの終盤。
新聞のお天気欄を切り抜いていた、その時、
物静かな古民家には不釣り合いの爆音と共に、
叔父も里帰りに来た。
叔父は末っ子だったから、使っていた部屋、
それはほぼそのままの状態が残ってて、
私は入ることを咎められていた。それが余計に
興味をそそり、帰ってくる度に入室した。
オートバイの構造書、専門的な解説書などが、
書架に並び、机の上には自分専用の丼。
部屋には実家には無い匂いがした。
叔父は、メーカーのテストライダーという、
あまり一般的では無い、そんな職業だった。
今にして思えば、叔父はマン島、TTレース、
そんなモノに焦がれていたのかも知れない。
祖母は、そんな叔父のために切らさない食材、
それが地球初の即席麺だった。
丼にお湯を注いで、凡そ3分、それで完成。
母はジャンキーな食べ物を家に置かなかった。
そんな事情もあって、私にはそれが、まさに
夢の食べ物に見えた。そして、香り。
初めての刺激、脳髄が覚えてしまった、香り。
それがこの食べ物の原風景。
今になっても、暑い夏の、寂しい時間の訪れに
この匂いを思いだす。
至高の発明、チキンラーメン。去り行く夏に。

Summer

きっこ
「男はダメなんだよ。恋しちゃうからね?」
という、あまりにもシンプルな理由があって
私は、夜の蝶の送迎役として雇入れられた。
私は、人が苦手なのかも知れない。
言いたいことも言えないこんな世の中だし。
やりたいこともエネルギーを使うのがヤダ。
だから、必要最小限の言葉だけで済む、
この夜の世界は、案外と私に向いている。
むせる程の香水の匂いが車内で混ざり合う。
同じくらい濃い酒精の方が車内では支配的か。
お店の顔と違う。疲れた、諦めた、そんな顔。
何か、声をかけることも無く、「出します。」
暫時も経たぬうちに、街は色めきを落ち着かせ
ドアを開ける。降りる。閉める。
無言で良い。それで良い。人付き合いも。
ましてや「馴れ合い」なんて、求めてない。
嬢の爪、今日のは可愛かった。私のはな。
ちょっと、艶めかしい。でも尋ねない。
嬢のデコルテ、綺麗かも。私のはな。
ちょっと、ラメってる。でも褒めない。
誰かと自分を比べない。それも疲れるもの。
今日も送迎。明日も送迎。
安心よね、私は私にすら興味が無い筈だもの。

香水 (ハモネプver)

紅
守らなければ、と思った
何から守ろうと思ったかは分からなかった
ただ、繋がなければ、と思った
生かさなければ、と思った
反射で握り返してくる小さな手を撫でて
見つめることしかできなかった
抱きしめていたかった
抱き殺してしまうのではないかと怖かった
それ以上の温もりが嬉しかった
好きなものを数えた
嫌いなものを笑って許しそうになった
その瞳が追うものを鮮やかに感じた
あの日、あなたがひとりで帰ってきた時
怖くて、怒りが湧いて、不安で、
けれど笑うから、不思議な感動を覚えた
泣かせてしまった
自責で泣く姿を私が作ったのかと愕然とした
ごめんね……
「ママが笑ってるから、寂しいけれどこれで良かったと思えた」
大切なものは遠くに置くことに決めた
無責任だと思った
情けないと思った
けれど、壊したくないものがあった
守る力は無いのだと知った
苦しくて手を離したのに、傍にあることを知った
守られてるのは私の心だった
ヴェールダウン
白の全てに隠されたあなたに
「これからよ」としか言えずに泣いた
もう一度、ほんの一瞬
その白の中は私のお腹の中だと思った
幸せになって、
ただ健康で元気でいて、
旦那様と仲良くね、
お仕事は頑張りすぎないで、
たまにはお料理しなさいね、
顔を見せてね、
なにか困ったら連絡して、……
何も言えなかった
言えないままあなたの瞳は私を見ていた
何度も頷いて見せた
あなたはただ存在して
それだけで愛を教えてくれた
今も。

