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もふこ

もふこ

パキリ寄りのバキリ
わさび抜きのハマチ
自暴自棄な寝坊ネキ🙋🏻‍♀️
韻の星韻の星
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ぴえ🥧

ぴえ🥧

ストレス発散方法は何?ストレス発散方法は何?
美味しいもの食べる事!
あとは割り箸をバキリと…
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ゆー

ゆー

私の心、弱いようで中途半端に強いので大抵のことには耐えられてしまうが急にバキリと折れないか常に不安であり、強度も中途半端なので常に折れそうではある。
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公

ガダラの豚2部5章まで聴き終える
神父とキロンゾその後の神父とオニャピデ老の会話がとても面白い。まさに「不信」
そしてバキリのキジーツは…まさか教授の…?
最初に語られる事故、そして一代おきに現れる力、アレが全て伏線?
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天月 兎

天月 兎

サフラン色の栄光──不滅より終焉を贈るまで
第二十二話 後編

前線に立つクレストに慌てふためく伝令がやってくる。
騎士「我々騎士団の陣営後方にゲート出現!巨大な魔獣が救護兵達を襲撃し我々は挟撃されています!」
クレスト「私が向かおう、この戦線はお前達に託す!」
確か後方には、アドニスの専属侍女が救護兵として所属していたはず。
無事でいてくれと願いながらそちらへ向かうが、希望は何一つ残されていなかった。
壊滅した後方支援部隊の真ん中に堂々と立っているのは、かつて刃を交え、勝利に至ることの出来なかった存在。
七将が一人、獣祖ザルヴォだった。
艶めく漆黒の四足獣、頭は獅子、背には2対の翼。獣祖に相応しい獰猛な牙と、尾と見なされる大蛇の牙からは血を滴らせていた。
足元には生きていてほしいと願ったシエラの無惨な死体が他に伏している。
どうやら、出現の勢いで奴の足に踏み潰されてしまったようだ。
ザルヴォ「あの時の小僧か、随分貫禄が出たな」
傷心をひた隠し、獣を睨め付ける。
クレスト「思い出話を語りにきたわけでも無かろう。覚悟は宜しいか」
鉄球を地面に置き、拳を構える。
そう、クレストは本来体術を得意とする騎士だ。武器を振り回すのは利便性を求めた結果そうなっただけだ。
ザルヴォ「我に覚悟を問うな、問われるべきは貴様だ小僧!」
大きく振りかぶり、目にも止まらぬ速さで下される右前足を拳一つで弾き返し、迫る大蛇の頭を鷲掴んで放り投げる。
四つ足で地面を滑りながら大きく開かれた口が迫り、クレストの頭を目掛けて閉じられるが、寸でのところで身を引いたクレストに当たるわけもなく。
突き出された拳が噛み合わさる牙をへし折り粉々にした。
ザルヴォ「その老体に重ねた強化の術、さぞ体への負担は大きかろうな」
クレスト「死ぬ覚悟も出来ておりますのでな。だが生憎とこの体は存外にしぶといですぞ。貴様ら魔族を葬り去るまで倒れることはない!」
回し蹴りがザルヴォの右頬に当たると、バキリと嫌な音がする。
ザルヴォ(骨にヒビが入ったか…年老いたのはこちらの方だったかな)
苦笑まじりに心の中で呟くと、今度は翼をはためかせて嵐を巻き起こす。
捲れ上がる地面がクレストを襲うが、彼はお構いなしに突進し、襲いくる地面ごとザルヴォの鼻先に拳を叩き込み、中空でバク宙をする容量で頭部に踵落としを極める。
ザルヴォの頭は地面に埋まる勢いで激突した。
伏せの体勢になったところで、すかさずクレストがその背に足をかける。
クレスト「貴様に殺された仲間達の痛みの一端でも味わうと良い」
そう言いながらクレストはザルヴォの翼の根本を掴むと、片っ端から引き千切る。
痛みに耐えかねたザルヴォが咆哮をあげながら大蛇を振り回すも、それも掴み取られる。
頭と顎を鷲掴み、引き裂く。
クレスト「彼らは痛みに声をあげることすら出来ずに死んだのだ、貴様はまだマシな方だろう?」
根元まで大蛇を引き裂いて、完全に動きの止まったザルヴォの頭の横に立つ。
クレスト「本当はその牙を全て引き抜き、目玉を抉り、さらに苦痛を与えたいところだが、時間もないのでな」
彼は獣の両頬を掴む。
ザルヴォ(ここまで人は強くなるのか……たった数十年経っただけで……七将と敬われ魔獣の始祖として君臨していたこの我が、手も足も出ないとは……侮っていた。これは完全に…)
敗北だ。
クレストが力の限り腕を捻ると、ザルヴォの頭部が捩じ切れる。
司令塔を失った首から下はその場に倒れ伏した。
クレスト(確かに、身体強化はあくまで自身の限界を越えるためだけに使用するもの…老体には少し厳しいものがありますな)
片手にザルヴォの生首を引っ提げ、空いた手で腰をトントンと叩く。
肩に鉄球の鎖をかければ、片手は空いたままだ。
クレストは地面に横たわり、見開かれたまま息絶えているシエラの目を閉じてやり、その体が千切れてしまわないよう丁重に抱えて前線に戻っていった。
どうやら騎士達だけで戦線は維持できたらしく、敵はゲートを通じて撤退している最中だった。
騎士「クレスト様!魔族の撤退を確認、被害は甚大ですが、我々の勝利です」
クレスト「うむ、ご苦労」
頷きを返すとクレストは片手にぶら下げていたザルヴォの首を掲げる。
クレスト「七将、獣祖ザルヴォ!討ち取った!!」
騎士達の歓声があがる。
ラマシェット小国は壊滅し、騎士団も半数が戦死したが、ここに確かな勝利への一歩を踏み出したことは明白だった。

