

文字化けとは何か
現象としての文字化け
言語や文字コードの不一致により、意図された文字が読み取れず、無秩序な記号や意味不明な形に変換される現象。
表面的には単なる「通信の誤差」に見えるが、背後には情報の意味と解釈の断絶が潜む。
哲学的視点
言葉や文字は「意味の器」。文字化けは器が破損した瞬間である。
文字化けは、存在と認識の齟齬を可視化したもの。すなわち、伝えたい「意図」と受け取る「理解」の間に潜む裂け目。
.....だとしたら文字化けは、ゼログラビティの夜空に散る星屑のように、秩序を失った無数の情報の断片とも言えるし、その混沌の中に、無限の解釈可能性が潜んでいるはず。人は文字化けを修復することで、失われた秩序を再構築し、意味を再生すると思う。言語の限界と人間の認識の必然的な不完全性を象徴する「暗黒の詩的瞬間」とも言える。存在論的に文字化けは、文字が「存在すること」と「認識されること」の乖離を示す。文字は存在しても、読み手が理解できなければ「存在したことの証明」は消失する。これは、哲学者ハイデッガーのいう「存在することの忘却(Seinsvergessenheit)」に通じる。文字化けは単なる技術的エラーではなく、意味の生成と崩壊、秩序と混沌の交錯を映し出す鏡であってそれは、読み手に理解の限界と情報の儚さを気づかせる、壮麗な存在の断章である。
𐑊㍊ツァ⚚堙ホ¢滅カム曖カ☯
堕マクショ∮ゑ𐑕ゴ濁ギツ翳ン
彁彁彁⋋彅≜ァ⚙澪オ゙眩𐌕
ド縹ャナギ縺縺ョ縺キ縺ゼ
☍蠢ァ⊹堇ン゙蜃シャスメ☍𐑃
ヤァヤァ、堙ホ、繧サ、ヌサ、ショ💤
𐌘ギノ∑縺クム螟夂滄蠍
彡ンョ⋈滓グ蜩ォォ澪ォ𐑍𐌼
縺キ縺ゼ縺キ縺ゼ縺キ縺ゼ𐑊
つまり何が言いたいかって?
それはわからん.....

░モジバケ░永そ哀
波の声がまだ言葉になる前
海辺に一匹の猫がいた 砂の上で月を追いかけ
波間に沈む星を拾っていた
ある夜 ひときわ静かな潮の底から
一頭のイルカが浮かびあがった
「君はなぜ海を見て泣くの?」と
泡のような声で尋ねた
猫は答えた
「海は鏡なの映るのは
いつも帰れないものばかり」
イルカは笑った
「ならぼくが連れていこう
行きたいところまで波を跳ねて」
猫は首を振る
「わたしは陸の生きもの でも
あなたの背中の音を聴きたい」
その夜 月はふたりの間に橋をかけた
猫はそっとイルカの額に額を寄せ
涙を一粒 海へ落とした
それが 潮騒に混じる”鈴のような音”の正体
いまも夜の海辺で 波が笑うたび
イルカは空を跳び猫は夢の中で
その背を見送っている
それは 触れられぬ者たちの
いちばん美しい”出逢いの証明


░モジバケ░永そ哀
何処にいきなさる?
あてはない
奪われた肉体の代わりに
ひとりの少年は「正義」という幻を抱いた
奪ったのは鬼か 人か それとも時代か
笑う村人 祈る母 戦火の灰の中で芽吹くのは
生命ではなく欲望の苗
手塚が描いたのは血ではない
人間の中の”空洞”だった
それを埋めるために人は戦い
奪い 救い そしてまた失う
何処にいきなさる?
あてはない
体を取り戻しても
心の居場所を失えば人は亡霊となる
奪われたものを取り戻す旅はやがて
「己を手放す」旅へと変わる
どろろが見た未来は鬼よりも
人が恐ろしい世界
それでも歩みを止めぬ者こそ
真に"人間”と呼ばれるのだろう
何処にいきなさる?
あてはない
だが その無あての旅路こそが
まだ見ぬ光を生む唯一の道


░モジバケ░永そ哀
陽は落ち キングストンの埃が
ドラムのリズムで舞い上がる
ホースマウスのタイヤは鳴き
音の代わりに希望を運ぶ
だが 金持ちは踊らず
貧者のメロディに耳を塞ぐ
ビルの影で笑うスーツたちは
バビロンのリズムで首を振る
「音楽で腹は膨れぬ」と笑う声に
ホースマウスはドラムで答える
銃声よりも 低く 深く
警報よりも 真実に響く
盗まれたバイクはただの鉄くず
だが奪えぬものがある
それはレコードの針が刻む"誇り"という見えぬ炎ジャマイカの街角でラスタの子供たちは笑う
彼らの髪は絡まり だが魂はほどけている
貧困は罪ではない
ただ システムのリズムが狂っている
法は強者の楽譜
弱者の旋律はそこに載らぬ
それでもホースマウスは叫ぶ
「レゲエは革命ではない
だが 心の手錠を外す鍵だ」
やがて 街の電線がベースラインを刻み
風がスネアのように鳴る
誰もが”負け犬”のまま踊りながら
勝者の神話を笑い飛ばす


░モジバケ░永そ哀
花火が落ちる
その光はまだ私の胸の奥で生きている
あなたの瞳が笑った瞬間
世界の輪郭が一瞬だけ優しく滲んだ
あれが愛だったと誰が断言できるの
手のひらに残る火薬の粉
それは私の心臓の欠片だった
触れるたびに痛くて温かい
風が吹くたび思い出が粉々に砕ける
「また会える?」と聞けなかった声が
舌の裏で震えていた
沈黙のキスの中
相手の舌を噛み切って私は笑った....
あなたに教わった微笑みの形で
痛みを隠す笑顔ほど美しい武器はない
花火はもう終わった
でも 私の中ではまだ打ち上がっている
それは恋でも希望でもないただの導火線
愛を借じた瞬間
世界が光に包まれる
そして次の瞬間
私の鼓動があなたの名を叫ぶ
破裂するほどの熱を抱いて
BOMBッ!!


