ナショナリズム的思想であるが、世界市民という考えはわりかしナショナリズムの本には見られることがある。戦時中の日本の国体論では「天皇の御稜威による世界統一」、現代インドのヒンドゥーナショナリズムには「ヒンドゥトゥヴァの世界の普遍化」、ムスリム同胞団のバンナーには「世界市民的なイスラーム共同体の一体」というのがある。