きっこ
真っ赤な太陽みたいな君
驚くほどに瑞々しく 小川で冷やしたよね
冷たいも、熱いも、そのまま君のスタイル
殆ど水のような純粋な君
誰とでも合わせる事が出来て 独りでも平気
熱くなりすぎた熱を、そっと逃がしてくれる
君は少し異色かも知れないね
誰も寄せ付けまい、と自らを濃く染めて
自らを律してサビるのを、拒む孤高の姿
君は少し嫌われ者役を引受けてるよね
鮮やかで艷やかな姿とは裏腹にさ
誰も傷付けまいとする優しさの裏返し
君の薄い薄い産毛が光りに溶けてさ
それを見るのが好きだったなぁ
本当は粘着質なトコも知ってた
8/24。ドレッシングの日。まだ暑い午前に。
風吹けば恋

きっこ
そっかぁ。と、何とも言えぬ空気感になる。
なるべく明るく言ってくれてるんだよね?
伝わっちゃうから、余計に寂しくなるよ?
どう。したい?とか、こう。したい?とか。
聞いた方が良い?あなたは戦うのかしら?
感慨。ねぇ?19年だよ?もう、19年。
あなたの全部は、生活の根っこにあって。
19年。だよ?
あれやこれや、考え始めてる。先のこと?
どの先?あなたのステージ。緞帳を降ろすには
まだ少し早いと思ってた。私だって登場人物
代役のいない。笑顔のエチュード。
誰の書いたシナリオか?趣味が悪い。
人生は近くで見れば悲劇、遠くで見れば喜劇。
そんな、誰が笑うの?こんなシナリオ。
あなたのキラキラを思い出に詰めて、そして
そっと、ドアを閉めるよ。鍵は置いてく。
きっとあなたは、舞台裏を覗かせないから。
淡く、淡く、空へと還るアナタを、あなたを。
見つめることなど、出来るわけが無い。
そんな私を、あなたは許す訳が無い。
だから、音になる内に届けるね。
これが私たちの最後の優しさ。
サヨナラ
晴れ渡る空、一筋の兆し、それは楔、処暑。

人生の扉 (Cover)

きっこ
おぅ?帰ぇってもらったのかい?悪ぃな。
んや?興味はあったさ?V8の5リッターだぜ?
しかもよぅ?セダンでアレなんだぜぃ?
そりゃよ、興味無い。っつー方が無理だぜ?
ありゃ、純国産の、言わば実体を持つ偶像よ。
エリート一族の中で、尖ってよ、かっけえよ。
純正が狂ってんだからよ?そのままで、
良いじゃぁねぇかよ?
それがよぅ?ありゃ、なんなんだい?
わからねぇなぁ?キャンバーをあんなによ?
良いこと有んのけぇ?ありゃどういうこった?
いや、無理だぜ。あれは、ホイルが出てたろ?
そこはよ?あれだ?
おいら達は無茶はやるがよ?無法じゃねえよ?
そうだろう?
そういうお話だ、ってことよ?なぁ?
楽しさ、境界線、公認、一抹の寂しさの夜。

情熱の薔薇 (Cover)

きっこ
ううん。そうじゃ、ないの。と、彼女は言う
アレやコレや手を変え品を変え彼は尽くす
ううん。そうじゃ、ないの。と、彼女は言う
タマシイを削り、言葉を尽くし、彼は話す
ううん。そうじゃ、ないの。と、彼女は言う
たまらず、何が欲しいの?と、彼は尋ねる
ううん。そういうトコなの、と、彼女は言う
存在否定に近いショックを受け、彼は泣く
ううん。今はソコじゃない、と、彼女は言う
アナタじゃない。とは言わないの?と彼
ううん。だからそういうトコなの、と彼女
す。と差し出された手
何?バイバイの手?哀し過ぎるでしょ?それは
もう。と、ひと言。僕の手を強引に取って
掌の温もり。届く体温、消える言葉、晩夏