だが、凱旋は決して賑やかなものにはしなかった。
難民達は故郷を失い、多くの騎士が戦場で散っていったからだ。
哀悼の意を込められた静かな凱旋の後、第三騎士団は城へと帰っていく。
城門の前で出迎えにきたアドニスは言葉を失った。
クレストが抱えている、胴体の一部が潰れてしまった少女が目に止まったから。
少女を抱えたまま、クレストはアドニスの前に膝をついた。
クレスト「殿下、申し訳ございません」
誰も悪くない。戦場とは常に誰かしらが死ぬ場所だ。
でも、それでも、守れなかったことが悔やまれた。
故に謝罪の言葉が出てきたのだ。
アドニスは幼い頃から自分の世話をしてくれた専属侍女の、シエラの遺体を抱きしめる。
泣き叫びたいのに、声が出ない。
喉に石がつっかえたように、引き攣った声しか出てこない。
彼女が戦場に出ると言い出して、止めたことはあった。
でも彼女の想いを否定したくなくて、受け入れた。
いつかこんな日が来るのではないかと予見していたが、まさか、こんなに早かったなんて。
悲しみが、憤りが、ある感情に変化していくのを感じる。
怒り、憎しみ、いや、憤怒。
必ず殺す。魔族は一人残らず、この手で葬り去る。泣いて喚いて命乞いをされたとしても、容赦なく。
殺して、殺して、殺して、殺し尽くして。
アドニス「…必ず………殺す」
静かに呟かれたその一言は、風に溶けるほど小さく、誰の耳にも届かなかった。
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天月 兎

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サフラン色の栄光──不滅より終焉を贈るまで
第二十六話 後編