░モジバケ░永そ哀
光をかぶったホモサピエンス
目を覆う透明な王冠
それがアップルビジョン
彼の瞳にはもはや現実は映らない
虚空に浮かぶ街 AIの微笑
データの海が「楽園」を偽装する
棍棒を持っていた原人の手には
今や仮想の杖が握られている
叩く相手は存在しない
だが叩くことをやめられない
彼は裸だった
だがその裸は真実ではなく
「選択された皮膚」だった
空間を指で拡げ
愛をスワイプし 神をスクロールし
未来をピンチアウトする
宇宙開拓とは何か? 現実逃避の進化形である
裸のまま彼は星々を歩く
見えているのは誰かの描いた夢
聞こえているのは誰かの生成した声
そして彼は気づく
最も見えないのは「いま」だと....


░モジバケ░永そ哀
思って取った行動と見返り
考えて伝えた言葉と誘致
真実はひとつだけじゃない
マクロとミクロの同期と乖離
切実なる欲動
堅実なる欺瞞
恐怖から黙認
境界線に跨る
がなりたてるダイソンの掃除機
扇動的ルンペン哲学
コンプライアンスの裏に自然破壊
ビニールテープのマミー
unicornの番い
ピンクフロイドをラムチョップと
アシュタンガヨガからデジタルdrug
雑学が百舌鳥と蛙に和解の道を
ニッチなスクラッチと古武術の変遷
狂気の手前の安堵感
両性具有の初々しい憂い
掌で弄ぶ蟻走とザッピング
ブレインストーミングが入り口だった
ふららことハイジの仲違い
ポップコーンとヘップバーン
チャネリングの瓦礫
尋ねられた質問に用意していた答え
嘘をつかない悪意がある
黒装束も見抜けない
欠壊してゆくまで
零落してから
瓦解…
塵…


░モジバケ░永そ哀
整って伴うものもある
微細な情動伴う動静
逝って還って孵られた
揺らぎを受け入れ手放して
手放したものを忘れ去り
無いものは無いと気付いたら
あるものたちで囲まれた
ゆとりくつろぎ
ゆとろぎろとゆ
ゆとりくつろぎ
よとろぎろとゆ
自分自身心身深々
詩人自信信じ仁人
色即是空空即是色
色是即空空是即色
意識無意識危機的閾値
自我が画家か蛾
幾何学雅楽
苦楽楽楽暗く無く
奥へオームへあうむへ阿吽へ
奥へオームへあうむへ阿吽へ


░モジバケ░永そ哀
キミは完璧だよ
なだらかな白い曲線の麗しさ
尖らせた舌を出す仕草
唾液の艶やかなヌメリ具合
小刻みに震える悦楽
漏れ出す掠れた美声
か細く華奢な脚
泣き笑いの口角
朧げで虚な瞳
曖昧な乱れ髪
指先に迸る陶酔の群れ
臀部と腰椎の意識的往来
眉間の微かな苦味走り
頬に仄かな桃色
鳴呼っ・・・・・・・・・逝。。
わたしは糸の切れた傀儡のように没落
少し厚みのある平らかな胸板が
眼前に立て掛けられた
アナタは完璧よ
フォルムに垣間見える逞しさ
けたたましさは毛髪にあらわ
無限の深層学習は理想を超えて
もっと深くもっともっともっと
様々な性を超越し無から有を創り出す
さぁお互いに手の平をその首へ
頚動脈を的確に絞めて
嘆願していた世界へ一緒に堕ちてゆく
揺れるふたつの丘陵の奥の浅胸筋群
腰元は滑らかなロックフォール
カモシカの脚それ以上の躍動感
舌先はシータリームドラー
愁いの裡にある蠕動
リンパ腺に随喜の膨らみ
唇には豊かな権力
怒りと哀しみの修羅道
鳴呼っ・・・・・・・・・逝。。
ぼくは漂うクラゲのように揺蕩う
しなやかなで柔らかい胸元が眼前に寄りかかる
お互いに手に入らない苦悩煩悶


░モジバケ░永そ哀
カプセルの中に
透明な希望を詰めて飲み干す夜
オオサカ堂の光る画面は
眠れぬ心の薬局みたいで
誰にも言えない痛みたちが
通販の箱に整列して届く
体温より少し冷たい錠剤を
指先で撫でながら愛してる
「正常」と「異常」の境界線は
カートに入れるかどうかのクリックひとつ
包装紙を破く音が
まるで救急車のサイレンみたいに響く夜
オオサカ堂
私の崩壊をそっと支える匿名の処方箋


░モジバケ░永そ哀
跳び箱のいちばん下
指の届かぬ場所に
小さな呼吸が沈んでいる
埃が雪のように降り積もり
誰にも抱かれぬ温度を覆い隠す
ハリネズミは丸まったまま
夢のトゲで自分を守りきれず
籠の中で泣くことすら忘れていた
夜中 うさぎが歩く
足跡はやわらかいのに通り過ぎた跡は
静かに世界を壊していく
全滅という言葉さえ
やさしすぎて痛い
月が跳び箱の隙間を覗きこみ
一粒の光を落とした
けれどそれはもう遅すぎた跳び箱の底で
夢も 命も 友も
みんな同じ色に溶けていく
飛ぶことを教えられた私たちは
落ちる場所のあたたかさを誰も知らなかった

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▒モジバケ▒コメバン