共感で繋がるSNS

人気

関連検索ワード

新着

まつだ。

まつだ。

息子よく唸るんだけど、唸り続けた上に捻り出したであろあおならでギャン泣きするのやめて欲しい( ´_ゝ`)

GRAVITY
GRAVITY4
❄雪麗❄

❄雪麗❄

チワワ?の写真が流れてきて多分その写真のあと唸るか咬むかしたんじゃないかな?って思ってる。
GRAVITY
GRAVITY3
grayhare

grayhare

風が強く 空がグオングオンを唸ってる
なんとなく不安でたまらない
うつ病の星うつ病の星
GRAVITY1
GRAVITY3
トロン

トロン

バキ童さんが彼女が出来て卒業したらしい。

その報告動画のコメントの中に

「アイドルの恋愛が発覚したというより、飼い犬が死んだような感覚」という名言を発見。

思わず唸り声が出たwww
GRAVITY
GRAVITY1
uiop

uiop

東京駅のホームは、いつもより白く見えた。
午前九時二十三分発、新大阪行き。
せんの細い男は、指定席の番号を何度も確かめてから、新幹線に乗り込んだ。
男は三十代後半の会社員だった。営業職だが、声は細く、背中はいつも少し丸い。うつ病と診断されて三年、会社には事情を伏せたまま、今日は大阪へ向かう。新製品のサンプル説明。断れなかった仕事だ。断る体力も、気力も、もう残っていなかった。
列車が動き出す。
東京のビル群が後ろに流れ、品川を過ぎたあたりで、異変は始まった。
胸が、内側から叩かれる。
心臓が早鐘を打ち、呼吸が浅くなる。視界が急に狭くなり、車内の天井が低く迫ってくる。閉じ込められる。逃げ場がない。
「来る」
男はそう思った瞬間、全身が冷えた。
パニック障害。
何度も経験している。理屈では分かっている。死なない、心臓も壊れない。それでも、身体は言うことを聞かない。
新横浜のアナウンスが流れたとき、次は名古屋だと気づいた。
一時間以上、この密閉された空間にいる。無理だ。絶対に無理だ。
迷いは一秒も続かなかった。
新横浜で途中下車し、駅員にすがるように訴えた。
気づけば救急車の中にいて、港北区の救急病院へ運ばれていた。
病院では、手早く心電図を取り、血圧を測り、聴診器を当てられた。
医師はモニターを一瞥し、淡々と言った。
「異常ないですね。心臓は問題ありません。帰って大丈夫です」
男は首を横に振った。動悸は止まらない。胸が痛い。息が苦しい。
ベッドに寝かされ、点滴がつながれたが、何も変わらなかった。
「苦しいです」
声を絞り出す。
「胸が……」
返事はない。
カーテンの向こうから、看護師たちの笑い声がた聞こえる。仕事の愚痴か、昨日のテレビの話か。楽しそうだった。
男は思った。自分の唸り声を聞きたくないから、ああやって話しているのだ、と。
「パニック障害の薬をください」
何度目かの訴えに、医師は顔も上げずに言った。
「ここは救急です。精神科の薬はありません。帰ってください」
そのときだった。
医師の机の上に、小さな白い箱が見えた。
見間違えようがなかった。かつて処方されていた精神安定剤。たった一錠で、世界が静まる薬。
男の中で、何かが切れた。
症状を見ない医者。苦しみを聞かない病院。これは治療ではない。義務の放棄だ。
「だったら」
心の中で、男はそう呟いた。
「こっちにも考えがある」
誰も病室にいない一瞬を使い、男は箱から一錠だけ抜き取った。
手は震えていたが、動きは妙に冷静だった。
会計を済ませ、何食わぬ顔で病院を出る。
外の空気は冷たく、現実だった。
口に含んだ錠剤が溶けるころ、心臓の暴走は、嘘のように静まっていった。
GRAVITY
GRAVITY4
よだかだよ

よだかだよ

毎週楽しみにしていた「良いこと悪いこと」が終わった。最終回まで見てもらって、テーマを伝えるために、ミステリという手法を取ったんだな、と唸った。

さんざん伏線をばら撒いておきながら、潔く回収しなかった。それは、視聴者の想像の余地を残してくれたとも言える。伏線回収は重要ではなく、やはり伝えたかったのはいじめというテーマ。