More Than Words feat. Masatoshi Ohno

紅
頭が痛いのかもしれないが
明らかな痛みは耳だと思われる
なんて矛盾した痛みなんだ
と思っていたら、母が聞く
どっちのみみがいたいの
右耳を押さえて痛がる顔をしたら
どういうふうにいたいの
ツキンといたいの
などと聞くから
二日酔いの様だ
と答えたらば
それはあたまでしょう
冷たい手のひらを額に感じながら
頭が痛いところから始まって
まさか二日酔いを肯定されて
目に見えない耳の痛みを聞かれる
解りませんその問答
おれは何かを間違えた気がする
母は何を聞きたかったのか
しばらくの無駄な沈黙のあとに
鼻歌などを聞くはめになる
ああ、びょういんいかなきゃね
それは独り言のように絶望を導いた
あおりすぎた曹達水に
馬鹿みたく恨めしさを残す
こちらはどうなの
左耳など痛んだためしはない
軽く目まいを覚えてこめかみを押す
ばかね
何が、話す気になれず涙が出る
もしかしたら聞こえなくなるかも…
不安など母には解るまい
酔い覚しと与えられた野菜ジュースは
昨日飲み過ぎた曹達水より甘く
バタンと閉じられた車のドアに
おれはプライドを捨てて泣き出した
ばかね、だいじょうぶよ
何が、だいじょうぶよ?
聞く気になれずしゃっくりを我慢する
息を止めていたら
はなみずなんとかなさい
ティシューに顔を隠して
スライドする町並みを横目で睨む
白衣にマスクを見た瞬間
もういたくない!
そういたくない
母の顔を見たらば
にっこり
不気味な笑顔で抑制された
…二日酔いってこんな感じか
あと15年は
この日のことを忘れていよう
心からそう思った中耳炎の一日

きっこ
昔けだしの脈々としたお家にあって、
その子は破天荒な父の、長子として、
その生命を授かった。
親戚達は一堂に会し、その子の行末を占う。
その子の未来を祝福は、しかし、出来ず。
誰も御することなど出来はせぬ。と腫れ物に。
祖父は、それでも、諭し、導きを与える。
けれど、自身でも御することの出来ぬ宿業
祖父は悩み、対話を続け、遂に諦念す。
祖父は、猫の足音を、魚の息を、それらを
集め、その子から自由を奪った。
聡いその子は受け入れる。代償を迫る。
その応えは図らずとも外からやってくる。
そして、訪れる束の間の安息。今。
しかし呪縛は解ける。
約束された破綻。
凶々しさと禍禍しさが共謀し、世界が壊れる
お家は断絶し、黄昏だけが残る。
宿業からは逃れられず、祖父とても、同じ。
最も悲しんだのは、壊してしまった本人か。
飢えを知らぬ今、棄てられるナニか。名前は。

Raining
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惑星の質問をチェックしてみよう!
名前のない花
4人回答>>
2026/08/17 08:06

街に想いを紡ぐ
1人回答>>
2026/08/18 19:23
関連する惑星をみつける
友達募集中の星
17641人が搭乗中
参加
みんな友達、ずっとずっと友達、大人になってもry
明るい未来の星✨
327人が搭乗中
参加
素敵な1日1日を
過ごせる事を願っています🍀︎
皆さんの力になれるように
1つずつ、ちょっとずつでも前に進んで
行きたいと思います✨️
日々の出来事(嬉しい、楽しい)
どんな些細な事でも感じた事を
綴っていただけたら幸いです🌸
見る専だけでもかまいません
応援しています📣⊂(^・^)⊃🎶
どうか
穏やかな時間がずっと続きますように🍀︎✨
1人でも多くの方々が
笑顔でやさしい日々を過ごしてほしいと
願いから✨️明るい未来の星✨️になりました♡
優空をつなげるの星
326人が搭乗中
参加
朝の空も お昼の空も 夕方の空も 夜の空も
空は いつも 優しい
そんな優空を 一緒につないでいきませんか
あなたの見上げる優空 つなげてください
嘘八百の星
1008人が搭乗中
参加
ここは嘘八百の星です。
本当のことを言ってはなりません。
ここで書き込めるのは「嘘」のみです。
日常的についた嘘、ふと思いついた嘘、自分がかつてつかれた嘘、大小なんでもいいのでどんどん書き込んでいってください。
目指すは嘘八百個。
ちなみに
主が気に入った嘘には「👍」マークがつきます。
皆さんも気に入った嘘はいいねや「👍」マークを押していきましょう。
2025/07/23 追記
嘘八百個到達いたしました、
もうつけるだけ嘘をついていきましょう。
2026/03/14
ほら吹き800人突破いたしました。
みなさん引き続きよろしくお願いします。
裏健全の星
950人が搭乗中
参加
清く正しくいやらしく、不健全万歳!
みんなで悩まないで!どんな人でも歓迎!
ただ相手が嫌がっているのにしつこくしたらダメだよ!
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Mondlicht🌙
