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第三十二話 前編
ロストの攻撃をかわしながら、ルーヴェリアはその動力源がどこにあるのかを探っていた。
魔力的な反応は奴の体から感じることができない、ということは動力源は魔力ではない。
ならば、魔族が持ちうる核というものも奴にはないということで…。
その思考を遮るように紅槍が視界を掠める。
ルーヴェリア「邪魔だ」
真っ直ぐに向かってくるそれは、軸はブレておりただこちらに突っ込んでくることしか考えていないような動きで、まるで正気を失ったかのようだ。
軽く弾いただけで少し遠くに生えていた木に衝突して血反吐を吐いている。
そんな状態で向かって来られても戦いの支障にすらならないが、目の前を横切る蠅のように煩わしいのは確かだ。
ロストの右腕が爪による斬撃を放ち、ルーヴェリアの剣がそれをいなすのを見つめながら、正確にはそちらの方を見ながら、レイヴは立ち上がる。
目の前に広がる光景は、雲の地面と輝く青空。
取り囲まれている自分と、擁護してくれる神の姿。
罪状は人間を魔族に売ったこと、つまり人身売買。本来守護するべき人間を魔族に売ることは言わずとも理解は出来るだろうが重罪だ。
神は、主は、俺がそんなことをするはずが無いと弁明してくれた。
検察側が確かに見たと言う者が居ると言う。
レイヴ「何かの間違いだ!主の意に反することなんて俺が出来るわけないだろ!」
ロストの下半身による殴打を蹴りで撃ち返したルーヴェリアの視界に、また紅色の軌跡が迫る。
何か様子が変だ。こちらに向かってくるのに、こちらを捉えてはいない。
まあ、関係なく斬るだけだが。
レイヴの胸元に鈍い痛みが走る。
検察側が言った。
「では、皆が口を揃えて嘘をついていると言うのか?」と。
レイヴ「そんなことは無いと信じたい…!大切な仲間だぞ!?だが俺は決して主の意に叛くようなことはしない!」
神「彼は誰よりも私を愛し、人を愛する忠実な僕だ。何かの間違いではないのかね」
弁護側も、レイヴくらいの背丈で同じだけの翼の数を持つ者は他にも沢山居るし、人違いの可能性は否定できないのではないかと言ってくれた。
それでも、堕天の判決が覆ることは無かった。
神「…どうか、私を許してほしい。私はお前を信じている」
レイヴ「最後の、最後の慈悲を与えてはくださいませんか…!」
まだ此処にいたい、あなたの傍で、大切な仲間達と共に天界を支えたいと縋り付く。
ルーヴェリア「…もう意識も無いでしょうに」
ロストに対し結界術は効果があるのか、物理に特化させれば盾くらいにはなるようだ。
それを利用して、地に伏せて尚立ち上がろうとするレイヴの頭のあたりに立つと、その心臓目掛けて背中から剣を突き立てた。
神「…すまない」
ああ、あなたがそんな顔をするから。
いっそのこと、怒りに満ちた顔で、声で罵ってくれれば、この心も白い翼と共に砕け散っただろうに。
俺の愛する神よ、俺の崇敬する神よ。
堕天し、行き場のなかった俺を救ってくれた人の恩に報いるために俺は人間を殺した。
でも、せめて天に召されあなたの腕に抱かれて眠ることを祈っていたんだ。
俺は、招いてもらえないだろうけれど。
イレディア、お前の力にはなれたのかな。
結局、何もできないまま、俺は死ぬのか…。
レイヴの全身をひび割れが駆け抜けていく。
先から内側へとかけて。
それが心臓に到達したとき、彼は粉微塵になって二度と再生することはなかった。
ロストが魔術壁に阻まれるのをどうにかしようと障壁を何度も殴りつける様を見て、知能が低いことを確認したルーヴェリアが剣を構え直したとき、全身を包み込むような怖気が走った。
空間が浮き上がるような感覚が一瞬だけ、でも確実に今自分がいるこの場所は、自分の知る世界ではないと理解する。
結界に取り込まれたというより、世界から自分達だけ切り離されたような、大地も空も、陽炎のように揺らめいている。
ルーヴェリア「界域断絶……」
世界と世界を隔離して別の次元としてしまう、ある意味魔術の極地の一つだ。
見慣れない男がロストの向こう側に立っている。