クレスト「互いに犠牲を払ったから対等な戦いだったとでも言いたいのか?圧倒的な数の差がそこにあったとしてもか?」
セレシュバーンは体を引きずるように立ち上がり、体勢を整えながら答える。
セレシュバーン「そも、争いとは奪い奪われるものだ。我々魔族も、多くの家族が血に塗れ戦場で死に絶えた。同じ痛みを味わっている」
クレスト「では何故その痛みを知りながら戦いを終える道を選ばなかったのだ。何故再び貴様らは世に現れた」
セレシュバーンは炎が効かぬのなら氷はどうだと試すかのように氷の礫を飛ばす。
クレストは拳でそれらを全て叩き落とし、中空にもたげられた頭目掛けて跳躍する。
セレシュバーン「…我らが魔王がそうしろと命じたからに他ならない。もしお前が彼の方の意を探ろうとしているのなら、その答えを私は持っていない」
クレストの目の前から、セレシュバーンの姿が消えた。
いや、正確には小さくなった。
否、人のそれに姿を変えた。
クレスト「…どういうつもりだ」
セレシュバーン「竜の姿は魔力の循環効率が悪い。後、正直体内でお前の魔力が暴れ回るおかげで核がほぼ壊された。だが、あれに比べれば瑣末なこととは思わないか」
顎をくいと動かし、クレストの背後を指し示した。
セレシュバーンの姿が視界から消えぬよう、彼は体を横に向けてちらと背後を見やった。
先程まで居たはずの騎士団が今度こそ文字通り消え失せている。鎧すら残さず。
代わりに、横陣を丸ごと飲み込むほどの巨大な水の塊がベチャベチャと不快な音を立てながら蠢いていた。
クレストは大して驚いた様子もなくセレシュバーンに向き直った。
クレスト「あの魔力壁を破り騎士団を壊滅させたか。大したものだな」
セレシュバーン「惜しい顔すらしないか」
クレスト「寧ろ安堵している。感謝もな」
セレシュバーンは胡乱気に眉を顰めた。
何故安堵する?何故感謝する?
老騎士は不敵な笑みを浮かべてセレシュバーンの表情に返答した。
クレスト「何、簡単なことだ。葬る手間が省けたと思ってな」
妹の死に憤怒の激情を抱えているように見えたが、存外に冷淡なのか。
クレスト「お前は自分の体内に流れ込んだ私の魔術が暴走したと言ったな」
セレシュバーン「ああ、そうだ。それは今も変わりない」
そこへ、背後からぴょんぴょんと身体を跳ねさせながらミュルクスがやってきた。
ミュルクス「セレシュ〜もう。危ないところだったじゃんかぁ」
人の形をした竜はふっとため息をついた。
そして、ゲートから無数の竜やスライムが現れる。
ミュルクス「僕が君の代わりになるよ、セレシュ!」
無邪気な甲高い声色が不穏に響いたと思えば、その形態は先程拳を交えていたセレシュバーンに変わるはずだった。
ミュルクス「あれ、形態変化が出来ない…」
クレスト「七将は少々頭が弱いようだ。今後の教訓となるよう説明してやろう」
まず、生身の拳でセレシュバーンの鱗を砕いて貫いたのは、身体強化に加えて打撃力と貫通力を特化させていたから、というのもあるがそれだけじゃない。
魔族は一部、他人の持つ魔力を吸収し己がものにすると聞いた。
つまり、魔力の塊を餌と本能的に認識し受け入れようとする傾向がある。
そこに餌の方から寄ってきたなら、阻む理由はない。
だから鱗はクレストの拳を受け入れたのだ。
そして最大の敵となるのは、魔力自体に宿る持ち主の意思。
つまり取り込んだからといってすぐ己のものにできるわけではないのだ。
クレストはそれを利用してセレシュバーンの核を全て体内から砕いた。
それ故に、彼には身体強化が行える程度の魔力しか残っていない。
セレシュバーン「では、ミュルクスは…?」
クレスト「アレが食ったのは私が建てた孤児院で育った騎士たちだ。身寄りもなく、未来に希望もない。故に、己の家族を奪った帝国や魔族を殺す為だけに、憎悪に身を燃やして鍛錬を重ねていた猛者達だ」
巨大なスライムははっとした。
