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なんも考えずこいつでスタートしたけど、宝物でヘルムくらいにならないと、こいつもう使う事ないんだろうなぁ
キャラデザは好きだけど、劇中では、、、、ね


しゃいもん
ヘルムになれた筈の逸材がウォーキングアップはじめましたよ!

ねぎω
炎の盾10600g旅人宿屋
水鏡の盾13700gメルキド
鉄兜1100gリムルダール
猛牛ヘルム8800gメルキド
知力の兜17700gドワーフ洞窟
風帽子2500gメダル王城
鋼の鎧3500gマイラ
魔法鎧7700gリムルダール
バンデットメイル39800gドワーフ洞窟
炎鎧34300g旅人宿屋
計139700g あほやん、

天月 兎
第三十一話 前編
蒼炎の一閃が数度と軌跡を描けば、鬱陶しい翼人共は燃え滓となって塵芥のように消滅していく。
殺した人間だけではなく、魔族まで。
死体であれば何でも屍人化し理性を失ってしまうのだから、やはりノクスの力は厄介だ。
以前の戦闘では地面から屍人が現れたのを見た。
奴の能力がどこまで広範囲に届くのかは分からないが、かつての戦いで仲間たちの遺体を回収せず、火炎魔術だと時間がかかってしまうこともあり、その場で腐敗させてしまうことを選んだが……あれが仇となるとは思わなかった。
なりふり構わず突っ込んでくる元翼人達に紛れ、ある程度鋭い攻撃も飛んできた。
レイヴによるものだろう。
血液で構築されたあらゆる武器が、時々隙をついたつもりで背後に斬撃を浴びせてくる。
昔はまだマシな攻撃をしてきたものだが、歳をとって衰えたのか、力を抑制しているのか。
随分とまぁ生ぬるい攻撃をしてくるものだ。
かれこれ十数分だろうか。
10万といた軍勢は半分以下になり、肉壁が薄くなればなるほど、ルーヴェリアの幾重にも連なった斬撃がノクスやレイヴに届くようになっていく。
ノクスは屍人を地面から生やすことで盾とし、レイヴは己の生み出した剣で弾く。
七将2人は違和感を覚えていた。
かつてのルーヴェリアは自分達に一撃で致命傷を負わせる程の魔術を行使していたが、今彼女が使用しているのはあくまで対屍人用の焔の魔術のみ。
魔力の消費を抑えるにしても、もう少し極端な魔術を使っても良い筈だ。
自分達よりも魔力量が上ならば、尚のこと。
だが、そんなことはどうでもいい。
この女は同胞のかけた呪いのせいで殺すことができない。
自分たちの目的を果たすためには、出来る限り長い時間この場に留めておかなくてはならないのだ。
レイヴが一歩身を引いて足に力を込め、次の瞬間ルーヴェリアの頭上に飛び出した。
舞い散る羽根が鋭い刃となってルーヴェリアに降り注ぐ。同時に己の血液で造り出した武器を分解し、血色の槍に変えて距離を詰める。
肉弾戦に持ち込んだレイヴを見て、ノクスも死霊術を繰り出した。
彼の骸骨の指がルーヴェリアの足元を指すと、彼女の足元からかつてこの地で息絶えた兵士達の手が伸び、身動きを封じにかかる。
ルーヴェリアは地面に白銀の魔法円を展開すると、地上から天空へ向けて光矢を放ち羽根を相殺。突進してくるレイヴの槍は剣の腹を当てて弾いた。
それだけで吹っ飛んでいくレイヴの体。
羽ばたきでなんとか体勢を立て直すも、戦場が一望できる位置まで来てしまった。
足元に絡みつく死霊の腕に関しては。
ノクス「…まさかそこから一歩も動かないつもり…?」
ルーヴェリア「どうせお前らは私をどうにかしなければならない。屍人は敵にならないうえ、肉薄してきたとしても見ての通りだ。ここから動く必要がどこにある?」
もう仲間の屍人達も殆どいない。
がっちりと巻き付いて離れない死霊の腕を振り解くでもなく、あの女はただ剣を振るい、背後の敵は火焔の魔術で焼き尽くしていくのだ。
ノクス「これならどうかな!」