青白い肌、落ち窪んだ瞳、痩せこけ骨ばった頬、伸びるに任せたのを適当に切ったような白髪…だが、外套に見覚えがある。
ルーヴェリア「まさか、ノクスか…?」
答えに至って一瞬唖然とした隙を突かれ、障壁を体当たりでぶち壊してきたロストの体が直撃する。
咄嗟の防御も間に合わず、世界と世界を断絶する壁に叩きつけられてしまった。
鎧がなければ内臓までやられていただろう衝撃が駆け巡ったかと思えば、自分の腹部を壁から突出してきた何かが貫いてきた。
痛みは若干感じるが、不老不死の呪いのおかげか致命傷になることはない。
そのおかげか本人の元からの性格なのか、現状を冷静に分析する。
この隔壁には意思があり、それはルーヴェリアに向けられた敵意で、操っているのはノクス本人。
壁に近付くのは得策ではないかもしれない。
隔壁を蹴って前進しながら剣を構え直し、この空間を支配しているノクスの元へ駆け寄ろうとするも、ロストが立ち塞がってそれを阻止する。
ルーヴェリア「こちらからどうにかしなくてはいけない、ということか」
肉薄してくる百足の尾を両断し、切れ目に刃を突き刺してロストの下半身を切り開いていく。
上半身の方に痛がる様子が見られず、自分の下半身を斬りながら向かってくるルーヴェリアに爪を振り下ろした。
やっとのことで通した剣を抜いて弾くわけにはいかないため、ガントレットで防いだ。
衝撃で地面の陽炎が一際大きく揺れる。
肩口の蜘蛛から糸が吐き出され、片腕に巻き付いたそれはとんでもない力でルーヴェリアを引っ張った。
身体能力向上の魔術をかけていなくとも人間離れした力を持つ彼女でさえ、抗うことができず引き摺られるのだ。
渋々剣から手を離して突き刺さったままの状態にしておき、腰のベルトから鞘を抜いて引っ張られるままに任せ近付くことを選んだ。
頭部の一つが炎の息を吐きかけてくるのを魔術で跳ね返しながら、胸元についた三つの骸骨のうち真ん中を狙って鞘を振り下ろす。
が、その鞘が骸骨に届くことはなかった。
世界が断絶されたおかげで、ルーヴェリアの魔力によって封じられていた冥界の門にも手が届くようになったノクスはお得意の死霊術が使えることを重畳に思っている。
ノクス「開け、天冥の門…」
この術のことで、レイヴとよく喧嘩していた。
死者の安らぎを邪魔するな、と。
だがノクスは知っている。
自分の術はあくまで生きていた世界に戻りたくはないかを問いかけ、その問いに頷いた者だけが門を通ってこちら側へ現れることを。
ノクス「未練たらたらであの世に留まるより、余程いいと思うけどな、僕は」
呼び出したいくつかの霊魂がロストの骸骨に吸い込まれていく。
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ファナマリ🔜
🥗境界性パーソナリティ障害🥗
TLをツインテアイコンで埋めたいのでツインテ系の方見かけたら無言フォローするのでご了承ください🛎
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天月 兎
埼玉/女/26歳
出会い目的の方は回れ右してくれ。
下半身に脳みそあるタイプの猿は滅んでどうぞ。
名前の読み、実は「かむづき うさぎ」なんです。
あまつきでもてんげつでもないよ。
普段はゲームに夢中、ロボトミ、ルイナ、リンバス、FGO、雀魂、麻雀一番街がメイン。
FPS大嫌いだけど稀にBF5の愚痴吐くよ。
SSもたまーに書いてて時々うpします。
たまーにお絵描き、作曲もするお。
よろすく。
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あやせ
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しゃむねこ
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みんと。
ただの書道とタバコが好きな整備士。
JPS吸ってます(*^^)v
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