ミュルクス「つまり、僕が形態変化出来ないのは…僕が飲み込んだ彼らの魔力意思……でも、死んだらそんなの無くなるじゃんか!」
クレストは冷笑を返しながら鉄球を手元に戻す。
積もりに積もった怨恨は恐ろしいものだ。
体が消えても尚、意思までは消えず、残滓として停滞し、ああしてミュルクスの体を弄んでいる。
中途半端な形態変化を幾度も幾度も繰り返し、歯止めが効かないと焦りを露わにした。
セレシュバーン「だが、この圧倒なまでの数の差をどう埋めるつもりだ?今やここにはお前1人と、我ら4万の軍勢がいるのだぞ」
クレストはそれこそ愚問だと言わんばかりに笑い飛ばす。
クレスト「全て残さず塵と変えるまでよ…!」
不穏に歪んだ口元が今にも狂笑しだしそうだ。
軽々と振り回される鉄球にスライム達は微塵に砕け、飛竜も鎖に巻き取られて振り回され、投げ飛ばされる。
ミュルクス「セレシュ!どうにかしてこれ止めて!ザルヴォになったり、中途半端にシルヴェーラになったりして安定しないよ!」
セレシュバーン「難しいだろうな。お前に出来ることは、そのまま敵を屠ることだけだ」
冷たく突き放すと、クレストの懐へと瞬時に踏み込み、その腹部に二発ほど拳を叩き入れ、蹴りを喰らわせ、体を捻って遠心力を活用し反対側の足で回し蹴りを浴びせる。
クレストは拳には拳を返し、蹴りは足元を引いて軸をずらすことで回避。回し蹴りは鎧で受け止めた。
足が地面を滑り、土埃が舞ったところに真上からミュルクスが降り注ぐ。
が、よほど運が悪かったのだろう。
着地の瞬間に形態がシルヴェーラに変貌した為に、クレストが拳を突き上げるだけで地に足がつく前に凄まじい衝撃がミュルクスを貫いた。
体内で暴れる魔力が魔核も破壊していたらしく、ミュルクスはそのまま倒れ伏して微動だにしなくなった。
セレシュバーン「ミュルクス!くっ…」
反撃を試みようとしたが、ミュルクスに気を取られていたせいか目の前まで迫る老騎士の手に気がつくのが遅すぎたようだ。
顔面を掴まれ、持ち上げられる。
クレスト「孤児院で育った者は、家族も居らぬ故に死ぬ覚悟しか持てなかった者達だ。元より戦場から生きて帰ることなど微塵も考えていないのだ」
セレシュバーン「冷酷なことだ。死ぬことが分かっていて戦場に送り出すなど…」
握り潰さんばかりの握力にセレシュバーンは引き離れようともがくが、何をしてもクレストに打撃ひとつ与えられない。
クレスト「貴様ら魔族がそれを口にするのか」
クレストはその頭を握ったまま、もう片方の手にある鉄球を振り回して雑魚を一掃した。
クレスト「総員をゲート破壊せよ!!」
怒号が聞こえるや否や、ミュルクスの体はゲートに吸い寄せられ、文字通り爆発四散した。
恐ろしい量の魔力が膨大な爆発を起こしたおかげでゲートの破壊に成功する。
セレシュバーン「私を捕虜にするつもりはないのか」
クレスト「内部を乱されては困るのでな。そんなつもりは毛頭無い」
ギリギリと嫌な音が聞こえ、バキリと骨の砕ける音がしたかと思えば、あとはもう、簡単にセレシュバーンの首から上はめちゃくちゃに潰れた。
最後の一つの核は頭部にあったらしい。
後は、雑魚を片付けて帰城するのみだ。
自分達の頭を失い、戦意も喪失した者達の末路は、爪を切られ、牙も折られた獣同様。
作戦勝ちになったとはいえ、勝利は勝利だ。
クレスト「遺体を葬送することが出来ないのが、非常に残念ですな」
竜巻は消え去り、嵐も落ち着き、暴れていた風が柔らかなものへと変化した時。
眩いばかりの青空が広がっていった。
クレスト「ふむ。これでは奴らの教訓にもなりませんでしたな。…さて、城に帰りましょうか」
体に負担をかけすぎたせいか口の端から血が流れかけるが、それを舐め取り飲み込んだ。
若い頃に戻りたいといったら、師は怒るでしょうか。
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