今度はいつかの戦いで見た屍人の巨人を喚び出した。
一歩踏み出せば煉瓦造りの家屋でさえ崩壊するほどの地震を起こすような巨体。その身体は大量の腐敗した屍一人一人で構築されており、それらが蠢いている。ある意味屍人の集合体と呼べるだろう。
ルーヴェリアの四方を囲うように現れたそれらは両手を高く上げて押し潰さんとばかりに勢い良く振り下ろした。
目前に迫る無数の死体の中には、見知った鎧がいくつもある。
その中に、自分と縁の濃い者の死骸があるのを見た。
淡い銀色に、先だけ青みがかった髪色。
そうか、そういえば彼女の墓場は此処だった。
ルーヴェリア「……安心してください、コルセリカ団長」
貴女の生きた証は、此処にある。
空いている方の手で、首元を飾るチョーカーに触れた。
ルーヴェリア「冥界の門は開かれた」
足に絡みつく腕を、巨人達の身体を、虚空から現れた暗黒色の鎖が拘束し締め上げる。
潰しにかかってきた手も、鎖が触れた瞬間寸でのところで動きを止めた。
ノクスとレイヴの息を呑む音が聞こえる。
ルーヴェリア「戦い、果て、尚この地に留まりし数多の守護者達よ」
詠唱が進むごとに、更に鎖が出現し、巻き付き、彼女の元から引き剥がしていく。
ルーヴェリア「永遠なる安息を得よ、静穏の眠りを得よ、英霊の御霊を冥界に召し天へと昇華せん」
鎖の色が暗黒色から眩く輝く金色へと転化した。天空に両開きの巨大な白い扉が出現し、ゆっくりと開かれる。
虚空から伸びていた鎖の先がその扉へと吸い込まれていき、縛られた死霊らが引き摺り込まれていく。
彼らに抵抗の意思はなかった。
寧ろ、この時を待っていたとばかりに門へと向かっているようにも見える。
それだけでは済ませない。
ルーヴェリアを中心に、足元からどこまでも続くかのように光の輪が波紋を広げる。
ルーヴェリア「響き渡り、染み渡れ。地の深く、底に眠る者達に行き渡らせよ」
光の波紋が通った地面の深くから、薄青い霊魂達が次々と浮かび上がる。
その数は千か、万か、億かも分からない。
ルーヴェリア「苦痛に満ちた終わりを迎えた魂に、久遠の安らぎを齎さん」
霊魂達が空へと昇っていく。
逆さに降る雨のように、舞い上がる花びらのように。
鎖は導き手となり、魂は天に召され消えていく。
最後の霊魂が安らぎに触れた時、天空の門は静かに閉じながら透過して消えていった。
神聖を帯びた昇天の魔法と、神の御技と読んでも過言ではない浄化魔法。
幻想的な大魔法の景色ではあるが、これは魔力を大量に消費することで無理矢理顕現させたもの。彼女はそれに特化した力は持ち合わせていないので、通常の倍は魔力を消耗しているだろう。
かなり力技である。
それでも魔力量に余裕があることを鑑みるに、魔族側からみてもルーヴェリアは化け物と呼ばざるを得ない。
自由になった体を、硬直しているノクスとレイヴに向けた。
ルーヴェリア「さて、この地には死霊も屍人ももう居ない。次はどんな手を使って私を足止めするつもりだ?」
ヘルムで見えなくてもその表情は分かる。
薄く笑っているのが。
ルーヴェリア「ああそうだ、魔術を行使した時に此方へ向かう魔族の軍を感知した。お前が率いていたものだノクス」
嫌な予感が背筋を凍らせる。
まさか、あの術を使いながら…。
ルーヴェリア「残念なことに灰も残さず消し飛んだ。援軍は望めないな?」
ノクス「冗談はそれくらいにしてもらおうかな、10万はいたと思うけど?魔力も大して消費していないようだし、はったりも大概にして欲しいなぁ」
軽口を叩いてはいるが、彼女の言葉が事実であることをひしひしと感じる。

こもり

天月 兎
第三十話 後編
やれやれと頭を振るたった1人の女騎士に、周囲の魔族はどう手を出して良いのか分からず、まるで時間が止まったかのように微動だに出来ない。
ルーヴェリアは思った。
