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第三話 (全六話)

次の日から、彼女は半信半疑で宿題をやってみることにした

教科書を開く
「心不全」のページに、鉛筆で小さく名前を書く

――田中さん(仮)、七十歳、階段を上るとすぐに息が切れてしまう

胸のあたりが妙にそわそわする
ただの文字の羅列だった症状が、「田中さん」の体の中で起きていることとして迫ってくる

「えーっと……左心不全だと、こうなって……あ、じゃあ“田中さん”、ここで息苦しくなるのかな……」

声に出して読みながら、ノートに「田中さん」のことを書いていく
時間はかかったが、頭にはいつもより残った

「毎日一個、“誰かのしんどい”を軽くする」宿題も、最初は戸惑った

廊下でうなだれていた同級生に、勇気を出して声をかけてみた

「……レポート、まだ終わってないの?」

「うん……もう、意味わかんなくてさ」

衝動的に、「一緒にやろうか」と口にしていた
自分だって終わっていなかったのに

コンビニでお菓子を買い、夜遅くまでレポートと格闘した

終わったとき、その子が「ありがとう」と笑った

その笑顔を見ると、眠気も、疲れも、不思議と軽くなった

――あ、これ、ちょっと“看護師ごっこ”みたいだ

心の中でそうつぶやくと、少しだけおかしくなった

数週間後
技術チェックの日がやってきた

手洗い、バイタルサイン、注射の準備……
あらゆる技術のチェックがある

順番を待つあいだ、胸がぎゅっと締め付けられる
前回の失敗がよみがえる

手が震えて、うまく測れなかった
冷や汗と、悔しさ

「……また、失敗するかもしれない」

そう思った瞬間、背中をとんとんと叩かれた

振り向くと、あの黒い服の男が、隣に立っていた

「お、緊張してるな、自分」

「ちょ、ここ、学校ですよ!?」

「せやな
ここで転けたら、そら痛いわな」

「慰めになってないです!」

「で、自分、今日一番大事なんは何や?」

「成功すること、ですけど」

「ちゃうな
失敗しても、ちゃんと“悔しがる”ことや」

「……は?」

「自分な、“できへん自分”を嫌うのと、“できるようになりたい自分”を悔しがるのは別もんや」

言われても、よくわからなかった
でも、何かを言い返す余裕もないまま、名前を呼ばれた


#希望 #自作小説
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ロッド

ロッド

バイタルサイン、現状ゲーム内で聴ける尺だけでも歌詞が身に染みすぎていてまずい セトリブチ壊れて明日降ってきたりしませんかね
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かわい

かわい

バイタルサインの使い方は昨日覚えたけど、肝心の羽音さやかを引けてないのでAUTUMNはもう戦えません。
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にこはる

にこはる

ケア必要度が高めの部屋と、もう一部屋の2部屋 受け持ち。
今日はバイタルサインや口腔ケアや栄養繋がるパートさんが居ないため、早めに部屋周りをする。

しかも、病棟のワックスがけの業者さんも来て
部屋周りがしにくい状況のなか
部屋周りが早く済んだ先輩が患者移動をする。
小声で私に対して『手伝えよな』と陰口が聞こえる。

他のスタッフ間でも私のミスにこそこそ笑って言い合ってる。

自分でも要領悪いし、自分の仕事を置いて他に手伝える余裕なんてない。なんで良い大人が人の悪口を言って笑えるの??はぁ?
これ以上、飲む抗不安薬が増えませんように。
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ゆきち

ゆきち

バイタルサインの衣装のせいでバイタルがヤバめw #みらぱの部屋
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