いじめは殺人と同じベクトル、だから罰して無くしていきたいという犯人側の動機。

これまでここが十分に描かれていなかったから、犯人側への感情移入を少し難しくしている。
とは言えその主張からこのドラマが始まっている気もする(犯人側を主人公として、リメイクも出来そう)。

伏線を読み解いて考察していた方にとっては、肩透かしを喰らった感じもあると思う。少なからず自分もそうだった。でも最後、キングが犯人と対峙した時のやり取りで、これはただの謎解きドラマじゃなくて、伝えたいテーマがあるという制作陣の覚悟を感じた。

でも皮肉なことに、犯人側はキングの娘・花音がいじめられる原因を作ってしまっている。誰かにとっての正義が、誰かを傷つけている。

最後、閉じ込められた花音を救おうとしたその手は、あの時園子を救わなかったキングの手とリンクしているようで、やり切れなかった。

(仮にあの時キングが園子を助けていても、その前年にキングたちは紫苑をいじめていたので、今回の一連の事件は起こってしまうのだけど)

自分も小学校の頃、グループからいじめられていたことがある。仲良かったのに、些細なきっかけで、それは突然始まった。E.S.O.K.T、全員フルネームで今も覚えている。幸いトラウマにはならなかった。それよりも担任が「お前いじめられてないか」だけの声掛けで、ほぼ見て見ぬ振りをしていたことがショックだった。

彼らは多分、何も覚えていないと思う。

このドラマ、終始ずっと鶴橋園子が犯人だと思ってた。本物の園子は死んでいて、園子になりすましたら誰かによる復讐劇だと思ってた。じゃなきゃ、後半の園子の影が薄すぎる。

でも園子はいじめられていても、「こうならないようにしたい」と信念を持って生まれ変わった、という希望の存在だったんだと思った。

このドラマの凄いところが、これがオリジナルだということ。脚本のガクカワサキさんは今後も注目してみたい。

#良いこと悪いこと
GRAVITY
GRAVITY4
アクア−Devil

アクア−Devil

### 皮肉の嘆

むかしむかし、
とても静かな町に、ひとりの男が住んでいました。
名前は「たかし」。
たかしは、いつも「家族なんて面倒くさい」と言いながら、
ひとり暮らしを続けていました。

「結婚? 子育て? そんなもの、時間の無駄だよ」
そう言って、たかしは毎晩、ビールを飲みながらテレビを見ていました。
誰にも邪魔されず、誰にも気を遣わず、
自由で、気楽で、最高だと思っていました。

ある秋の夕方、
台風が近づいてきました。
風が唸り、雨が叩きつけ始めると、
たかしはいつも通り、雨戸を閉め、
懐中電灯と缶ビールを並べて、
「またかよ」とため息をつきました。

夜が深まるにつれ、
電気がパチンと消えました。
真っ暗な部屋に、たかしはろうそくを一本、立てました。
その小さな炎が、揺れて、
たかしの顔をぼんやり照らしました。

すると、ふと、隣の部屋から
誰かの声が聞こえてきました。
「大丈夫? 停電したよ」
「うん、懐中電灯あるから平気」
「ご飯、温め直す?」
「ありがとう、ちょっと怖いね……」

たかしの耳に、
家族の小さな会話が流れ込んできました。
隣の家は、若い夫婦と小さな子が住んでいました。
いつも、たかしは「うるさい」と文句を言っていたのに、
今夜は、その声が妙に優しく聞こえました。

ろうそくの火が揺れるたび、
たかしは自分の部屋を見回しました。
缶ビールが三本、
冷めたコンビニ弁当、
誰もいないテーブル。
そして、誰もいない部屋。

「自由だよな、俺は……」
そう呟いて、たかしはビールを一口飲みました。
でも、なぜか喉を通らない。
なぜか、胸が苦しい。

台風が去った朝、
たかしはゴミ出しに出ました。
隣の家の夫婦が、
小さな子を抱いて、
「昨日は怖かったね」と笑い合っていました。

たかしは、そっと目を逸らしました。
そして、家に戻って、
一人で呟きました。

「家族がいると、面倒くさい。
家族がいないと、寂しい。
どっちにしても、俺は損をするんだな……」

たかしは、缶ビールのプルタブを開けました。
でも、今日は味がしませんでした。

外では、台風の後の空が、
青く澄んでいました。

おしまい。
GRAVITY
GRAVITY2
もっとみる

おすすめのクリエーター