50年前の魔族の方がまだ気概があったし頭も良かったしずっと強かった、と。
ルーヴェリア「そこのお前」
隙のなさに攻めあぐねている適当な吸血鬼を指名する。
吸血鬼「え、あ、俺?」
ルーヴェリア「この軍の数は10万で合ってるな?」
唐突な確認に吸血鬼は戸惑いながら頷く。
ルーヴェリア「正方形に整列し進軍していたが、私が中央に来たため列が乱れ、円形になっているな。この先の山は道が険しいうえ高木も乱立しているから翼は邪魔になる。崖も多いが谷も多いために、巨人が居ては思うように進軍出来ないだろう」
広域索敵の魔術で概ねの現在の陣形、どこからどこまでが陣地になっているのかを把握し、地面に魔力を流し込んでいく。
向こうからすれば謎にアドバイスをしてくれる隙の無い女騎士(敵)でしかないので、その話の最中に罠をかけられているなんて思いもしなかったろう。
ルーヴェリア「ましてや相手は30年以上続いたあの大戦の生き残りでお前達が…あー…七星だったか。そう崇める存在全員に致命傷を与えた人間だ。私の屍を踏み越えて進軍できると思うか?素直に身を引いて魔界で末長く幸せに暮らした方が良いと個人的には思うんだが…お前達はどう思う?」
動揺して顔を見合わせる吸血鬼や翼人達。
そして話を理解しているのかすら不明そうにしている巨人の群れ。
ルーヴェリアは呆れてものも言えなかった。
吸血鬼「ゲートを開いて帰ると言ったら、見逃してくれたりするのか…?」
先ほどルーヴェリアに指名された吸血鬼が、嗄れて骨ばった手を組みながら物腰低く尋ねてくる。
ルーヴェリアはこくり、と頷いた。
吸血鬼は、ならば帰ってしまおう。
殺さなくても良いとレイヴ様が言ったんだ。
ここで命を捨てるくらいなら、魔界に帰って平穏に暮らしたい。
自分達だって、戦争をしたくて来たわけじゃないんだから、と周囲の者を説得し始めた。
周りがそれに賛同してゲートを開き始める者まで出てくる。
ただ1人、微動だにせず鋭い視線を送り続けている小柄な翼人を覗いて。
誰かが言った。
ゲートが開くぞ、と。
その瞬間、地面から無数の槍が突出して魔族らの心臓を串刺しにし、彼らは宙に浮いた。
開きかけたゲートが閉じる。
巨人も複数の槍に刺されて、逃れようと動けば動くほど、槍は更に食い込み、新しい槍が体内で生成されて突出する。
降り頻る血の雨を浴びながら、まるで化け物でも見たかのような表情をする先程の吸血鬼を見た。
ルーヴェリア「なんだ、驚いた顔は人間とそっくりだな」
ヘルム越しに聞こえてくる悪魔のような女の声に、吸血鬼は何故こんなことを、と辛うじて口に出した。
ルーヴェリア「何、簡単なことだよ」
わざと狙わずに残しておいた先程の小柄な翼人の元へと歩きながら、すれ違いざまに囁いていく。
ルーヴェリア「魔族は約束を守らないだろう?」
それが吸血鬼が死ぬ前に聞いた最後の音だった。
翼人は憎しみと殺意の入り混じった目でルーヴェリアを睨み、手に持っていた剣をルーヴェリアに向けて構えた。
魔族と人間では時の流れ方が違い、あちらで数十年と生きても、こちらから見たら1つか2つ歳が変わる程度だ。
翼人が小柄なのは、まだ幼い姿をしているから。
ルーヴェリア「子供まで戦に駆り立てたのか、あの屑は」
ルーヴェリアの言葉に翼人は、翼人の子供は食ってかかった。
翼人「魔王様は屑なんかじゃない!こんなことするお前らの方が悪い奴なんだ!戦いには自分から行くと言った!俺の両親はお前に殺されたんだ!」
走り込みながら大きく振り被った剣を振り下ろすが、粗雑で隙だらけの動きでルーヴェリアに一太刀浴びせることなんて出来るわけもなく。
軽く体の軸をずらす程度で躱されたうえ、背中を蹴飛ばされて仲間の死骸が突き刺さる槍に激突した。
翼人「俺の父さんも母さんも、こんな風に殺したんだろ!騙して、殺したんだ!」
頭から血を流しながら、子供は怯まず騎士に飛びかかる。
