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柿安はこっちないと思ってた…

三越にあるよ🕺🕺🕺
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🐙さん💎🌿‬

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#深夜のおやつ

本日の深夜のおやつはこれ🍪☕️

肉まんと2つと、節分でつかった柿の種のワサビ味。
温かいほうじ茶と一緒に、頂きます♪

グラ友さんの投稿や、ルームでお話を聞くとインフルがまた相当流行っているようで💦
自分の当たりはずっと晴れていて、空気も乾燥しているしね。
基本的な対策して、皆様もお気をつけくださいね[照れる]

今日の一曲。
久々にCD出して、ミニコンポで聴いたアルバムに入ってたこの曲つけておきます。
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花鳥風月

春畑 道哉

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おもち.(20)

おもち.(20)

毎年、冬の時期に総理大臣が試食してる
「伊達のあんぽ柿」が売られてて、
興味本位で買ってみたら、
創造以上に甘くて美味しかった🥹
半額で買えてラッキーすぎた…
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ブレーメン

ヨルシカ

食欲の星食欲の星
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GRAVITY6
海の京

海の京

#ラヴィット
8:26 柿澤さん、茶色?
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GRAVITY3
アクア−Devil

アクア−Devil

第六天魔王・波旬は、ある日、いつものように人間界を見下ろしていた。

欲界の頂点、他化自在天の王として、彼の仕事はシンプルだ。

「欲望を煽り、修行を邪魔し、みんなを甘い快楽に溺れさせる」

それだけ。

今日も波旬は雲の上で退屈そうに顎を乗せていた。

「最近の人間、ストイックすぎるぞ……糖質制限だの、断糖だの、修行僧みたいになってきてるじゃないか。つまらん」

ため息をつくと、ふと彼の視界に一人の若い料理人が映った。

名前は**甘**(あま)。

大阪の小さな和菓子屋の跡取りで、砂糖を極力使わず「自然な甘さ」だけで勝負しようと日夜研究している変人だ。

「面白い……あいつを堕とせば、甘味界隈全体が崩れるかもしれないな」

波旬はニヤリと笑い、姿を変えた。

人間界に降り立つと、そこには黒い着物に赤い陣羽織、現代風に言うなら「第六天魔王ストリートファッション」状態のイケメン魔王が立っていた。

店に入ると、甘はちょうど新作を試作中だった。

「いらっしゃいませー……って、なんすかその出で立ち。コスプレ?」

「いや、本物だ」

波旬はテーブルにドンと座り、試作品の小さな羊羹を指さした。

「それ、なんだ?」

「えっと……『究極の無糖羊羹』です。てんさい糖もエリスリトールも使わず、干し柿と熟成さつまいもと隠し味の黒酢だけで甘さを出しました」

波旬、目を細める。

「……甘くないじゃねぇか」

「甘くないんです。甘くないからこそ、食べた後にじわじわ来る『何か』があるんですよ」

波旬は一口かじる。

「……!」

確かに甘くはない。

でも、口の中に広がるのは、干し柿の深いコク、さつまいもの優しい土の香り、黒酢のほのかな酸味が溶け合った、形容しがたい「旨味の甘さ」。

波旬、初めて味わう感覚に固まる。

「これは……欲ではない。執着でもない。ただ、静かに『ある』だけだ」

甘がニコッと笑う。

「第六天魔王さんも、たまには『甘くない甘さ』を味わってみたらどうです? 欲望を煽らなくても、人は幸せになれるって、案外証明できるかもですよ?」

波旬はしばらく黙っていた。

そして、珍しく小さく笑った。

「……ふん。面白い人間だ。お前、名前は?」

「甘です。よろしく、魔王さん」

「波旬だ。……いや、もういい。今日はただの客だ」

それから波旬は、毎週のように店に通うようになった。

最初は「人間を堕とすため」だったはずなのに、いつの間にか

「今日の新作はなんだ?」

「今度は無糖のわらび餅! 生の柚子と寒天だけで……」

「……また甘くねぇのかよ」

「甘くなくていいんですよ。それが俺の『魔王対策』なんで」

いつしか波旬は、自分が欲望を煽る側ではなく、ただ「甘くない甘さ」を求めてやってくる存在になっていた。

そしてある日、甘がぽつりと言った。

「魔王さん、もう欲界の仕事、辞めちゃえば?」

波旬は羊羹を頬張りながら、珍しく穏やかな声で答えた。

「……悪くない提案だな。甘いものより、こっちの方がずっと厄介だ」

外では桜が散っていた。

第六天魔王は、今日も小さな和菓子屋のカウンターで、無糖の甘さを静かに味わっていた。

(終)
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