ルーヴェリア「ちゃんと斬って殺したと思うが。騙し討ちなんてしていられるような戦争じゃなかった。姿が見えたら何がなんでも殺しにかかってくるような戦いだった。今回のような腑抜けの集まりなんかじゃなかったぞ」
ルーヴェリアは自分の横をすり抜けていく子供の手を軽く引っ叩いて剣を落とさせた。
落ちた剣を拾ってから攻撃するのでは遅いと判断したのか、翼人は素手でルーヴェリアに挑んでいく。
翼人「みんな家族のために戦いにきたんだ!こんな風に死ぬことより家族を選んで帰ろうとしたのに、お前はみんなを殺した!」
右手で殴りかかりにきた子供の手首を掴んで持ち上げ、地面に叩きつける。
背中を強く打ち付けて、かはっと言う声と共に血飛沫を吐き出した。
霞む視界に、自分を見下ろす人影と、串刺しにされた仲間達が血の雨を降らせる様が見える。
人影は、ルーヴェリアは子供の頭を踏み潰した。
ルーヴェリア「それが戦争というものだ。来世に活かせ」
無慈悲にも死んだ後にそう告げてやるのは、もしかしたら少しの罪悪感か良心なのかもしれない。
ルーヴェリア「……殺し殺され、奪い奪われ…か」
人も魔族も変わらないな、と自嘲気味に呟く。
もう少し長く保つと思っていたが予想外に短い戦いになってしまった為、これから旧メレンデスの方に移動しなければいけなくなってしまった。
が、その心配は無用だったらしい。
自分の軍を捨て置いてきたのか、ノクスとレイヴが並んで死骸が乱立する様相を見て唖然としていた。
唯一串刺しにされていない子供は、ルーヴェリアの立ち位置から頭を踏み潰され殺されたことが一目瞭然。
レイヴ「おいおい…慈悲って言葉知ってるか…?」
ノクス「僕らがそれ言う?」
ルーヴェリアは内心で頭を抱えた。
本当は心底同意したくないが、ノクスと全くもって同意見だからだ。
数秒の沈黙が両者の間に流れた後、口を開いたのはルーヴェリアの方だった。
ルーヴェリア「それで、何故魔力封じが通じないのか直接見にきたというわけか」
ノクス「……概ね予想はついてる。魔装具が原因かな」
ああ、舐められたものだ。
ルーヴェリア「この魔法円を設置したのはいい策だったと褒めておこう。が、私の魔力を封じるなら七将5人がかりで作るんだったな」
ノクスもレイヴも、怪訝そうな顔をする。
ルーヴェリア「魔力封じはな、魔力を封じる側が封じられる側を凌駕していなければ成立しない」
2人ははっとした顔でルーヴェリアを見た。
明らかな動揺が窺える。
やっと気がついたか。
ノクス「まさか…僕ら七将よりも…」
レイヴ「魔力量が…上…?」
ルーヴェリアは頷きながら剣を構え直した。
こうなってしまった以上、やるしかない。
先走って来た為援軍の到着まで1時間はかかる。
ノクスの力でここにある同胞の死体を操っても保つかどうか分からないが、それでもやるしかない。
この女を此処に留め続けるのが自分達の役目だから。
串刺しにされた翼人や巨人達が再び動き出し、自ら槍に刺さりにいって地に足をつけ、己の体が裂けることも厭わず抜け出してきた。
その傷はみるみるうちに回復していくのが見て取れる。
頭を潰されたあの子供も、頭は再生しないが起き上がってルーヴェリアの方を向いた。
相変わらず気色の悪い術だ。
ルーヴェリアは剣に蒼焔を纏わせた。
戦いは、これからだ。

かい@ロ
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天月 兎
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フランキー
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しゃいもん
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